紫外線が強烈な季節になると、髪のハリやボリュームが失われたり、フケが増えたりしてはいませんか?
これらの症状は、意外にも頭皮の乾燥が原因かもしれません。
肌の乾燥に注意している人は多くても、頭皮の乾燥に目を向ける人はあまりいないかもしれません。
放っておくとさまざまなトラブルを引き起こし、将来的には薄毛のリスクも。
頭皮の健康を保つため、乾燥の原因と対策を学びましょう。
この記事のポイント
- 頭皮乾燥自己診断チェックリスト
- 頭皮の乾燥を予防・改善する方法がわかる
- 頭皮の環境を整えるおすすめアイテムがわかる
「頭皮の乾燥」自己診断チェックリスト
まずは自分の頭皮が乾燥しているかどうかを確認しましょう。
以下のチェックリストを参考にしてください。
●フケが増えたと感じる。
●フケが乾燥している。
●頭をちゃんと洗っているのに頭皮がかゆい。
●頭を無意識に掻いていることがある。
●1日に2回以上の洗髪をしている。
●シャンプー時に強くこする。
●長時間ドライヤーを使用する。
●暖房や冷房がよく効いた部屋で過ごすことが多い。
●冬に頭皮の痒みを強く感じ、フケの量が増える。
●肌の乾燥が気になることが多い。
●帽子なしで直射日光にさらされることが多い。
これらの項目に多くチェックが入るほど、頭皮の乾燥が進んでいる可能性があります。
頭皮の乾燥原因と症状を理解しておこう
頭皮の乾燥の原因と、それによって引き起こされるトラブルについて解説していきます。
頭皮の乾燥が起きる原因
頭皮の乾燥には主に4つの原因があります。
①寒暖差
夏場、エアコンの効いた部屋で過ごす際、家の中と外との気温差が頭皮の乾燥を引き起こします。
室内と屋外を頻繁に行き来すると、頭皮は汗をかいたり冷えたりすることが繰り返され、結果として乾燥する傾向にあるのです。
②皮脂の過剰な除去
毎日2回以上シャンプーを行う方は、頭皮に必要な皮脂まで洗い流しがちです。
清潔を心がけるあまり、かえって頭皮の乾燥を進めてしまうことになってしまいます。
また、シャワーのお湯を40℃以上に設定している方も、皮脂の取りすぎにつながるため注意が必要です。
③紫外線
強い日差しの中で、日傘や帽子などの対策をせずに過ごすと、頭皮が長時間紫外線にさらされることになります。
頭皮の水分が蒸発し乾燥を招くだけでなく、髪のダメージや薄毛にもつながりますので気をつけましょう。
④栄養の不足、血行不良
偏った食生活、特に外食やコンビニ弁当に頼ることが多いと、栄養不足に陥りがちです。
これにより、髪へうまく栄養が行き渡らなくなってしまいます。
また生活習慣の乱れや寒さによる血行不良も栄養補給を滞らせ、頭皮を弱らせて乾燥につながります。
頭皮の乾燥が引き起こすトラブル
頭皮の乾燥は、「皮膚の水分保持」と「雑菌からの保護」を担うバリア機能の低下を引き起こします。
この結果、炎症が発生し、以下のような問題が生じやすくなります。
・頭皮のかゆみ
・フケ増加
・抜け毛
・頭皮湿疹
・頭皮ニキビ
これらの症状は、頭皮の乾燥が進行するとさらに悪化し、脱毛症に発展する恐れもあります。
そのため、頭皮の保湿と適切なケアが非常に重要です。
頭皮の乾燥を予防・改善する方法
頭皮の乾燥を防ぐためには日々のケアが重要です。
乾燥を放置し悪化してしまうことのないように、普段から行うべき有効な対策をお伝えします。
適切な方法でシャンプーをしよう
熱すぎるシャワーは頭皮の皮脂を洗い落としてしまうので、適度なぬるま湯(約38度から40度)で洗うようにしましょう。
頻度は1日1回。手で泡立てた後、頭皮を優しくマッサージしながら洗うのがポイントです。
選ぶべきシャンプーのタイプ
強力な洗浄力のシャンプーは、頭皮に必要な皮脂まで奪ってしまう可能性があります。
そこで、頭皮に優しい低刺激性のシャンプーを選ぶことをおすすめします。
アミノ酸系やベタイン系、せっけん系のシャンプーが、比較的低刺激とされています。
ただし、低刺激シャンプーの中には泡立ちが弱かったり、
汚れを落としきれずベタつきがちになったりしてしまうものもありますので、
自分の髪との相性や、洗浄力と低刺激性とのバランスをよく見極める必要があります。
使い切りサイズがある場合は、一度試してみるのも良いですね。
ドライヤーの使用はなるべく短時間で
シャンプーの後、頭皮の角質層は水分を失いやすくなります。
このため、ドライヤーを長時間使用すると頭皮の乾燥を引き起こす場合があります。
ドライヤーの利用前には、タオルで余計な水分をしっかりと拭き取り、ドライヤーの使用時間をできるだけ短くしましょう。
また、同じ場所に長く当てずに、少しずつ動かしながら乾かすことが重要です。
まずは頭皮と髪の根もとから乾かし始め、最終的に毛先を乾かすようにすると、効率よく乾かすことができますよ。
さらに、ドライヤーは頭から20センチ以上離して使うようにしましょう。
バランスの取れた食事を心がける
頭皮の健康を維持するためには、栄養バランスが取れた食事が重要です。
特に、ビタミンB2、B6、A、C、E、亜鉛、タンパク質といった頭皮に必要な栄養素を豊富に含む食品を意識して摂取しましょう。
血行促進
冷えやストレスは血行を悪化させ、頭皮への栄養供給が行き届かなくなってしまいます。
冬には温かい飲み物や、重ね着などでの冷え対策が効果的です。
また、夏も冷房によって知らず知らずのうちに体が冷えてしまうことがありますので、
設定温度を高めにし、直接冷風にあたらないようにしましょう。
適度な運動を行ったり、湯船に浸かる習慣をつけたりするのも有効です。
頭皮の乾燥を改善する、おすすめのケア商品
頭皮の乾燥の原因と対策をしっかり理解したら、最適なケア商品を選びましょう。
自分に合ったアイテムを見つけて、効果的な保湿ケアを行うことが大切です。
fuettarich モイストアップジェルシャンプー/モイストアップトリートメント
出典:フエッタリッチ公式サイト
定価:各3,850円(税込)/シャンプー200g、トリートメント150g
fuettarichのシャンプーは珍しいジェルタイプで、髪をしっかり濡らしてから、
泡立てずにそのまま髪に揉みこむと、濃密な泡が立ちます。
低刺激で保湿力が高いのが特徴で、しっかりと汚れを落としながら頭皮の水分バランスを整えます。
同じシリーズのトリートメントは軽い使い心地で、頭皮の保湿にも役立ちます。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
mogans ノンシリコン アミノ酸 シャンプー&コンディショナー白樹
参考:公式サイト
定価: 6,435円(税込)/シャンプー300ml、コンディショナー300g
柔らかく細い髪質やダメージを受けた髪に最適な、ノンシリコンのシャンプーとコンディショナーのセットです。
99%以上の植物由来成分と18種類の豊富なアミノ酸成分を配合し、髪にハリとコシを与え、サラサラな仕上がりに。
※恵比寿アズクリニックではお取り扱いしておりません
花王 キュレル 頭皮保湿ローション
定価:1,430円(税込)/120ml
参考:キュレル公式サイト
敏感な頭皮のために開発されたローションです。潤浸保湿セラミド機能成分とユーカリエキスが配合されており、
頭皮に潤いを与える効果があります。また、フケやかゆみを抑え、健やかな頭皮を保つのに役立ちます。
ベタつかないのも使いやすいポイントです。
※恵比寿アズクリニックではお取り扱いしておりません
まとめ
頭皮の乾燥を防ぐには、保湿がとにかく大切です。
乾燥を放置してしまうと、頭皮トラブルを引き起こし、あとあと困ってしまう事態になることも。
適切なケアをしていくことで、健やかな頭皮とハリのある美しい髪を保っていきましょう。
誰もが憧れる美髪は、美人に欠かせない要素です!