どうしても消したい!クレーター状のニキビ跡をなくす方法

ニキビ跡がクレーターのような凸凹に変わってしまった状態を、美容皮膚科では「皮膚欠損=へこみ」と表現されます。この状態になると、「一刻も早く解決したい!」と悩む一方で、どのように対処すれば良いのか迷ってしまうことも珍しくありません。
特に、クレーター状のニキビ跡は、自宅でのケアだけでは効果が限られることも多いのです。
この記事で解説する3つのポイントを押さえることで、デコボコの肌から、滑らかで美しい肌を目指すこともできるようになります。ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • クレーター状のニキビ跡がなかなか治らない根本的な理由
  • 効果が早く現れるニキビ跡の治療方法
  • 自宅でできるクレーター状ニキビ跡のケア方法
目次

どうしてクレーター状のニキビ跡は消えないの?その理由

そもそもクレーター状の凸凹にニキビ跡が残ってしまうのはどうしてなのでしょうか?
理由を知り、適切なケアに役立てていきましょう。

ニキビの炎症が肌の深部にまでダメージを与えているから

ニキビの原因は、毛穴の詰まりと炎症です。
ニキビの炎症レベルとそれに伴う色の変化を理解することが、ニキビ跡のケアをする上で大切です。

①健康的な肌状態|正常な肌のターンオーバーとバランスの取れたホルモン状態
②白ニキビ|毛穴の詰まり、乾燥や皮脂の増加、新陳代謝の低下が原因
③黒ニキビ|皮脂の過剰な蓄積が原因。成長期、ストレス、ホルモン変動が影響
④赤ニキビ|毛穴内のアクネ菌の増殖による炎症が原因
⑤膿ニキビの発達|ニキビの炎症の進行と皮脂の酸化により化膿するのが原因
⑥色素沈着したニキビ跡|メラニンの増加と色素の定着が原因
⑦赤いニキビ跡|ニキビ炎症による血管のトラブルが原因
⑧クレーター状のニキビ跡|深皮層の炎症により肌の再生が難しくなることが原因

クレーター状の凸凹ニキビ跡は、症状が悪化した最も厳しい状態で、自分でケアするのは非常に難しいとされています。思春期に生じたニキビであれ、成人後のニキビであれ、炎症が深刻化するとクレーター状の跡が残る可能性があります。
ニキビの状態が軽度の段階で改善することが、ニキビ跡を残さないためには非常に重要なのです。

何度もニキビを潰してしまったから

「ニキビを潰す行為」が、ニキビの炎症をさらに悪化させる原因の一つです。無意識にニキビに触れてしまってはいませんか?
ニキビを潰すことの悪影響をあげると…

・皮膚の表面と深い部分、真皮層にまでダメージが及んでしまう
・潰れた箇所は外の空気に晒され、乾燥によるダメージを直接受ける
・傷ついた皮膚細胞の再生には、かなりの長期間を要する

潰れたニキビの回復には、個人によって大きな差があります。
例えば、蚊に刺された跡がなかなか治らない方や、免疫力が低いアトピー性皮膚炎をお持ちの方、アレルギー体質の方は、肌のくすみや色素沈着、凸凹肌になりやすい傾向があります。

自己流スキンケアで肌トラブルが悪化したから

自己流で行っているスキンケアが逆効果になってしまうこともあります。
特にニキビや肌のトラブルが気になる時、間違ったケア方法を取ると、症状がさらに悪化してしまうことも。

・毎日の角質除去の習慣
・強く擦りながらのピーリング
・高価なスキンケア製品を少量ずつ使っている
・自分で作ったスキンケア製品を使用
・厳しすぎる食事制限を伴うダイエット

ニキビを潰してしまった経験がある方や、現状よりももっと美しい肌を目指したいと考えている方は、正直に言うと、セルフケアだけで理想の肌へと導くのは難しいかもしれません。
そんな時は、専門の医師のアドバイスや治療を受けることをおすすめします。

皮膚科でのニキビ跡治療

まず、皮膚科で受けられるニキビ跡に対する治療方法を見ていきましょう。
一般的な皮膚科では、炎症中の部位に対して塗り薬や飲み薬を処方するなどの治療が行われます。基本的には保険適用内で行われるため、治療費は比較的抑えられるというメリットがあります。
ただし、皮膚科での治療は特定の疾患部分に焦点を当てるため、クレーター状のニキビ跡を完全に消すことは難しい場合が多いです。
完全な治療を目指す場合、美容皮膚科での自由診療が一つの選択肢となるでしょう。保険適用外の治療になるため、一般的な皮膚科と比べ費用は高くなる傾向がありますが、着実な改善が期待できます。

美容皮膚科でのニキビ跡治療

クレーター状のニキビ跡を改善させるには、美容皮膚科での治療が最も適していると言えます。
ここからは、美容皮膚科で行われる治療について、なぜニキビ跡改善に最適なのか、どんな施術がおすすめなのかといった、具体的な内容を解説していきます。

クレーターの治療に美容皮膚科がおすすめな理由

保険適用内で治療を行う皮膚科では、ビタミン剤などの内服が主な治療方法となりますが、クレーター治療は長期にわたることが多く、改善が難しいケースもあります。
一方、美容皮膚科では、幅広い種類の治療から症状に合った施術を選んだり、施術を組み合わせたりすることで、より効果的にニキビ跡にアプローチすることが可能です。
最新のマシンを使った治療を行えば、薬のみでの治療に比べ短期間で改善が見込めるはずです。

美容皮膚科でできるおすすめの治療

クレーター状になってしまったニキビ跡に対して、美容皮膚科では具体的にどのような治療が行われるのでしょうか。恵比寿アズクリニックでできる施術を中心に紹介していきます。

-ポテンツァ

ニードルRF治療とも呼ばれ、ニキビ跡や毛穴の開きに高い効果が期待できる施術です。
針で肌表面に細かい穴をあけることで肌の再生を促すのと同時に、針先から高周波(RF)のエネルギーを送ることができ、コラーゲンの生成を促進させる効果があります。
高周波の熱エネルギーにより、施術しながら止血が行えるためダウンタイムが短いのが特徴です。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

▶ポテンツァ詳細 https://az-clinic.tokyo/potenza/

 

-ダーマペン

髪の毛より細い極細の針で肌表面に小さな穴をあけ、肌がもち自己治癒力によりコラーゲンやエラスチンの生成を促す治療です。
ポテンツァと比較されることの多い治療で、RFの照射機能がないことが大きな違いとなります。その分ポテンツァより安価で受けられるため、最初にダーマペンによる治療を何度か行い、ある程度肌の凹凸を改善させてから、ポテンツァによる治療に移行するといった方法をとる場合もあります。

恵比寿アズクリニック公式YouTubeチャンネルでは、ポテンツァとダーマペンの比較検証動画を公開しておりますので、ぜひご覧ください。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

▶ダーマペン詳細 https://az-clinic.tokyo/dermapen/

-フラクショナルレーザー

ニキビ跡が深くへこんでしまった場合には、コラーゲンの生成を促進するフラクショナルレーザー治療が特に効果的です。

アズクリニックのフラクショナルレーザーは「ピコレーザー」での施術になります。
高密度のレーザーを照射した衝撃波により表皮内に微少の空洞を作り、その刺激によってコラーゲンの増殖を促進し、肌を活性化させます。
皮膚表面へのダメージがないため痛みが軽く、ダウンタイムが短く済むのも利点です。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

▶ピコレーザー詳細 https://az-clinic.tokyo/picolaser/

ダウンタイムについて

美容治療を受けた後、赤みや出血、腫れなどといった症状が出る期間を「ダウンタイム」と呼びます。
施術によってダウンタイムがほとんどないものもあれば、特に強力な施術の中にはダウンタイムが数週間続くものもあります。このため、自分の生活リズムに合わせて治療法を慎重に選ぶことが大切です。
診察時には、医師がダウンタイムに関する情報を必ず説明してくれます。
焦らずに、治療のデメリットについてもしっかりと聞き、納得のいく選択をしましょう。

美容皮膚科での治療費

美容皮膚科では、クリニックごとに個別に料金を設定しているため、治療費はそれぞれ異なります。
治療費に影響を与える要因としては、以下のようなものがあります。

・クリニックの立地条件
・導入している機器や薬剤の種類
・個室か半個室かなど、施術室の設備の差
・テレビCMやインターネット広告等にかかる広告費

患者さんの中には、とにかく費用を抑えたいという方もいれば、技術の質や満足度を重視する方もいます。
カウンセリング時に施術方法や料金をしっかりと確認し、自分で納得できると感じたクリニックで治療を受けるのが良いでしょう。

自宅でも対策!クレーター状ニキビ跡のケア方法

ニキビ跡を改善させるにはセルフケアだけでは難しいのが事実ですが、だからといって自宅でのケアを適当に済ませて良いわけではありません。美容皮膚科などでの治療と並行して、自宅でも丁寧なスキンケアを行うことで、施術の効果を最大限に引き出すこともできます。
おすすめのホームケア用アイテムをご紹介しますので、参考にしてみてください。

-サプリメント|ワカサプリ高濃度VC3000

1包に3,000mgのビタミンCを配合した内服薬です。
ビタミンCには、コラーゲン生成の促進や、ターンオーバーを促す効果があり、肌再生に役立ちます。
また、過剰な皮脂を抑制することで、新たなニキビの発生を防ぐ効果も期待できるなど、ニキビやニキビ跡で悩んでいる人には積極的に摂ってほしい栄養素なのです。
「ワカサプリ高濃度VC3000」は、賦形剤や着色料、甘味料などを極力排除することで、ビタミンC含有率96.7%を実現。純粋なビタミンCを摂取することができます。
水やジュースなどに混ぜて摂取できる粉末タイプで、飲みやすいのもポイントです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております

 

-スクラブ洗顔料|ゼオスキンヘルス エクスフォリエーティングポリッシュ

出典:ゼオスキン公式サイト

顔用のスクラブ剤です。超微粒子マグネシウムスクラブ古くなった角質や余分な皮脂を取り除き、適度な刺激を与えて活性化を促します。
また、ビタミンACE配合で、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があります。
週に12回程度のスペシャルケアとして取り入れることで、ターンオーバーの正常化に役立ちますよ。

 

-クリーム|DRX AZAクリア

出典:DRX公式サイト

アゼライン酸を高濃度配合したクリームです。
アゼライン酸には、皮脂分泌の抑制作用やニキビ菌の増殖抑制作用が報告されており、こちらのクリームを顔全体に使うことで、ニキビのできにくい肌に整えることが可能です。
また、メラニン色素を作り出す酵素「チロシナーゼ」の働きを抑える効果もあり、色素沈着の改善も期待できます。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております

ニキビ跡のお手入れを諦めてしまうと、肌の状態は決して良くなることはありません。
さらなる悪化を避けるためにも、自分の肌質をしっかり理解し、相性の良い治療法やケア方法を見つけて行うことがとても大切ですよ。

まとめ

ニキビ跡の中でも特に深刻といわれるクレーター状の肌。美容皮膚科に相談する際には、治療にかけられる予算や期間を明確にしておくことがおすすめです。
肌トラブルの改善を決して諦めることなく、まずはその原因や改善方法についての知識を深めることで、自分自身のスキンケアの習慣や考え方を見直すこともできます。
納得できる方法を見つけたら、積極的に行動に移していきましょう。

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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