背中が露わになる洋服を着こなすためには、ちょっとした勇気が必要ですよね。
そんな時、「背中のニキビが目立つかも…」と人目を気にしてしまうと、
気づかぬうちに自信が揺らいでしまうこともあると思います。
でも大丈夫。
美しい背中を手に入れるための秘訣は、日常のバスタイムでのちょっとしたケアにあります。
お風呂でのスキンケアのタイミングや、ニキビに効果的な専用アイテム、皮膚科での対処などを詳しくご紹介しますので、
これで、あなたも背中が開いたドレスやトップスを堂々と着こなせるようになるはずです。
この記事のポイント
- 背中ニキビができる原因がわかる
- 背中ニキビの対処法がわかる
- 背中ニキビを治したときのメリットとは？
どうして背中にニキビができるの？その原因
背中にできるニキビも、根本的な発生原因は顔や他の部位にできるニキビと同じです。
ただし背中は自分では見えにくいため、ついケアを怠りがちですよね。
そこで、まずはあなた自身で背中をしっかりとチェックし、ニキビの原因に心当たりがないか振り返ってみましょう。
ニキビの原因① ボディソープの洗い残し
ボディソープで体を洗うと、泡が皮脂や汚れ、菌を吸着してくれます。
しかしこの泡が完全に洗い流されていないと、泡に吸着された汚れも肌に残ってしまうことに。
残った汚れが再び毛穴に入り込むことで、ニキビを引き起こす原因となってしまいます。
ボディソープの洗い残しは、肌にとっては大敵なのです。
ニキビの原因② 背中の汗をそのままにしている
背中は筋肉が豊富にあるため汗をかきやすい部位です。
人によって汗の量に差はありますが、特に「今日は背中に汗をかいたな」と感じる日があれば、
その日は必ずシャワーを浴びて、清潔に保つことが大切です。
ニキビの原因③ 背中をしっかり洗えていない
お風呂で背中洗うのって難しいですよね。
でも、洗い残しには注意です。汚れがしっかり落とせてないと、皮脂や古い角質が残ってしまいます。
かと言って強くこすりすぎても、ニキビが炎症を起こしたり、肌のバリア機能が低下したりするので、
低刺激のボディソープをよく泡立て、やさしく丁寧に洗いましょう。
背中は手が届きにくい場所なので、洗い残しが生じてしまいがち。
それがニキビの原因にもなるのです。
さらに、背中は肌のターンオーバーが遅いため、角質が溜まりやすい部位でもあります。
だからこそ、背中をきちんと洗えるように工夫することが大切です。
ニキビの原因④ 運動不足や睡眠不足からくるストレス
顔や胸、肩甲骨周辺は、そもそも皮脂の分泌が多く、ニキビができやすいと言える場所。
そこにホルモンバランスの乱れが加わると、これを加速させてしまいます。
ストレスが原因でホルモンバランスが乱れたり、睡眠不足によって肌のターンオーバーが滞ったりすると、
背中のニキビができやすくなってしまいます。
不規則な生活を続けている方は、まず生活リズムを見直すことから始めてみましょう。
ニキビの原因⑤ 汚れたままの衣類・寝具類はNG
普段着用する衣類や寝具が汚れたままだと、雑菌が増殖し、背中ニキビの要因となります。
通気性の良い素材のものを選び、常に清潔に心がけることが重要です。
特に就寝時は思っている以上に汗をかいているものですので、パジャマやシーツはこまめに交換しましょう。
敏感肌の方は、洗濯洗剤や柔軟剤の成分が刺激となる場合もありますので、洗剤類も成分にこだわって選ぶのがベターです。
肌に触れるものは優しい素材を選び、清潔さを保つことで、背中ニキビのリスクを減らせますよ。
お風呂でやるべき背中ニキビのケア、7つのステップ
背中がキレイな人は、お風呂の時間を活かして、背中のケアにしっかりと力を注いでいます！
お風呂に入浴する前からお風呂上がりまでのお手入れの方法を順に紹介していきます。
①お風呂の鏡で入浴前に背中ニキビをチェック
みなさんは普段、どれくらい背中を意識して見ているでしょうか？
背中がどのような状態にあるのかわからないと、ニキビの原因も見逃してしまいがちです。
お風呂に入る前に鏡で背中をチェックするのを習慣にすると良いでしょう。
ニキビの初期段階を見逃さず、早めのケアが可能になりますよ。
②アロマや音楽、動画を楽しみながらの入浴でリラックス
お風呂の時間を上手に使ってストレスを解消するのも大切です。
好きな香りや音楽、動画を楽しみながらの入浴は、一日の疲れを癒やしてくれる最高のリラックスタイムですよね。
防水カバーを使って音楽プレイヤーやタブレットをお風呂に持ち込むのがおすすめ。
また、しっかりと湯船に浸かる時間を作ることにもなるので、血行の促進につながります。
③トリートメント時の背中ストレッチ
トリートメントを髪に浸透させる間は手もち無沙汰になりがち。
その時間を使って、背中のストレッチを行えば、背中も髪もキレイになれて一石二鳥！
背中の筋肉は大きいので、ストレッチを取り入れることで代謝がアップします。
特に「肩甲骨はがし」のストレッチは、肩甲骨の可動域を広げ、健康的な体づくりに役立ちます。
やり方は、「背中の後ろで合掌するように両手をあわせたまま３０秒間」たったこれだけです。
気持ちいいストレッチを感じながら、健やかな肌と心地よいバスタイムを楽しんでくださいね。
④背中を洗うのは、最後の工程に
背中ニキビは『洗い残し』が大きな原因となってしまうことは先ほどお話しした通り。
シャンプー・トリートメント・クレンジング・洗顔など、お風呂でのすべての工程行った後で、
最後にボディソープで身体を洗い、背中をしっかり流すようにしましょう。
そのときに重要なのは、ボディソープの原液を直接肌につけるのではなく、必ず泡立ててから使うこと。
原液を直接使うと、肌への刺激が強くなり、肌トラブルの原因になることもあります。
泡立てることで肌への摩擦を減らすことができるので、肌を守りながら汚れを落とすためには大切なステップなのです。
–おすすめ背中ケアアイテム 熊野筆ボディブラシDos et decollete
出典： スタジオクルール （https://shop.st-couleur.jp/products/detail.php?product_id=22）
価格：8,800円（税込）
背中は手が届きにくく、しっかり洗うのが難しい部位です。
そんなときは、ボディブラシを活用しましょう。
こちらのクマの筆ボディブラシは、荒い毛や毛先の切れた毛、逆毛などを一本一本手作業で除去して作られています。
背中の凸凹にもしっかりフィットし、細部まで優しくきれいに洗うことができますよ。
ポイントはゴシゴシ洗わず、優しく洗うことです！！
※恵比寿アズクリニックではお取り扱いしておりません
⑤すすぐときは38度のお湯で丁寧に
すすぎは少し長めに行い、十分泡を洗い流しましょう。
お湯の適温は38度程度。熱すぎると必要な皮脂まで洗い落してしまい、乾燥やかゆみの原因になります。
また、シャワーだけで流してしまおうとせず、手やタオルを使って優しく拭きながら流していくと、
洗い残しが起こりにくいのでおすすめです。
⑥水分を拭きとったあとは、しっかり保湿
背中ニキビの悪化には「乾燥」が大きく関わっています。
お風呂上りにバスタオルで体を拭いた後には、乾燥する前に忘れず保湿剤を塗りましょう。
-おすすめ保湿アイテム ノブ スキンミルク Ｄ
出典：ノブ公式サイト（https://noevirgroup.jp/nov/g/g57616/）
価格：2,420円（税込）/300ml
ポンプタイプで使いやすい保湿乳液です。
肌にのばしやすい乳液タイプで、べたつかずしっとりうるおいを与えます。
低刺激かつたっぷり使える容量なので、ご家族で使うのもおすすめです。
※恵比寿アズクリニックではお取り扱いしておりません
背中にできたニキビは、どのくらいで消えるの？
背中ニキビは、状態次第で解消に数週間から数ヶ月の期間が必要になることがあります。
皮膚科や美容皮膚科での専門的な施術を受ける場合でも、数ヶ月程度の時間がかかることが多いと言われています。
薄着の季節や特別なイベントで背中を見せる機会がある場合は、
スケジュールに合わせて早めに予防や対策を始めることが大切ですね。
皮膚科受診がおすすめの背中ニキビ
深刻な炎症を伴うニキビや、膿を含んだニキビ、広範囲に広がるニキビが背中にできた場合は、
セルフケアだけでは改善が難しい場合があります。
また、市販薬やニキビケア用の化粧品を長期間使用しても改善しない頑固なニキビも、専門医の治療が必要です。
ここでは、皮膚科での治療法について見ていきましょう。
皮膚科で処方される塗り薬
抗生物質、抗炎症剤、皮脂分泌抑制剤、抗ニキビ剤などが処方され、飲み薬と併用されることが多いです。
診察料を含め、一回の治療費用はおおよそ2000円〜3000円程度。
治療期間はニキビの状態によりますが、約3ヶ月が目安です。
皮膚科で処方される飲み薬
抗生物質、抗炎症剤、皮脂分泌抑制剤、ビタミン剤、漢方薬などが処方されます。
費用は塗り薬と同程度と考えて下さい。
面皰（めんぽう）圧出
皮膚科で行われる「面皰圧出」とは、専用の器具を使ってニキビの中の膿や汚れを取り除く治療法です。
特に、白ニキビや黒ニキビなど、初期段階のニキビに効果的な方法とされています。
自分でニキビを潰すとニキビ跡が残るリスクがあるため、専門医による施術を受けることが推奨されます。
治療費は一般的に1個あたり数百円から1000円程度です。
ニキビではなく皮膚疾患の場合も！
自分ではニキビだと思っていても、別の皮膚疾患にかかっている可能性があります。
治りが悪かったり、違和感があったりしたら、早めに病院で相談しましょう。
ニキビと間違えやすい症状としては、以下が考えられます。
・マラセチア毛包炎
カビの一種であるマラセチアが、毛穴内で過剰に繁殖し、炎症を起こしてしまう疾患です。
小さくて白っぽいブツブツがたくさんできるのが特徴で、赤い発疹になってしまうこともあります。
・毛孔性苔癬（もうこうせいたいせん）
毛穴にぶつぶつと盛り上がった発疹ができる疾患で、「さめ肌」と呼ばれることもあります。
触るとザラザラとしていて、赤みや色素沈着を伴うことも。
遺伝的要素や代謝異常が関係して発症するとされています。
・粉瘤
何らかの原因で皮膚内に袋ができ、ターンオーバーとともに老廃物されるはずの皮脂や古い角質がその中にたまってしまったものです。
炎症を引き起こして痛みがでることもあり、治療には外科的な処置が必要になります。
背中ニキビを治すとこんなメリットが！4つのポイント
背中ニキビの解消には時間がかかってしまうもの。
諦めそうになったら、改善後のことを思い浮かべてモチベーションをアップさせましょう！
背中ニキビを治すメリットをあげていきますので、
「頑張って治せばこんなご褒美があるんだな」と前向きになっていただけたらうれしいです。
・自信を持って水着姿になれる
背中を見せる機会といえば、水着姿が真先に浮かぶ方も多いと思います。
世の中に出回っている水着で、背中が隠れているものはほとんどないと言っていいほど。
せっかくかわいい水着を着ていても、背中に自信が持てないと「タオルを肩にかけて隠さなきゃ」なんてことになりがちです。
夏までに自信を持って水着が着られる状態にしておきたいですね！
・ドレス姿が映える
ウェディングドレスを着るような特別な日のために、背中のエステを予約する方は多いです。
多くの人の目に触れ、たくさん写真も撮られますから、背中をきれいにしておきたいですよね。
特にアップスタイルの場合は背中がより目立ちます。
大切な日のために、早めのケアを心がけて、最高の状態でその日を迎えましょう。
・シースルーファッションを着こなせる
シースルーのトップスを着ているとき、注目されがちなのは後ろ姿。
特に白や透け感のある生地の場合、背中のニキビが目立ってしまうことがあります。
ニキビが影になったり、赤みが目立ったりするのは、できれば避けたいですよね。
シースルーファッションを存分に楽しむために毎日のケアでキレイな背中を保ち、
自信を持って着こなせるようにしましょう。
まとめ
久しぶりに背中を鏡で見たときに、その状態に驚くことがありますよね。
背中は日常的に自分の目で見ることが難しいため、ケアがおろそかになりがちです。
実は、他人は思った以上に私たちの背中を見ています。
口に出さなくても、「あの人の背中はきれいだな」と思う人はいるものです。
背中ニキビは、しっかりとしたケアで改善することが可能です。
気になり始めたその日からケアを始めましょう。
毎日の小さなケアが、美しい背中を作る第一歩です。健康な肌を目指して、一緒に頑張りましょうね。
