いつでも絶好調!つるつる美肌をつくるお手入れの基本

誰でも、常につるつるな美肌でいたいもの。
ですが、様々な肌トラブルが発生し、不調を感じるときもありますよね。
そんな時、焦っていろいろとお手入れしたくなるものですが、
大切なのは、肌が本来持つ機能を正しく整えてあげること。
必要なケアを見極めて、つるつる肌を目指しましょう!

この記事のポイント

  • 肌トラブルの原因
  • 年齢別|うるツヤ肌になれるお手入れ方法
  • 美肌になれる食事やサプリメント
目次

つるつる肌を妨げる原因とお手入れ方法

つるつる素肌を妨げるのは、肌トラブル。
日頃のスキンケアに問題があったり、紫外線ダメージの多い生活習慣など、様々な要因が考えられます。
まずは一番気になる肌トラブルから改善し、正常な肌機能を整えていきましょう。

ニキビ・肌荒れ

ニキビと言っても白く小さなものから、赤く目立つものまで状態は様々。
ニキビのでき方によって原因やお手入れ方法も異なってきますが、
いずれも毛穴の汚れや皮脂詰まりが根本の原因。
肌を清潔にし、ニキビを刺激しないお手入れで鎮静させていきましょう。

<ニキビ肌のお手入れ方法>
・クレンジング、洗顔を丁寧に行う。
・乳液、クリームは軽いものにしてみる。
・保湿は水分中心に(化粧水、ジェルなど)
・ニキビ治療薬を使う
・症状が重いときは皮膚科を受診する

肌荒れは、お手入れ不足、肌に合っていないスキンケア、
食生活、睡眠不足など体の内側に問題がある場合もあります。
なかなか改善が見られない場合は、生活習慣を見直すことも大切です。

 <肌荒れした時のお手入れ方法>
・メイクをお休みする
・敏感肌用のスキンケアを使う
・化粧品のコットンパックで肌を鎮静化する
・スキンケア化粧品を見直す
・野菜、フルーツ、高たんぱく質の食事を摂る
・睡眠をしっかりとる
・痛みやかゆみが続く場合は、皮膚科を受診する

ざらつき

クレンジングや洗顔不足、紫外線のダメージが積み重なると肌のざらつき、ごわつきが発生します。
肌表面の角質が厚くなり、透明感が失われ、くすみ、ざらつきが目立つようになります。
このような状態だと化粧水など、スキンケアのうるおい成分の浸透が不十分になり、乾燥しやすくなります。
放っておくと、小じわ・たるみ・毛穴の開きなどの肌トラブルが目立つようになり、ごわごわした肌に…。

 <ざらつき肌のお手入れ方法>
・ピーリング効果のある洗顔料や美容液、ジェルを使う
・オイルやクリームで定期的にマッサージし、肌を柔らかく保つ
・ふき取り化粧水などで角質をオフする
・クリームや乳液をきちんと使う
・紫外線対策をする(←とても大切です)

乾燥

肌の乾燥がすすむと、小じわやカサつきが目立ち、ツヤがなくなります。
そのため肌がくすんで見え、お疲れ顔に…。肌をつるつるに見せるには、保湿を十分に行い、
うるおいをキープできる肌状態に整えること。
肌のうるおいバランスを整えて乾燥しにくい状態を保ちましょう。

<乾燥肌のお手入れ方法>
・クレンジングの量、洗顔料の泡立ち、すすぎを見直す
・化粧品の使用量が少なくないか見直す
・日焼け止めを塗るなど、紫外線対策をする
・低体温を改善し、血行を促進する(入浴、運動、食生活などから)

ボディ

顔だけではなく、ボディもつるつるスベスベに保ちたいですよね。
とくに、角質の溜まりやすい肘、ひざ、かかと、
ニキビができやすいデコルテや背中は意識的なケアが必要です。

 <ボディのお手入れ方法>
・肘、ひざ、かかとはピーリングせっけんやスクラブで柔らかくする
・ボディミルクで保湿する
・保湿効果のあるボディソープを使う
・身体を洗うときはスポンジでゴシゴシ擦らないようにする
・日焼け止めを使う。日焼けしたいときはオイルで保護する
・コットンやシルクなど肌当たりのいい下着をつける

年代別:つるつる肌のお手入れ方法

お手入れのコツは、年代別に異なるもの。
基本は肌のうるおいバランスを整えることにありますが、自分に必要なお手入れ方法を見極めましょう。

20

20代の肌トラブルは、クレンジングや洗顔に問題があることがほとんど。
メイクが肌に残っていたり、洗顔が不十分な可能性があります。
また洗浄力の高いクレンジングや洗顔料の使いすぎも肌の乾燥を招き、なめらかさを失ってしまいます。
また、紫外線を防ぐことも大切です。

まずはクレンジングと洗顔を見直し、基本のスキンケアを丁寧に行いましょう。 

30

エイジングケアも視野に入れたい30代は、保湿重視のスキンケアを中心に行い、
ざらつきやくすみが気になったときだけ、角質ケアを取り入れましょう。
部分的にでもいいので、不要な角質をオフして、肌機能を正常に保つことがポイントです。
肌にダメージを与える“紫外線“対策もマスト。
ストレスを溜めないよう、十分な睡眠、食生活も大切です。 

40代以降

エイジングサインが表面化する40代以降は、
ターンオーバー(肌の新陳代謝)を正常に近づけるため、定期的な角質ケアを取り入れましょう。
また、マッサージや炭酸入り化粧品などで、血行を促進し、
老廃物が流れやすい状態に整えることを意識しましょう。
毎日のスキンケアには日焼け止め、エイジング用美容液などを取り入れましょう。

見た目はつるつるでも気を付けたいビニール肌とは?


パッと見た印象はツルツルでも、実は気を付けなければならないのが「ビニール肌」です。
ビニール肌とは、角質が剥がれ落ち、肌のキメがない状態のこと。
洗顔直後、非常に肌がつっぱったり、テカテカに見えている場合はビニール肌の可能性大。
ビニール肌は、過敏になり、肌荒れやニキビ、赤みなどトラブルも発生しやすくなります。
間違ったお手入れをしていないか、ケアをし過ぎていないかを見直す必要があります。

 <ビニール肌の原因>
・洗浄力の強いクレンジング、洗顔料をW使いしている
・クレンジング、洗顔時にゴシゴシと摩擦を与えている
・ピーリングコスメの使いすぎ、または使用頻度が多い
・しっかりメイクを長時間したまま、または落とさず寝ることがある

 <ビニール肌の改善法>
・クレンジング、洗顔をこすらずに行う
・洗顔後、タオルやコットンでゴシゴシこすらない
・敏感肌用の化粧品でスキンケアを行う
・しっとりタイプの化粧水、美容液を使う
・ミルクやクリームタイプのクレンジングに変える
・メイクを薄くし、クレンジングオイルをお休みする 

エステやクリニックでのつるつる肌ケア


自分の肌状態や正しいスキンケア方法が分からない、
セルフケアではなかなか改善されないという場合は、エステやクリニックでプロに任せるのもよいでしょう。
エステであれば、ディープクレンジングやマッサージを中心に、
肌のうるおいバランスを整えるケアが中心となります。
クリニックなら、より専門的で、治療的な観点から、ケアを受けられます。
気になる肌悩みに合った施術を受けられるので、効果が早く感じられるでしょう。
リラックスも兼ね、トリートメントを目的とするならエステ、
肌の改善を目指すならクリニックの利用を検討してみましょう。 

つるつる肌をつくる食事&サプリメント

肌をつくり出すのは日々の食事です。
インナーケアが一番大切と言っても過言ではありません。
どのようなものを食べるとつるつるでつややかな肌がうまれるのか、ご紹介します。

食品

バランスのいい食事は、健康的な体をつくり、美肌を保つためにも大切な要素です。
お肉だけ、野菜だけなど、偏りのある食生活は良くありません。油分の多いスナック菓子や、ファストフード、
甘い飲み物やお菓子類はニキビや肌荒れを招くので食べ過ぎないように注意したいところです。

<肌をつるつるにする食品>

・海藻、ひじき(亜鉛、ミネラル)・・・美肌、肌荒れ
・納豆、豆腐など大豆食品(イソフラボン)・・・エイジング、肌荒れ、ニキビ
・豚肉、うなぎ、たらこ(ビタミンB)・・・肌荒れ、ニキビ
・イモ類、キャベツ、レタス(食物繊維)・・・肌荒れ
・レバー、肉、魚、人参、ほうれん草(タンパク質、ビタミンA)・・・エイジング、肌荒れ、血行促進、シワ予防

サプリメント

バランスの良い食生活が基本ですが、
それだけでは補えないビタミンや栄養分の補給に役立つのがサプリメントです。
肌悩みや生活スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
コラーゲンやヒアルロン酸、プラセンタなどの美容サプリメントを取り入れても効果的です。
ただし、サプリメントは継続使用することで徐々に効果が出るので、最低でも数カ月は続けるようにしましょう。

 <肌をつるつるに導くサプリメント>
・コラーゲン、ヒアルロン酸
・ビタミンABCE
・プロポリス
・フラーレン
・アスタキサンチン 

まとめ

つるつる肌になるために大切なのは、基本のスキンケアと、バランスの取れた食生活。
そのうえで無理をしない生活習慣を心がければ、自然と肌状態は整ってきます。
肌のうるおいバランスが整っていれば、いつでも調子のよい素肌が手に入りますよ。

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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