乾燥の季節に美容液をプラス!保湿美容液の効果的な使い方

突然ですが、みなさんは普段のスキンケアに美容液を使っていますか?
化粧水と乳液だけで美容液はあんまり…という方、こんな症状を感じたことはないでしょうか?

「たっぷり化粧水でケアしているけど、保湿効果が感じられない」
「ケアした後は潤っているけど、朝起きたら肌がつっぱる」
「常に肌が乾燥している」

心当たりがある方は、保湿が不十分な証拠。美容液を使うことをおすすめします。
今回は、おすすめの保湿美容液と、保湿効果を最大限に高める使い方をご紹介します。乾燥が厳しくなってくるこの季節に、ぜひお役立てください。

この記事のポイント

  • 美容液が保湿に効果的な理由がわかる
  • 保湿効果のあるおすすめ美容液
  • 保湿美容液の正しい使い方がわかる

目次

「保湿」に美容液が果たす役割

まずは化粧水と乳液を塗っていても乾燥してしまう原因と、保湿に美容液が効果的な理由を解説します

化粧水・乳液だけでは不十分?

化粧水の役割は肌に水分を与えること。通常であれば、その後乳液を塗ってお肌に油分の蓋をすることで保湿が完了します。しかし乾燥肌の場合はどうでしょうか?

皮膚には、外部刺激を防ぎ肌内部の水分を保持するバリア機能が備わっています。このバリア機能が乱れがちな乾燥肌の場合、化粧水で一時的に水分を補給してもすぐに蒸発してしまいます。
そこで、肌の土台を整え、水分が蒸発しにくい環境を整えてくれる保湿美容液が重要になってくるのです。

保湿美容液におすすめの成分

美容液を使った方がいいと言っても、数ある製品の中でどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
まず注目してほしいのが配合されている成分。保湿効果を狙って美容液を選ぶ場合には、次の2パターンがおすすめです。

保湿成分を配合した美容液
こちらはイメージしやすいですよね。セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分を美容液で取り入れましょう。
特にセラミドはバリア機能の改善に役立つ成分として知られており、乾燥肌や敏感肌の方におすすめです。

コラーゲン生成を促す成分を配合した美容液
コラーゲンは人の体内に存在するタンパク質の一種で、皮膚においてはハリやうるおいを保つ役割を果たしています。コラーゲンが不足すると肌の乾燥が加速し、ハリが失われて小じわも目立ってしまうのです。
しかし化粧水でコラーゲンを与えたとしても、肌表面のうるおいを高めることはできますが、高分子のため肌内部には浸透せず、ハリや保水力を高める効果は期待できません。そこで、肌内部のコラーゲン生成を促してくれる美容成分を取り入れるのがおすすめです。
具体的には、ビタミンC誘導体、レチノール、ナイアシンアミドなどがあげられます。

美容液の効果を確かめる方法

美容液は化粧水などと比べ高価なアイテムが多く、手軽に買うことができないのが悩ましいですよね。失敗を避けるために事前に効果を確かめるだけでなく、購入後も本当に自分の肌に合っているか確かめることが大切です。
サンプルのあるアイテムであれば、次の工程で効果を確かめてみましょう。

①美容液を顔全体に肌に塗り広げる
②つけた瞬間の香りやテクスチャー、塗布後の肌の感触が好みか確認
③半日後、保湿感が継続しているかを確認

塗った直後だけでなく、時間が経った後にも効果が持続しているかを見極めてから購入するのが失敗しないポイントです。
また購入した後も、1か月後に効果を確かめることをおすすめします。簡易的に確認するには、ご自身で顔写真を撮っておくと良いでしょう。1か月後にツヤ感や小じわの有無を比較することで効果を検証できます。化粧品カウンターなどの肌質チェックを受けるのも良いですね。
肌の生まれ変わりにかかる期間は約1か月。そのタイミングで肌の印象が以前よりアップしていれば保湿効果があったということです。

オススメの保湿美容液3

具体的におすすめの美容液を3つご紹介します。アイテム選びにお役立てください。

プルエスト OGハイドレーティングセラムR+

出典:プルエスト公式サイト
価格:5,335円(税込)/30ml

有効成分ナイアシンアミドを配合した薬用美容液です。ナイアシンアミドは、真皮の線維芽細胞に働きかけて、コラーゲンの生成を促します。さらにコエンザイムQ10CICA、ビタミンC誘導体など計26種もの美容成分を配合。
また、保水力に優れた独自の保水ジェルをベースとしているため、うるおいの蒸発を防ぎ美容成分を長く肌に留まらせます。とろりとしたテクスチャーながら肌なじみが良く、しっとりうるおう感覚を実感できるはずです。
恵比寿アズクリニックで取り扱っております

ゼオスキンヘルス デイリーPD

出典:ゼオスキンヘルス公式サイト
価格:21,780円(税込)/50ml

パルチミン酸レチノールを配合した美容液クリームです。通常レチノールを使用した後に起こり得るA反応が起こりにくいため使いやすいのが特徴です。
オメガ-6セラミドの働きでバリア機能をサポート。外部刺激や乾燥から肌を守ると同時に初期のエイジングサインにもアプローチし、若々しく健康的な肌を保ちます。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております

レカルカ シムセラムEX

出典:レカルカ公式サイト
価格:15,400円(税込)/30ml

保湿成分としてペプチド成分の「ヒト歯髄細胞順化培養液」EGF(合成ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1)を配合。年齢を重ね乾燥しがちな肌を潤し、キメを整えハリを与えます。
他にもさまざまな美容成分を厳選配合しており、美白や炎症予防、ターンオーバーの正常化など幅広い肌悩みを改善に導く高機能な美容液のため、トータルなエイジングケアがしたいという方におすすめです。

保湿効果を最大限に高める美容液の使い方

保湿美容液を手に入れたら、最大限に効果を高める使い方も知っておきましょう。

スキンケアの順番

美容液を使う場合、スキンケアの正しい順番は「化粧水→美容液→乳液(orクリーム)」です。
洗顔後、まずは化粧水でたっぷりと肌をうるおすことで、その後の美容液が肌に浸透しやすくなります。
またスキンケアの最後には、乳液やクリームで油分の蓋をすることをお忘れなく。水分の蒸発を防ぎ、美容液を長く肌に留めることにもつながります。特に乾燥が気になる人は、乳液よりも油分の配合量の多いクリームを使うのがおすすめです。

関連記事:ツヤ美肌のマストアイテム!保湿クリームの正しい選び方
https://az-clinic.tokyo/articles/moisturizing-cream/

保湿美容液の塗り方

美容液を塗る手順を詳しくご紹介します。
美容液の適量はアイテムによって変わりますが、顔全体に塗る場合、サラサラしたローションタイプであれば100円玉大ジェルやクリームなどとろみのあるタイプならパール2粒分程度が目安となります。量が不足していると十分な効果が発揮できませんので、かならずアイテムの推奨量を守るようにしてください。

美容液の塗り方

①美容液を適量手に取り、手のひらで額と鼻以外の顔全体に広げる
②中指と薬指の腹を使い、目元・口元に伸ばす
③最後に額と鼻に伸ばす
④ハンドプレスで顔全体になじませる
⑤再度少量の美容液を手に取り、乾燥が特に気になる部分に重ね塗りする

塗り広げる際には、擦らずやさしく行うことがポイントです。

美容液の保管方法

美容液の成分は酸化に弱いものが多く、保管状況が悪いとすぐに劣化してしまいます。蓋をしっかり閉め、高温多湿を避けて保管することが大切です。
劣化した美容液を使うとかえって肌にダメージを与えかねませんので、開封後は2~3カ月を目安に使い切るようにしてください。

まとめ

肌の美しさを保つ秘訣は、毎日のスキンケアにあります。保湿美容液を取り入れることで肌の基礎力がアップし、乾燥に負けない肌を作り上げることができるでしょう。
この記事が、あなたにとって少しでも新しい気付きを得るきっかけになれば幸いです。

 

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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