肌荒れ対策!肌質別おすすめ化粧水と選び方ガイド

肌荒れが発生すると、「このままではさらに状態が悪化するかも…」と不安になりますよね。
肌が赤くなったり、乾燥してパサパサになったり、かゆみがあったりする場合には、どの化粧水を選べば良いのか、どのようにケアすれば効果的なのか、迷うことがあります。
そこで、肌荒れが起きた時に適した化粧水の選び方や、有効なケア方法について詳しくお伝えします。
肌荒れは手間を惜しんだり、間違ったケアを続けたりすることで、さらに厄介な問題に発展しかねません。肌荒れの改善に向けて、一緒に全力を尽くしましょう。

この記事のポイント

  • 肌荒れタイプを知るためのチェックリスト
  • 化粧水による最適な肌荒れケア方法
  • 肌荒れタイプ別おすすめ化粧水
目次

自分の肌荒れタイプを知るためのチェックリスト

肌荒れする前の生活を振り返りながら、まずはご自身の肌タイプを確認しましょう。

タイプ1|乾燥でカピカピひび割れ砂漠肌

肌に潤いや水分を全く感じられず、カピカピでひび割れたような状態の肌荒れタイプです。
口周りは常に乾燥してカサつき、かゆみを伴うことも。乾燥による細かなしわが目立つようになったと感じる場合には、このタイプかもしれません。日頃のケアだけでは、この乾燥状態は改善しづらいですね。

・1日に250ml程度しか水分補給をしていない
・常にエアコンの効いた部屋で過ごしている

タイプ2|日焼けでゴワゴワとした肌

肌の表面が硬くなり、化粧水の浸透が悪く感じるタイプです。
肌に赤みがあったり、全体的にくすんで見えたりする方、シミやそばかすが目立ち始めた方、スキンケアの効果を実感しにくいと思っている方はこのタイプかもしれません。

・汗をタオルで強く拭き取ることが多い
・海や山、リゾート地での旅行やフェス、BBQなど、屋外でアクティブに過ごすことが多い
・日焼け止めの使用が少なく、塗り直しをほとんどしていない

タイプ3|フェイスラインのたるみが気になるぶよぶよした肌

血色が悪く、体重に変動がないにも関わらず、フェイスラインがぼんやりして見えるタイプです。
毛穴の目立ちや、まぶたの腫れぼったさで目が小さく見え、アイメイクがうまく決まらなくなります。
肌に触れると冷たさを感じ、常に疲れが抜けない状態にあります。

・冷たい飲み物やデザートを好んで摂る
・運動はほとんどしない
・日常的にシャワーのみで済ませている

タイプ4|栄養不足や代謝の低下で、くすみがちな肌

肌が疲れた様子で、ハリと輝きが減少するなど急に老化したように見え始めたら、それは肌の代謝が落ちているサインかもしれません。
このタイプは、肌のターンオーバーが乱れ、さまざまな肌荒れの症状が起こりがちです。

・主に軽食や偏った食生活をしている
・夜更かしは常態化し、睡眠不足が続いている
・生活が不規則で、起床や就寝時間が一定ではない

化粧水による最適な肌荒れケア方法

肌荒れを防ぎ、健やかな状態を保つためには、まず肌荒れの原因を取り除くことが重要です。
肌荒れタイプに応じた化粧水の選択とケア方法を実践し、肌の調子を整えていきましょう。

乾燥・日焼けタイプの肌荒れケア

乾燥や日焼けによるダメージを受けた肌タイプ12向けのケアでは、化粧水の浸透を妨げる古い角質を除去することから始めましょう。肌タイプに合わせた化粧水を選びながら、以下のようにケアを進めていきます。

ステップ1|ふき取り化粧水で古い角質をオフ

乾燥や日焼けが原因で固くなり、肌に蓄積された古い角質は、化粧水の浸透を妨げています。古い角質を取り除くことからスタートしましょう。
しかし、ピーリング剤などで角質を取り除くと、肌を守る機能まで損なってしまう可能性があります。
そこで、ふき取り化粧水を用いた優しいケアによって、保湿をしながら自然と古い角質を除去する方法をおすすめします。
洗顔後、Tゾーン、あごの先、そして小鼻など、角質が溜まりやすいエリアから順にふき取っていきます。
コットンが汚れてきたら新しいものに交換し、衛生的な状態を保ちましょう。
このケアは、潤いのある肌へと導く第一歩となります。

ステップ2|高保湿化粧水でたっぷり潤す
不要な角質を丁寧に除去した後は、肌にたっぷりと水分を供給する高保湿化粧水を使用し、潤いを浸透させていきます。
指の腹を使ってシワをやさしく伸ばしながら塗り広げ、その後は手のひら全体で優しくプレスしましょう。
特に乾燥が気になる部位には、化粧水を重ねづけすることで、乾燥による小じわを目立たなくし、肌表面をなめらかに整えます。

ステップ3|油分ケアで潤いを閉じ込める
乾燥や日焼けによりダメージを受けた肌は、水分が蒸発しやすい状態。せっかく補給した水分が逃げないよう、油分による保湿ケアで、潤いを長時間キープしましょう。
乳液よりも油分の比率の高いクリームや、オイルなどを最後に使用することで、肌の表面をしっかりとコーティングし、外部の刺激から保護します。
ただし、使用量は肌の状態に合わせて調整し、過剰にならないよう注意してください。

むくみ・栄養不足タイプの肌荒れケア

血流が悪くむくみがちな肌、または栄養不足で体力が落ちている肌には、丁寧なクレンジングから始めて肌のウォーミングアップを行いましょう。

ステップ1|首筋までのクレンジングでリンパケア

肌の巡りが悪い場合、首筋までクレンジングを行うことで、リンパの流れを促進するのが効果的です。
この工程を加えることで、肌の透明感を高め、くすみや赤みの改善が期待できます。
耳の付け根から鎖骨にかけて優しく撫で下げるようにしてクレンジングしましょう。

ステップ2|高保湿化粧水でインナードライをケア
肌を潤わせるためには、濃厚な保湿成分を含む化粧水や、少しとろみのあるテクスチャーのアイテムが理想的です。忙しさに負けずにスキンケアを継続するためには、自分の気分を高めるような、心地よい香りの製品を選ぶと良いでしょう。
クレンジング後の首や鎖骨にも化粧水をたっぷり使用し、肌をやわらかく整えることが大切です。

ステップ3|代謝をあげるマッサージで仕上げる
リンパの流れを改善し、肌の代謝を活性化させるには、やさしいマッサージが非常に効果的です。
強い圧力を加える必要はなく、手のひらを使って体温を肌に伝えながら、保湿力の高いクリームをゆったりと肌に馴染ませていくことがポイントです。
このステップは、肌に栄養を与えつつ、心地よいリラクゼーション効果も期待できます。

肌荒れタイプ別おすすめ化粧水

次は、肌荒れのタイプごとにおすすめの化粧水をご紹介します。最適な化粧水を選ぶことで、肌荒れを効果的に防ぎ、健康な肌へと導くことができますよ。

タイプ1乾燥肌|敏感肌用の化粧水がおすすめ!

乾燥した肌はバリア機能が低下し、敏感な状態になっている場合が多いです。そのため、敏感肌用の低刺激な化粧水を選ぶのがおすすめです。

おすすめ化粧水|レカルカ ブライトリーモイストシャインミスト

出典:レカルカ公式サイト
敏感肌にも使用できる、ミストタイプの化粧水です。角質層を潤しツヤを与えて美しくキメを整えてくれるEGFに加え、2種のペプチド(ジペプチド-2・パ ルミトイルテトラペプチド-7)を配合しています。
メイクした後にも使えるため、エアコンによる乾燥が気になる日中などにサッと保湿ができるのもポイントです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております

タイプ2日焼けによる肌トラブル|美白ケア化粧水がおすすめ!

日焼けによる肌トラブルで最もやっかいなのが、シミの増加です。
シミは一度できると自力で改善するのが非常に難しいため、できる前の予防ケアが非常に重要。美白効果のある化粧水を選びましょう。

おすすめ化粧水|ナビジョンDR TAホワイトローションn

出典:ナビジョンDR公式サイト
2つの美白有効成分「トラネキサム酸」「4MSK」を配合した薬用美白化粧水です。メラニンの生成をおさえ、シミ・ソバカスを防ぎます。また、独自の保湿成分でしっかりと肌を潤してくれるため、日焼けによる乾燥が気になる肌にも最適です。

タイプ3たるみ肌|エイジングケア化粧水がおすすめ!

たるみやしぼみ感が気になる肌には、肌にふっくらとしたハリをもたせてくれるようなエイジングケア化粧水が良いでしょう。
また、化粧水の後に使用する美容液の浸透を高めてくれるようなアイテムもおすすめです。

おすすめ化粧水|ゼオスキン バランサートナー

出典:ゼオスキン公式サイト
肌のpHバランスに着目した化粧水です。グリコール酸が古い角質を柔らかくし、美容成分の浸透をサポート。ターンオーバーを正常化させ、きめ細かい肌に導きます。ヒアルロン酸Naをはじめとする保湿成分も配合しており、乾燥による肌のしぼみ感が気になる方には特におすすめです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております

タイプ4栄養不足の肌|濃密なテクスチャーの化粧水がおすすめ!

栄養不足や代謝不良で起こる肌荒れは、長引いてしまうことも多いです。化粧水でしっかりと栄養補給をするとともに、生活習慣を見直すことで改善を早めましょう。

おすすめ化粧水|PLUEST VCハイドレーティングローション

出典:PLUEST公式サイト
独自の「保水ジェル」をベースとしており、うるおいの持続力が高い化粧水です。
また、毛穴やくすみなど、あらゆる肌悩みに対応する浸透型ビタミンC誘導体が、角質層に浸透した瞬間からもちもちと弾力のあるハリ肌へと導きます。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております

肌荒れ時の化粧水のつけ方

肌荒れしている時に、化粧水をどのようにして肌になじませるか迷うことがよくありますよね。
ここでは、化粧水の最も効果的な使用方法とその最適なタイミングについてご紹介します。

洗顔直後が化粧水のベストタイミング

洗顔後は、皮脂や汚れが洗い流され、肌のバリアが最も脆弱な状態にあります。
この時、肌を放置すると乾燥が進み、ダメージを受けやすくなります。そのため、洗顔直後になるべく早く化粧水をつけることが、肌の保湿と保護に非常に重要です。
化粧水を早めに塗ることで、その浸透率も向上します。

化粧水をつけるときの適量は?

化粧水の量は、多ければ多いほど良いというわけではなく、商品に記載された適量を守るのが基本的にはベストです。
一度にたっぷりとバシャバシャ使用するのを好む方もいますが、適量を数回に分けてゆっくりと肌に浸透させていくのが、最も効果的です。

コットンと手、どっちでつける方が良い?

コットンも手も、どちらを使用しても化粧水を効果的に肌に浸透させることが可能です。

・手の場合:温かい手のひらで化粧水を温めながら肌になじませることで、浸透が高まる

<手で化粧水を塗る手順>

1.適量の化粧水を手に取ります。
2.手のひらで化粧水を軽く温め、肌の凹凸に沿って塗っていきます。
3.頬、額、あご、鼻や目の周りなど、顔全体に均等になじませます。
4.化粧水が肌に馴染んだら、手のひらに再度化粧水を取り、追加で塗布します。
5.目元や小鼻周り、眉間などの細かい部分を重点的に塗りましょう。
6.おでこ、頬、首にゆっくりと手のひらを滑らせながら、ハンドプレスでじっくりと浸透させます。
7.手のひらで肌に軽く触れ、吸い付くような感触を確認できれば完了です。

・コットンの場合:手の場合より肌に均一に、ムラなく塗布することができる

コットンで化粧水を塗る手順

1.コットンが十分に湿るまでたっぷりと化粧水を含ませます。
2.コットンを顔に乗せ、顔の内側から外側へ向かってやさしくスライドさせます。
3.頬や額などの広い部分を中心に、丁寧に拭うように塗布しましょう。
4.やさしくパッティングを行い、化粧水を肌に馴染ませます。
5.首は下から上へ向かって、化粧水で拭うように馴染ませます。
6.コットンに化粧水を少しずつ追加して、何度か繰り返し肌になじませるのが良いでしょう。

パッティングは、肌にダメージを与えないように優しく行うことが大切です。
また、コットンパックをする場合は、放置時間に注意してください。長すぎると肌に必要な成分が失われ、乾燥を促進させる可能性があります。

肌の状態や好みに応じて、使用方法を選択してみるのも良いでしょう。

まとめ

肌荒れしている時でも、化粧水を欠かさずに使用することが大切です。
化粧水の使用を怠ると、他のスキンケア製品の効果も薄れ、肌の状態がさらに悪化する可能性があります。
面倒に思わず積極的に肌のケアを行い、肌荒れを根本から改善していきましょう。
肌荒れが手に負えなくなる前に、適切なスキンケアでお肌を守っていくことが重要ですよ。

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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