はちみつの美容効果とは?肌管理に役立つ活用方法&はちみつコスメ

体に良いイメージをお持ちの方が多いであろう「はちみつ」。実は美容面でもとても有用な食材です。
この記事では、はちみつの活用方法や注意点、はちみつを配合したコスメなど、はちみつと美容の関係を紐解きます。美肌を目指す方はぜひお役立てください!

この記事のポイント

  • はちみつに期待できる美容効果がわかる
  • はちみつを使った美容法と注意点がわかる
  • はちみつを活用したコスメや美容医療の情報がわかる

目次

はちみつに期待できる4つの美容メリット

まずは、はちみつが美容に良いと言われる所以をご紹介します。代表的な美容効果は次の4つ。

①保湿効果
②抗菌・抗炎症作用
③抗酸化作用
④ターンオーバーの促進

それぞれ見ていきましょう。

保湿効果

はちみつの主成分はブドウ糖と果糖という単糖類で、水分量が非常に少ない食品。また保湿に役立つアミノ酸などの栄養素も豊富に含まれているため、「天然の保湿成分」と言われるほど、優れた保湿効果を持ちます。
ハンドクリームやリップクリームなど、保湿ケアアイテムによく配合されているのはそのためです。
乾燥肌さんや敏感肌さんの保湿ケアに、はちみつはとても有用であると言えます。

抗菌・抗炎症作用

はちみつの中でもマヌカハニーなど一部の種類には、高い殺菌作用があることで知られています。これは、はちみつの高い糖度や、含まれる酵素によるものです。
また抗炎症作用もあるため、ニキビや肌荒れの予防・改善に役立ちます
加えて免疫力向上や口臭予防など、全身の健康維持につながるんですよ。

抗酸化作用

はちみつには、高い抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれており、肌の酸化を防ぐ働きがあります。
活性酸素の影響で肌が酸化すると、シミ・シワ・たるみなどの老化現象を引き起こします。はちみつはそういった肌悩みの予防に役立つため、エイジングケアに取り入れるのがオススメです。

ターンオーバーの促進

はちみつに含まれるビタミンやミネラルは、肌のターンオーバーに欠かせない栄養素です。特にビタミンB2B6、亜鉛、カリウムなどはターンオーバー促進に役立ちます。
ターンオーバーが滞ると、キメの乱れやゴワつきが目立つようになるだけではなく、メラニンが沈着しやすくなることでシミ・くすみにもつながります。はちみつを活用することで肌の調子を整え、さまざまな肌悩みを予防・改善することができるでしょう。

はちみつを使った美容法と注意点

ご家庭で簡単にできる、はちみつを使った美容法についてご紹介します。それぞれの注意点もまとめていますので、チェックしてみてください。

砂糖の代わりに使う

料理の際、白砂糖をメインに使っているという人は、はちみつで代用する方法があります。
はちみつは白砂糖に比べ低カロリーかつ栄養価が高いため、より健康的に甘さを出すことができます。また摂取後の血糖値の上昇も比較的緩やかで、肌の老化の一因となる糖化を防ぐことにつながります。
さらに、お肉を柔らかくする・魚の臭みを消す・コク深い味わいに仕上げるなど、おいしさを底上げしてくれるというメリットも!

ただし分量には注意が必要です。はちみつは白砂糖よりも甘味が強いため、白砂糖を使う場合の7~8割程度の量を使うのがコツですよ。
また、はちみつには酵素が含まれているため、焼き菓子などに使うと生地が膨らみにくくなったり、べたつきやすくなったりすることがあります。適量であれば生地をしっとり仕上げることができるため、少量から使ってみてください。
はちみつには加熱調理の過程で失われやすい栄養素も多く含まれていますので、調理過程の1番最後に加えたり、火を止めてから使ったりすると、はちみつのメリットを最大限に生かすことができるでしょう。

こんな料理にオススメ!

・煮物
・照り焼き
・カレー
・ソースやドレッシング
・カステラやパウンドケーキなどのお菓子
・紅茶やスムージーなどの飲み物

もう一つの大切な点が、はちみつにはボツリヌス菌が混入していることがあるため、1歳未満の乳児には絶対に与えないということ。腸内環境の整っていない赤ちゃんがはちみつを摂取すると、腸内でボツリヌス菌が増殖し、乳児ボツリヌス症にかかることがあります。

大人の場合は、腸内の常在菌の働きでボツリヌス菌の増殖が抑えられるため、基本的にリスクはありません。しかし、白砂糖よりカロリーが低いとはいえ糖類ですので、食べ過ぎれば肥満や糖尿病の原因となることもあります。消化器系の不調につながる場合もあるため、適量を守って摂取しましょうね。

はちみつパック

はちみつを使った簡単なパックを行うのもおすすめです。用意するものは次の3つ。

・はちみつ
・バーム
またはクリーム
・ラップ

はちみつパックは、洗顔後のまっさらな肌に行います。
はちみつとバームまたはクリームを1:1の割合で混ぜ、保湿したい部分に塗りましょう。そこにラップをのせて5分置くだけ。最後はしっかり洗い流して終了です。
顔だけでなく、かかと・肘・膝などカサつきが気になる部分にも使えますよ。

ただし、市販のはちみつは基本的にスキンケア用に調整されたものではないため、肌に合わずにニキビや肌荒れが悪化したり、アレルギー反応が起きたりするリスクもあります。初めての人は、肌のコンディションの良い時に少量で試してみると安心です。また炎症が起きている箇所には行わないようにしましょう。
はちみつに添加物が入っていないか、成分表を見て選ぶことも大切ですよ。

はちみつ洗顔

洗顔料に少量のはちみつを混ぜる方法も、簡単にできてオススメです。
洗顔フォームとはちみつを2:1の割合で手にとり、よく泡立てます。泡立てネットなどを使って濃密な泡ができたら、あとはいつも通り洗顔するだけ。
はちみつの糖分が加わることで、きめ細かい泡を作ることができるはずです。

ただし、こちらもアレルギー反応などのリスクはありますので注意しましょう。

美容習慣に取り入れたい!はちみつ配合コスメ

「はちみつをそのままスキンケアに使うのはちょっと…」と抵抗がある人は、はちみつを配合したスキンケアアイテムを試してみてください。スキンケア用に成分が調整されているものであれば、セルフで行うはちみつ美容よりも安心感がありますよね。
ここではおすすめのアイテムを2つご紹介します。

HACCI ハニーレディ(導入美容液)

出典:HACCI公式サイト
価格:13,200円(税込)/95ml

ミルクタイプの導入美容液です。はちみつに加え、角質ケアに働くフルーツ酸や、保湿効果の高い植物エキスをふんだんに配合。
洗顔後、化粧水を塗る前に肌になじませることで肌をうるおし、その後の化粧水の浸透効率を高めてくれます。

ロアリブ ハニーメルティコンクr

出典:ロアリブ公式サイト
価格:3,850円(税込)/17g

乾燥とエイジングから唇を守る、リップバームです。3種の植物バター、はちみつ、ミツバチ由来成分をブレンド配合。唇のバリア力と保湿力を高めます。
唇にのせると体温で柔らかくなり、しっかりと密着するのでベタつきません。就寝前の保湿ケアはもちろん、口紅の下地としても使えますよ。

はちみつを活用した美容医療

はちみつの美容効果は、美容医療の世界でも注目されています。恵比寿アズクリニックでは、はちみつの成分を配合したピーリング製剤ミックスピールマヌカを使ったケミカルピーリングが人気です。

ケミカルピーリングとは、酸性の薬剤を顔全体に塗布することで肌表面にある古い角質を取り除く施術です。ターンオーバーを活性化させることで、くすみやニキビなどさまざまな肌悩みに対して効果が得られます。

中でもミックスピールマヌカは、乳酸グリコール酸・サリチル酸3種類のピーリング成分に加え、希少性の高いマヌカハニーを配合。
肌に塗ることでマヌカハニーの保湿効果抗菌・抗炎症作用を同時に得られるため、ピーリングと同時に肌にやさしく炎症を抑えることができます。ニキビや肌荒れが気になる人には特におすすめの施術です。

ケミカルピーリングに対して「痛そう」「怖い」といった印象を持たれている方も少なくないと思いますが、最近は薬剤も進化しており、肌に負担なく高い効果を発揮できる施術が増えています。公式チャンネルでは、当院のケミカルピーリングについて詳しく紹介した動画を公開していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

まとめ

はちみつは食べて美味しいだけでなく、美容面でもたくさんのメリットがあります。知っておくと使い道が広がってさらに便利ですよね。
また、はちみつを配合したスキンケアアイテムや美容施術などにも要注目!乾燥や肌のゴワつきに悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。

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監修医師紹介

奥野彰子/医師

奥野 彰子 / Akiko Okuno

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

監修医師詳細プロフィール

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