ほうれい線は早めの予防が鍵!老け顔にならないためのケア方法

ほうれい線は年齢を重ねた人に限らず、若い世代にも現れることがある悩みです。
年齢より老けて見られる原因になったり、不機嫌な印象に見られたりすることもあるほうれい線。できることなら未然に防ぎたいところですよね。
この記事では、老け顔の元凶とも言えるほうれい線の予防ケア方法や、予防に役立つスキンケアアイテムまで詳しく解説します。
若々しい印象を保つ秘訣をお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • 今すぐほうれい線予防をすべき人の特徴がわかる
  • ほうれい線の予防方法がわかる
  • ほうれい線予防に役立つ基礎化粧品や医療施術がわかる
目次

予防の前に知っておきたい「ほうれい線の原因」

「ほうれい線は加齢とともにできるもの」と思っている人が多いと思います。もちろん加齢も大きな原因ではありますが、実は他にもさまざまな要因が絡んでできるのがほうれい線。
これから紹介する原因に心当たりがある人は、ほうれい線ができやすいタイプであるとも言えます。今すぐ対策を始めましょう。

原因①肌弾力の低下

第1の原因が、加齢による肌弾力の低下とそれに伴って起きる「肌のたるみ」です。
肌の弾力と密接に関わっているのは、真皮層にあるコラーゲンエラスチンといった組織。これらは年齢とともに減少することがわかっています。
すると肌の弾力やハリが失われるため、重力に逆らえずに頬のたるみが生じ、ほうれい線が目立つようになるのです。
弾力を高めるスキンケアが、若々しさを保つ鍵となります。

原因②乾燥

口まわりは皮膚が薄く、乾燥しやすい部位。肌が乾燥すると肌のハリが失われ、表面のキメも乱れるため小ジワができてきます。このような乾燥小ジワがほうれい線へと進行してしまうことがあるのです。
肌を乾燥させる要因は、紫外線などによるダメージや間違ったスキンケアなどさまざま。洗浄力の強い洗顔料を使ったり、紫外線ケアを怠ったり、メイクを落とさずに寝てしまったり…こういった習慣はお肌にダメージを与え、乾燥を招きます。
「汚れを落とし、潤いを補給し、外部からの刺激を防ぐ」というスキンケアの基本を守ることが、ほうれい線予防につながります。

原因③脂肪の蓄積

頬に脂肪が蓄積すると、重みで頬が下がりやすくなり、結果としてほうれい線ができることがあります。
特に急激に体重が増加すると、年齢に関係なくほうれい線が目立ってしまう方もいます。バランスの取れた食生活と適度な運動で体型を維持することは、ほうれい線予防にもつながるのです。

原因④骨格

予防が難しい原因になってしまいますが、骨格的にほうれい線ができやすいケースも存在します。

・頬骨が高い
・鼻横の骨が低い
・上顎の突出(出っ歯)

これらの特徴が必ずしもほうれい線につながるわけではないのですが、頬まわりの骨格バランスによりほうれい線が深く出やすい場合があります。
また年齢とともに骨の萎縮が起こることで、ほうれい線の目立ちやすい骨格に変化することもあります。

原因⑤生活習慣

日常の姿勢の悪さや、パソコン・スマートフォンの多用、食生活の乱れなど、生活習慣の中にもほうれい線の原因は隠れています。以下に思い当たる方は要注意。

・パソコン作業による猫背
・首や肩のこり
・運動不足
・頬杖や足を組む癖
・硬い食べ物をあまり摂らない食生活
・常に同じ側の歯で噛む癖
・スマートフォンの長時間使用

まず自分の癖を知り、意識して改めていくことが、ほうれい線予防の第一歩ですよ。
また肌の弾力を保つために、良質な睡眠やバランスの取れた食生活も重要なポイントです。

タイプ別!ほうれい線の予防方法

原因により、ほうれい線予防のアプローチ方法が異なります。
自宅でできる方法から美容医療まで、タイプ別に予防策をご紹介します。

皮膚たるみタイプのほうれい線予防

皮膚のたるみが気になる人は、次のポイントをおさえましょう。

①紫外線や摩擦を避ける
②コラーゲン産生を促す成分を取り入れる
③皮膚を引き締める美容施術を受ける

①紫外線や摩擦を避ける

肌の弾力を失わせる最大の要因は紫外線。そのため紫外線対策を徹底することが必須です。
室内で過ごす日や曇りの日であっても、紫外線は皮膚に届いています。毎朝の洗顔後に日焼け止めを使用する習慣を身につけましょう。
また外出時に限らず、日中は定期的に日焼け止めの塗り直しを心がけることが大切です。
このひと手間が、長い目で見ると肌の若々しさを保つ鍵となります。

また、スキンケアの際の摩擦なども皮膚たるみの原因となります。スキンケアは強い力を使わず、やさしく行うことを心がけましょう。

②コラーゲン産生を促す成分を取り入れる

肌弾力の低下を食い止めるには、毎日のスキンケアで弾力を醸成することも重要なポイント。コラーゲン産生を促してくれる美容成分を取り入れましょう。
代表的な成分には、レチノールビタミンC誘導体があります。しっかり対策するなら、医療専売のスキンケアアイテムを使うのもオススメですよ。

ジャンマリーニ シエスタフェイスセラム

シエスタフェイスセラム
価格:17,380円(税込)/30ml
出典:ジャンマリーニ公式サイト

肌のハリ・ツヤを高めたいときに使ってみてほしいアイテムです。
肌に素早く浸透する脂溶性ビタミンCと、筋肉を収縮させてシワを改善するDMAEを主軸に、抗酸化作用の高いビタミンEや保湿に働くヒアルロン酸など、エイジングケアに役立つ成分が豊富に配合されています。
小ジワが増えてきた人、毛穴の開きが気になる人、肌を引き締めたい人にオススメです。
「セラム」と名はついていますが、化粧水のようにサラサラとした使用感なので、洗顔後すぐに塗ると良いですよ
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております

③皮膚を引き締める美容施術を受ける

すでに皮膚たるみが強く出ている方は、スキンケアでの対策だけでは不十分。美容皮膚科で医療施術を受けるのがオススメです。皮膚たるみに効果的な施術には、次のようなものがあります。

ポテンツァダイヤモンド 高周波の熱で肌表面を引き締める
ザーフ 2つの周波数の高周波を同時照射可能なマシン
肌表面から深部脂肪層まで引き締める
マッサージピール 真皮層に働きかけ、コラーゲン産生を促す
ショッピングリフト 短く細い針を挿入し、コラーゲン生成を促す

特にポテンツァダイヤモンドは肌表面の引き締めを得意としており、痛みやダウンタイムもないため人を選ばず受けやすい施術と言えます。「脂肪たるみより皮膚たるみが気になる」という人にはぜひ試してみていただきたいです。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

乾燥タイプのほうれい線予防

乾燥による小ジワが目立ってきたら、今すぐほうれい線対策を始めましょう。肌の乾燥は体質によるところも大きく、根本的な生活習慣や肌質改善を行うことが大切。
皮膚たるみタイプと同様に、まずは紫外線や摩擦を避けることを徹底しましょう。さらに次の対策を取り入れてみてください。

①スキンケアは高保湿&低刺激
②生活習慣を整えて肌再生を促す
③美容皮膚科で肌質改善施術を受ける

①スキンケアは高保湿&低刺激

肌が乾燥している人は、角質層が担うバリア機能が低下していることが多いです。バリア機能が乱れると、紫外線や細菌などによる外部刺激を受けやすくなり、さらなる肌の乾燥を招く悪循環が起きかねません。

根本的に改善するためには、高保湿かつ低刺激なスキンケアアイテムを使い、毎日しっかり保湿ケアを行うことが重要。夜はもちろん、朝のメイク前も欠かさずクリームや乳液で保湿しましょう。
メイク前にベタつきが気になる場合には、保湿後に少し時間をおいてからティッシュオフすると良いですよ。

プルエスト RFハイドレーティングクリームR

RFハイドレーティングクリーム R
価格:5,060円(税込)/50g
出典:プルエスト公式サイト

ヒト型セラミドをはじめ、ヒアルロン酸・マンニトール・スクワラン・PDRN・アルジルリンなど、保湿やエイジングケアに効果的な成分を豊富に配合したクリームです。肌のバリア機能をサポートし、乾燥からお肌を守る心強い味方になってくれます。
伸びが良くみずみずしいテクスチャーで、低刺激なため敏感肌の方にも使いやすいですよ。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております

②生活習慣を整えて肌再生を促す

肌質改善にはスキンケアだけでなく、体の内側からのケアも欠かせません。
特に睡眠は肌のターンオーバーと密接に関わっており、良質な睡眠を十分な時間とることは美肌の基本と言われています。忙しい生活の中ではなかなか難しいかもしれませんが、できるだけ毎日7時間程度は睡眠時間を確保できると良いですね。

食生活の面では、タンパク質、ビタミン類、鉄分など肌の細胞に不可欠な栄養素をバランス良く摂るよう意識しましょう。十分に摂れない場合には、サプリメントを活用するのもオススメの方法です。

③美容皮膚科で肌育治療を受ける

肌質改善には毎日の生活を整えることが何より大切ではあります。ただし、美容皮膚科で肌育治療を受けることで、より効果的に肌のうるおいを保つことも可能です。次の施術は、乾燥肌の改善に効果的とされています。

エレクトロポレーション 電気の力で美容成分を肌の奥まで浸透させる
ターゲットクール 炭酸ガスで冷却した美容成分を肌に浸透させる
サーモン注射
(プルリアルなど)
ポリヌクレオチドがコラーゲン生成を促進
肌の保水力を高める
ヒアルロン酸注入 サラサラとしたヒアルロン酸製剤を皮膚に注入
保水力を高める

ダウンタイムを避けたい人は、エレクトロポレーションやターゲットクールなどを定期的に受けると良いでしょう。
一方ダウンタイムが取れる場合は、より高い効果が得られる注射系の施術がオススメです。特にジュビダームビスタシリーズのヒアルロン酸製剤「ボライト」は高い持続力が特徴で、乾燥が気になり始める秋口に受けておくと、冬の終わりまで安心して過ごすことができるはずです。

▶ヒアルロン酸注入詳細 https://az-clinic.tokyo/hyaluronic/

脂肪タイプのほうれい線予防

脂肪のたるみが気になる場合、当然、脂肪のボリュームを低減させることがほうれい線予防につながります。
ただし、無理なダイエットなどで急激に体重を落とすと老け顔になってしまうリスクがあることを覚えておきましょう。
過度な食事制限を行えば、その分肌の再生に必要な栄養素が不足し、皮膚のハリツヤが失われてしまいます。また、それまで脂肪があることでピンと張っていた皮膚が急激に垂れ下がり、逆にほうれい線が目立ってしまうことも。
若々しい印象を保ちながら脂肪をスッキリさせるには、次の方法があります

①有酸素運動を取り入れる
②表情筋エクササイズを行う
③顔痩せに効果的な施術を受ける

①有酸素運動を取り入れる

ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動を20分以上続けて行うと、脂肪の燃焼につながると言われています。食事制限によるダイエットよりもリバウンドのリスクが低く、健康的に脂肪を減らすことができるでしょう。
まずは週1~2回からでも良いので始めてみてください。慣れてきたら頻度を上げるとより効果的ですよ。
ただし、外で運動を行う場合は紫外線対策を忘れずに。

また過度な食事制限は良くありませんが、脂質・糖質を摂りすぎている人は、同時に食生活の見直しを行いましょう。

②表情筋エクササイズを行う

顔の脂肪にピンポイントでアプローチするためには、「舌回し体操」や「顔ヨガ」など表情筋を鍛えるエクササイズを取り入れるのも効果的。表情を大きく動かすことで表情筋に負荷をかけ、鍛えることが可能です。
特に舌回し体操は簡単なのでオススメです。

舌回し体操のやり方

・口を閉じた状態で、舌を歯の表面に沿わせながら、左回りに20回ゆっくり回す
・右回りにも同じく20回舌を回す
・この動きを1日3セット行う

③顔痩せに効果的な施術を受ける

顔は全身の中でも痩せにくいエリア。着実に脂肪のボリュームを抑えるには、美容医療の力に頼るのもオススメの方法です。

ハイフ 超音波の熱エネルギーで筋膜や脂肪層を引き締める
XERF(ザーフ) 高周波で脂肪深層にアプローチすることができる
脂肪溶解注射 脂肪層に薬剤を注入し、脂肪の溶解・排出を促す

ハイフやザーフは基本的にダウンタイムがなく、直後から効果が得られるため非常に満足度が高い施術です。同日に受けることもできます。

▶ザーフ詳細 https://az-clinic.tokyo/xerf/
▶ハイフ詳細 https://az-clinic.tokyo/hifu/

一方、脂肪溶解注射はその名の通り注射器を使うため、注入部は1日~数日の保護が必要になります。ただし恵比寿アズクリニックで使用しているネオベラカベリンといった薬剤は腫れにくいことが特徴で、内出血などのリスクも高くはありません。複数回の施術が必要にはなりますが、バレずに顔痩せが叶う点が好評です。

▶脂肪溶解注射詳細 https://az-clinic.tokyo/neobella/

骨格タイプのほうれい線予防

骨格が原因でほうれい線ができやすい人は、残念ながらセルフケアでの予防が難しいのが実情です。ここまで紹介してきたスキンケアや生活改善により軽減を図ることはできても、根本的な原因を取り除くことにはつながりません。
そのため、どうしても気になる場合には、歯列矯正や骨格形成といった医療施術が必要になってきます。

中でもオススメなのが、ヒアルロン酸を使う方法です。骨量の足りない部分にヒアルロン酸を注入することで顔全体の骨格が整い、ほうれい線ができにくく、さらに垢抜けた印象にすることができます。
加齢に伴う骨萎縮や靭帯の緩みが気になる人も、ヒアルロン酸で解消できる場合が多いです。
ヒアルロン酸注入に抵抗がある人も多いと思いますが、ほうれい線が気になるなら検討する価値は大いにありますよ!

▶ヒアルロン酸注入詳細 https://az-clinic.tokyo/hyaluronic/

姿勢が引き起こすほうれい線の予防

最近はスマートフォンの影響で下向き姿勢が癖になっている人も多いですよね。このような状態が続くと、重力に引っ張られて皮膚や脂肪がたるみやすくなり、若いうちからほうれい線が目立ち始める人も出てきます。
さらに肩や首の血行が悪くなることで肌に栄養が行きわたりにくくなり、むくみや肌荒れの原因となることも。正しい姿勢を心がけるとともに、次の習慣を意識しましょう。

①ストレッチを習慣にする
②体を温める
③マッサージでほうれい線予防

①ストレッチを習慣にする

凝り固まった筋肉をほぐすストレッチを取り入れましょう。
特にデスクワークをしていると、気づけばずっと同じ姿勢をとってしまうことも多いですよね。1時間に1回程度、首回しや肩回しなどの軽いストレッチを行うだけでも、血行が促されてむくみが軽減するはずです。
また、寝る前のタイミングで全身のストレッチを行うことで、筋肉をほぐすとともにリラックス効果が得られ、寝つきが良くなることも期待できます。

②体を温める

血行を促す意味では、体を冷やさないようにすることも大切です。

・飲み物は冷えたものではなく、常温~温かい状態で飲む
・湯船に浸かる
・軽い運動を行う

血行が良くなることで肌へも栄養が行きわたりやすくなり、ハリのある美肌を保つことにつながります。

③マッサージでほうれい線予防

マッサージで硬くなった筋肉をほぐして柔らかくすると、血液やリンパの流れがスムーズになり、むくみの予防につながります。
マッサージをする際の大切なポイントは、決して肌を強く擦らないこと、そして肌の滑りを良くするために、ローションやオイルを使用することです。
強い摩擦は肌へのダメージを招く原因となりますし、顔の組織を大きく動かしすぎると逆にたるみにつながる場合もあります。肌を大切に扱いながら、優しくマッサージすることを心がけてください。

まとめ

ほうれい線は、セルフケアでの改善が難しいお悩みのひとつ。できる前の予防ケアが非常に大切です。骨格や生活習慣によっては若いうちから目立ってくる人もいますので、早めの対策を始めましょう。
美しく年齢を重ねていくために、今回の記事がお役に立てば幸いです。

※記事内でご紹介している各商品は記事執筆時の情報に基づいて掲載をしており、変更となっている可能性がございます。ご購入の際は最新情報をお確かめください。

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監修医師紹介

奥野彰子/医師

奥野 彰子 / Akiko Okuno

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

監修医師詳細プロフィール

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