頬のたるみを解消!たるみの原因と解決策

顔のたるみが気になる方は多いのではないでしょうか。特に頬がたるんでしまうと、ほうれい線や毛穴が目立ったり、さらにはフェイスラインがぼやけて見えたりと、実年齢より老けて見えがちです。

たるみは気づいたら早めに対処することが大切。加齢を止めることはできませんが、肌の衰えをさまざまなケアで遅らせることは可能です。

この記事では、たるみの対処方法やおうちですぐにできるマッサージなどをご紹介します。

この記事のポイント

  • 頬のたるみを引き起こす原因
  • 頬のたるみを改善するセルフケア
  • 美容皮膚科でのたるみ対策

目次

頬のたるみが見られる3つのサイン

頬のたるみは特に、ほうれい線、頬の毛穴、顔の輪郭の3つの部分に現れます。これらが進行すると、老化が加速し、実際の年齢よりも老けて見られがちになります。そのため、たるみの初期サインを見逃さずに、ケアを開始することが重要です。

頬のたるみからくるほうれい線

加齢と共に目立ち始めるほうれい線。主な原因は、頬のたるみによるものです。肌の内部でのコラーゲン減少、結合組織の緩み、表情筋の衰退などが影響しています。また噛み合わせの問題や姿勢による顔の歪みも、ほうれい線の一因となることがあります。
ほうれい線が気になり始めたら、速やかに対策をスタートしましょう。

涙型のたるみ毛穴

頬の毛穴が丸い状態から涙型に開いてきたら、たるみが始まったサインです。頬をこめかみに向かって引き上げた時に、毛穴が見えなくなったら要注意。毛穴開きは肌質やスキンケアの問題にもよりますが、斜めに下がってきている場合は、たるみの影響が大きく出ています。改善にはリフトアップケアを取り入れることが有効です。

フェイスラインがはっきりしなくなってきた

かつてはシャープだったあごのラインや顔の輪郭が、はっきりしなくなってきたと感じるのも、たるみの兆候です。血流が悪くなり、老廃物の排出がスムーズでなくなると、余分な水分や脂肪が蓄積しやすくなり、結果としてセルライトが形成されます。これが原因でフェイスラインが曖昧になり、顔が大きく見える原因になります。体重に変化がないにも関わらず、二重あごが目立つようになった場合も同様です。マッサージを定期的に行い、老廃物の排出を促進することが、たるみの改善に向けた一歩となります。

頬のたるみを引き起こす原因

これらの頬のたるみ、さまざまなことが原因となって起こります。ひとつひとつみていきましょう。

肌のハリと弾力の低下

肌の深層部にある真皮層では、線維芽細胞がコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を作り出しており、これらが肌の表面のハリや弾力を維持しています。しかし、年齢を重ねるにつれてコラーゲンの生成が減少し、コラーゲンとエラスチンの結びつきも弱くなります。紫外線や乾燥、生活習慣の乱れ、喫煙などが原因で、肌の保湿力も低下しがちです。これらの影響で肌はハリと弾力を失い、しわやたるみなどの老化現象が顕著に現れやすくなります。

乾燥

加齢と共に、肌の内部での水分保持能力も低下します。さらに、紫外線やエアコン、喫煙などの環境的要因、スキンケアの不足などにより、肌表面の乾燥は加速します。
乾燥が進むと、肌のターンオーバーが乱れ、角質層の状態が不安定になります。これにより、肌のバリア機能が低下し、外部からのダメージを受けやすくなります。これが、たるみや肌荒れ、くすみなどのさまざまな肌トラブルの原因となってしまうのです。年齢や肌の悩みに合わせた化粧品を選び、保湿を中心としたスキンケアを心がけましょう。

表情筋の弱まり

表情を作る際に働くのが、顔に存在する表情筋です。特に、口元を囲む「口輪筋」、頬を引き上げる「小頬骨筋」、口角を上げる「大頬骨筋」の衰えが、ほうれい線の形成や頬のたるみの原因となります。しかし、表情筋も他の筋肉と同様に、適切な運動により鍛えることが可能です。簡単な表情筋トレーニングを日常に取り入れたり、人と話すときに表情をよく動かすよう意識したりすることで、日常の中で表情筋を鍛え、たるみの予防に努めることができます。

たるみを改善するセルフケア

頬のたるみを根本から解消するためには、セルフケアでは不十分なことがほとんどです。しかし、たるみの予防や、それ以上の悪化を食い止める意味で、毎日ケアすることは非常に重要です。

ここで役立つのが、たるみ解消(予防)マッサージと、たるみ予防効果のある美容液を取り入れること。毎日のケアに、ほんの少しプラスするだけで全然違います。

 

【頬のたるみを引き上げるセルフマッサージ手順】

マッサージを行うときは、まずクリームを顔全体に広げます。次に手のひらでのばしたクリームを首にも塗布し、リンパに沿ってデコルテに向けて流すのがコツです。
以降の手順は以下の通り。

1.4本の指の腹を鼻の横に添え、ほうれい線を顔の外側へ引き伸ばすようにほぐす
2.手のひら全体で鼻の横から顔の外側へ流す
3.1でほぐした場所を上下に揺らして刺激する
4.2同様に流す(最後デコルテまで流すとよりGOOD!)
5.手と反対側の側頭部を頭の後ろからかきあげ、空いた方の手で頬のお肉をつまみほぐす
6.グーをつくって、こめかみ辺りから頭に向け外側へ流す ※左半顔→右半顔の順で

 

<おすすめ美容液>

-プルエスト OGハイドレーティングセラムRプラス

出典:プルエスト公式サイト

有効成分ナイアシンアミドを配合した薬用美容液です。ナイアシンアミドは、真皮の線維芽細胞に働きかけて、コラーゲンの生成を促します。乾燥によるしわの改善や、たるみの予防ができるため、弾力が低下してきた肌におすすめです。また、保水力に優れた独自のハイドロジェルがベースになっているため保湿効果も高く、土台から肌を整えることが可能です。

※恵比寿アズクリニックで取り扱っております

 

-ゼオスキン Wテクスチャーリペア

出典:ゼオスキン公式サイト

ハリと弾力のある肌に整える、レチノール配合の美容液クリームです。独自の配合成分ZCORE™によって、たるみの元となる部分に作用し、若々しく健やかな肌へと導きます。

美容皮膚科でのたるみ対策

「すぐにたるみを解消したい」「確実に効果を実感したい」と考えている方には、美容クリニック提供している治療を受けるのが非常に有効です。こうした施術は基本的に自由診療であり、あるていど費用は必要ですが、施術後すぐに効果を感じられるものも多いです。クリニックを選ぶ際には、医師の臨床経験の豊富さ、カウンセリングの質、費用の透明性をチェックしましょう。

糸リフト

糸リフトとは、医療用の特殊な糸を顔の皮下組織に挿入し、たるみを根本から引き上げるリフトアップ治療です。コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を自然に回復させる効果も期待できます。最新の糸リフトはメスを使用せずに施術ができ、最短30分で施術が完了。その即効性とダウンタイムの短さで、忙しい方にも人気の高い治療となっています。

徹底解説 糸リフト/YouTube

恵比寿アズクリニック公式YouTube

▶糸リフト詳細 https://az-clinic.tokyo/threadlift/

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、体内に元々存在するヒアルロン酸を補うことで、シワやたるみを目立たなくし、肌にハリと潤いを取り戻す治療です。こめかみや頬骨の下など、加齢とともにボリュームが失われがちな部位に注入することで、顔全体が引きあがり、たるみやほうれい線などを目立たなくさせる効果も期待できます。施術時間が短く、ダウンタイムもほとんどないため、日常生活にすぐ戻れるのも大きな魅力です​。

▶ヒアルロン酸注入詳細 https://az-clinic.tokyo/hyaluronic/

HIFU(ハイフ)

ハイフは超音波の力を使い、切らずにたるみやしわを改善する美容治療です。特定の深さの皮膚層に超音波エネルギーを集中させ、コラーゲンの再生を促して肌の引き締めとリフトアップを実現します。顔全体のたるみはもちろん、ほうれい線や目元の小じわにも効果的で、自然で若々しい印象を取り戻せます。アズクリニックで使用している「ウルトラフォーマーMPT」というハイフ治療器は、2つの照射モードを使い分けることにより、痛みを抑えながら治療することが可能です。

徹底解説HIFU(ハイフ)/YouTube

恵比寿アズクリニック公式YouTube

▶ハイフ詳細 https://az-clinic.tokyo/hifu/

 ポテンツァダイヤモンド

ポテンツァは、高周波(RF)のエネルギーを活用した美容施術です。チップをカスタマイズすることで、さまざまな肌悩みに応じた治療が可能となります。「ポテンツァダイヤモンド」は針のないダイヤモンドチップを使った施術で、2種類の高周波を同時に照射することで、たるみの引き上げが可能です。施術中の痛みやダウンタイムはほとんどありません。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

▶ポテンツァ詳細 https://az-clinic.tokyo/potenza/

たるみの原因となる生活習慣の見直し

たるみのケアをいくら一生懸命していても、なかなか改善が見られない場合もあります。そんなときは日常生活の中で無意識に行っている姿勢や習慣が、たるみに影響している可能性があります。たとえばパソコン作業中の猫背や歩き姿勢などが、知らず知らずのうちにたるみを引き起こしているかもしれません。また、糖分を過剰に摂取することが肌のエイジングを加速させるという研究結果も出ています。若々しい肌を保つためには、これらの悪い習慣を直す必要があります。

悪い姿勢をただす

悪い姿勢を正す

猫背の姿勢が定着してしまうと、見た目の印象を老けさせるだけでなく、たるみや首のしわの原因にもなります。デスクワークが中心で常に下向きの姿勢をとっている場合も注意が必要です。皮膚は一枚でつながっているため、首や肩回り、鎖骨周辺に老廃物が溜まることで、たるみが生じやすくなります。仕事や家事の合間に、簡単なストレッチを取り入れて肩や肩甲骨をほぐすことが、たるみ防止につながります。

顔を触るクセをやめる

頬杖をついたり、顔を触ったりする癖があると、皮膚が不適切な方向に引き伸ばされることで、知らず知らずのうちにたるみやしわを招いてしまいます。特に、スキンケアやセルフマッサージを行う際に無意識に力を入れて皮膚を引っ張っていることが多いです。顔に触れる時は、皮膚を強く引き伸ばさないよう、やさしいタッチを心がけましょう。

甘いものの食べ過ぎはNG

ストレス解消やリラックスのためにスイーツを楽しんでいるという人は多いと思います。確かに、甘いものを食べることで得られる幸福感は魅力的ですが、その裏でたるみやシワなど、肌のエイジングを加速させる原因となっています。過剰に摂取された糖分は体内のタンパク質と結合し、糖化反応を引き起こします。これによって肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンが減少しやすくなるため、結果としてたるみやシワが生じやすくなってしまうのです。
日々のスキンケアに加え、糖分の摂り過ぎにも注意を払い、バランスの良い生活を心がけることが、美肌を保つ秘訣となります。

まとめ

年を重ねることを止めることはできませんが、見た目を若々しく保つことは努力次第で可能です。さまざまなケア方法がありますが、何より大切なのは無理なく続けることです。焦らず、諦めず、楽しんでケアを続けることで、徐々にその効果を実感できるでしょう。

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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