恋の天敵!思春期ニキビをすぐにでも撃退する方法!

思春期ニキビは青春のシンボルとも言われますが、10代は異性を意識し始めたり、自分の容姿を意識したりする時期。
そんな大切な時に、ニキビがポツポツできると、自信を失ってしまうこともありますよね。
では、どうすればその憎きニキビを速攻で撃退できるのでしょうか。
この記事では、思春期ニキビの効果的な撃退方法や、ニキビの原因・予防法について、分かりやすく解説していきます。
正しいスキンケアの方法を知り、思春期ニキビを1日も早くやっつけてしまいましょう!

この記事のポイント

  • 思春期ニキビの原因
  • 思春期ニキビを速攻で撃退する方法
  • 思春期ニキビ予防ガイド
目次

思春期ニキビの原因とは?


まずは思春期ニキビができてしまう原因を理解しましょう。
日々の習慣がニキビにつながっていることもありますので、自分の生活を振り返りながら確認してみてくださいね。

成長ホルモンと、皮脂の過剰分泌

思春期に差し掛かると、男性の身体は筋肉質でがっちりとした体形になり、顔にヒゲが生え始め、声の変化を経験するなどの変化が出てきます。
一方、女性の身体では月経が始まり、丸みを帯びた体格に成長していきます。
これらの身体的変化は、成長ホルモンの働きによるものです。

この成長ホルモンは、身体の成長を促すだけではなく、皮脂腺を活性化させ、皮脂の過剰な分泌を引き起こす原因にもなります。

この成長ホルモンの影響は、思春期の誰もが経験する自然な成長過程ですが、皮脂の過剰分泌は、残念ながらニキビができる原因ともなってしまうのです。

アクネ菌の影響

アクネ菌は、私たちの肌に常に存在する常在菌の一つです。
これらの常在菌は、肌のphバランスを整え、外部からの病原菌の侵入を防ぐ重要な役割を果たしています。

しかしひとたび肌トラブルが起きると、この菌が問題を引き起こすことがあります。
特に思春期にはホルモンの変化によって皮脂の分泌が活発になり、毛穴に詰まった皮脂がアクネ菌の増殖と活性化を促します。
アクネ菌は皮脂を分解し、脂肪酸に変えることで、皮膚を刺激し、炎症を伴う赤いニキビへと変化させてしまうのです。

皮膚への刺激

皮膚への刺激も、思春期ニキビの原因のひとつ。
特に紫外線はさまざまなトラブルを引き起こします。

紫外線にさらされた肌は、その害から身を守るために角質層を厚く、硬くします。
厚くなった角質は、毛穴を塞ぐことで、皮脂の自然な排出を妨げ、ニキビの状態を悪化させることがあります。

また、紫外線を浴びると、アクネ菌がポルフィリンという毒素を生成し、ニキビの増加を招くこともあります。
さらに活性酸素の大量発生も引き起こし、肌トラブルや肌老化の原因となってしまうのです。

紫外線対策としては、日常的に日焼け止めを塗ることが大切ですが、紫外線吸収剤やアルコールが添加された製品は、肌に刺激を与えやすいため注意が必要です。
低刺激の日焼け止めを選ぶようにしましょう。

他にも、洗顔時の強い摩擦や、整髪料が付着した髪の毛が顔に触れること、
不衛生な手で肌を触ってしまうことも、皮膚に刺激を与え、ニキビの悪化を促進させてしまう要素になります。

不健康な生活とストレス

睡眠不足や偏った食事などの不健康な生活、ストレスも、ニキビを悪化させてしまう大きな要素です。

油っぽい食べ物や甘い食べ物の過剰摂取、無理なダイエットによるストレス、夜遅くまでのスマホいじりやパソコンの使用による神経の興奮は、睡眠不足を引き起こし、ニキビの状態を悪化させることがあります。悪化したニキビはなかなか治りません。

だからこそ早めの対策が大事なのです。

規則正しい生活を送り、心身ともにバランスの取れた状態を保つことが、美しい肌を保つ秘訣です。

思春期ニキビを速攻で治す方法

しつこい思春期ニキビをなくすには、まずは肌を清潔に保つことが大切。
それに加え、より早く改善するためには、使用する薬や、スキンケアアイテム、インナーケアついても知識をつける必要があります。

正しい方法を知り、適切にケアしていきましょう。

洗顔の重要性


洗顔は、余分な皮脂やホコリ、雑菌を肌から取り除く大切なステップです。
これにより、お肌本来の免疫機能や再生機能が活発に働くようになります。

しかし、洗顔のしすぎは肌に刺激を与えてしまうことも。
だからこそ、お肌を清潔に保つために、適切な洗顔方法を実践しましょう。

市販薬と、皮膚科の処方薬との違い

市販薬には、ニキビの主な原因であるアクネ菌を退治する殺菌成分や、赤みや腫れを和らげる抗炎症成分、さらに皮脂の酸化を防ぎ、血流を改善して肌の治癒力を高めるビタミン類が含まれています。
ステロイドなどの強力な成分が少なく、敏感肌の方にも安心して使用できる処方のものが多いのが特徴です。

一方、自分で試す方法に限界を感じたら、皮膚科を訪れて専門医の診察を受けるのもひとつの選択。
塗り薬だけでなく、飲み薬や、場合によってはホルモン剤の処方など、症状に合わせて薬を処方してくれます。
専門家のアドバイスに耳を傾け、最適な治療法を見つけましょう。

化粧水の選び方

思春期ニキビの対処法としては、アクネ菌を抑制する殺菌効果がある化粧水が適しています。
アルコール配合でさっぱりした使用感のものもありますが、これが過剰な皮脂を取り去り、肌のバリア機能を下げてしまうことも。アルコールフリーの製品を選びましょう。

実は皮脂は肌から水分が蒸発するのを妨げてくれ、うるおいをキープする重要な役割も果たしています。
大事なのは、お肌の皮脂と水分のバランスです。
殺菌効果と保湿効果を兼ね備えた化粧水を選んで使うのが良いでしょう。

サプリメントで内側からケア

思春期ニキビの対策は外側だけでなく、内側からのアプローチも大切です。
速やかにニキビを治すためには、体の内側からのケアが必要。
ごはんにパン、麺などの炭水化物や、脂身たっぷりのお肉など、思春期世代に人気の食事は、ビタミンやミネラルが不足しがちです。

日常的に野菜を多く摂ることが理想ですが、サプリメントの力を借りるのも一つの手段。
肌の健康にはビタミンC、ビタミンE、ビタミンB群、カルシウム、マグネシウムなど、様々な栄養素が必要です。
普段の食事で不足しがちな栄養素は、意識してサプリメントで補いましょう。

メイクでニキビを上手に隠すコツ

ニキビの上からメイクをすることは、毛穴を塞いでしまうリスクがあるため、あまり推奨はされません。
でも、ニキビのせいでストレスが溜まったり、人との交流を避けたくなったりと気持ちが塞いでしまっては、それも悪影響になってしまいます。
そんなときには負担を極力少なくできるメイク方法で、ニキビを上手くカバーしましょう。

ニキビをカバーする際には、使う化粧品の種類がとても重要です。
油分が多いタイプの化粧下地やリキッドタイプのファンデーションは避けましょう。

代わりに、油分が少なく刺激が低い日焼け止めと、パウダータイプのファンデーションを使うのがおすすめ。
また炎症を伴うニキビの場合、パウダーファンデーションだけではカバーしきれないこともありますが、その場合は、コンシーラでポイントカバーするという方法もあります。
例えば、頬にはふんわりとしたチークを使って、赤みを上手くごまかすことができます。

メイクをした日には、必ずクレンジングが必要です。
クレンジング剤は、ニキビ肌に優しいジェルタイプがおすすめですよ。

今日から始める!思春期ニキビ予防の実践ガイド

思春期ニキビができてからの対応方法と同じくらい大切なのが、ニキビの予防方法です。
日々の生活を見直して、ニキビのできにくい肌を手に入れましょう。

ニキビを防ぐ、正しい洗顔法

洗顔について、「とにかくしっかり洗えば大丈夫」という考えは、実は間違っています。
皮脂を過度に落とすと、肌は逆に油分を補おうとして皮脂を分泌し、結果、よりオイリーな肌になる可能性があります。
また、殺菌作用の強い洗顔料の過剰な使用は、乾燥や肌荒れを引き起こす原因にもなります。

刺激の少ない洗顔料をしっかり泡立て、泡で優しく肌を包むように洗うことがポイントです。
指が直接肌に触れない程度の優しいタッチが理想的です。
すすぎはぬるま湯を使い、しっかりと行ってください。
その後、乾いたタオルで優しく押さえるようにして水分を取り、ニキビケア用の化粧水でしっかり保湿することが重要です。

ニキビ予防に効果的な食生活

ニキビの治療や予防には、食生活を見直すことが大切です。
特に思春期の身体は、急速な成長を遂げており、身体がたくさんの栄養を必要としています。
この時期に特に重要な栄養素は、たんぱく質とビタミンです。

脂肪分が少ない赤身肉、魚、大豆製品などの良質なたんぱく質、そして野菜から摂取できるビタミンを、積極的に取り入れましょう。

ジャンクフードや炭水化物が多い食事、甘いスイーツは、たまに楽しむ程度に留め、バランスの取れた食事で内側からの思春期ニキビ予防に努めましょう。
毎日の食事選びが、美しい肌への第一歩ですよ。

質の良い睡眠で肌を整える

お肌の修復や再生は、主に睡眠中に行われます。
特に、入眠後3時間は、細胞の修復や再生に不可欠な成長ホルモンの分泌が活発になるタイミング。
皮膚細胞の修復には約6時間必要と言われているため、できればそのくらいの睡眠時間を確保したいものです。

思春期ニキビができやすい時期は、学業や部活、友達との交流などで忙しい日々を過ごしますが、美しい肌のためにも、可能な限り深夜12時前には睡眠を取るように心がけましょう。
毎日同じ時間に深い眠りにつくことが、より質の高い眠りになります。
リラックスして眠るために、お風呂にゆったりと浸かる、ハーブティーを飲む、軽いストレッチをするなど、就寝前の習慣を作ると良いでしょう。

また、睡眠中の清潔な環境も肌には大切です。シーツやタオル、枕カバーは常に清潔に保ちましょう。
睡眠中は新陳代謝が活発になり、汗をかきやすいため、寝具は雑菌が繁殖しやすい環境になります。
清潔な寝具を使うことで、ニキビの悪化を防ぐようにしましょう。
美しい肌のために、今夜から質の良い睡眠を心がけたいですね。

まとめ

思春期ニキビを治すには、正しいケアが最も効果的な近道です。
10代の肌は回復力が高いので、「洗顔」「食生活」「睡眠」の3つの基本を見直すことで、
肌の状態は大きく改善されるでしょう。

また、ニキビが原因でコンプレックスを感じたり、ストレスを抱えたりすることは避けたいものです。
そんな時は、メイクを上手に活用して肌の悩みをカバーするのも一つの方法です。
学業や部活、恋愛など、充実した青春時代を楽しむために、自分の肌に自信を持てるよう、正しいスキンケアを毎日心がけましょう。

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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