加齢に伴って目立つようになるのが、肌のたるみ。鏡を見た瞬間に思わず「なんか老けた?」と感じることも増えてきますよね。
たるんだお肌を何とかしたいけれど、具体的にどのように手をつけたらいいか悩んでいる人も多いはずです。
そこで今回は、ご自宅で手軽に試せるリフトアップ方法から美容皮膚科でのたるみ治療まで、広くご紹介していきます。自分にピッタリの方法を見つけてみてくださいね。
この記事のポイント
- 4つのリフトアップ方法を比較
- 美容皮膚科で受けられるたるみ治療
- 日常生活でできるたるみ対策
お肌のリフトアップ術
肌をリフトアップするには、自分でできるケアからクリニックでの治療まで、その手段は幅広くあります。
一つずつチェックしていきましょう。
自宅で行えるリフトアップマッサージ
マッサージはゴリゴリと強く行うと、逆にたるみを引き起こしてしまうことがあります。
余計な力を入れないよう気を付けて下さい!
①親指を顎の下にセットし、耳の後ろへとフェイスラインをなぞるようにマッサージ
(左右各5セット)
②中指・人差し指・薬指を使い、耳の後ろから首筋にかけてリンパが流れるイメージで優しく圧をかける
(左右各5セット)
③唇の下から耳方向へ、頬を持ち上げるようにマッサージ(左右各5セット)
④目の下を内側から外側へと肉を流すようにマッサージ(目の上も同様にケア)
■効果が感じられるまでの期間
マッサージ直後に変化を感じる人もいますが、その効果は一時的なものが多いです。
はっきりとした変化を実感するためには、日々の継続が必須です。
■手間
毎日約15分。コツは継続にあります。
■費用
うれしい無料。お家で特別な費用をかけずに実践できるのが、マッサージの魅力です。
ただし強すぎる圧力は肌に悪影響を及ぼすこともあるので注意が必要です。
乾燥肌の方や、肌に引っかかりを感じる場合は、マッサージクリームを使用するようにしましょう。
スキンケアでリフトアップ
たるみは、皮膚の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどハリに欠かせない成分の劣化・不足や、肌の乾燥が原因で起こることが少なくありません。
肌のハリを回復するには、ビタミンC誘導体やレチノール、ナイアシンアミドといった、コラーゲン生成をサポートする美容成分を配合した美容液を使うのがおすすめです。
さらに、肌の潤いを守るセラミドやコラーゲンなどの成分も有効。目元やほうれい線など部分使いに特化したアイテムもありますので、お悩みに合わせて選ぶことが大切です。
■効果が感じられるまでの期間
肌の乾燥が主な原因である場合は、2~3カ月程度継続することで改善を実感できる場合もあります。
しかし生活習慣の乱れや筋力の低下に伴うたるみの場合は、目に見える効果を感じるのは難しいかもしれません。
■手間
美容液やクリームを日々のスキンケアルーティンに組み込むだけでOKです。
■費用
製品によって異なりますが、概ね5,000~20,000円程度で購入できるものが多いです。
おすすめ美容液|ゼオスキン Wテクスチャーリペア
出典:ゼオスキン公式サイト
ハリと弾力のある肌に整える、レチノール配合の美容液クリームです。
独自の配合成分ZCORE™によって、たるみの元となる部分に作用し、若々しく健やかな肌へと導きます。
美顔器でリフトアップ
美顔器にはさまざまな種類がありますが、リフトアップを目的とする場合は「EMS」や「RF」などの機能を搭載したものがオススメです。
EMSは電流によって表情筋にアプローチする機能で、筋力の低下に伴うたるみの改善が期待できます。
RFは高周波エネルギーのことで、ラジオ波とも呼ばれます。肌のハリを高めたり、化粧水や美容液の浸透を高めたりといった効果が期待できます。
■効果が感じられるまでの期間
むくみが原因のたるみの場合は1回で引き締まりを感じられることも多いですが、その効果は一時的です。
使用を続けることで、早ければ数週間~3か月程度で効果を実感できる場合が多いです。
■手間
1日5~15分程度、美顔器によるケアを行います。
ただしEMSなどは、毎日の使用を控えるよう推奨している製品が多いです。
使用頻度を守りながら、長期間続けることが大切です。
■費用
安価なものは数千円から、高価なものになると10万円以上と、価格の幅がかなり広いです。
高価なものはその分高性能なものが多いですが、必ずしも高ければ良いというわけではありません。
機能面や、大きさ・軽さなどの使い勝手の良さをよく比べ、自分に合ったものを選びましょう。
おすすめ美顔器|プルエスト マルチフェイシャルスパ
出典:プルエスト公式サイト
6つのモードを搭載したマルチ美顔器です。EMSとRFは4段階のレベル調整ができるので、美顔器初心者も安心して使うことができます。
また肌のハリ改善や弾力アップに効果的な赤色LEDの機能もあり、多角的なたるみ対策が可能です。
美容皮膚科での治療
顔のたるみを効果的に解消したいなら、美容皮膚科クリニックでの治療がおすすめです。
医師の診断をもとに自分に合った治療を受ければ、目に見えて効果が実感できるでしょう。
また幅広いアプローチ方法があるため、施術を組み合わせることで相乗効果を得ることも可能です。
■効果が感じられるまでの期間
治療内容にもよりますが、受けたその日から効果が実感できる場合も多いです。
■手間
クリニック選びや下調べの手間、さらに通院の時間などがかかります。
また治療によってはダウンタイムが発生する場合もありますが、最新の治療はダウンタイムが短く、施術翌日には日常生活に戻れるものが多いです。
■費用
クリニックや施術内容によって異なります。
自由診療となるため、費用は事前にしっかり調べた上で相談に行きましょう。
美容皮膚科で受けられるたるみ治療
セルフケアだけでは改善が難しいたるみ、美容皮膚科ではどのような治療を行うのでしょうか。
恵比寿アズクリニックで提供している施術を例に紹介します。
糸リフト
糸リフトは、特殊な糸を使って肌のたるみを引き上げるリフトアップ治療です。
溶ける糸を皮下組織に挿入し、肌の内部からリフトアップを促します。また糸が溶ける過程でコラーゲンの生成を促し、肌のハリや弾力を自然に回復させます。
ダウンタイムを心配される方の多い糸リフトですが、最新の糸を使えば腫れも目立たず傷跡もわずか。自然な仕上がりを求める方には特におすすめの方法です。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸は体内でも自然に生成される物質で、肌の潤いや弾力を維持する役割を果たします。しかし年齢とともにその量は減少し、しわやたるみが発生するのです。
そんなヒアルロン酸を直接真皮・皮下・骨の上に注入することで失われたハリを取り戻し、しわを目立たなくすることが可能です。
また、こめかみや頬の下など年齢とともにボリュームが失われた部分に注入することで、顔全体が引き上がり自然なリフトアップが叶います。
ダウンタイムが最小限で、即効性があることから人気の高い施術です。
ハイフ
ハイフは、超音波エネルギーを活用し切らずにたるみやしわを改善する治療法です。
恵比寿アズクリニックでは「ウルトラフォーマーMPT」という機種を使用しており、2つの照射モードを使い分けることにより短い施術時間で痛みを抑えながらの治療が可能です。
特に頬のたるみやほうれい線、顔全体のたるみが気になる方におすすめです。
ポテンツァダイヤモンド
ポテンツァは高周波(RF)のエネルギーを活用した美容施術。チップをカスタマイズすることで、さまざまな肌悩みに応じた治療が可能となります。
「ポテンツァダイヤモンド」は針のないダイヤモンドチップを使った施術で、2種類の高周波を同時に照射することで、たるみの引き上げが可能です。施術中の痛みやダウンタイムはほとんどありません。
日常で実践!たるみのない美肌を保つ秘訣
たるみを改善するためには、日常生活の中でたるみにつながる癖や習慣を見直し、そもそも「たるませない」ようにすることも大切です。
年を取るのを止めることはできませんが、少しのポイントを意識するだけで数年後の見た目年齢は大きく変わってくるかもしれません。
正しい姿勢で過ごす
悪い姿勢は首の前の皮膚を不必要に伸ばし、顔のたるみの原因になります。
日頃から猫背になっている方や、デスクワークで不自然な姿勢を取っている方は要注意。正しい姿勢を心掛けることで顔のたるみを防ぎましょう。
座る際は、耳の穴から肩、そして大腿骨の大転子が一直線上になるように意識してください。
肌に良い食事を心がける
肌への栄養は、スキンケアだけでなく食事からも摂取することが重要です。肌の再生に欠かせないビタミン類やタンパク質が豊富な食品を積極的に取り入れましょう。
特にビタミンCは、優れた抗酸化作用があり美肌に欠かせない栄養分です。
サプリメントで効率よく摂取するのもおすすめですよ。
おすすめサプリ|ワカサプリ高濃度VC3000
1包に3,000mgのビタミンCを配合したサプリメントです。
ビタミンCにはコラーゲンの生成を促進する作用や、ターンオーバーを正常化する効果が期待できます。
「ワカサプリ高濃度VC3000」は、賦形剤や着色料、甘味料などを極力排除することで、ビタミンC含有率96.7%を実現。純粋なビタミンCを摂取することができます。
水やジュースなど飲み物に混ぜて飲む粉末タイプのため、飲みやすいのもポイントです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
紫外線対策を徹底する
紫外線は肌のコラーゲンを破壊し、たるみやしわの重大な原因となります。
そのため外出前には必ず日焼け止めを塗ることが肝心。近所への外出や洗濯物を干す際も、こまめに日焼け止めを使って紫外線対策を怠らないようにしましょう。
規則正しい睡眠
皮膚の細胞の修復には、成長ホルモンの働きが不可欠です。
成長ホルモンは主に睡眠中に分泌されるため、質の良い睡眠を確保することが重要です。毎日の起床時間と就寝時間を一定にしたり、食事を就寝3時間前までにすませたりなど、1日を通してルーティンを整えることでスムーズに入眠しやすくなりますよ。
まとめ
肌のたるみを解消する方法と、日常生活で気を付けるべきポイントについてご紹介してきました。
たとえ現時点で肌のたるみが気にならない方でも、不健康な生活習慣や食事は将来的に肌のハリを奪う原因になり得ます。日々の小さな心がけが、たるみのない若々しい肌への第一歩です。
美しい肌を目指して日常のケアを見直してみましょう。