シミができたら?スキンケアから美容医療まで効果的な対策まとめ

年齢を重ねるごとに目立ってくるシミ。なんとか対策したいと思っている人は多いと思います。
基本的にシミができてしまったら美容皮膚科で治療を受けることでしか、目に見えた改善は期待できません。しかし予防の範囲であれば、自宅でできるシミ対策もたくさんあります。

今回はシミ対策にフォーカスをあて、スキンケアのポイントやおすすめの施術などを紹介していきます。ぜひエイジングケアにお役立てください!

この記事のポイント

  • スキンケアでできるシミ対策がわかる
  • シミ対策に効果的な美容皮膚科での施術がわかる
  • シミ対策と同時に見直すべき生活習慣がわかる

目次

スキンケアでできるシミ対策

スキンケアでシミに対してできることは予防にとどまります。
今あるシミをなくすことはできませんが、これ以上増えたり濃くなったりするのを防ぐことはとても大切。シミが気になる人はぜひともスキンケアでの対策を取り入れましょう。
まずはスキンケアでできるシミへの効果的なアプローチを3つ紹介します。

美白効果のある化粧品を使う

シミ予防に高い効果を発揮するのが、美白有効成分を配合した基礎化粧品を取り入れることです。
美白有効成分とは、メラニン色素の生成を抑制しシミ・そばかすを予防する効果が認められている成分のこと。これを一定濃度以上配合した製品は、厚生労働省の認可により「医薬部外品」「薬用」として販売することが可能になります。
美白有効成分にはたくさんの種類がありますので、肌に合うものを選びましょう。

メラニンの生成を妨げる成分 トラネキサム酸、アルブチン など
メラニンを無色化する成分 ハイドロキノン、ビタミンC誘導体 など
メラニンの定着を阻害する成分 レチノール、ナイアシンアミド など

アイテムとしては、美白美容液を使うのが特におすすめ。美容液は、化粧水などと比べ美容成分を高濃度で配合しているものが多く、特定の肌トラブルに対してピンポイントにアプローチすることを得意としています。
毎日のスキンケアに美白美容液を取り入れることでシミを予防すると同時に、肌の全体的なトーンアップを図ることができ、透明感のある美肌に近づいていくはずです。

おすすめアイテム|プルエスト OGハイドレーティングセラムR+

出典:プルエスト公式サイト
価格:3,553円(税込)/30ml

有効成分ナイアシンアミドを配合した薬用美容液です。ナイアシンアミドは色素沈着を抑制しシミ・そばかすを予防するのと同時に、コラーゲンの生成を促しシワを改善させる効果も期待できます。
また保水力に優れた独自のハイドロジェルがベースになっているため保湿効果も高く、土台から肌を整えることが可能です。さまざまな肌悩みにアプローチできるビタミンC誘導体も配合しており、トータルなエイジングケアがしたいという方や、乾燥肌の方には特におすすめです。
恵比寿アズクリニックで取り扱っております

ターンオーバーを整える

ターンオーバーとは、約28日周期で繰り返される肌の生まれ変わりのリズムのこと。
そもそもシミは、真皮の基底膜にあるメラノサイトが生成するメラニン色素が沈着することで発生します。ターンオーバーが正常に行われていれば、古い角質とともにメラニンも剥がれ落ちていくため、シミになることはありません。
しかし加齢や生活習慣の乱れなどによりターンオーバーが滞ると、メラニンが排出されにくく肌に定着してしまうのです。

ターンオーバーを促すには、角質ケアができる基礎化粧品を取り入れると良いでしょう。
クレンジング剤や洗顔料をピーリング作用のあるアイテムに変えてみたり、スペシャルケアとして定期的にピーリングを行ったりと、古い角質が肌に溜まらないようケアするのがおすすめです。
ただしピーリング剤の中には肌への刺激が強いものもありますので、使用頻度や使用方法は必ず守るようにしてください。

おすすめアイテム|ゼオスキンヘルス バランサートナー

出典:ゼオスキンヘルス公式サイト
価格:3,080円(税込)/150ml

肌のpHバランスに着目した化粧水です。グリコール酸が古い角質を柔らかくし、美容成分の浸透をサポート。ターンオーバーを正常化させ、きめ細かい肌に導きます。特にニキビが気になる方や脂性肌の方におすすめですが、ヒアルロン酸Naをはじめとする保湿成分も配合しているため乾燥肌の方にも使いやすいですよ。
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保湿を徹底してバリア機能を高める

肌表面の角質層は、紫外線や雑菌などの外部刺激から肌を守るバリア機能の働きを担っています。しかし肌が乾燥するとバリア機能が正常に働かなくなり、外部刺激に対して過敏に反応してしまいます。そのためメラニン色素を生成するメラノサイトまで刺激が伝わりやすく、シミが発生しやすくなってしまうのです。

肌のバリア機能を正常に保つために大切なのは、保湿を徹底すること。外部刺激に強い肌をつくることで、シミができにくくなります。洗顔後、以下の3ステップでスキンケアを行いましょう。

①化粧水
手やコットンで化粧水を肌になじませます。
化粧水は肌が冷たく感じるほどたっぷりと浸透させましょう。

②美容液
美容液と使うことで、必要な成分をより効果的に肌に届けることができます
保湿効果や美白効果のあるアイテムをやさしく塗りこみましょう。

③乳液・クリーム
油分の蓋をすることで、与えた水分や美容成分の蒸発を防ぎます。
乳液は伸びが良く軽いテクスチャーのものが多く、クリームは濃厚でより保湿力の高いものが多いという特徴がありますので、好みのものを選んでください。
手のひらに取り、少し温めてから肌になじませましょう。丁寧に肌になじませることで十分な保湿効果を得ることが出来ます。

この3ステップを朝晩徹底することで、肌のうるおいを守り、バリア機能を正常に維持することができるはずです。使用するアイテムは年齢や肌質に合わせて選んでくださいね。
日中の乾燥が気になる場合は、メイクの上から使えるミストタイプの化粧水を用意しておくと便利です。

おすすめアイテム|レカルカ ブライトリーモイストシャインミスト

出典:レカルカ公式サイト
価格:7,920円(税込)/120ml

メイクの上からも使用できるスプレータイプの化粧水です。
角質層にうるおいを与えるEGF2種のペプチドを配合。いつでも保湿ケアができるため、日中ケアや、秋冬の乾燥対策として持ち歩くのがオススメです。
恵比寿アズクリニックで取り扱っております。

シミができたら美容皮膚科での対策が近道

シミができてしまった場合、スキンケアでの改善は基本的に望めません。そのため、しっかりとシミを消したい、薄くしたいと思っている方は、美容皮膚科で施術を受けることをお勧めします。
とはいえ美容皮膚科に行ったことがない人にとっては「どれくらいダウンタイムがあるのか」「痛みはないのか」など疑問が尽きないですよね。そこで、まずはシミ改善に効果が見込める施術について、詳しく解説していきます。

シミ改善治療①シミ取りレーザー

「シミ治療」と聞いて、多くの人が最初に思い浮かべる施術ではないでしょうか。シミ取りレーザーとは、医療用レーザーをシミにピンポイントに照射する治療のことを指します。
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度で大きな効果が得られるのが特徴で、紫外線の影響で発生する一般的なシミ(老人性色素斑)や、そばかすの改善におすすめです。
ただし施術後12週間はテープによる保護が必要なため、生活スタイルによっては施術のタイミングをよく考えなければなりません。また施術範囲が広範囲になるほど施術後のケアに手間がかかるため、そうしたデメリットを軽減させるために、他の施術である程度シミを減らしてからシミ取りレーザーを行う場合もあります。
公式YouTubeでは、治療の経過を症例写真付きで紹介していますので、ダウンタイムが気になる人はぜひ参考にしてください。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

シミ取りレーザーで起こり得る副反応として、施術1か月を過ぎたころに炎症後色素沈着が発生することがあります。これはレーザーの刺激によるメラニンの過剰生成が原因で、もともとあったシミが後戻りしたように発生する色素沈着のことをいいます。
紫外線による刺激で炎症後色素沈着の発生リスクが高まるため、できれば比較的紫外線量の少ない秋冬に受けるのがベストです。
また施術後にハイドロキノンやトレチノインの軟膏によるケアをしっかり行うことも、色素沈着の予防には大切なポイント。医師の指示に従い適切にアフターケアを行いましょう。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

シミ改善治療②レーザートーニング

レーザートーニングとは、医療用レーザーでメラニンを少しずつ分解・排出し、シミを薄くしていく施術です。シミ取りレーザーと異なるのは、より広範囲に弱いレベルで照射する点です。施術回数はかかりますが、施術中の痛みやダウンタイムが軽く、肌の全体的なトーンアップにもつながります。
特に、シミの中でも肝斑というホルモンバランスの乱れを原因とするシミがある場合、シミ取りレーザーを行うと悪化するリスクがあるため、トーニング治療の方が適しています。
恵比寿アズクリニックで導入しているピコレーザーは特に肌への負担が少ないことで知られています。

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ピコレーザー詳細 https://az-clinic.tokyo/picolaser/

シミ改善治療③フォトフェイシャル

フォトフェイシャルとは、IPLという特殊な光を照射することでシミ・そばかすを改善する治療です。同時にくすみ、赤ら顔、小じわ、毛穴の開きなどさまざまな肌トラブルを一挙に改善することができ、ダウンタイムもほとんどないことがメリットです。
レーザートーニングと同様、1回の施術でシミ・そばかすを消すことはできませんが、回数を重ねるごとに薄くしていくことが可能です。そばかすのように広範囲への施術が必要な場合は、シミ取りレーザーでは施術後のテープ保護が煩雑になりがちですので、フォトフェイシャルをご提案する場合も多いです。
ただし肝斑にはあまり有効ではないため、肝斑のある方にはレーザートーニングをおすすめしています。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

 ▶フォトフェイシャル詳細 https://az-clinic.tokyo/photofacial/

シミ対策するなら見直したい!NG習慣

シミの原因は日々の生活の中にたくさん潜んでいます。そのため、シミ対策と同時に生活習慣の見直しを行うことは非常に大切です。
最後に、シミにつながっているNG習慣について解説します。心当たりのある方は今日から改善に努めましょう!

紫外線対策が疎かになっている

紫外線は、メラニン色素を発生させる最も大きな要因のひとつです。肌にとって非常に強い刺激となるため、肌を守るためにメラニン色素が活発に生成され、シミの発生につながっているのです。
特に日焼け止めを夏にしか塗っていないという人は要注意。紫外線は季節を問わず降り注いでいますので、年間を通して対策しましょう。
また朝にしっかり日焼け止めを塗っても、知らず知らずのうちに落ちてしまうもの。数時間ごとの塗り直しも忘れず行いましょう。スプレータイプの日焼け止めであれば、メイクの上から使えて便利ですよ。
他にも日差しのある日には、秋冬でも日傘や帽子を使うことをお勧めします。

睡眠不足

睡眠は美肌の基本。肌の再生に関わる成長ホルモンは睡眠中に分泌されますので、良質な睡眠が美肌を作っていると言えるのです。
逆に睡眠不足が続いている人、時間は十分でも深い睡眠がとれていない人は、肌のターンオーバーが乱れてシミ・くすみなどの肌トラブルが起きやすくなってしまいます。忙しい中でも17時間程度は睡眠時間を確保し、質の良い睡眠をとれる環境を整えましょう。

・就寝時間の最低1時間前(できれば2時間前)には食事を済ませる
・就寝時間の1時間前くらいに入浴する
・就寝前1時間はパソコンやスマートフォンを見ない

しっかりと休むことで肌は自然と健康的な状態を取り戻し、美しさを保つことができますよ。

偏った食生活

肌に必要な栄養が不足すると、当然肌トラブルが起きやすくなります。特に糖質過多の食生活は肌の糖化による黄くすみの原因に、脂質過多の食生活はニキビの原因となりやすいですので注意しましょう。
水分やさまざまな栄養素をバランスよく摂取することで、身体の中から肌をうるおし、健康的な肌を維持することにつながります。ハリツヤが保たれることで肌のトーンも明るく見え、憧れの美白肌に近づくことができますよ。
特に意識して摂りたい栄養素はこちらです。

ビタミンA レバー うなぎ モロヘイヤ 卵黄 にんじん のり など
ビタミンC パプリカ アセロラ イチゴ キウイ キャベツ など
ビタミンE ナッツ類(アーモンド・落花生など) 梅 アボカド など
たんぱく質 鶏ささみ肉 卵 牛乳 大豆製品 など

ビタミンAビタミンCは、高い抗酸化力でメラニンの定着を防ぎ、ビタミンEはお肌の新陳代謝を促します
さらに良質なたんぱく質はビタミンCと結合し、コラーゲンを作ってくれるのです。食事で摂り切れない場合は、サプリメントで補うのも良いですよ。

おすすめサプリメント|ワカサプリ高濃度VC3000

1包に3,000mgのビタミンCを配合したサプリメントです。賦形剤や着色料、甘味料などを極力排除することで、ビタミンC含有率96.7%を実現。純粋なビタミンCを摂取することができます。
水やジュースなど飲み物に混ぜて飲む粉末タイプのため、飲みやすいのもポイントです。
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間違ったスキンケア

洗顔やクレンジングの時、タオルで顔を拭く時、ゴシゴシ顔を擦っていませんか?
心当たりがある方は要注意。刺激が加わると、肌を守るためにメラニンが産生されてしまうため、シミの原因となります。さらにシワやたるみにもつながりますので、摩擦は肌にとって大敵なのです。
肌に触れる時には「やりすぎかな?」と思うほど優しく触れることを意識しましょう。
洗顔やクレンジングはそっと円を描くように、顔を拭くときはタオルでそっと押さえて水分を布にしみ込ませるようにしてください。
ベースメイクを行う際も、指やパフで擦りつけるのではなく、指の腹でポンポンと軽く叩くように馴染ませていくのがコツですよ。

また肌に合わないスキンケアアイテムを使い続けることも、肌のコンディションを下げ、シミのできやすい環境をつくってしまいます。アルコールなど刺激になりやすい成分を避けたり、定期的にスキンケアアイテムを見直したりと、その時の自分にあったアイテムを使うよう心がけましょう。

まとめ

シミを予防したいならスキンケア、改善したいなら美容皮膚科での治療。目的に応じて、シミへのアプローチは変わります。ご自身の肌の状態に応じて、どんな対策が必要かを見極める必要があるのです。
同時に生活習慣を見直すことで、シミのできにくい肌に整えていくことができるはず。さまざまな対策を組み合わせながら、透明感のある明るい肌を目指していきましょう!

 

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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