美容マニアの間で話題となっている「XERF(ザーフ)」というマシンをご存知でしょうか?世界初の技術を詰め込んだ、韓国発の最新RFたるみ治療機です。
この記事では、ザーフの効果や他のたるみ治療機との違いについて解説!ザーフについて気になっている方や、どのたるみ治療を受けようか迷っているという方は、ぜひ参考にしてください!
この記事のポイント
XERF(ザーフ)とはどんな機械?
まずはザーフの基本情報についてご紹介します。
ザーフはRF(高周波)を照射することで肌を引き締める、いわゆる「RFたるみ治療機」の一種です。さまざまなマシンがある中で、ザーフの特徴は次の3つが挙げられます。
・世界初の「デュアル周波数」
・3つの照射モードのカスタマイズが可能
・特許技術で痛みを軽減
それぞれについて詳しくご紹介します。
世界初の「デュアル周波数」
ザーフの最も大きな特徴が、2種類の周波数のRF(6.78MHzと2MHz)を同時に照射できるという点です。これは「デュアルモノポーラ」と呼ばれ、世界初の技術なんですよ!
このデュアルモノポーラにより、従来のRFたるみ治療機より肌の深い層へのアプローチが可能になり、幅広い肌悩みの改善が見込めます。
6.78MHz | 多くのRFたるみ治療機に搭載されている周波数 真皮と浅層脂肪に作用する |
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2MHz | 6.78MHzより深く、深層脂肪層までアプローチ可能 |
3つの照射モードのカスタマイズが可能
2つの周波数を組み合わせることで、次の3つのモードをカスタマイズできます。
モード | 使用周波数 | 到達域 | 効果 | ターゲット |
shallow | 6.78MHz | 真皮層〜基底膜 | ・ハリツヤUP ・皮膚たるみの改善 ・肝斑の改善 |
・コケやすい部分 ・脂肪が少ない人 ・皮膚がたるんでいる人 |
Middle | 6.78MHz | 真皮層〜脂肪層の浅層 | ・小ジワ改善 ・軽度の脂肪たるみの改善 |
・浅層脂肪が目立つ部位 (ジョールファットなど) ・皮膚たるみと脂肪たるみの両方が気になる人 |
Deep | 6.78MHz 2MHz |
浅層脂肪の深層 (Middleより深い部分に到達) |
・脂肪層の引き締め ・脂肪たるみによるシワやもたつきの改善 |
・脂肪の厚みのある部位 ・皮膚が厚い人 |
1回の施術の中でも、部位ごとにモードを細かく変えながら照射することができるため、1台で多角的なアプローチが可能です。これもデュアルモノポーラのならではの特徴ですね。
骨格や脂肪のつき方は人によって違うため、ひとくちに「たるみ」と言っても原因は多岐に渡ります。そういった個々人の特性を見極め、部位ごとに適切なモードで照射することで、その人の魅力を引き出す施術が可能となっています。
特許技術で痛みを軽減
「皮膚の深い層へアプローチする」と聞くと痛みが心配になりますよね。
実はザーフ、特許取得済みの2つの技術の搭載により、痛みや火傷のリスクを軽減させることができるんです。
特許技術①Wave Fit Pulse
照射1ショット中に含まれる振動の波のことを「パルス」と言います。
通常のRF治療機では、常に一定のパルス数と強さで照射するのに対し、ザーフは1ショットごとのパルス数と強さ、1パルス当たりの時間が、肌の厚さや水分量に合わせて変動するため、肌が過剰な熱さになるのを防ぐことができます。
また1ショットごとに冷却ガスが出るため熱さを感じにくく、他のRF治療機よりも熱をたくさん入れることができるの
特許技術②スパイダーパターンチップ
エッジへのエネルギー集中を防ぐ独自構造になっています。これによりRFエネルギーを均一化し、熱傷の発生を抑えることができます。
こういった最新技術の搭載により、施術中の痛みや熱感が大幅に軽減されています。基本的には照射時に「温かいな」と感じる程度で、ダウンタイムもありません。直後に多少赤みが出る場合がありますが、1〜2時間程度で引くことが多いです。
痛みに弱い方も安心して施術を受けられる点は、ザーフの大きなメリットと言えるでしょう。
XERF(ザーフ)で改善できるお悩み
ザーフは「たるみ治療機」のカテゴリーに入るものの、他にもさまざまな肌悩みの改善に役立ちます。どのような効果が得られるのか、詳しくご紹介しましょう。
たるみ
ザーフは真皮層~脂肪層までアプローチが可能なため、さまざまな”たるみ”によるお悩みに効果が期待できます。
・フェイスラインや顎下のもたつき
・ほうれい線
・マリオネットライン
・目の開きにくさ
これらは「皮膚たるみ」が原因となる場合と「脂肪たるみ」が原因となる場合、どちらも併発している場合がありますが、ザーフであればいずれのケースにも対応が可能です。
また脂肪層のボリューム感が気になる場合も、高周波で引き締めることで理想の小顔に近づくことができますよ。
肌のハリ不足・小ジワ
ザーフでは、浅めの層にアプローチするshallowモードで照射することで、真皮層のコラーゲン生成を促すことができます。
これにより肌のハリや弾力が引き出され、目元などの気になる小ジワを改善することが可能です。
また同じメカニズムで開き毛穴も改善できるため、毛穴の目立たない艶やかな肌を目指すこともできます。
肝斑・赤み
肝斑は、肌内部の真皮層における炎症が起因しているパターンが非常に多いです。その治療には、真皮の中でも「真皮乳頭層」という部分を健全に保つことは重要と言われています。
真皮乳頭層には毛細血管が多く、表皮に酸素や栄養を供給するほか、基底膜を形成し皮膚の構造を維持する役割を担っています。ザーフはこの真皮乳頭層を活性化する作用があり、肝斑の改善に役立つとされているのです。
また真皮乳頭層の毛細血管拡張を抑制することで、赤みの改善にも役立ちます。
XERF(ザーフ)の症例
ザーフ600Shotを照射した症例です。口横やフェイスラインのもたつきが軽減し、輪郭がスッキリしたのがおわかりいただけると思います。
直後から変化を感じていただける施術ですが、1カ月後により引き締まりを実感しました。
公式YouTubeでは施術風景を公開しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。
XERF(ザーフ)はハイフやポテンツァダイヤモンドとどう違う?
たるみ治療機にはさまざまな種類があり、どれを選ぶべきか迷う人も多いと思います。
最後に、恵比寿アズクリニックで提供している3つのたるみ治療機「ザーフ・ハイフ・ポテンツァダイヤモンド」の違いについて解説します。
熱が到達する深さが違う
ポテンツァダイヤモンドは、ザーフと同じくRFエネルギーで肌悩みにアプローチします。ザーフと異なるのは、真皮層に深くアプローチするモノポーラと、表皮をメインに広く熱を与えるバイポーラの連続照射ができるという点です。
これにより皮膚を引き締め、ハリ・ツヤの向上や小ジワの改善に高い効果を発揮します。ただしザーフのように脂肪層まで熱を届けることはできないため、タイトニング効果を求めるならザーフの方がオススメと言えます。
一方でハイフは、ザーフやポテンツァダイヤモンドとはそもそも熱源が異なり、超音波エネルギーを活用してたるみ治療を行うマシンです。脂肪層よりさらに深い筋膜層までアプローチができるため、顔の土台から引き締めることができる点がハイフのメリットです。
効果が違う
熱入れの深さが変わるということは、改善が見込めるたるみの種類も異なってきます。
ポテンツァダイヤモンド | 表面的な皮膚のたるみ・小ジワ・ハリ不足 |
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ザーフ | 皮膚の弾力不足・脂肪のたるみ |
ハイフ | 脂肪のたるみ・筋膜の緩み |
たるみの原因に合わせてマシンを選ぶことで、より効果的に改善することができます。また、たるみが強い人や、複合的な要因でたるみが生じている場合は、複数のマシンを組み合わせて施術するのもオススメですよ。
痛みの強さが違う
基本的に、深い層にアプローチするほど痛みも強くなる傾向があります。そのためこの中ではハイフが最も痛みが出やすい施術と言えるでしょう。
ただし、恵比寿アズクリニックで採用しているウルトラフォーマーMPTは、ハイフの中でも痛みの出にくい機種として知られています。これまでハイフによって強い痛みが出てしまったという方も、比較的受けやすいマシンですので、ぜひお試しいただきたいです。
一方、比較的浅い層にアプローチするポテンツァダイヤモンドは、ほとんど痛みが出ないマシンです。施術中は「ほんのり温かさを感じる」程度で、痛みの弱い人でも安心して受けられます。
またザーフはRF治療機の中でも深い層にアプローチするマシンにはなりますが、独自技術によりかなり痛みは軽減されています。ポテンツァダイヤモンドと比べると、深部にやや熱感を感じやすいですが、耐えられないような痛みは基本的にないと考えて良いでしょう。
いずれのマシンも、痛みについてはそこまで不安視する必要はありませんが、感じ方には個人差があるため、痛みに弱い方は診察やカウンセリングの際にご相談ください。
まとめ
話題のマシンXERF(ザーフ)について、理解を深めていただくことはできたでしょうか?
幅広い悩みに対応できることに加え、痛みや熱傷のリスクが低く、多くの方にオススメできるマシンです。「今までいろいろなマシンを試してきたけど、どれも効果がイマイチだった」「ハイフは痛みが心配で受けられない」など、たるみ治療にお悩みの方は、ぜひ受けてみてください!