小鼻のそばから口元へ伸びるほうれい線は、はっきりとしてくると見た目年齢を一気に上げてしまう厄介者ですよね。さらに顔のたるみが目立つと、顔全体が大きく見えてしまうこともしばしば。
このようなほうれい線は、気になり始めたその瞬間からスキンケアを開始するのが吉!
すでにできてしまったほうれい線を完全に消すことは難しいものの、すぐにアプローチを始めることで、ほうれい線のさらなる進行を食い止めることができます。
この記事のポイント
- ほうれい線の原因
- セルフケアでほうれい線を改善する方法
- ほうれい線解消のためのエクササイズ
ほうれい線の原因
老化のサインとして捉えられがちなほうれい線には、肌の乾燥によって生じる「乾燥によるほうれい線」と、肌のハリや弾力の低下によって顔全体がたるんでしまう「たるみによるほうれい線」の二つのパターンがあります。
自分のほうれい線がどちらのパターンに該当するのかを見極め、それに応じた適切なケアを心がけましょう。
特徴は以下のとおりです。
<乾燥ほうれい線パターン>
・時間の経過と共に、口元のファンデーションが崩れやすくなる。
・頬や口元が乾燥してパサついている感じがする。
・口元やほうれい線の周辺に細かいシワがある。
<たるみほうれい線パターン>
・頬の毛穴が涙形に開いている
・こめかみを軽く引っ張るとほうれい線が目立たなくなる。
・枕やマスクの跡が長時間残りやすい。
ほうれい線の原因①乾燥
口元や目の周りは元々皮膚が薄い上に、日常的に多く動かす部分であるため、表情によるシワが出来やすい状態にあります。
このエリアの乾燥は、皮膚のキメの乱れや弾力不足を招き、結果としてシワが深く刻まれる原因となります。
これを防ぐためには保湿を中心としたスキンケアに、シワ改善クリームで特に気になる部分を集中的にケアすることが効果的です。
ほうれい線の原因②たるみ
ほうれい線が目立つ原因の一つに、表情筋の衰えや肌細胞のエイジングダメージが挙げられます。
これにより肌のハリと弾力が失われ、結果として頬が下がり、ほうれい線が目立つようになります。
対策としては、肌のハリと弾力を支えるスキンケア製品の使用と合わせて、表情筋を鍛えるフェイシャルエクササイズを実践することが有効です。
さらに、血行が悪化すると老廃物が顔に溜まりたるみの原因となるため、血行を促す生活習慣も重要となります。
セルフケアでほうれい線を改善する方法
肌のハリと弾力の維持には、繊維芽細胞とそこから生み出されるコラーゲンやエラスチンが重要な役割を果たします。
シワ改善に有効な成分を配合した化粧品や美顔器などの専門的なケアを取り入れることで、肌内部へのアプローチが可能となり、改善が期待できます。
基礎スキンケア
ほうれい線対策には、エイジングケア向けのスキンケア製品を選択することが重要です。
保湿力が高く、肌のハリと弾力を支える成分を含む製品が良いでしょう。特に、美容液は美容成分が豊富に含まれているので、しっかり活用しましょう。
<サポート成分>
レチノール | 肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンの生成を促します。 |
---|---|
ナイアシンアミド | 真皮の線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンの生成を促します。 |
ビタミンC誘導体 | コラーゲンの生成をサポートします。 |
ヒアルロン酸 | 保湿力を高め、肌の水分を保持します。 |
セラミド | 保湿効果があり、肌のバリア機能を整えます。 |
プラセンタ | 保湿により肌の調子を整え、エイジングケアに効果的です。 |
アスタキサンチン | エイジングケアに加え、毛穴引締めや美肌効果が期待されます。 |
コエンザイムQ10 | エイジングケアに効果的です。 |
フラーレン | エイジングケアのほか、毛穴の引締めや美肌効果に優れています。 |
<おすすめ美容液3選>
プルエスト OGハイドレーティングセラムRプラス
出典:プルエスト公式サイト
有効成分ナイアシンアミドを配合した薬用美容液。
ナイアシンアミドは、真皮の線維芽細胞に働きかけて、コラーゲンの生成を促します。乾燥によるしわの改善や、たるみの予防ができるため、弾力が低下してきた肌におすすめです。
また、保水力に優れた独自のハイドロジェルがベースになっているため保湿効果も高く、土台から肌を整えることが可能です。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
ゼオスキン Wテクスチャーリペア
出典:ゼオスキン公式サイト
ハリと弾力のある肌に整える、レチノール配合の美容液クリームです。
独自の配合成分ZCORE™によって、たるみの元となる部分に作用し、若々しく健やかな肌へと導きます。
レカルカ シムセラムEX
出典:レカルカ公式サイト
トータルなエイジングケアが叶う美容液です。保湿成分としてペプチド成分の「ヒト歯髄細胞順化培養液」と「EGF(合成ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1)」を配合。
年齢を重ね乾燥しがちな肌を潤し、キメを整えハリを与えます。
他にもさまざまな美容成分を厳選配合しており、美白や炎症予防、ターンオーバーの正常化など、幅広い肌悩みを改善に導きます。
部分用化粧品で集中ケア
乾燥によるほうれい線には、シワ改善に特化した部分用美容液やリンクルクリームを朝晩使うのがおすすめ。
ほうれい線に塗布することで、乾燥を防ぎ、シワを目立たなくさせる効果があります。
肌をふっくらとさせる成分として、レチノールやナイアシンアミドが配合された製品が特におすすめです。
<おすすめクリーム>
セルニュープラス DR VAエッセンス
低刺激で、目もとや口もとの部分使いにおすすめの美容液です。
レチノールとコエンザイムQ10を配合し、ふっくらしたハリ肌へ導きます。
また、保湿成分や皮膚保護成分も複数配合しており、乾燥からくる小じわの予防・改善が期待できます。
ほうれい線解消のためのエクササイズ
ほうれい線が目立つことには、表情筋の衰えが大きく関わっています。
日常生活で顔の筋肉をしっかりと動かす機会が少なければ表情筋が弱まり、結果としてほうれい線や顔のたるみが生じやすくなるのです。
これを予防するためには日頃から表情筋を意識的に動かし、トレーニングすることが重要です。
おすすめなのが、舌回し運動。
口の中で舌を一周させるように動かすことにより、ほうれい線を内側から伸ばすように働きかけます。
ゆっくりと行えば、口元の筋肉に疲労感を感じることができるはずです。
このエクササイズを1日に最低3回行うことをおすすめします。
ふと思い出した時に取り組むと習慣化しやすいでしょう。
美顔器によるほうれい線ケア
ほうれい線を目立たなくするために非常に有効なツールが家庭用の美顔器です。
特に表情筋を鍛えるEMS機能や、微細な振動を通じて肌の奥深くにアプローチする超音波機能を備えたアイテムがおすすめ。
機能によっては化粧水や美容液の美容効果を高めることも期待できるため、毎日のスキンケアに取り入れてみてください。
おすすめ美顔器|プルエスト マルチフェイシャルスパ
出典:プルエスト公式サイト
EMSや超音波スキンケアなど6つのモードを搭載したマルチ美顔器です。
EMSは4段階のレベル調整ができるので、EMS美顔器初心者の方も安心して使うことができます。
また、肌のハリ改善、弾力アップに効果的な赤色LEDやRFの機能もあるため、多角的なたるみ対策が可能です。
美容皮膚科でできるほうれい線施術
ほうれい線をなるべく早く確実に改善したいと感じる方には、美容皮膚科で施術を受けることが最良の選択肢です。
セルフケアでなかなか改善が難しいほうれい線も最新の治療で目立たなくすることができ、若々しい印象を取り戻すことができますよ。
ここでは恵比寿アズクリニックで受けられるほうれい線改善におすすめの治療をご紹介します。
糸リフト
糸リフトは特殊な糸を使って肌のたるみを引き上げるリフトアップ治療です。
溶ける糸を皮下組織に挿入し肌の内部からリフトアップを促します。
また、糸が溶ける過程でコラーゲンの生成を促し、肌のハリや弾力を自然に回復させます。
ダウンタイムを心配される方の多い糸リフトですが、最新の糸を使えば腫れも目立たず傷跡もわずか。
自然な仕上がりを求める方に特におすすめの方法です。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸は体内で自然に生成される物質で、肌の潤いや弾力を維持する役割を果たします。年齢とともにその量は減少し、しわやたるみの原因となります。
ヒアルロン酸を直接真皮に注入することで失われたハリを取り戻し、しわを目立たなくすることが可能です。
また、こめかみや頬の下など年齢とともにボリュームが失われた部分に注入することで顔全体が引き上がり、自然な形でほうれい線を薄くすることも可能です。
ダウンタイムが最小限で即効性があります。
ハイフ
ハイフは超音波エネルギーを活用し、切らずにたるみやしわを改善する治療法です。
恵比寿アズクリニックでは「ウルトラフォーマーMPT」という機種を使用しており、2つの照射モードを使い分けることにより短い施術時間で痛みを抑えながらの治療が可能です。
特に頬のたるみやほうれい線、顔全体のたるみが気になる方におすすめです。
ポテンツァダイヤモンド
ポテンツァは高周波(RF)のエネルギーを活用した美容施術です。
チップをカスタマイズすることでさまざまな肌悩みに応じた治療が可能となります。
「ポテンツァダイヤモンド」は針のないダイヤモンドチップを使った施術です。
2種類の高周波を同時に照射することでたるみの引き上げが可能です。
施術中の痛みやダウンタイムはほとんどありません。
まとめ
ほうれい線に対するアプローチは、日々の地道なケアとスペシャルケアの組み合わせが鍵です。
毎日のスキンケアで基本的な肌の健康を維持し、表情筋エクササイズや美顔器で肌のハリと弾力をキープ。さらに、美容皮膚科でのスペシャルケアなどによって集中ケアを行うことが大切です。
日々のケアで未来の美しい肌を作っていきましょう!