肌の老化を食い止める!究極エイジングケア3つのメソッド

年齢を重ねても「いつまでも若々しくありたい」と願う人は多いでしょう。特に肌の印象は見た目年齢を大きく作用しますので、肌の老化はできるだけ遅らせたいものです。
しかし漠然と「エイジングケアをしよう」と思っても、何から始めればよいかわからない人も多いはずです。そこで今回は、肌の老化を食い止めるための3つのメソッドを解説します。できるところから取り入れることで、若々しい肌を維持することにつながりますよ

この記事のポイント

  • 肌が老化しているサインがわかる
  • 肌の老化予防につながる生活習慣やスキンケア方法がわかる
  • 美容皮膚科で受けられる肌の老化対策におすすめの施術

目次

肌の老化が進んでいるサイン

まずは肌の老化が進むとどのような悩みが出てくるのかをご紹介します。少しでもエイジングサインが見られるようになってきたら、早めに対策するのが肝心。ぜひ当てはまるものがないか確認してみてください。

肌老化のサイン1|キメの乱れ・乾燥

肌のキメが乱れて化粧のりが悪くなったり、乾燥してカサカサ・ゴワゴワしたりといったお悩みは、歳を重ねるごとに増えてきます。これは、肌のターンオーバーと深く関わっています。

人間の肌は約28日の周期で再生を繰り返しており、このリズムのことをターンオーバーと呼びます。ターンオーバーが正常に行われることで、キメが整った滑らかな肌が保たれるのです。
しかし年齢とともにターンオーバーは滞りがちになり、古い角質が残ることでゴワゴワしたり、バリア機能が乱れて乾燥したりするのです。ターンオーバーのリズムを正常に整える習慣やスキンケアを取り入れることで、若々しい肌を維持することができるでしょう。

肌老化のサイン2|シミ

年齢を重ねるごとにシミができやすくなる原因は、ターンオーバーの乱れと紫外線ダメージの蓄積にあります。

シミはメラニン色素が肌に沈着することで発生します。
紫外線などにより肌に刺激が加わると、肌を守ろうと真皮層にあるメラノサイトがメラニン色素を生成します。ターンオーバーが正常に行われている場合であれば、時間が経つにつれ、古い角質とともにメラニンも剥がれ落ちていきます。

しかしターンオーバーが滞りがちな肌の場合はメラニンが排出されにくく、表皮に定着してしまうのです。この一連の流れを食い止めれば、シミを予防することができるでしょう。

肌老化のサイン3|シワ・たるみ

顔を老けた印象に見せる最大の要因はシワとたるみです。乾燥からくる小ジワであればスキンケアでも改善が可能ですが、ほうれい線などの深いシワや顔全体のたるみはセルフケアでの改善が難しく、予防が特に大切なお悩みのひとつです。
年齢とともに顔がたるむ要因としては以下が考えられます。

・肌のハリ不足
・体形の変化
・表情筋や靭帯の衰え
・骨の萎縮

これらはどうしても起きてしまう変化ではありますが、生活習慣やスキンケアの見直しによって予防することが大切です。また美容医療の施術を受ければ大きな改善も期待できます。

メソッド1|生活習慣を見直して肌老化を遅らせる

まずは生活の中でできる肌老化対策を見ていきましょう。適切な習慣を身につけることで、肌だけでなく全身の健康維持にもつながります。
全てを完璧にこなすのは難しいかもしれませんが、できることから取り入れてみてください。

食生活の見直し

食生活は、血糖値に着目して組み立てるのがおすすめです。
肌の老化には糖化という現象が大きく関与しています。これは「体のコゲ」とも呼ばれ、肌の黄くすみやたるみなどの老化現象を加速させてしまうのです。
糖化は身体の中で糖が余ったときに発生するAGEという物質が引き起こすため、急激な血糖値の上昇を防ぐ食生活が大切。次のことに注意しましょう。

・糖質過多の食生活を避ける
・おやつには血糖値を上げにくいものを選ぶ(ゼリー、寒天、ナッツ類など)
・抗糖化作用のある食品を積極的に食べる(ブロッコリースプラウト、キノコ類、ルイボスティーなど)
・調理方法は「揚げる・炒める」より「蒸す・茹でる」
・食べる順番は「野菜→タンパク質→炭水化物」

関連記事:抗糖化って?肌の糖化を防いで若々しい肌を保つ、3つの秘訣
https://az-clinic.tokyo/articles/skin-saccharification/

また体を冷やすような冷たい飲食物は、血流を鈍らせ新陳代謝の乱れにつながります。温かい飲み物を意識的に飲むようにするのがおすすめですよ。

運動習慣の見直し

適度な運動は血流を改善し老廃物の排出を促進します。また酸素と栄養を細胞にしっかりと届けることで、細胞の健康を守ることにもつながります。
運動不足やストレス、冷え性などは血流を悪化させる原因となるため、日常的に軽い運動を取り入れるように心がけましょう。

・通勤時に1駅分歩く
・スクワットなどの宅トレを取り入れる
・寝る前のストレッチを習慣にする

激しい運動である必要はありません。大切なのは、継続的に行うことです。

質の良い睡眠はエイジングケアにつながる

睡眠は肌のターンオーバーと密接にかかわっており、睡眠習慣の乱れは肌の乱れに直結します。
人は眠っている間に、新陳代謝にかかわる成長ホルモンをたくさん分泌しています。特に入眠後3時間くらいまでが分泌量のピークで、ターンオーバーが活発に行われるタイミングと言われているのです。
そのため入眠後すぐに深い睡眠状態に入っていることが重要。入眠をスムーズにするポイントをおさえておきましょう。

・就寝時間の最低1時間前(できれば2時間前)には食事を済ませる
・就寝時間の1時間前くらいに入浴する
・就寝前1時間はパソコンやスマートフォンを見ない

また睡眠の長さは7時間程度が理想と言われています。忙しいなかでもしっかり睡眠時間を確保できると良いですね。

メソッド2|スキンケアで肌老化を食い止める

スキンケアもエイジングケアに欠かせないポイントです。ぜひ取り入れて欲しいケア方法と、肌の老化につながるNGケアをまとめました。

紫外線対策を徹底する

「光老化」という言葉の通り、紫外線は肌の老化を加速させる1番の要因と言っても過言ではありません。肌表面を刺激してシミ・くすみの原因となるだけでなく、肌の深部まで届きたるみを引き起こしてしまうのです。
紫外線は季節を問わず降り注いでいますし、屋内まで届くこともあります。毎日紫外線対策を徹底することが大切です。
日焼け止めクリームやUVカット効果のある化粧下地を塗ることはもちろん、晴れの日は日傘や帽子なども活用しましょう。

おすすめ日焼け止め|ナビジョンDR TAホワイトプロテクトUV

出典:ナビジョンDR公式サイト
価格:4,400円(税込)/30g
紫外線カット効果:SPF50/PA+++

美白有効成分としてトラネキサム酸4MSK、さらに抗炎症作用のあるグリチルリチン酸2Kを配合した薬用日焼け止め乳液です。紫外線から肌を守るのと同時に、メラニンの生成をおさえシミ・ソバカスを防ぐ効果があります。
伸びが良く乾燥しにくいので、乾燥肌や敏感肌の方も使いやすいですよ。
恵比寿アズクリニックで取り扱っております

24時間とにかく保湿

乾燥はキメの乱れや小じわの原因となり、若々しい肌を目指す人にとっては大敵です。乾燥に対抗するためには保湿がとにかく大切。洗顔後のスキンケアは「化粧水→美容液→乳液・クリーム」の基本的な流れをしっかり守り、お肌をうるおしましょう。

化粧水
手やコットンを使用して、化粧水を肌になじませましょう。肌が冷たく感じるほどたっぷりと使用するのがおすすめです。水分をしっかり補充したら、次のステップに進みます。

美容液
美容液は肌に栄養を与えます。全顔用のものから、目元など特定の部分にフォーカスした製品までありますので、肌の状態や気になるポイントに応じて選びましょう。

乳液・クリーム
油分の蓋をすることで、与えた水分の蒸発を防ぐ役割があります。
乳液は伸びが良く軽いテクスチャーのものが多く、クリームは濃厚でより保湿力の高いものが多いという特徴がありますので、好みのものを選んでください。
手のひらに取り、少し温めてから肌になじませましょう。丁寧に肌になじませることで十分な保湿効果を得ることが出来ます。

この3ステップを守ることで肌のうるおいを守ることができ、健康的で美しい状態を維持できます。朝も同様の流れでケアすれば、乾燥からくる皮脂の過剰分泌を防ぎ、化粧崩れしにくくなりますよ。スキンケア後12分置いて肌に馴染んだところでメイク行いましょう。
日中の乾燥が気になる場合は、メイクの上から使えるミストタイプの化粧水を用意しておくと便利です。

おすすめ化粧水|レカルカ ブライトリーモイストシャインミスト

出典:レカルカ公式サイト
税込価格:7,920/120ml

ペプチドに加え、人が本来持っている成長因子の一種EGFが配合されており、保湿と同時にエイジングケアも叶うミスト化粧水です。
ツボクサエキス等の抗炎症成分も配合されているため、肌が荒れがちな方も使いやすいのが嬉しいポイント。肌をうるおしながらもベタつかないので、乾燥肌の方はもちろん、皮脂が気になる脂性肌の方にも使いやすいですよ。
恵比寿アズクリニックで取り扱っております

エイジングケア美容液を取り入れる

肌の老化に対抗する強い味方となるのが美容液です。美容成分が凝縮されており、肌悩みに深くアプローチすることができます。
自分に合った成分を知れば、効果的なエイジングケアが叶うでしょう。

乾燥におすすめ セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン など
シミにおすすめ トラネキサム酸、ハイドロキノン、ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド など
シワ・たるみにおすすめ レチノール、ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド など

おすすめ美容液|プルエスト OGハイドレーティングセラムR+

出典:プルエスト公式サイト
価格:3,553円(税込)/30ml

有効成分ナイアシンアミドを配合した薬用美容液です。ナイアシンアミドは色素沈着を抑制しシミ・そばかすを予防するのと同時に、コラーゲンの生成を促しシワを改善させる効果も期待できます。
また保水力に優れた独自のハイドロジェルがベースになっているため保湿効果も高く、土台から肌を整えることが可能です。さまざまな肌悩みにアプローチできるビタミンC誘導体も配合しており、トータルなエイジングケアがしたいという方や、乾燥肌の方には特におすすめです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております

肌老化を加速させるNGスキンケア

スキンケアで気をつけたいのが「擦らない」ということ。摩擦はシミ・シワの原因となり、肌の老化を加速させてしまうのです。
また摩擦に限らず、肌への刺激はできるだけ避けるのが良いでしょう。NG習慣をまとめましたので、心当たりのある方はぜひ見直してみてください。

・クレンジングや洗顔の際にゴシゴシと洗っている
・シャワーのお湯を直接顔にあてている
・すすぎの湯温が高すぎる(ぬるま湯が理想)
・タオルでゴシゴシ水分を拭き取っている
・化粧水などを擦りながら塗り広げている
・強すぎるパッティング
・自己流の強いマッサージ

メソッド3|美容医療の力で肌老化に対抗

美容皮膚科で受けられる施術の中には、肌老化の予防・改善に効果的なものがたくさんあります。スキンケアでは改善が難しいシワやシミに対しても、1度の施術で大きな効果がえられることも。
ここからは、悩み別におすすめの施術を紹介していきます。

シワ・たるみが気になる肌におすすめの施術

美容皮膚科で受けられるシワ・たるみ治療には数多くの選択肢があり、さまざまなアプローチが可能です。
まず顔全体のたるみが気になる場合には、超音波の力で引き締めるハイフや、物理的に組織を引き上げる糸リフトなどの施術が良いでしょう。この2つは比較的持続効果も長く、1度で大きな効果が得られる人気の施術です。
ハイフはほとんどダウンタイムがありませんが、糸リフトは若干の腫れや内出血が起きる場合があります。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

▶ハイフ詳細 https://az-clinic.tokyo/hifu/

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▶糸リフト詳細 https://az-clinic.tokyo/threadlift/

 一方、皮膚のたるみやハリ不足を解消したい方は、ポテンツァダイヤモンドがおすすめです。ポテンツァは高周波(RFのエネルギーを活用した美容施術。チップをカスタマイズすることで、さまざまな肌悩みに応じた治療が可能となります。
中でも「ポテンツァダイヤモンド」は針のないダイヤモンドチップを使った施術で、2種類の高周波を同時に照射することで、たるみの引き上げが可能です。施術中の痛みやダウンタイムはほとんどありません。

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▶ポテンツァ詳細 https://az-clinic.tokyo/potenza/

この他にも、ヒアルロン酸注入や肌育注射(サーモン注射、PRPなど)はシワ・たるみの改善に効果的です。また表情ジワの予防・改善にはボトックス注射も良いでしょう。
ひとくちに「シワ」「たるみ」と言っても、原因は人によって異なります。原因や肌の状態、骨格にあわせて適切な施術を行うことが大切です。

シミが気になる肌におすすめの施術

すでにできてしまったシミを完全に消すには、レーザー治療がおすすめです。特定の色素に反応する高出力のレーザーをシミに照射することで、色素を破壊し、シミを改善する治療です。
同じレーザーでもさまざまな照射方法がありますが、いわゆる「シミ取りレーザー」と呼ばれるのは、ピンポイントに照射するスポット治療のことを指します。1度で大きな効果を発揮しますが、12週間は患部をテープで保護するなどのダウンタイムが必要です。
恵比寿アズクリニックでは、シミ取り施術にピコレーザーを使用します。従来のレーザー治療機に比べて1000分の1秒(ピコ秒)という速さでレーザーを照射するため、肌の負担が少なく、副作用が起きにくいというメリットがあります。

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▶ピコレーザー詳細 https://az-clinic.tokyo/picolaser/

ただしシミの中でも肝斑が併発している方は、シミ取りレーザーの刺激が悪化リスクとなってしまいます。そのため同じくレーザーを使った治療の中でも、より低出力で広範囲に照射するレーザートーニングがおすすめです。
この他にも、光治療機の一種であるフォトフェイシャルや、ターンオーバーを促すケミカルピーリングといった選択肢もあります。シミの種類や範囲、ダウンタイムが取れるかどうかなどを医師とよく話し合って治療方針を決めましょう。

乾燥が気になる肌におすすめの施術

乾燥はある程度スキンケアで改善が見込めますが、より効率よく改善したい場合には美容皮膚科に相談するのが良いでしょう。
特におすすめなのがエレクトロポレーションです。

肌に美容有効成分を塗布した状態で、専用の機器で微弱な電流を流すことで、成分を肌のより奥深くに浸透させる施術です。通常のスキンケアよりも格段に美容成分を浸透させることができるので、肌の状態を整えることにつながります。
薬剤にはさまざまな種類があり、肌の悩みにあわせて選ぶことができます。

ビタミンC 美白、弾力アップ、毛穴の引き締め、ニキビ改善
トラネキサム酸 美白
ピンクグロー+トラネキサム酸 保湿、シミ改善、小じわ改善、弾力アップ
ペップビュー シワ改善 透明感・弾力アップ

中でもペップビューは「塗るボトックス」とも呼ばれるアルジルリンをはじめ、肌にハリや透明感をもたらす有効成分を多数配合しており、エイジングケアにおすすめです。

▶エレクトロポレーション詳細 https://az-clinic.tokyo/electroporation/

まとめ

肌の老化対策の中でも、生活習慣の改善やスキンケアはすぐに取り入れることができますが、すぐに結果が出るものではありません。肌の生まれ変わりのサイクルに沿って少しずつ改善されていくものですので、焦らず気長に続けることが大切です。
より早く効果を出したい方は、美容皮膚科でエイジングケア施術を受けるのも良いでしょう。医師の診察のもと、的確な改善が目指せるはずです。

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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