お尻ニキビをなくそう!今日から試せる簡単対策法

いつの間にか、お尻にニキビが出来ていたと思ったら、広がってしまってひどい状況になっていたりしますよね。お尻のニキビは、症状が悪化するまで自分では気づきにくいもの。気が付けば、ニキビは大きくなって炎症を起こし、肌の表面も凸凹になってしまっている…そんな経験、ありませんか?
なぜこんな状態になったのか、その原因もつかめずに困惑してしまいますよね。

この記事では、そんなお尻ニキビがどうしてできてしまうのか、その原因と、正しい対処法を詳しくご紹介していきます。
忙しく過酷な日々を送る現代人はお尻ニキビができやすいんです。そこで最短のケア方法を取り入れて、あなたも憧れのぷりっとした美尻を目指しましょう。 

目次

どんな人にお尻ニキビができやすいの? 

お尻にニキビができやすい方には、ある共通の特徴が存在します。
ここでご紹介する20項目のチェックリストを通して、あなた自身の日常生活や環境を見直し、改善点を見つけましょう。
 

・毎日座って過ごすことが多い
・睡眠は平均5時間くらいしかとれない
・睡眠の質にこだわらない生活
・下半身が冷えやすい体質
・毎日バスタブに入らず短時間のシャワーで済ませている
・スケジュールが安定せず予定が立ちにくい
・運動をあまりしない
・便秘がちである
・食事の時間は日によってばらばら
・むくみがひどい
・昼夜問わず働いたり起きていたりする
・下着はピタッとしているのが好み
・お尻が蒸れていても気にならない
・肌が乾燥しがち
・ストレスをためやすい
・我慢することが多い
・自分のことは何かにつけ後回しにしがち
・アルコールの量が多い
・喫煙者である
・寝室のシーツを2ヶ月以上洗濯していないときがある 

 これら20項目のうち5つ以上に該当する人は要注意。お尻にニキビができるリスクが高い生活環境にあります。
お尻ニキビの原因を理解して正しいケア方法を実践しましょう。まずは原因から見ていきます。
 

お尻ニキビを引き起こす、5つの原因と改善方法 

原因① ストレスの溜め過ぎからくるホルモンバランスの乱れ  

 

現代社会では、真面目に働く人ほどストレスに悩まされやすいものです。仕事の責務や睡眠不足、人間関係でのストレスが溜まっていませんか?ストレスを解消したいと思ってもなかなかできないことが多いですよね。
 ストレスが高まると、体内の活性酸素が増えて肌を酸化させ、免疫力が低下します。
肌の回復力も失われ、お尻にもニキビができやすくなってしまうのです。
 

<改善ポイント>

 忙しくてリラックスできないという場合もあるかもしれませんが、身体の抵抗力を保つためにも、休息や心の安らぎを大切にすることが必要です。
睡眠の質を上げるために寝具にこだわってみたり、ウォーキングなどの簡単な運動を取り入れてみたりと、ストレスを溜め過ぎないための生活習慣を取り入れてみてください。また、人間関係の中で我慢しがちという方は、たまに1人で過ごす時間を作るようにするのも良いでしょう。
ご自身に合ったストレスの発散方法を探してみてください。

原因② すすぎ残したシャンプー、トリートメント、ボディソープ

お風呂は忙しい日々にも欠かせないものですよね。不潔なままで仕事に行くことは出来ません。
しかし入浴を、5~10分のシャワーで済ませ、急いで布団にもぐりこむように寝てはいませんか?

お尻は凸凹しているので、シャワーやボディソープの泡がたまりやすい部分。短時間のシャワーでは落としきれず、肌に残ってしまう場合があります。
汚れや皮脂を含んだ泡がお尻の毛穴をふさぎ、ニキビを起こす原因になってしまうのです。
 

<改善ポイント>

 ボディソープやシャンプーは、シャワーできちんと洗い流しましょう。残ってしまうとお尻だけでなく、背中ニキビの原因にもなります。
また、湯船につかることは血行を促進し、疲労回復にも役立ちます。なるべく時間をつくり、15分くらいはお湯につかるように努めましょう。
 

原因③ お尻の通気性が悪く、蒸れやすい 

長時間にわたって座り続けると、お尻が空気に触れにくくなり、湿気が溜まりがちです。
ニキビを引き起こすアクネ菌は酸素に弱いので、通気性が悪いとアクネ菌に好ましい環境になってしまいます。
特に、レザー製の椅子はお尻の部分が湿りやすいですね。
 

<改善ポイント> 

  デスクワークなどで座って過ごすことが多い方は、定期的に(できれば1時間に1回)立ち上がる時間を作りましょう。また、アキレス腱を伸ばす程度でもいいのでストレッチをするのもおすすめです。
また下着は化学繊維のものよりも、コットンやシルクといった天然素材のものの方が、空気の通りが良いためおすすめです。
形もピタッとしたタイプより、余裕のあるものを選んで着用すると良いでしょう。

原因④ 下半身のむくみがひどい 

むくみは、ストレスや運動不足、冷えなどにより、血液の循環が悪化することで引き起こされます。下半身がむくむとそれだけ老廃物が滞留することになり、炎症が起こりやすく、同時に治りにくくなってしまいます。

  <改善ポイント>

 むくみ予防には、適度な運動を行うことと、体を冷やさないようにすることが有効です。
よく歩くようにしたり、足首の曲げ伸ばしを行ったりして血行を促進させましょう。
また、
ヒールの高い靴も下半身の血流を悪くする原因になるので、気をつけてください。通勤時にハイヒールを履いている方は、職場に着いたらフラットな靴に履き替えると良いですよ。
それでもむくんでしまったら、マッサージをするのがおすすめです。自分で足をもむのが難しい場合は、マッサージサロンなどでプロの手を借りても良いでしょう。

原因⑤ 甘いものや油っこいものを食べすぎている 

ストレスが溜まっているときや頑張りすぎているときは、気分を変えるためにジャンキーなものが食べたくなりますよね。しかし、糖質や脂質の摂りすぎは皮脂の過剰摂取につながり、ニキビケアには悪影響です。

  <改善ポイント>

バランスの良い食事を心がけることは、ニキビケアには非常に重要です。
とはいえ、我慢しすぎてストレスを溜めすぎるのも良くないので、完全に禁止する必要はありません。摂りすぎに気をつけつつ、たまのご褒美として楽しみましょう。
普段使いの砂糖や油を、質の良いものに変えるのもおすすめです。砂糖であれば、ミネラルやビタミンを含んだキビ砂糖やてんさい糖、油であれば、オメガ3脂肪酸を多く含むえごま油、アマニ油、シソ油などが良いでしょう。
また、息抜きに食べているチョコレートをカカオ成分の高いものに変えてみる、砂糖たっぷりのジュースを甘いフレーバーの無糖紅茶に変えてみるなど、ちょっとした置き換えだけでも糖質や脂質を抑えられる場合があります。
お尻ニキビは、忙しくてストレスを溜めがちな方にできやすいもですので、無理をしすぎず、自分自身を大切にしてあげることも大事ですよ。
 

日常生活でできる、お尻ニキビの解消法 

誰にも見せない部分でも、お尻にぶつぶつとニキビができてしまうと、やはり自分では気になってしまいますよね。ここからは、お尻ニキビができてしまった場合のケア方法をご紹介します。

お尻にもニキビ用のスキンケア製品を使用する 

 顔にニキビができた場合と同じく、お尻ニキビにもニキビケア用の化粧水などを使うといいでしょう。
ビタミンC
導入化粧水やニキビケア用の薬用化粧水が効果的です。
注意したいのが油分の多いスキンケア製品。油分はアクネ菌のエサになりやすいため、避けるのが無難です。

<NGのスキンケア製品>

・ココナッツ系
・オリーブオイル系
・ホホバオイル系
・オーガニック系  

睡眠は1日6時間程度。睡眠の質にもこだわるように! 

  日々の睡眠時間が3時間〜4時間しかないという人は、自分の体に負担をかけていることに気付いてください。
お尻ニキビができてしまったなら、体はそれが無理だと警告を発しているのです。
継続的に6時間以上の睡眠時間を確保し、さらにその睡眠が質の高い快適なものになるよう工夫してみましょう。
例えば、寝具を自分の身体に合ったものに変えてみたり、寝る前にリラックスできるアロマを使ってみたり。
睡眠が変わると、お尻ニキビだけでなく、他にもさまざまな不調が改善されるかもしれません。

寝室や寝具は清潔に保つ  

寝室や寝具を清潔に保つことも、お尻ニキビ対策において非常に重要なポイントです。
寝具は肌に直接触れるものなので、定期的に洗濯することで肌に優しい状態を保つことができます。
また、寝室もこまめに掃除を行うことで、ホコリやダニのような刺激物質を減らし、肌トラブルを防ぎます。
清潔な環境を維持することが、美しいお尻への第一歩です。
   

寝る前にヒップライン・下半身の運動   

寝る前に下半身の運動を取り入れることで、快眠につながることはもちろん、血液の循環が促され、むくみの解消にも繋がります。これにより、肌のターンオーバーが整いやすくなるため、お尻ニキビの予防に効果的です。
 とても簡単なストレッチを紹介しますので、ぜひ今夜からやってみてください。

 ①仰向けになった状態で左ひざを立て、右足首を左ひざの上にのせます。

②左ももを両手で抱え込むようにぐっと体に近づけ、10秒キープ

③左右を入れ替え、同様に10秒キープ 左右5回ずつ行うのがおすすめです 

 このストレッチを行うことで、腰回りのむくみが解消され、美しいお尻に近づきます。
さらに、骨盤を支える筋肉がほぐれることで、骨盤がゆがみにくくなり、腰痛の解消にもつながります。
特に女性はお尻の筋肉が発達しにくいため、1日に20回ほどスクワットをするのもおすすめです。

生理の時は特にお尻ニキビに注意 

生理中はさまざまな体の不調やホルモンバランスの変化の影響でストレスが溜まりやすい上に、ナプキンや生理用ショーツなどで蒸れてしまうこともありますよね。こんなときはお尻ニキビに注意です。
無理をしたり、頑張りすぎたりするよりも、気分を切り替えて、休息や自宅でのリラックスを優先しましょう。
また、下着を通気性の良いものに変え、ナプキンはこまめに替えるようにするなど、蒸れないようにする工夫も必要です。

まとめ 

お尻ニキビは『お休みが欲しい!癒やされたい!』という体のサインです。無理をすると下着に触れるだけで痛くなったり、座る度に気になったりして、ストレスのループに陥ってしまいます。
タバコもニキビを悪化させるのでできればやめてくださいね。
健康を保ちながら、日々の生活を改善していく方法を見つけていきましょう。
 

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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