「ニキビは治ったのに黒い跡が残ってしまった」
それは色素沈着といって、メラニン色素が肌に堆積している状態です。色素沈着は改善に時間がかかり、老けて見えるのも悩みの種。
そこで今回は、色素沈着の原因と改善方法について徹底解説します!正しいケア方法を理解しておくことが、改善への第一歩ですよ。
この記事のポイント
色素沈着の原因
そもそも色素沈着とは、メラニン色素の影響で肌が黒ずむ症状全般を指します。広義では、紫外線などを原因とする一般的なシミも色素沈着の一種と言えますが、今回は「色素沈着」と言われて多くの方がイメージするであろう「炎症後色素沈着」の対処方法を主に取り上げます。
炎症後色素沈着とはその名の通り、ニキビや火傷など何らかの炎症が起きた際に、肌を守ろうとメラニン色素が多量に生成されることで発生するシミの一種です。放置しても肌の代謝とともに改善することが多いのですが、中には改善に長い時間がかかったり、「シミ」として定着し残ったりするケースもあります。
そのように頑固な色素沈着がなぜ発生してしまうのか、そしてなぜ改善せず残ってしまうのか。まずは原因を5つ挙げていきます。
原因①ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーとは、約28日周期で繰り返される肌の生まれ変わりのリズムのことをさします。
そもそも色素沈着は、真皮の基底膜にあるメラノサイトが生成するメラニン色素が原因で発生するもの。ターンオーバーが正常に行われていれば、時間が経つにつれ、古い角質とともにメラニンも剥がれ落ちていくため、たとえメラニン色素が生成されても色素沈着になることはありません。
しかしターンオーバーが低下した状態になると、メラニンが排出されにくく肌に定着してしまうのです。

ターンオーバーが乱れる原因は、加齢、睡眠不足、身体の冷えなどさまざま。規則正しい生活習慣を送ることが、色素沈着の起きにくい肌に整えることにつながります。
原因②紫外線

紫外線は、メラニン色素を発生させる最も大きな要因のひとつです。
紫外線は肌にとって非常に強い刺激となるため、肌を守るためにメラニン色素が活発に生成されます。たくさん紫外線を浴びるほどメラニン色素もたくさん生成されるため、くすみがちな肌になってしまうのです。
特に日焼け止めを夏にしか塗っていないという人は要注意。紫外線は季節を問わず降り注いでいますので、年間を通して対策することが大切です。
また朝にしっかり日焼け止めを塗っても、知らず知らずのうちに落ちてしまうもの。数時間ごとの塗り直しも忘れず行いましょう。スプレータイプの日焼け止めであれば、メイクの上から使えて便利ですよ。
他にも日差しのある日には、秋冬でも日傘や帽子を使うことをお勧めします。
原因③摩擦

洗顔やクレンジングの時、タオルで顔を拭く時、ゴシゴシ顔を擦っていませんか?
心当たりがある方は要注意。刺激が加わると、肌を守るためにメラニンが産生されてしまうため、色素沈着の原因となってしまいます。さらにシワやたるみにもつながりますので、摩擦は肌にとって大敵なのです。
肌に触れる時には「やりすぎかな?」と思うほど優しく触れることを意識しましょう。
洗顔やクレンジングはそっと円を描くように、顔を拭くときはタオルでそっと押さえて水分を布にしみ込ませるようにしてください。
ベースメイクを行う際も、指やパフで擦りつけるのではなく、指の腹でポンポンと軽く叩くように馴染ませていくのがコツですよ。
またスキンケア以外にも、頻繁なムダ毛処理、肌を触る癖、ボディの場合は衣類による締め付けなど、摩擦を起こす要因はさまざまな場面に隠れています。仕方のない面もあるのですが、できるだけ肌を刺激しないように気をつけましょう。
原因④乾燥
肌の乾燥は、バリア機能の低下を招きます。

肌のバリア機能とは、皮膚表層の角質層が担っている働きで、紫外線や雑菌などの外部刺激から肌を守る保護の役割のことを指しています。
しかし乾燥した肌ではこのバリア機能が正常に働かず、外部刺激に対して過敏に反応してしまいます。そのためメラノサイトまで刺激が伝わりやすく、メラニンの過剰生成につながるのです。
保湿ケアを徹底して肌を乾燥から守ることは、色素沈着などさまざまな肌トラブルを防ぐことにつながります。
原因⑤ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンのバランスが乱れると、メラノサイトが活性化され、メラニンの過剰生成につながります。またターンオーバーも乱れ、色素沈着のできやすい肌環境となってしまうのです。
ホルモンバランスが乱れる大きな要因は、ストレスや睡眠不足、生理不順などがあります。また妊娠・出産、更年期など、身体の変化によって急に乱れてしまうことも。
できるだけストレスを溜めないことや、1日7時間程度は睡眠時間を確保し、生活リズムを整えることを意識しましょう。
ニキビ跡の色素沈着を防ぐには?
炎症後色素沈着の中でも、特によくあるのがニキビ跡の色素沈着だと思います。ニキビの炎症が強くなるほどニキビ跡として残るリスクは高まるため、早めに炎症を鎮めることが何より大切。
ニキビ跡の色素沈着を防ぐため、ニキビができたら気をつけるべきポイントを紹介します。
早めに皮膚科を受診する
何より大切なのが、正しい治療で早く炎症を抑えること。そのためには、皮膚科で適切に処置をしてもらうのが1番です。
皮膚科で行われるのは、主に医薬品を使った治療です。内服薬と外用薬それぞれ複数の種類があり、ニキビの状態に合わせて処方されます。皮膚科で扱う医薬品は基本的に厚生労働省が認可した治療薬であり、今あるニキビの炎症を抑え、悪化を防ぐ効果が期待できます。
保険適用内で改善できる場合が多いので、ニキビができたら自分でなんとかしようとせず、早めに皮膚科を受診しましょう。
むやみに潰さない
強い炎症が起きているニキビを潰すと、皮膚の組織が傷つきニキビ跡として残ってしまうリスクが高まります。状態によっては潰しても問題ないケースもあるのですが、自己判断は危険。
ニキビはむやみに潰さず、できるだけ刺激を与えないのが得策です。
不衛生な手で触らない
不衛生な手でニキビに触れると、手についた雑菌が患部に移り、さらに炎症を悪化させてしまうことがあります。スキンケアやメイクなどで肌に触れる際には必ず石鹸で手を洗ってからにしましょう。
またメイクに使うスポンジやブラシなども、雑菌の温床となっていることがあります。普段から注意したいポイントではありますが、ニキビがあるときには一層清潔を意識したいところですね。
色素沈着を長引かせないスキンケア
色素沈着をできるだけ早く改善するには、毎日のスキンケアがとても大切になります。スキンケアで意識したい3つのポイントを紹介しますので、色素沈着に悩んでいる人は取り入れてみてください。
とにかく保湿!

まずは保湿を徹底して、肌のバリア機能を高めましょう。
バリア機能が弱まると外部刺激に弱い肌状態となるため、炎症後色素沈着ができやすく、さらに長引きやすくなる要因となってしまいます。朝晩の洗顔後は、3つのステップでスキンケアを行いましょう。
①化粧水
手やコットンで化粧水を肌になじませます。
化粧水は肌が冷たく感じるほどたっぷりと浸透させましょう。
②美容液
美容液と使うことで、必要な成分をより効果的に肌に届けることができます
保湿効果や美白効果のあるアイテムをやさしく塗りこみましょう。
③乳液・クリーム
油分の蓋をすることで、与えた水分や美容成分の蒸発を防ぎます。
乳液は伸びが良く軽いテクスチャーのものが多く、クリームは濃厚でより保湿力の高いものが多いという特徴がありますので、好みのものを選んでください。
手のひらに取り、少し温めてから肌になじませましょう。丁寧に肌になじませることで十分な保湿効果を得ることが出来ます。
おすすめアイテム|プルエスト VCハイドレーティングローションR
低刺激で保湿機能にすぐれた化粧水です。分子量の異なる4種類のヒアルロン酸を組み合わせた4Dヒアルロン酸や、保湿サポート成分マンニトールが、角質層のすみずみまでうるおいを届けます。
また浸透型ビタミンC誘導体「APPS」の働きにより、乾燥による小じわや毛穴の開きなどにもアプローチ。
とろりとしたテクスチャーですが、ベタつきにくく使いやすいのが特徴です。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
美白効果のある基礎化粧品を取り入れる

色素沈着対策には、美白有効成分を配合した基礎化粧品を取り入れるのも効果的です。美白有効成分とは、メラニン色素の生成を抑制しシミ・そばかすを予防する効果が認められている成分のこと。これを一定濃度以上配合した製品は、厚生労働省の認可により「医薬部外品」「薬用」として販売することが可能になります。
美白有効成分にはたくさんの種類がありますので、肌に合うものを選びましょう
| メラニンの生成を妨げる成分 | トラネキサム酸、アルブチン など |
|---|---|
| メラニンを無色化する成分 | ハイドロキノン、ビタミンC誘導体 など |
| メラニンの定着を阻害する成分 | レチノール、ナイアシンアミド など |
ただし肌のバリア機能が弱まっている時には、こうした美白成分が逆に刺激となってしまうケースも考えられます。保湿と低刺激性を優先させつつ、肌の状態を見ながら取り入れると良いでしょう。
おすすめ化粧品|ナビジョンDR TAシリーズ
ナビジョンDRは美白に特化した基礎化粧品シリーズを多く展開しているブランドです。資生堂が開発しており日本人の肌に合いやすいのが特徴です。
中でもTAシリーズの化粧水と乳液は、トラネキサム酸に加え資生堂独自の美白有効成分4MSKを配合。また低刺激で色素沈着のある肌にも使いやすいのが嬉しいポイントです。ぜひ化粧水と乳液をセットで使ってみてください。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
角質ケアでターンオーバーを促す
ターンオーバーの停滞を改善するには、角質ケアができる基礎化粧品を取り入れると良いでしょう。
クレンジング剤や洗顔料をピーリング作用のあるアイテムに変えてみたり、スペシャルケアとして定期的にピーリングを行ったりと、古い角質が肌に溜まらないようケアするのがおすすめです。
ただしピーリング剤の中には肌への刺激が強いものもありますので、使用頻度や使用方法は必ず守るようにしてください。
ゼオスキンヘルス バランサートナー
肌のpHバランスに着目した化粧水です。グリコール酸が古い角質を柔らかくし、美容成分の浸透をサポート。ターンオーバーを正常化させ、きめ細かい肌に導きます。特にニキビが気になる方や脂性肌の方におすすめですが、ヒアルロン酸Naをはじめとする保湿成分も配合しているため乾燥肌の方にも使いやすいですよ。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
美容皮膚科でできる色素沈着治療
色素沈着の改善は「美容目的」とされるため、基本的に保険診療で治療を行うことはできません。保険診療をメインとする一般皮膚科では治療ができない場合もあり、自費診療をメインとする美容皮膚科で治療を行うのが一般的です。
最後に、美容皮膚科で行われる色素沈着治療についてご紹介します。
レーザートーニング

医療用レーザーを広範囲に弱いレベルで照射することで、メラニンを少しずつ分解・排出していく施術です。肌の全体的なトーンアップができるだけでなく、回数はかかりますがシミ・そばかす改善にも効果的です。施術中の痛みやダウンタイムはほとんどなく、気軽に受けていただけます。
また恵比寿アズクリニックで導入しているピコレーザーによるトーニング治療は肝斑改善にも有効なため、肝斑が併発している方にもおすすめです。
▶ピコレーザー詳細 https://az-clinic.tokyo/picolaser/
フォトフェイシャル

IPLという特殊な光を照射することでくすみ、赤ら顔、小じわ、毛穴の開きなどさまざまな肌トラブルを一挙に改善する治療です。こちらも痛みやダウンタイムはほとんどありません。
恵比寿アズクリニックでは、厚生労働省より認可を受けた医療機器「ステラM22」を使用して施術しています。従来のフォトフェイシャルと比べ波長の選択肢が増え、悩みに応じて細やかなカスタマイズが可能です。
ただし肝斑にはあまり有効ではないため、肝斑のある方にはレーザートーニングをおすすめしています。
▶フォトフェイシャル詳細 https://az-clinic.tokyo/photofacial/
ケミカルピーリング
酸性の薬剤を顔全体に塗布することで肌表面にある古い角質を取り除く施術です。ターンオーバーを促進することでメラニンの定着を抑え、色素沈着の予防・改善につながります。

ケミカルピーリングにもいくつか種類がありますが、色素沈着治療にはリバースピールが特にオススメです。
リバースピールは、肝斑や色素沈着に特化したケミカルピーリングで、1回の施術で3種類のピーリング剤を使用します。肌の真皮層・表皮深層・表皮浅層に段階的にアプローチすることで、肌の各層のメラニンを抑制するとともに、ターンオーバーを促しメラニンの排出を促します。
ピコトーニングと同様、肝斑が併発している人にも施術ができることに加え、白斑がある人など、ピコトーニングが適応外のケースにも施術が可能です。
▶ケミカルピーリング詳細 https://az-clinic.tokyo/chemicalpeeling/
エレクトロポレーション

肌に美容有効成分を塗布した状態で、専用の機器で微弱な電流を流すことで、成分を肌のより奥深くに浸透させる施術です。通常のスキンケアよりも格段に美容成分を浸透させることができ、美肌メンテナンスとして人気の高いメニューです。
薬剤にはさまざまな種類があり、色素沈着が気になる肌にはビタミンAやトラネキサム酸の導入が特におすすめです。
他の治療と組み合わせることで、より高い効果を発揮します。公式YouTubeではウォーターピーリングとエレクトロポレーションの組み合わせ施術の様子を公開していますので、ぜひあわせてご覧ください。
▶エレクトロポレーション詳細 https://az-clinic.tokyo/electroporation/
まとめ
いちど色素沈着ができてしまうと、改善には長い時間がかかるもの。さらにセルフケアでは改善が難しいケースもありますので、気になる方は早めに美容皮膚科に相談することをお勧めします。
パッと明るい肌を手に入れるために、日々の生活習慣やスキンケアを見直してみてください!

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TAホワイトローションn:7,150円(税込)/150ml
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