上まぶたが開きにくくなる眼瞼下垂の症状。「治療するには切開を伴う手術しかない」と諦めてはいませんか?
実は2026年5月に、国内初となる眼瞼下垂治療薬「アップニークミニ点眼液0.1%」が登場し話題となっています。恵比寿アズクリニックでも取扱いが開始し、その効果を実感されている患者様が多くいらっしゃいます。
眼瞼下垂治療の新たな選択肢となりうるアップニーク。今回はその効果や使い方、注意点などを解説します。
なお公式YouTubeでもアップニークについて動画で紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
この記事のポイント
アップニーク点眼薬の効果

まずはアップニークが眼瞼下垂の症状に対しどのように作用するのかを詳しくご紹介します。
そもそも眼瞼下垂とは?

眼瞼下垂とは、まぶたの筋力低下やたるみによって上まぶたが持ち上がりにくくなる状態のことをいいます。後天性の場合は加齢に伴って発症するほか、コンタクトレンズを長期間使用していると発症しやすくなるとも言われており、意外にも若年層で眼瞼下垂の症状に悩む人も多いです。
眼瞼下垂は重度になると、まぶたが常に瞳に覆いかぶさったような状態になり、視野が狭くなることで生活に支障が出ることもあります。こういったケースの場合は外科手術により視野を確保するのが望ましいでしょう。
一方軽度の眼瞼下垂では生活に大きな支障は出ないケースも多いですが、次のような悩みを持つ人もいます。

・二重幅が広がり眠そうな印象に見られる
・目つきが悪く見られる
・額の筋肉でまぶたを持ち上げる癖で額のシワが増える
・不自然な表情になる
・パソコンを使う作業ですぐ疲れてしまう
・眼精疲労による肩こりや頭痛
このくらいの症状の場合、ダウンタイムを伴う外科手術はかえって踏み切りにくく、長年悩んでいる人も多いのが実情です。アップニークが適応の場合にはこういった症状の緩和につながるため、検討する価値はあるでしょう。
アップニークで眼瞼下垂が改善するメカニズム

上まぶたを引き上げる筋肉は、主に眼瞼挙筋(がんけんきょきん)とミュラー筋の2つです。
| 眼瞼挙筋 | まぶたの開閉を主導する中心的な筋肉 |
|---|---|
| ミュラー筋 | 眼瞼挙筋の裏側にあり、まぶたの引き上げをサポート |
アップニークは、この2つの筋肉のうちミュラー筋に作用します。
ミュラー筋は自分の意志で動かせない不随意筋であり交感神経によって動いているのですが、アップニークの有効成分であるオキシメタゾリン塩酸塩がミュラー筋の交感神経受容体(α1アドレナリン受容体)と結合すると、交感神経の信号をキャッチしたときと同様に筋肉が収縮し、まぶたが開きやすくなるのです。
アップニーク点眼薬の効果
このアップニークの作用によりミュラー筋が収縮しやすくなると、審美面・生活面ともにさまざまな効果が得られ、QOLが大きく向上することが期待できます。
・パッチリと若々しい目元に
・額に力を入れなくても目が開けられるため表情が自然になる
・額の横ジワを予防する
・血管を収縮させる働きもあるため、白目の充血を抑えて澄んだ印象に
・視野が広がりものが見やすくなる
・デスクワークで疲れにくくなる
・眼精疲労からくる頭痛や肩こりの抑制
アップニークの効果時間
アップニークは即効性が高く、点眼後5~15分ほどで変化を感じられるケースが多いです。
また持続時間は6時間ほどで、個人差はありますが8時間ほど持つ場合もあると言われています。
例えば朝に点眼すれば、日中いっぱい~夕方くらいまでは目の開きやすい状態で過ごすことができるというわけです。
アップニークの症例

こちらは30代男性の症例写真です。アップニークを点眼する前と点眼15分後、どちらもまぶたに過度な力は入れず、自然体の状態で目を開いてもらいました。
もともとまぶたの皮膚がやや厚く持ち上がりにくい状態でしたが、アップニークを点眼すると開きが改善し、より凛々しい印象になったと思います。
アップニークの併用で相乗効果が狙える美容施術
アップニーク単体で使うのももちろん良いのですが、美容皮膚科である恵比寿アズクリニックとしては、施術との併用による相乗効果にも期待が持てると考えています。
たるみ治療との併用

年齢とともに眼瞼下垂の症状が出てきた場合、同時に顔全体のたるみを気にしている人が非常に多いです。
実は「たるみ治療」として人気の高いハイフ・ザーフ・ポテンツァダイヤモンドなどのマシンは、額に照射することで目の開きの改善に役立ちます。額を含む顔全体にそういったたるみ治療を施し、さらにアップニークを併用することで、よいパッチリと若々しい目元が目指せるでしょう。
ボトックス注射との併用

額にくっきりと刻まれた横ジワを改善したいとき、最初に治療の選択肢として挙がるのがボトックス注射です。ボトックス注射には筋肉の過度な動きを抑制する作用があり、額の筋肉(前頭筋)に注射することで皮膚が織り込まれるのを防ぎ、シワの予防・改善につながります。
しかし眼瞼下垂の症状がある人は、まぶたの筋肉がうまく使えずに、額の筋肉でまぶたを持ち上げるように目を開いているパターンが非常に多く、ボトックス注射を打つことでより目が開きにくくなることがあります。そうなるとボトックス注射の効果が切れるまでの3~4か月間は視野が狭まり、ストレスフルな状態に陥ってしまうのです。
こうしたリスクを避けるため恵比寿アズクリニックでは、40代以上の方や目の開きにお悩みの方に対する額ボトックスは非常に慎重に行っており、最初はごく少量から打ちつつ様子を見るようにしています。
アップニークで目の開きが改善されると、間接的に前頭筋の過緊張を防ぐことにつながります。継続的に使用すれば額のシワ改善作用も見込めるため、ボトックス注射単体よりも高い改善効果が期待できます。
逆に額ボトックスで目の開きが悪化してしまった場合には、ボトックスの効果が切れるまでアップニークで目の開きをサポートするという使い方も可能です。
アップニークの効果は点眼中の一時的なものなので、根本的な改善にはつながりませんが、不安なくボトックス注射を受けるための安心材料になり得ると考えています。
アップニーク点眼薬の購入方法

アップニークを購入できる場所や価格について紹介します。「アップニークを試してみたい!」という方は参考にしてください。
取り扱いのある診療科
アップニークはドラッグストアなどの一般薬局では購入することができず、必ず医療機関を受診し、医師の処方を受ける必要があります。診療科としては眼科や形成外科の他、美容外科や美容皮膚科等でも取り扱っている場合があります。
また一部の薬が処方箋なしで購入できる、いわゆる零売対応薬局でも取り扱っている場合がありますが、取り寄せになることが多いため事前連絡が必要です。
アップニークのコスパは?
アップニークは保険が効かないため、購入は全額自己負担となります。
料金はクリニックにより異なりますが、30本入りで5000~6000円ほどが相場です。この他に初診料や再診料、処方料などが別途発生する場合もあります。毎日使う場合は1か月6000円前後と考えれば良いでしょう。
アップニークは国内で唯一眼瞼下垂に効果を発揮する点眼薬のため、効果面を考えればコスパは悪くないと思います。
また恵比寿アズクリニックではお試し用に10日分のセットも用意しております。「いきなり1か月分買うのは不安」という場合は、まずこちらを購入されることをお勧めします。
30日分:5,500円(税込)
10日分:2,000円(税込)
初診料:無料
再診料:2,200円(税込)※定額プラン会員様は無料
アップニーク点眼薬の使い方
アップニークの使い方は概ね一般的な目薬と同様ですが、いくつか大切なポイントもあります。使用を検討している人は押さえておきたいところです。
基本の使い方

アップニークは1回分使い切りタイプの点眼薬です。1回分(1本)の容器を切り離したら、次の手順で点眼しましょう。
開封
薬液が入っていない平たい部分(上記画像で掴んでいる部分)を片手で持ち、反対側の手で容器の先端をねじって取り外します。
まずは清潔を保つため、点眼前に1~2滴捨ててください。
点眼
下瞼を軽く下に引き、まぶたやまつげ、目に触れないように点眼してください。
両目に点眼する場合は、そのまま反対側の目に点眼しましょう。
浸透
目頭を数秒~1分ほど軽く押さえます。
こうすることで、目と鼻をつなぐ鼻涙管に薬液が流出するのを防ぎ、しっかりと浸透させることができます。
残った薬液は必ず廃棄
アップニークには防腐剤が配合されていないため、余った薬液の再利用はNG。一度容器の先端を取り外したものは、薬液が残っていても点眼せず、必ず捨ててください。
また感染症予防のため、1本を複数人で使い回すのも絶対止めましょう。
保管方法

アップニーク1箱の中には、写真のようなアルミの小袋に10本ずつ小分けにして封入されています。この小袋を開封した後は、劣化を防ぐため別途付属の遮光袋に入れ、室温で保管してください。
コンタクトレンズを使用する場合
コンタクトレンズを装着したままの点眼はできません。必ずコンタクトレンズを外し、裸眼の状態で点眼してください。
点眼後15分以上経過したら、普段通りコンタクトレンズを装着してOKです。
点眼薬の併用について
ドライアイ用など市販の点眼薬を使いたい場合は、アップニークを点眼してから最低5分以上は間隔を空けて使用してください。
一方、眼科などで処方された他の点眼薬を使っている人は、アップニークの使用を始める前に必ずかかりつけの眼科に相談してください。
アップニーク点眼薬の注意点
アップニークは非常に画期的な点眼薬ですが、眼瞼下垂症状のある全ての人に効くわけではありません。また、使ってはいけない人も存在します。
最後にアップニークの適応やリスクについて解説します。
アップニークが効かない人
次に当てはまる人は、アップニークの適応がありません。
・先天性眼瞼下垂の人
・皮膚のたるみが強く、まぶたに被さっている人
・脳・神経疾患(脳動脈瘤・重症筋無力症など)が原因の眼瞼下垂の人
またアップニークは点眼中のみ効果が現れるもので、あくまで対処療法。効果が切れれば元に戻るため、根本改善にはなりません。
症状が軽度のケースにはとても有用なのですが、重度の方にはやはり外科手術が必要です。手術には3~4週間ほどのダウンタイムが発生してしまいますが、目の構造を根本的に改善することができるため、生活の質を大きく高めることができるでしょう。
アップニークの使用に注意が必要な人
緑内障の一種である閉塞隅角(へいそくぐうかく)緑内障に罹患している人は、アップニークが使用できません。これは中高年の女性やもともと遠視の人に多い疾患です。視野の狭さや見えづらさを感じている人は、アップニークを使う前に必ず眼科のクリニックで検査を受けましょう。
また心血管疾患・高血圧などの既往がある人は、アップニークが血圧や脈拍に影響を与える可能性があるため、慎重な判断が必要です。
アップニークの副作用
アップニークは安全性が高く、重篤な副作用のリスクは低いと言われています。しかし軽い症状として次のような副作用が現れる場合があります。
・角膜の軽い炎症
・目の充血
・ドライアイ
・かすみ目
・点眼時の刺激感
軽度であれば問題無いのですが、痛みや痒みを伴う場合や、異変を強く感じた場合などは使用を中止し、購入したクリニックまたはかかりつけの眼科に相談してください。
まとめ
目の開きは審美面だけでなく、生活の質にも大きく関わる要素ですよね。
そんな中「眼瞼下垂を治すには手術しかない」と諦めていた人にとって、手軽に使えるアップニークは丁度いい選択肢になってくると思います。
恵比寿アズクリニックでも購入可能ですので、目の開きに悩んでいる人はぜひ診察にお越しください。

