【医師監修】成分で選ぶ!30代からのおすすめ化粧品ブランド

20代の頃は生活リズムが少々乱れても何ともなかったのに、最近はちょっと無理をすると肌がくすんでしまう…」このように、少しずつ年齢を感じ始める30代のお肌。変化に応じて化粧品を見直すことで、将来の肌の美しさが決まってきます。
そこで今回は、30代向けの化粧品について解説!具体的なブランドだけでなく、肌悩み別に取り入れるべき成分もご紹介しますので「最近肌トラブルが増えてきた」という30代の皆さんはぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • 30代が使うべき化粧品ブランドがわかる
  • 30代の肌悩み別のおすすめ化粧品成分がわかる
  • 30代で見直すべき化粧品の使い方がわかる

目次

30代に使ってほしい化粧品ブランド3

まずは30代におすすめしたい化粧品ブランドを紹介します。
エイジングによる肌悩みが増えてくる30代は、特定の肌悩みにアプローチできる医療専売アイテムがオススメ。購入には医師の診察が必要にはなりますが、その分肌悩みをしっかり改善に導いてくれるはずです。
いずれも恵比寿アズクリニックで取り扱っておりますので、ぜひご相談ください。

ジャンマリーニスキンリサーチ

ジャンマリーニ公式サイト

ジャンマリーニスキンリサーチは、アメリカ・カリフォルニア州発祥の医療専売スキンケアブランドです。日本での知名度はまだそれほど高くありませんが、アメリカでは30年近い歴史があり、数々の特許を取得しています。
敏感肌でも使えるような低刺激性と、独自成分による高い美肌効果を兼ね備えたアイテムを豊富に取り揃えており、年齢とともに表面化する深い肌悩みにも寄り添ってくれますよ。

注目アイテム

マリーニ フェイスクリーム

価格:21,450円(税込)/28g

ジャンマリーニが特許を取得したチモシンβ-1をはじめとする豊富な美容成分を配合したクリームです。チモシンβ-1には強力な抗炎症作用のほか、コラーゲン生成を促す作用もあり、肌のハリツヤを高めて小ジワの目立たない肌へ導きます。
また検証段階ではありますがシミや肝斑の改善例も報告されており、肝斑が出始める30代からのエイジングケアにぴったりです。

デュアリティーフェイスクリーム

価格:18,480円(税込)/28g

ターンオーバーを促進するレチノールと、ニキビ治療薬にも使われる過酸化ベンゾイルを混ぜて使うクリームです。黒ずみの気になる詰まり毛穴や、ニキビの改善に役立つことに加え、ペプチド等の保湿成分も豊富に配合しているため、毛穴やニキビのケアと同時にエイジングケアも行うことができます。
ただしレチノールによるA反応が出る場合があるため、最初は低頻度で少量から使い始めると良いですよ。

ジャンマリーニのアイテムについては、公式YouTubeでも詳しく紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

ゼオスキンヘルス

ゼオスキンヘルス公式サイト

ゼオスキンヘルスは、医療専売ならではの高機能なアイテムを多数展開するスキンケアブランドです。
比較的アグレッシブなケアができるアイテムが多く、深い肌悩みをお持ちの方にオススメです。その分、レチノールのA反応に代表されるような好転反応や、副作用の出やすいアイテムもいくつかあるため、医師と相談しながら使ってみてください。

注目アイテム

バランサートナー

価格:3,080円(税込)/150ml

肌のpHバランスに着目した化粧水で、ニキビやベタつきが気になる脂性肌・混合肌の方に向いています。
グリコール酸が古い角質を柔らかくし、美容成分の浸透をサポート。ターンオーバーを正常化させ、きめ細かい肌に導きます。ヒアルロン酸Naをはじめとする保湿成分も配合しており、ニキビ肌もやさしく潤してくれますよ。

 

デイリーPD

価格:21,780円(税込)/50ml

パルチミン酸レチノールを配合した美容液クリームです。通常レチノールを使用した後に起こり得るA反応が起こりにくいため使いやすいのが特徴です。
オメガ-6セラミドの働きでバリア機能をサポート。外部刺激や乾燥から肌を守ると同時に初期のエイジングサインにもアプローチし、若々しく健康的な肌を保ちます。

 

ナビジョンDR

ナビジョンDR公式サイト

美白に特化したアイテムを数多く展開している医療専売ブランドです。製品開発は資生堂が担っており、美白有効成分トラネキサム酸配合製品を軸に、日本人の肌に合ったアイテムがそろっています。
30
代に入ると、肝斑に悩まされる人が増えてきます。肝斑にはトーニング等の施術が有効ですが、日々のスキンケアにも美白に特化したアイテムを加えることで、改善をサポートすることができます。肝斑だけでなく、通常のシミやくすみにも効果的ですので、肌が暗く見えるというお悩みをお持ちの方はぜひ使ってみてください。

注目アイテム

TAホワイトローションn

価格:7,150円(税込)/150ml

2つの美白有効成分トラネキサム酸、4MSKを配合した化粧水です。くすみをおさえて明るい印象の肌に導くとともに、メラニンの生成をおさえシミ・そばかすを防ぎます。
資生堂が独自開発した保湿成分を配合しており、しっとりとした使い心地のため乾燥が気になる人には特におすすめです。

 

TAホワイトエマルジョンⅠn

価格:9,350円(税込)/120ml

保湿と同時にシミ予防もできる薬用美白乳液です。
ローションと同様の2つの美白有効成分のほか、肌荒れ予防に役立つ有効成分グリチルレチン酸ジカリウム酢酸DLα-トコフェロールも配合。肌荒れが気になる方にも使いやすいアイテムです。
こちらの「Ⅰn(みずみずしくうるおうタイプ)」はさっぱりとしたテクスチャーが特徴で、脂性肌やニキビが気になる方に向いています。乾燥肌・敏感肌の方は、より保湿力のある「Ⅱn(しっとりうるおうタイプ)」の方がおすすめです。

30代の化粧品は成分で選ぶ!

エイジングによる肌トラブルが増えてくる30代には、肌の状態に応じてスキンケアに配合される成分も吟味する必要が出てきます。
ここからは、30代によくある肌悩みと、それぞれにおすすめの美容成分を紹介します。

30代の悩み①乾燥

効果的な成分:ヒアルロン酸、セラミド、ペプチドなど

30代に入ると、20代の頃より皮脂分泌量が落ち着いてきます。また肌内部のヒアルロン酸やコラーゲンの量が少しずつ低下してくるため、肌の保水力が落ち乾燥しやすくなるのです。
乾燥は、シワ・くすみ・キメの乱れなどあらゆる肌悩みの根源になりますので、365日うるおった肌を維持することはとても大切。「洗顔後に肌がつっぱるようになってきた」「最近カサつきが気になる」という方は、保湿成分を豊富に配合した化粧品を選びましょう。
特に乳液やクリームなど、スキンケアの最後に使うアイテムは保湿のカギ。脂性肌の方も油断せず、毎日塗るようにしてください。ベタつきが気になる場合は乳液や保湿ジェルなど軽めのテクスチャーのものを選ぶと良いですよ。

30代の悩み②シミ・肝斑

効果的な成分:トラネキサム酸、ビタミンC誘導体、コウジ酸、ハイドロキノン など

30代は、シミや肝斑が出やすい時期。特に肝斑ができると肌が全体的にくすんで見えるため、年齢以上に老けた印象に見られることがあります。
シミや肝斑は、一度できると化粧品で完全に「消す」ことはできないため、そうなる前に美白有効成分配合のアイテムで予防することが大切です。さまざまな種類があるので、肌に合ったものを使ってみてください。

また別のアプローチとして、ターンオーバーの促進が挙げられます。古い角質の排出を促してメラニン色素の沈着を抑えることで、シミの予防につながるのです。
ターンオーバーが整うことで、くすみの改善やツヤ感アップなどシミ予防以外の効果も期待できます。レチノール、ビタミンC誘導体、ビタミンBなどの成分が含まれている化粧品を選びましょう。

30代の悩み③毛穴の目立ち

効果的な成分:グリコール酸、サリチル酸、レチノール、ビタミンC誘導体 など

30代で毛穴が目立つケースとしては、主に「毛穴が詰まっている」「毛穴が開いている」の2パターンが考えられます。
毛穴詰まりの原因となるのは、ターンオーバーの低下。古い角質が剥がれ落ちず、毛穴の中で皮脂と混ざることで角栓となってしまうのです。グリコール酸サリチル酸などのピーリング成分を取り入れて角質ケアを行いましょう。
またレチノール、ビタミンC誘導体、ビタミンB群などターンオーバーを促す作用のある成分もオススメです。こちらは「毛穴詰まり」だけでなく「毛穴開き」にも効果的ですよ。

30代の悩み④小ジワ・ハリ不足

効果的な成分:ナイアシンアミド、レチノール、卵角膜 など

30代に入ると、少しずつ小じわやハリ不足が気になってきます。その大きな要因は、乾燥と肌弾力の低下です。
肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどの弾力成分は、20代前半をピークに減少していくことが分かっています。そうすることでハリ感が失われ、シワも刻まれやすくなってしまうのです。
そのため、表面的な保湿ももちろん大切ですが、それ以上に肌内部へのアプローチでハリを高めることが重要になってきます。
コラーゲン生成を促すナイアシンアミドや、ターンオーバーを促進するレチノールなどを配合した、シワ改善の薬用美容液をプラスすると良いでしょう。

あなたは大丈夫?30代で見直すべき化粧品の使い方

30代になるとスキンケアにも慣れたものだと思いますが、その慣れこそ落とし穴。忙しい毎日の中でいつの間にか自己流の方法に落ち着いてしまうことも多く、知らず知らずのうちに間違ったスキンケアを続けていることがあるのです。
正しい方法に立ち返ることで肌のエイジングを防ぎ、40代・50代と年齢を重ねても若々しい肌が維持できるはずです。この機会に基本のスキンケアをおさらいしてみましょう。
スキンケアの基本ステップ「洗浄・整肌・保護」に沿ってポイントを紹介します。

洗浄|クレンジング・洗顔

肌の汚れを落としクリアな状態にするには、丁寧なクレンジングと洗顔が大切です。ポイントメイクを落とす・顔全体のクレンジング・洗顔3ステップで洗浄していくことが理想です。

①ポイントメイクを落とす
マスカラやアイラインなど落ちにくいアイメイクは、面倒でもあらかじめポイントメイクリムーバーでオフしておきましょう。部分ごとに適切な洗浄力でメイクを落とすことで、肌の負担軽減につながります。

関連記事:今さら聞けない「ポイントメイク落とし」の正しい使い方
https://az-clinic.tokyo/articles/point-makeup-remover/

②顔全体のクレンジング
次はベースメイクなどを落としていきます。適量を顔全体に伸ばし、指の腹を使ってクルクルとやさしくなじませましょう。
ポイントは素早く落とすこと。汚れが浮き上がってきたらすぐにすすぎを行ってください。
クレンジングをしながら長時間マッサージをする人もいますが、汚れを塗り込んでいることになり、お肌の負担になってしまいます。
また拭き取りシートタイプのクレンジングは、肌への摩擦や汚れ落ちの観点から毎日の使用には向いていません。どうしても時間が無いときや旅行などの簡易クレンジングと捉えておきましょう。

③洗顔
泡タイプの洗顔料であればしっかり泡立て、泡の弾力で擦らず洗いましょう。ジェルタイプなど泡立てないタイプの場合も擦らないことを意識し、指の腹を使ってやさしく洗ってください。
すすぎは水かぬるま湯で20回以上行うのが理想です。最後は清潔で肌触りの良いタオルを肌にそっと押さえつけ、水分を吸収させるイメージで拭き取れば完了です。

整肌|化粧水・美容液

洗顔後の肌は乾燥しやすい状態ですので、すぐに化粧水で潤いを与えていきます。

コットンを使う場合
コットンに化粧水を適量とる
顔全体にやさしく擦らずなじませる
テカリ・毛穴の気になる部分のみ、肌がひんやりするまでパッティング
強くパッティングしすぎないようにしましょう

手を使う場合
手に化粧水を適量とる
手の平を使い、顔全体になじませる
目元・口元・鼻まわりなどの細かい部分には指の腹でなじませる
最後に両手で顔全体を包み、水分を押し込むようにハンドプレス

美容液を使う場合は、化粧水の後に塗ります。
顔全体に塗りたいときは、手を使って化粧水と同様の手順で行ってください。
部分使いをするなら、指先に適量をとり、指の腹でやさしくなじませましょう。

保護|乳液・クリーム

仕上げは乳液やクリームを使った保護の工程です。うるおいを閉じ込めて柔らかな肌を手に入れましょう。

①適量を手に取り、額・両頬・鼻・顎の5箇所に点置きする
擦らないよう、手のひらを使って顔全体に塗り伸ばす
目元・口元・鼻まわりなどの細かい部分には指の腹でなじませる
全体にムラなく伸ばせたら、ハンドプレスでなじませる

メイク前に乳液やクリームを使う場合は、最後にティッシュで軽く押さえると余分な油分がとれて化粧のりが良くなりますよ。

まとめ

まだまだ若い30代ですが、ここでのスキンケアが将来の肌を左右します。少しずつ肌のエイジングサインが出てくるタイミングですので、適切な化粧品とスキンケア方法で対処しましょう。
また「どんな肌になりたいか」のイメージを明確にしておくことも大切。丁寧なお手入れを積み重ねることで、理想の肌に近づいていけるはずです。

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監修医師紹介

奥野彰子/医師

奥野 彰子 / Akiko Okuno

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

監修医師詳細プロフィール

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