肌のエイジングを実感し始めるのは、30代後半~40代という方は多いのではないでしょうか。「ほうれい線が目立つようになってきた」「シミや肝斑が増えた」など、気になる部分が出てきますよね。
お肌の変化を感じたら、化粧品を見直すタイミング!今の自分の肌をしっかりサポートしてくれるものにチェンジして、年齢に合ったお手入れをしていきましょう。
この記事では、40代で気を付けたい化粧品選びのポイントや、取り入れたいスキンケア方法についてご紹介します!
この記事のポイント
40代に使ってほしい!オススメ化粧品ブランド3選
40代は皮脂の分泌量が減るとともに、肌内部の水分キープ力もダウン。肌の生まれ変わりのリズムであるターンオーバーも遅くなってきます。つまり肌機能そのものがパワーダウンしてくる時期のため、スキンケアで肌悩みにしっかりアプローチする必要が出てくるのです。
そこでぜひ取り入れてほしいのが医療専売コスメ。購入には医師の診察が必要にはなりますが、その分オトナの肌悩みをしっかり改善に導いてくれますよ。
今回ご紹介するブランドは、いずれも恵比寿アズクリニックで取り扱っておりますので、ぜひご相談ください。
ジャンマリーニ スキンリサーチ
ジャンマリーニスキンリサーチは、アメリカ・カリフォルニア州発祥の医療専売スキンケアブランドです。日本での知名度はまだそれほど高くありませんが、アメリカでは30年近い歴史があり、数々の特許を取得しています。
敏感肌でも使えるような低刺激性と、独自成分による高い美肌効果を兼ね備えたアイテムを豊富に取り揃えており、年齢とともに表面化する深い肌悩みにも寄り添ってくれますよ。
注目アイテム
シエスタフェイスセラム
価格:17,380円(税込)/30ml
肌のハリ・ツヤを高めたいときに使ってみてほしいアイテムです。
肌に素早く浸透する脂溶性ビタミンCと、筋肉を収縮させてシワを改善するDMAEを主軸に、抗酸化作用の高いビタミンEや保湿に働くヒアルロン酸など、エイジングケアに役立つ成分が豊富に配合されています。
小ジワが増えてきた人、毛穴の開きが気になる人、肌を引き締めたい人にオススメです。
「セラム」と名はついていますが、化粧水のようにサラサラとした使用感なので、洗顔後すぐに塗ると良いですよ
マリーニ フェイスクリーム
価格:21,450円(税込)/28g
ジャンマリーニが特許を取得したチモシンβ-1をはじめとする豊富な美容成分を配合したクリームです。チモシンβ-1には強力な抗炎症作用のほか、コラーゲン生成を促す作用もあり、肌のハリツヤを高めて小ジワの目立たない肌へ導きます。
また検証段階ではありますがシミや肝斑の改善例も報告されており、肝斑が出始める30代からのエイジングケアにぴったりです。
ジャンマリーニのアイテムについては、公式YouTubeでも詳しく紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
ゼオスキンヘルス
ゼオスキンヘルスは、年齢肌が気になる人に役立つ高機能なアイテムを多数展開する医療専売ブランドです。
ビタミンA研究の第一人者であるアメリカの皮膚科医ゼイン・オバジ氏が開発に携わっていることもあり、特にトレチノインやレチノール、パルチミン酸レチノールなどビタミンAの扱いを得意としています。
ターンオーバーの停滞が気になり始める40代の方には、ぜひ使ってみてほしいです。
注目アイテム
スキンブライセラム0.25
価格:11,880円(税込)/150ml
レチノール0.25%配合の美容液。肌のターンオーバーを促し、色むらを整え滑らかな肌に導きます。レチノール濃度が比較的低いため赤みや皮剥けが起こりにくく、レチノール初心者にも使いやすい処方となっています。
また、レチノールの働きを補完してくすみのない肌導くバクチオールや、酸化ストレスから肌を守るビタミンC・ビタミンEなど、エイジングケアに取り入れたい成分が豊富に配合されています。
シミや肝斑が気になる人、ハリ・ツヤを高めたい人には特にオススメです。
デイリーPD
価格:21,780円(税込)/50ml
パルチミン酸レチノールを配合した美容液クリームです。通常レチノールを使用した後に起こり得るA反応が起こりにくいため使いやすいのが特徴です。
オメガ-6セラミドの働きでバリア機能をサポート。外部刺激や乾燥から肌を守ると同時に初期のエイジングサインにもアプローチし、若々しく健康的な肌を保ちます。
ナビジョンDR
美白に特化したアイテムを数多く展開している医療専売ブランドです。製品開発は資生堂が担っており、美白有効成分トラネキサム酸配合製品を軸に、日本人の肌に合ったアイテムがそろっています。
30代から40代にかけては肝斑に悩まされる人が多いため、普段のスキンケアにも美白ケア系のアイテムを取り入れるのがオススメです。もちろん肝斑だけでなく、通常のシミやくすみにも効果的ですので、肌が暗く見えるというお悩みをお持ちの方はぜひ使ってみてください。
注目アイテム
TAホワイトローションn
価格:7,150円(税込)/150ml
2つの美白有効成分トラネキサム酸、4MSKを配合した化粧水です。くすみをおさえて明るい印象の肌に導くとともに、メラニンの生成をおさえシミ・そばかすを防ぎます。
資生堂が独自開発した保湿成分を配合しており、しっとりとした使い心地のため乾燥が気になる人には特におすすめです。
TAホワイトエマルジョンⅠn
価格:9,350円(税込)/120ml
保湿と同時にシミ予防もできる薬用美白乳液です。
ローションと同様の2つの美白有効成分のほか、肌荒れ予防に役立つ有効成分グリチルレチン酸ジカリウムと酢酸DL-α-トコフェロールも配合。肌荒れが気になる方にも使いやすいアイテムです。
さっぱりとしたテクスチャーの「Ⅰn(みずみずしくうるおうタイプ)」もありますが、40代は乾燥による肌の不調が出やすい年代でもあるため、より保湿力のあるⅡnの方がおすすめです。
肌悩み別!40代が選ぶべき化粧品
本格的に肌のエイジングが気になってくる40代。適切な化粧品も肌の状態や肌悩みによって変わってきます。
ここからは40代によくある肌悩み別に、化粧品を選ぶときのポイントを解説していきます。
悩み①シワ・たるみ
40代になると、本格的にシワやたるみが気になってくる人が多いです。そういった肌のエイジングは、次の要因が複合的に絡んで発生します。
・肌弾力の低下
・骨の萎縮
・脂肪の減少
・顔にある靭帯(リガメント)の衰え
もちろんスキンケアだけではどうにもならない要素が多いのですが、できることもあります。最も大切なのは、肌内部へのアプローチでハリを高めることでしょう。
コラーゲン生成を促すナイアシンアミドや、ターンオーバーを促進するレチノールなどを配合した、シワ改善の薬用美容液をプラスしてみてください。
悩み②シミ・肝斑
40代はシミや肝斑などが出やすい時期。肌トーンがまばらになることで、年齢以上に老け込んで見えることがあります。
シミや肝斑の予防に効果的なのは、美白有効成分を配合した化粧品を取り入れること。トラネキサム酸、ビタミンC誘導体、コウジ酸などさまざまな種類があるので、肌に合ったものを使ってみてください。
ただし、シミや肝斑は一度できると化粧品で完全に「消す」ことはできない点に注意が必要です。化粧品でできる範囲としては、あくまで「予防・改善」に留まることを知っておきましょう。
より効果的に改善したい場合には、美容皮膚科でシミ治療を受けることをお勧めします。内服薬や医療専売コスメなども並行して使用することで、肝斑などの厄介なお悩みにもしっかりアプローチできるはずです。
悩み③乾燥
40代になると皮脂の分泌量が少なくなると同時に、肌内部のヒアルロン酸やコラーゲンの量も低下するため、肌の保水力が落ちてきます。こういった肌質の変化により、それまで脂性肌や普通肌だと思っていた人も、年齢とともに乾燥肌や敏感肌に傾いてしまうことがあるのです。
乾燥は、シワ・くすみ・キメの乱れなどあらゆる肌悩みの根源になりますので、365日うるおった肌を維持することはとても大切。40代になったら、保湿力の高いヒアルロン酸、セラミド、ペプチドといった成分を取り入れましょう。
また意外と見落としがちなのがクレンジング料や洗顔料です。皮脂が十分に分泌されていた若いころとずっと同じものを使っていると、肌に必要な皮脂まで奪ってしまうかもしれません。
年代や肌の状態に合わせて、洗浄ケアアイテムは見直していきましょう。
悩み④ザラつき
年齢を重ねると肌のターンオーバーが滞りがちになり、古い角質が肌に残ることでザラつきやゴワつきが出てしまうことがあります。この状態のことを角質肥厚といい、くすみ・毛穴詰まり・キメの乱れなど、さまざまな肌悩みの要因となります。
また化粧水成分が浸透しにくくなってしまうため、スキンケアに角質ケア成分を取り入れるのがオススメです。
角質を柔らかくする作用のあるグリコール酸、サリチル酸や、洗顔料などによく配合されるスクラブなどがそれにあたります。ただし角質ケア系のアイテムは、肌質によっては刺激となる場合もありますので、慎重に選ぶことが大切です。使い方や頻度を守ることも徹底しましょう。
またターンオーバー促進の作用があるレチノール、ビタミンC誘導体、ビタミンB群などの成分が含まれている化粧品もザラつき改善に効果的ですよ。
40代で学び直す“肌”と“化粧品”の関係
長年スキンケアを続けていると、自己流の使い方が定着してしまうことがあります。しかし肌に変化が訪れる時期だからこそ、スキンケアの基本に立ち返ることはとても大切です。
そこで化粧品の基本的な役割や、プラスアルファで取り入れたいスペシャルケアコスメについて解説します。
基礎化粧品の役割
基礎化粧品には、肌の土台作りをサポートする役割があります。
メーカーによって使い方は異なる場合がありますが、目的は同じ。「洗浄・整肌・保護」の3点です。
洗浄(クレンジング・洗顔) | メイクな皮脂などの汚れを洗浄し、清潔な状態にする |
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整肌(化粧水・美容液) | 水分や美容成分を与え、肌のコンディションを整える |
保護(乳液・クリーム) | 水分の蒸発を防ぎ、外部刺激から肌を保護。 |
この基本のスキンケアがきちんとできていれば、肌のバリア機能が整い、肌トラブルを防ぐことにつながります。また、化粧品はブランドごとに他アイテムとの相性を考えて開発されていることが多いため、ライン使いすることでより相乗効果が得られやすいですよ。
「自己流で流れを変えてしまっていた」という方は、これを機会に基本に立ち返ってみてください。
40代こそ取り入れたいスペシャルコスメ
とはいえ40代は肌の基礎力が低下しがちなため、基本を守っているだけでは物足りなくなってしまうのも事実。肌機能を底上げするため、エイジング対策としてスペシャルケアを取り入れてみましょう。
特に美容液やクリームは美容成分を高濃度で配合しているアイテムが多く、単品で取り入れやすいのでオススメです。
スペシャルケアにオススメ|ジャンマリーニ ロザリーブ フェイスローション
出典:ジャンマリーニ スキンリサーチ公式サイト
価格:18,480円(税込)/30g
40代に入ると、乾燥やターンオーバーの低下により赤みに悩まされる人が増えてきます。そういった場合のスペシャルケアとしてオススメなのがこちらの美容液です。
赤み改善に有効とされるアゼライン酸5%配合。また保湿や抗炎症作用に優れたテトラペプチド14も含まれており、複合的な要因で発生する赤みに対し効果的にアプローチすることができます。
肌荒れの改善も期待できるため、肌の基礎力が落ちて敏感な状態になってしまった方や、赤ら顔・酒さに悩まされている方には特に使ってみてほしいアイテムです。
まとめ
40代の肌のお手入れは、50代・60代の肌状態を決めるターニングポイント。年齢を重ねても明るく若々しい肌でいるために、基本のスキンケアを大切にしていきましょう。
また新しいスキンケアアイテムが次々登場する中、何が自分の肌に必要なのかを見極める力も必要です。
美容情報にアンテナを張って、化粧品選びやスキンケアを楽しんでいけると良いですね。