「口横のポニョ」何とかしたい!原因と改善方法を美容皮膚科医が解説

「口横のポニョ」とは、口角の下に見られるポコッとした膨らみのこと。
口周りは顔の中でも目立つエリアのため、口横のポニョがあると全体的にたるんで見えたり、マリオネットラインが深くなったりする原因となります。年齢とともに目立ちやすいことから「老け見え」の一因となり、恵比寿アズクリニックでも非常に相談数の多いお悩みです。
今回は口横のポニョについて、具体的な原因と改善方法をご紹介します。若々しい印象を取り戻したい方、垢抜けた印象を目指したい方はぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • 口横のポニョが目立つ原因がわかる
  • 口横のポニョを予防するセルフケア方法がわかる
  • 口横のポニョ改善に役立つ美容医療がわかる

目次

年齢だけじゃない!口横のポニョが目立つ原因

口横のポニョの正体は、脂肪や皮膚のたるみ。「たるみ」と言うと「年齢によって生じるもの」というイメージが強いと思いますが、口横のポニョはさまざまな要因が絡んで現れるため、実は10代~20代の若年層で気にしている人も多いです。
口横のポニョを目立たせているのは何なのか、具体的な原因を紹介します。

原因① 皮膚の老化

年齢とともに皮膚のハリが失われると、重力に引かれて下方向にたるみ、口横のポニョが目立つようになります。これは皮膚の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンといった組織が、年齢とともに生成されにくくなり、減少していくことが主な原因です。
「若い頃は気にならなかったのに、年齢とともに気になるようになった」という人に多くあてはまるケースと言えるでしょう。

原因② 脂肪のボリューム

口角の下のあたりにはジョールファットと呼ばれる皮下脂肪が存在します。若年層で口横のポニョが気になる人は、もともとジョールファットにボリュームがある、あるいは骨格的に目立ちやすいのかもしれません。
逆にダイエットなどで急激に脂肪が減少した場合も、その分皮膚が余ってしまい、たるみにつながることがあります。脂肪のボリューム感は口横の印象に大きく影響しているのです。

また顔の脂肪は、皮膚やリガメントと呼ばれる靭帯によって支えられているのですが、年齢とともに皮膚の衰えや靭帯の緩みが生じることで脂肪がたるみ、口横のポニョが目立ってくる人もいます。

原因③ 口まわりの筋肉の発達

口まわりには、咀嚼や会話に必要な筋肉がたくさんあり、その筋力のバランスにより口横のポニョが目立っているケースもあります。
例えば口角を引き下げる働きのある口角下制筋広頸筋が過度に働いている人は、筋肉と一緒に口まわりの脂肪が引き下がることで、口横のポニョやマリオネットラインが目立つことがあります。
また、実は筋肉自体が口横のポニョの正体であるケースもあります。口横にはモダイオラスと呼ばれる筋肉の交差点が存在し、筋肉の過緊張や表情筋の癖によって膨らんで見えることがあるのです。口まわりの脂肪が減少することで、相対的にモダイオラスが目立ってくる人もいます。
筋肉が引き金となっている場合は、脂肪や皮膚へのアプローチとともに筋力バランスの改善も非常に重要です。

原因④ 骨の萎縮

年齢を重ねると、徐々に骨が萎縮し痩せていくことがわかっています。特に頬や顎は萎縮しやすく、年々コケ感が気になってくる人もいますよね。実はこの骨の萎縮が、口横のポニョの形成に大きく関わっています。
頬の骨が萎縮すると、その分皮膚や脂肪が緩んで下方向にたるみます。一方、顎の骨が萎縮すると顎先にシャープさが失われ、顎が短くなってきます。下方向に下がる頬と上方向に縮む顎とのギャップが、口横のポニョを目立たせる要因となるのです。

口横のポニョはセルフケアで改善できる?

口横のポニョが気になっている人の中には、「できるだけお金をかけずに改善したい」「自宅で手軽に対処したい」と考えている人もいますよね。しかし残念ながら、口横のポニョをセルフケアのみで改善するのは非常に難しく、間違った方法が逆に悪化要因となるリスクすらあります。
例えば顔ヨガなど表情筋を鍛えるエクササイズは脂肪の引き締めにつながる場合もありますが、逆に筋肉の膨らみが目立ってしまうリスクがあります。また自己流で行うリンパマッサージは、やり方を間違えると皮膚のたるみに直結します。

これらの理由から、口横のポニョをしっかり「改善」したいなら、骨格やたるみの原因に応じて美容医療の施術を受けることをお勧めします。

一方口横のポニョの「予防」であれば、セルフケアの役割は非常に大きいです。既に口横のポニョが気になってきた人も、悪化を食い止めるためにぜひ取り入れてみてください。

姿勢を見直す

猫背の姿勢が定着している人は、顔の組織が重力の影響を受けやすく、口横のポニョが目立つ要因となり得ます。特に肩や首まわりの筋肉が凝り固まっていると、それに引っ張られて顔の皮膚が下がりがちになるため、デスクワークが中心で常に下向きの姿勢をとっている方は特に注意しましょう。
意識的に姿勢を正すことに加え、ぜひ取り入れて欲しいのが肩まわりのストレッチです。血行を促進して筋肉のこりを解消することができるので、顔を引き下げる力が軽減し、たるみ予防につながります。
肩まわりがスッキリしてリフレッシュできるため、仕事の合間やお風呂の時間にも取り入れてみてください。

肩甲骨のストレッチ

手のひらを上にして、両手を胸の高さに掲げます。

手のひらが顔の前を通過するように上げていき、上げきったら両手を開いてバンザイの姿勢をとります。
このとき、指先から腰までが一直線になるよう意識しましょう。

手が耳の横を通るように、肘を曲げながら両手を下ろし、肘の角度が直角になったところで肩甲骨をグッと後ろに寄せます。

両手を両太ももに置いてリラックス。

をゆっくりと流れるように4階繰り返しましょう。

スキンケアで肌のハリ改善

スキンケアでオススメなのが、ハリを高める美容液を取り入れることです。真皮層でコラーゲンやエラスチンを作り出している「線維芽細胞」に働きかけるケアが、肌の弾力向上につながります。
成分としては、レチノール、ナイアシンアミド、ニールワンなどを配合した製品がオススメです。
また肌の衰えにつながる乾燥や摩擦への対策も欠かせません。クレンジングや洗顔は低刺激なアイテムでやさしく行い、洗顔後はすぐに保湿することを心がけましょう。
化粧水は手のひらを使ってハンドプレスし、肌にしっかりとなじませてください。これで肌を摩擦から守りながら、しっかりとうるおいを閉じ込めることができます。
特に乾燥しやすい目元や口元は、化粧水や美容液を重ね付けすることをおすすめします。

プルエスト OGハイドレーティングセラムRプラス

OGハイドレーティングセラムRプラス
価格:5,335円(税込)/30ml
出典:プルエスト公式サイト

有効成分ナイアシンアミドを配合した薬用美容液。
ナイアシンアミドは、真皮の線維芽細胞に働きかけてコラーゲンの生成を促します。乾燥によるしわの改善や、たるみの予防ができるため、弾力が低下してきた肌におすすめです。
また保水力に優れた独自のハイドロジェルがベースになっているため保湿効果も高く、土台から肌を整えることが可能です。
恵比寿アズクリニックで取り扱っております

ドラッグストアなどで購入できる市販の化粧品にも優秀なアイテムは数多くありますが、さらに高い効果を求める人は、美容皮膚科などで購入できる医療専売の基礎化粧品を取り入れるのも良いでしょう。
市販品よりも美容成分が高濃度で配合されていたり、メーカー独自の成分が使用されていたりと、肌悩みに強くアプローチできる点が医療専売コスメの魅力です。その分コストが高くなりがちなのがネックとなりますので、医師と相談しながら、場合によっては部分使いなどで対応するのも良いでしょう。

マリーニスキンソリューションズ シエスタフェイスセラム

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出典:マリーニスキンソリューションズ公式サイト

肌のハリ・ツヤを高めたいときに使ってみてほしい、医療専売の化粧水です。
肌に素早く浸透する脂溶性ビタミンCと、筋肉を収縮させてシワを改善するDMAEを主軸に、抗酸化作用の高いビタミンEや保湿に働くヒアルロン酸など、エイジングケアに役立つ成分が豊富に配合されています。
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食事の管理

肌を若々しく保つためには、バランスの良い食生活を心がけることも大切です。肌を形作る材料をしっかり届けることで、シワのできにくい美肌を手に入れることができるのです。
また急激な体重の増減もたるみの原因となりますので、体形管理の面でも食事の管理は不可欠。同時に適度な運動も心がけてくださいね。

関連記事:美肌をつくる食べ物とは?インナーケアに取り入れたい栄養素
https://az-clinic.tokyo/articles/food-skin/

口横のポニョ改善に役立つ美容医療

口横のポニョを着実に改善するためには、美容外科や美容皮膚科で施術を受けるのがオススメです。
美容外科では、脂肪吸引やフェイスリフトなどの外科的処置により、強力にたるみを引き上げることが可能ですが、その分ダウンタイムが長引きやすい点に留意しましょう。
一方美容皮膚科では、切開等の大掛かりな処置を行うことなくたるみにアプローチします。美容外科と比べダウンタイムの軽い治療が多く、美容医療初心者にも受けやすいのが特徴です。
近年は美容皮膚科領域の治療も非常に進化しており、痛みやダウンタイムは最小限にしつつ、高い効果を発揮できる施術が増えています。最後に、恵比寿アズクリニックで提供している治療の中から、口横のポニョにオススメのものを紹介します。

ハイフ

ハイフは超音波の熱エネルギーを利用して、切らずにたるみを改善する施術です。皮膚より深い脂肪層や筋膜層にまで熱を届けることができ、組織を引き締めることで土台からリフトアップします。
さらに靭帯の引き締めや脂肪溶解作用も期待できるため、脂肪のボリューム感により口横のポニョが目立つ人や、年齢とともに脂肪たるみが強まってきた人にオススメです。
皮膚表層へのダメージはなく、ダウンタイムのないたるみ治療として高い人気を誇ります。
アズクリニックで使用している「ウルトラフォーマーMPTというハイフ治療器は、2つの照射モードを使い分けることにより痛みを抑えながら治療することが可能です。

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ザーフ

ザーフは高周波RFの熱エネルギーを活用したたるみ治療機です。最大の特徴は、世界初のデュアルモノポーラ技術、つまり2つの波長の高周波を同時に照射可能な点。ハイフがより深い筋膜層へのアプローチを得意とするのに対し、ザーフは真皮層から脂肪深層にまで幅広くアプローチできます。
皮膚たるみと脂肪たるみの両方が気になる人や、肌にハリを持たせたい人には特にオススメです。また脂肪のボリューム感が気になる人は、ハイフとの組み合わせ治療も可能です。
ザーフのもうひとつの特徴が、痛みや火傷のリスクを軽減する独自技術が搭載されている点で、「しっかり深くまで熱を届けるのに痛みが少ない」というのも嬉しいポイントです。
ところどころ熱感が出る場合はありますが、ハイフと比較しても痛みは軽い場合が多いですよ。

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ポテンツァダイヤモンド

ポテンツァもザーフと同様高周波のエネルギーを活用した美容施術です。チップをカスタマイズすることで、さまざまな肌悩みに応じた治療が可能となります。

ポテンツァと聞くと、針のついたチップで肌を刺すニードルRF治療をイメージされる方が多いと思います。しかしポテンツァダイヤモンドは針のない「ダイヤモンドチップ」を使った施術で、施術中の痛みやダウンタイムはほとんどありません。痛みに苦手な人でも安心して受けられる点がメリットです。
ポテンツァダイヤモンドは、高周波の熱を深く届けるモノポーラと、広く浅熱を届けるバイポーラ、2種類の高周波を連続照射できるという特徴があります。デュアルモノポーラ(2つの周波数のモノポーラ)を搭載したザーフと比較し、高周波の到達域は浅めですが、その分肌の表面に熱エネルギーを作用させるのが得意です。
皮膚たるみにより口横のポニョが目立っているタイプの方や、頬のコケ感が気にな方、ハリ・弾力を高めたい方には特に効果的と言えるでしょう。

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ショッピングリフト

ややダウンタイムのある施術にはなりますが、ショッピングリフト(ショートスレッド)も口横のポニョの改善に効果的です。
ショッピングリフトはいわゆる糸リフトとは異なり、2.54cm程度の短く細い糸を40100ほど皮膚に挿入する施術です。その刺激によって組織の再生を促し、肌のハリ・弾力を高めることにつながるのです。
糸リフトのように顔全体の強いたるみを引き上げる力はありませんが、肌のハリ不足が気になる部位をピンポイントで改善するのに向いています。マリオネットラインの周辺に入れると肌が引き締まり、口横のポニョ軽減につながります。

糸リフト

医療用の特殊な糸を顔の皮下組織に挿入し、たるみを物理的に引き上げるリフトアップ治療です。ハイフやザーフのように顔全体に施術することはできませんが、その分口横のポニョをはじめとする下顔面のたるみに対しては直接的な効果が得られ、即効性も高いのが特徴です。
また肌のハリや弾力を自然に回復させる効果も期待できます。糸リフトに使用される素材は時間とともに皮膚内部で溶けていくため、その刺激により線維芽細胞が活性化し、コラーゲン生成が促されるためです。
最新の糸リフトはメスを使用せずに施術ができ、最短30分で施術が完了。腫れや内出血などのダウンタイムも意外なほど軽く済むことが多く、忙しい方にも人気の高い治療となっています。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、その名の通りヒアルロン酸製剤を皮膚や皮下組織に注射で入れ込む治療です。ピンとこない人も多いと思いますが、実はヒアルロン酸注入によってたるみを軽減させることができるケースがあるのです。
例えば年齢とともに骨が萎縮したことでたるみが目立ってしまったケースでは、頬やこめかみなどコケ感の目立つ部位をヒアルロン酸で補うことで、若い頃のピンと張った皮膚を取り戻すことが可能です。
また生まれつき顎が小さい人や、骨萎縮により顎のシャープさが失われた人なども、ヒアルロン酸で骨格を整えることでたるみの軽減につながります。
さらに粘度の低いヒアルロン酸製剤を真皮層に注入することで、肌のハリ・弾力を高めることもできます。
骨格形成が治療の主軸となる場合にはヒアルロン酸注入のみを行うことが多いですが、たるみ改善がメインのお悩みのケースでは、ハイフやザーフといったデバイス治療と組み合わせることがほとんどです。

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ボトックス注射

ボトックス製剤を筋肉に注入することで動きを抑制する施術です。口横のポニョを直接的に改善するものではありませんが、筋肉のバランスを整えることでたるみにくい状態を作ることが可能です。
特に顔を下方向に引っ張る広頚筋・口角下制筋・オトガイ筋などが過度に働いているケースに効果的。たるみ予防とともに、口角を下げる力も弱まるため笑顔を作りやすくなるというメリットもあります。
恵比寿アズクリニックでは、厚生労働省から製造・販売の認可を受けているアラガン社のボトックスビスタ®を主に使用しています。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

まとめ

口横のポニョを改善するには、原因や骨格を見極めて適切な治療を行うことが大切です。例えば骨萎縮や皮膚たるみが原因の人に対して脂肪吸引を行ってしまうと、効果がないばかりか一層ポニョが目立つ結果になりかねません。医師とよく相談し、慎重に治療方針を決めてくださいね。
また予防の観点ではセルフケアも重要です。皮膚のハリや弾力を改善するスキンケアなど、毎日の積み重ねで若々しさを保ちましょう!

※記事内でご紹介している各商品は記事執筆時の情報に基づいて掲載をしており、変更となっている可能性がございます。ご購入の際は最新情報をお確かめください。

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監修医師紹介

奥野彰子/医師

奥野 彰子 / Akiko Okuno

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

監修医師詳細プロフィール

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