ニキビや毛穴の悩みを一掃!クレイパックの効果と活用法

クレイパック、それは大地の恵みである天然のクレイ(泥)を美容パックとして活用する方法です。
吸収力と吸着力に優れていながらも、肌に優しい特徴を持つクレイパックは、毛穴の詰まりやさまざまな肌のトラブルの改善に効果的。今回は、そんなクレイパックの素晴らしい効果と、その正しい使用方法について皆さんにお伝えしていきます。

この記事のポイント

  • クレイパックの美肌効果
  • 自宅でできるクレイパックの作り方
  • クレイパックの適切な使用方法
目次

クレイパックの美肌効果

クレイパックの主成分であるクレイは、地底や海底から採取される天然の泥です。
まずはこのクレイで肌をパックすることで得られる美肌効果について紹介していきます。

毛穴の汚れをすっきり除去

クレイには高い吸着力があり、肌に密着させることで、毛穴の詰まりの主な原因となる古い角質や、余分な皮脂の除去に役立ちます。
定期的にクレイパックを使用することで、毛穴詰まりを原因とするニキビや肌荒れなど、さまざまな肌トラブルの改善につながるのです。

肌コンディションを整える

クレイには、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、鉄などのミネラルが豊富に含まれています。
これらのミネラル成分には抗炎症作用があり、ニキビや吹き出物を鎮静化し、肌のバランスを整えてくれるのです。天然成分で構成されているため、肌への刺激も少なく、肌荒れが気になる方や敏感肌の方も安心して使うことができます。
スペシャルケアとして取り入れることで、肌トラブルの予防にもつながりますよ。

透明感あふれる美肌へ

クレイに含まれるミネラルには、血行を促す働きのあるものも。これにより肌表面の温度が上昇し、新陳代謝の活性化に繋がるのです。
ターンオーバーが促されることで、くすみがちな肌を明るく見せる効果も期待できます。
更に、肌のハリ改善にも役立つため、みずみずしく透明感あふれる肌を目指す方にぴったりです。

クレイの種類

クレイは、その種類や産地によって配合されるミネラル成分や特徴が異なり、それぞれ独自の効果を発揮します。だからこそ、自分の肌に合ったクレイを選ぶことが大切なポイントです。ここでは、いくつかの代表的なクレイをご紹介しましょう。

ホワイトクレイ

まず、クレイ初心者には「ホワイトクレイ」がおすすめです。
カオリンという泥を主成分としており、微粒子で非常に柔らかいという特徴があります。
低刺激で血行促進の効果があるため、敏感肌や乾燥肌の方にピッタリです。

モンオリナイト

ニキビが気になっている方におすすめなのが「モンモリオナイト」。
緑色のクレイで、特に毒素除去に優れています。テカりがちな脂性肌の方に向いています。

ガスール

モロッコの火山灰からできた、濃茶色の「ガスール」は、吸着力に特に優れています。
また保湿力も高いため、乾燥肌の方も安心して使用できます。

レッドクレイ

鉄分や油分を多く含むクレイで、アンチエイジングに向いているといわれています。
肌の水分と油分のバランスを整えることができるため、乾燥肌にも脂性肌にも使用できます。

おうちで出来る!簡単クレイパックの作り方

クレイパックの作り方は、意外とシンプルです。乾燥した粉状のクレイを水で溶いてペースト状にするだけ。
クレイパック初心者には刺激の少ないホワイトクレイがおすすめですが、肌質に合わせて複数のクレイをブレンドするのも良いでしょう。

クレイパック作りの手順

<材料>
クレイ:大さじ2 水:約15ml

<作り方>
クレイに水を加え、溶いていきます。
ただし水の量は、気候や湿度に応じて調整が必要です。
ダマにならないように少しずつ水を加え、滑らかなペースト状になるように溶いていきましょう。

注意点としては、クレイはミネラルを豊富に含むため、水道水ではなく精製水や芳香蒸留水(フローラルウォーター)を使用するようにしましょう。また、クレイパックは劣化しやすいので、使う分だけを、その都度作るのがおすすめです。

お好みのエッセンシャルオイルを12滴加えてアロマ効果をプラスするのもおすすめです。
リラックス効果が高まり、より充実したスキンケアタイムになります。
乾燥が気になる方は、はちみつやグリセリンを加えて保湿力を高めるのも良いですね。

クレイパックの適切な使用方法

スキンケアに効果的なクレイパックですが、間違った使い方をしてしまうと逆効果に。
美肌効果を最大限に引き出すためにも、正しい使用方法をマスターしましょう。

クレイパックを正しく使うには

クレイパックはその優れた吸着力ゆえに、過度な使用は逆に乾燥や肌荒れを引き起こすこともあるので注意が必要です。週に12回のスペシャルケアとして取り入れるのが良いでしょう。

クレイパックの手順

①肌に塗布
クレンジングや洗顔で表面の汚れを落とした肌に、まんべんなく塗り広げていきましょう。
肌が隠れる程度の厚さで塗ることが重要ですが、目の周りなどの敏感な部分は避けるか、薄く塗るようにしましょう。

②そのまま置く
顔全体に塗布できたら、5〜10分間放置。長く置きすぎるのはNGです。

③すすぐ
最後はぬるま湯で優しく洗い流します。肌に負担をかけずに、クレイをしっかり落とすのがポイントです。

クレイパック使用時の注意点

クレイパックは吸収力と吸着力が高いため、パック後の肌は乾燥しやすくなっています。そのため、パック後は洗顔料での洗顔は行わず、「ぬるま湯でやさしく、しっかり落とす」ことを心がけましょう。
また、クレイパック中はエアコンなどを消し、乾燥を防ぐようにしましょう。
パックを落とした後は、化粧水や美容液でしっかり保湿を。クレイパックで余分な皮脂や古い角質が取り除かれた肌は、化粧水の浸透力がアップしていますので、ぐんぐんうるおいが増す感覚を感じられますよ。

まとめ

スペシャルケアとして幅広い肌質の方に取り入れていただけるクレイパック。
自宅で作れば、好みに応じてアレンジできるのもクレイパックの魅力の1つです。
ぜひ、自分だけの特別なクレイパックを試してみてください。

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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