気になるほうれい線を改善しよう!原因と簡単ケア

ふと鏡を覗いたときに、ほうれい線が目立って見える…そんなは経験ありませんか?
ほうれい線があると、どんなに若くても老けて見えがち。若々しさの大敵ですよね。
今回は、そんな悩みの種であるほうれい線の原因と、目立たなくするための方法を紹介します。
いつまでも若々しい笑顔を保ち続けるために、正しい予防法と対策法を一緒にチェックしていきましょう。

この記事のポイント

  • ほうれい線の主な原因がわかる
  • 今すぐできるほうれい線ケアがわかる
  • 美容皮膚科でできるほうれい線治療がわかる
目次

ほうれい線の主な原因

ほうれい線が目立つのには、さまざまな要因が関係しています。
適切なケアをするために、まずは自分が当てはまるのはどれなのか確認してみましょう。

原因:肌のたるみ

ほうれい線を引き起こす大きな原因は、やはり頬のたるみ。
年を重ねるごとに紫外線などの影響で肌の弾力やハリ、そして潤いを保つ機能が低下します。肌の深層である真皮層には、若々しさを支えるコラーゲンやエラスチンが豊富にありますが、これらが加齢や紫外線によって減少したり質が変わったりしてしまうと、肌の弾力が失われ重力の影響で頬が下がってしまいます。
さらに、表情筋の衰えも大きな要因となります。
硬いものをしっかり噛んで食べる機会が減ったり、スマホの長時間使用で顔の筋肉をあまり動かさなくなったりと、現代人は表情筋をあまり使わずに過ごす人も多いのです。そのため徐々に顔の筋力が低下し、若い世代でもほうれい線が目立ち始める人が増えています。
顔の筋肉が下がり、固定化する前に、予防することが大切です。

原因:乾燥

不適切なスキンケアによる乾燥も、ほうれい線を深くする原因となります。
洗浄力の強い洗顔を使ったり、紫外線ケアを怠ったり、メイクを落とさずに寝てしまったりすることは、お肌にダメージを与え、乾燥を招きます。
「汚れを落とし、潤いを補給し、外部からの刺激を防ぐ」というスキンケアの基本をおろそかにすると、乾燥から始まる口周りの小さなシワがほうれい線へと進行してしまうことも。
これは若い方にも関係することなので、ほうれい線を予防するためにも、正しいスキンケアを心がけましょう。

原因:顔のむくみ

日々の生活習慣、特に血流が悪化するような状況(長時間の座り仕事、不規則な食生活、過度な飲酒や喫煙など)は、顔のむくみを引き起こします。
むくみとは、血液やリンパの流れが悪くなり、不要な老廃物が体内に溜まる状態です。このような状態が続くと顔の輪郭がぼやけ、重力の影響で頬が下がり、結果としてほうれい線ができてしまいます。
定期的なデトックスを心がけ、顔のむくみを解消することが、若々しく健康的な印象を保つ秘訣です。

原因:顔への脂肪の蓄積・急激なダイエット

体重が増加すると、顔にも脂肪が蓄積しやすくなり、その結果、頬が下がりやすくなります。
また、急激なダイエットにより体重が減少した場合も、余った皮膚が垂れ下がり、目立つほうれい線を作り出す場合があります。
重力の作用で、顔の脂肪は下方向へと移動し、頬のたるみが二重顎を引き起こすこともあります。
美しいフェイスラインを維持するためには、バランスの取れた食生活と適度な運動が不可欠です。

原因:骨格の影響

顔の形状、特に頬骨が高い人や顔の形が丸い人は、ほうれい線が目立つ傾向にあります。
ほうれい線のできやすい骨格タイプの方は、早期からの予防策を講じることが重要です。日頃からスキンケアや生活習慣に気を配り、ほうれい線の予防につなげましょう。

出来てしまったほうれい線への対策

ほうれい線がすでに形成されてしまったら、自力で改善するのは非常に困難です。
しかし適切なスキンケアを行えば、ほうれい線を目立たなくしたり、それ以上の深化を防いだりすることは可能です。ぜひ毎日のケアとして取り入れてみてください。

保湿と紫外線対策の重要性

乾燥や紫外線による肌へのダメージを防ぐためには、日焼け止めを使った紫外線対策と、徹底した保湿が欠かせません。
肌のバリア機能が弱まると、細かなシワがほうれい線へと進行するリスクが高まります。晴れでも曇りでも紫外線は浴びているため、毎日のケアが重要です。

マッサージでのむくみ解消

マッサージは、血液やリンパの流れを改善することで、栄養を行き渡らせ、老廃物の排出を助ける効果が期待できます。お風呂上りや洗顔後の肌が柔らかい時に、マッサージクリームやオイルを使用して、優しく肌を労わるようにマッサージを行うと良いでしょう。
強すぎる力でマッサージを行うと、肌に余計なダメージを与えてしまうため、注意が必要です。
この習慣を取り入れることで、顔のむくみが解消され、ほうれい線が目立ちにくくなる効果を実感できますよ。

表情筋トレーニング

表情豊かに生活することは、ほうれい線の目立たない若々しい顔立ちにつながります。
常に無表情や不機嫌な顔をしていると、ほうれい線がより目立つようになってしまいます。日常的に口を大きく動かしたり、目を大きく開けたり閉じたりするシンプルな動作が、表情筋を活発にします。
また、硬い食べ物を噛むことや、風船を膨らますこと、大声で歌うことも表情筋に良い刺激を与えます。

「舌回し体操」も効果的。やり方は簡単で、舌で上下の歯茎の表側をなぞるように動かすだけです。
自宅や車内、トイレなど、誰にも気づかれずにできるのがポイント。
日常的に顔の筋トレを取り入れることで、たるみ知らずの引き締まった頬を手に入れましょう。

美容皮膚科でのほうれい線改善治療

早く確実に効果を出したい場合、美容皮膚科でのリフトアップ施術を受けることもおすすめです。さまざまなアプローチ方法があり、医師の診察を通じて一人ひとりにぴったりの施術を受けることができますよ。
ここでは、恵比寿アズクリニックで受けられる施術の中から、ほうれい線改善に効果的なものをご紹介します。

糸リフト

糸リフトとは、医療用の特殊な糸を顔の皮下組織に挿入し、たるみを根本から引き上げるリフトアップ治療です。頬のたるみを改善させることで、ほうれい線を薄くする効果が期待できます。
また、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を自然に回復させる効果も期待できます。
最新の糸リフトはメスを使用せずに施術ができ、最短30分で施術が完了。その即効性とダウンタイムの短さで、忙しい方にも人気の高い治療となっています。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、体内に元々存在するヒアルロン酸を補うことで、シワやたるみを目立たなくする治療です。
ほうれい線が気になる方におすすめなのが、こめかみや頬の下など、加齢とともにボリュームが失われがちな部位に注入することです。顔全体を引き上げることでほうれい線を目立たなくさせることができ、ほうれい線だけにヒアルロン酸を注入するよりも自然な仕上がりにできますよ。
施術時間が短く、ダウンタイムもほとんどないため、日常生活にすぐ戻れるのも大きな魅力です​。

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HIFU(ハイフ)

ハイフは超音波の力を使い、切らずにたるみやしわを改善する美容治療です。特定の深さの皮膚層に超音波エネルギーを集中させ、コラーゲンの再生を促して肌の引き締めとリフトアップを実現します。
アズクリニックで使用している「ウルトラフォーマーMPT」というハイフ治療器は、2つの照射モードを使い分けることにより、痛みを抑えながら治療することが可能です。
糸リフトやヒアルロン酸注入との組み合わせ治療もおすすめです。

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ポテンツァダイヤモンド

ポテンツァは、高周波(RF)のエネルギーを活用した美容施術で、チップをカスタマイズすることで、さまざまな肌悩みに応じた治療が可能となります。
「ポテンツァダイヤモンド」は針のないダイヤモンドチップを使った施術で、2種類の高周波を同時に照射することで、たるみの引き上げが可能です。
施術中の痛みやダウンタイムはほとんどありません。

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ほうれい線を消して若返るメイク術

ほうれい線は、メイク効果で目立たなくすることができます。

ほうれい線を目立たなくするメイク手順

①保湿
まずはメイクの前の保湿をしっかりと行ってください。乾燥すると、ほうれい線が悪化してしまいます。

②化粧下地
毛穴カバーができるタイプの下地が、ほうれい線のカバーにも効果的です。
毛穴を埋めてなめらかな質感にしてくれるので、シワも目立たなくなります。
下地を付けないと、ファンデーションがほうれい線の中に入り込んでよれてしまい、きれいに仕上がりません。

③影の調整
化粧下地の後は「ファンデーション→コンシーラー→ハイライト」の順で肌に乗せていきます。
ほうれい線が目立ってしまうのは、その部分が影になってしまうから。ファンデーションで肌の色ムラなどを整えた後に、くぼんだ部分に明るい色のコンシーラーやハイライトを使うことで、光の反射で影を拡散し、ほうれい線を目立たなく見せることができます。
各工程とも少量ずつ様子を見ながら乗せてください。

このように化粧品を重ねると、どうしても時間が経つと皮脂と混ざり合いよれてきてしまいます。
メイク直しの時は、よれてしまったところを丁寧にティッシュオフしてから、ファンデーションを優しく叩きこむように塗りましょう。

ほうれい線が目立たくなるヘアアレンジの裏ワザ

特別な日や記念撮影の際に、ほうれい線を目立たなくさせる裏技的ヘアスタイルテクニックをご紹介します。
サイドの髪を取り上げて高い位置でまとめるだけの、シンプルな方法です。アップスタイルにすることで、視線が口元ではなく他の部分に移るため、ほうれい線が目立ちにくくなります。
ポニーテールも同様に、髪を引っ張ることで顔のシワやたるみが目立ちにくくなり、若々しい印象を与えます。

しかし、このような方法で皮膚を物理的に引き上げるスタイルは、日常的に行うと皮膚を伸ばすことになり、結果的に髪を下ろした時のたるみを悪化させる可能性があるため注意が必要です。
特別な機会に限定して行うことをおすすめします。

まとめ

老けて見える大きな原因となるほうれい線も、日々のちょっとした心がけと努力で予防や改善が可能。
ほうれい線を作らないために、また、できてしまったほうれい線を目立たなくするためにも、早めの対策と継続的なケアが重要です。
ふっくらとした若々しい頬を保つために、今日からできることを少しずつ始めてみましょう。

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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