化粧水の効果的なつけ方を伝授!正しい使い方で肌が変わる

化粧水は、洗顔後の最初に肌につける基礎化粧品。スキンケアの基本ともいえるアイテムです。
しかし改めて「化粧水を正しく使えているか」と聞かれると、自信が持てない方も多いのではないでしょうか。忙しい毎日の中で雑なお手入れになっている方も少なくないと思います。
そこで今回は、化粧水の正しいつけ方・間違ったつけ方を基礎からご紹介します!正しい使い方を身につけるだけでスキンケアの効果がグンと上がりますので、この機会にしっかりおさらいしてみましょう。

この記事のポイント

  • 意外とやりがちな化粧水の間違ったつけ方がわかる
  • 化粧水の正しいつけ方がわかる
  • 化粧水の効果を高める3つの習慣がわかる

目次

化粧水のつけ方が重要な理由

 

化粧水は、日常生活やクレンジング・洗顔によって失われた水分を補う役割を担っており、肌の乾燥を防ぐのに不可欠なものです。
また角質を柔らかくしてくれる成分やニキビに効果的な殺菌作用がある成分が含まれているものも多く、肌の状態を整えてくれます。さらに乳液やクリームが肌になじみやすいようにし、油分のバランスを調節してくれる働きもあります。
化粧水には、このようにスキンケアには欠かせない多くの働きがあるのです。

しかし、つけ方を間違えるとこれらの効果が十分に発揮されないばかりか、かえって肌を傷つけ乾燥肌やニキビ肌の原因になることも。化粧水の効果が100%発揮されることで乳液やクリームなどの効果も高まるため、正しいつけ方を身につけることが重要です。 

効果が半減…化粧水の間違ったつけ方

まずは化粧水をつける際にやりがちなNG行動をご紹介します。心当たりのある方は塗り方を見直しましょう。

強く擦る

肌にしっかりと浸透させたいと思うあまり、コットンや手を擦りつけるように強く動かしてしまうことがありますが、これは1番のNG行為です。
擦っても肌への浸透度は変わらないばかりか、摩擦によるダメージでかえって肌が傷んでしまいます。さらにメラニン色素を発生させる要因となり、シミやくすみを引き起こしてしまうのです。

量が不十分

忙しいからと化粧水をパパっと塗っていると、量が足りず塗りムラが出来がちです。特に目元・口元・小鼻まわりなどの細かい部分は塗り漏れが発生しやすい部分ですので要注意。乾燥や皮脂の過剰分泌を招いてしまいます。
アイテムごとの規定量を守り、しっかりと塗り広げることが大切なのです。

強いパッティング

パンパンと音が出るほど強くパッティングしてはいませんか?良かれと思ってやりがちですが、これもNGです。
強すぎるパッティングは、摩擦と同じく肌にダメージを与える原因となります。強く叩いたからと言って肌の奥まで浸透するわけではありませんので、パッティングはやさしく行いましょう。

肌が変わる!化粧水の正しいつけ方

化粧水をつける際、手を使うべきかコットンを使うべきか迷うことがあると思います。それぞれにメリットがありますので、自分に合う方法を選びましょう。

 

手のメリット 化粧水が体温で温まるため浸透が高まる
コットンのメリット 均一にムラなく塗布することができる

ここからは、手とコットンそれぞれを使った正しい化粧水のつけ方をご紹介します。

手でつける方法

手でつける場合の適量はメーカーによっても異なりますが、500円玉大が目安となります。
清潔な手に化粧水を取ったら、次の手順で肌にのせていきましょう。

手のひらで化粧水を軽く温める
②肌の凹凸に手のひらを添わせるように、化粧水を塗り広げる
③頬、額、あご、鼻や目の周りなど、顔全体に均等になじませる
④化粧水が肌に馴染んだら、手のひらに再度化粧水を取り追加で塗布
目元、小鼻まわり、眉間などの細かい部分は重点的に
⑥ムラなく塗れたら、ハンドプレスでじっくりと浸透させる
⑦手のひらで肌に軽く触れ、吸い付くような感触を確認できれば完了!

コットンでつける方法

コットンでつける場合、コットン全体が透けて見えるくらいたっぷりつけるのがポイントです。量が不十分だとコットンの繊維が肌を傷つける恐れがあるため気をつけましょう。
化粧水をたっぷり含ませたコットンは中指と薬指の上に置き、人差し指と小指で挟み込むように持てば準備完了です。

コットンを顔に乗せ、顔の内側から外側へ向かってやさしくスライドさせる
頬や額などの広い部分を中心に、丁寧に拭うように塗布
目元・口元・小鼻など凹凸のある部分は、指先を使ってコットンを押し当てる
④やさしくパッティングを行い、化粧水を肌に馴染ませる
首は下から上へ向かって、化粧水で拭うように馴染ませる
⑥コットンに化粧水を少しずつ追加して、何度か繰り返し肌になじませれば完了!

パッティングは、肌にダメージを与えないように優しく行うことが大切です。
特に乾燥が気になる日には、コットンパックをするのもオススメです。ただし放置時間が長すぎるとかえって肌の乾燥を促進させる恐れがあるため、10分程度にとどめておきましょう。

化粧水の効果高めるコツ

最後に、化粧水をつける前後にぜひ取り入れて欲しい3つの習慣をご紹介します。化粧水の効果をより高めて、美肌に近づくことができますよ。

余分な皮脂・角質をしっかり取り除く

化粧水をしっかり浸透させるためには、あらかじめメイク汚れや余分な皮脂をきれいに落としておくことが重要です。日々のクレンジングや洗顔はもちろん必須ですが、プラスアルファで取り入れて欲しいのが角質ケアです。
古い角質が肌に残っていると、化粧水の浸透を妨げる原因となります。スクラブなど角質除去効果のあるクレンジング・洗顔料を使ったり、ピーリング剤で週に12回程度スペシャルケアを行ったりと、自分に合った方法で取り入れてみてください。
ただしピーリングはやり方が間違っていると、逆に肌にダメージを与えることになります。アイテムごとの使用方法を守り、ピーリング後の保湿も忘れないようにしましょう。

関連記事:スクラブ洗顔は肌に良い?悪い?つるん肌を手に入れる使い方
https://az-clinic.tokyo/articles/scrub-cleansing/

手を温める

スキンケアの前には、あらかじめお湯で手を温めておきましょう。そうすることでクレンジングや洗顔時に汚れが落ちやすくなるだけでなく、化粧水も浸透しやすくなります。
手指が冷えがちな冬場には見落としがちなポイントですので、ぜひ意識してみてください。

化粧水の後は絶対保湿

化粧水でしっかり水分を補給した後は、乳液やクリームを使った保湿が必須です。これをしていないと、せっかく与えた水分がどんどん蒸発し、スキンケア前よりも乾燥した状態になってしまうことも。
ベタつきが気になる場合には、比較的軽いテクスチャーの乳液や保湿ジェルを使うと良いですよ。肌の内側からしっかりうるおうことで皮脂の過剰分泌を抑えることにつながり、逆にベタつきが気にならなくなってきます。

まとめ

意外と多くの人が、化粧水のつけ方を間違って覚えているかもしれませんね。
成分にこだわって化粧水を選ぶことはもちろん大切ですが、つけ方を間違えて効果を半減させてしまっては元も子もありません。これをきっかけにご自身のスキンケア方法を見直して、みずみずしくうるおった肌を手に入れてください!

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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