年齢を重ねる中で直面する肌の悩みの中でも、特に口元のほうれい線は注目されがちです。
時間が経つにつれてよりはっきりと現れ、多くの方々の悩みの種となっています。
効果的な対策として、美容皮膚科での治療がおすすめの選択肢ではありますが、「踏み出す勇気がない」という方もいるはずです。そんなときは、ほうれい線に特化した化粧品を使い、地道なケアを始めてみましょう。
継続は力なり、ということで、根気強く続けることで、その効果を感じることができるでしょう。
日々のスキンケアで、年齢を感じさせない美しい肌を目指しましょう!
この記事のポイント
- ほうれい線の原因
- ほうれい線に効果的な化粧品
- 本格的に改善するなら美容皮膚科へ
ほうれい線の原因とは
ほうれい線が目立ち始める背景には、主に2つの原因があります。
一つ目は、肌内部の組織が衰えにより、顔の頬部分が下がる「たるみタイプ」。もう一つは、乾燥が原因でシワが深くなる「乾燥タイプ」です。
加齢によりこの2つは同時に進行しやすくなりますから、内部からのアプローチと表面のシワ対策を兼ね備えたケアが推奨されます。
「たるみタイプ」のほうれい線
小鼻の脇から口元にかけて顔の頬が下がって見えるほうれい線は、主に「たるみ」が原因です。
年齢を重ねることで肌のハリや弾力を支える成分(コラーゲンやエラスチン)が衰え、加えて顔全体を支える表情筋の緩みがフェイスラインの下降を引き起こします。
たるみが気になる場合には肌のハリや弾力を支える成分を含んだ化粧品を取り入れ、表情筋トレーニングを併用することが効果を高める秘訣です。
「乾燥タイプ」のほうれい線
ほうれい線が明確にシワとして現れ、ファンデーションの乗りが悪く乾燥している場合は「乾燥」に原因があるかもしれません。
乾燥タイプのほうれい線は、肌表面の水分不足が原因で生じる細かな表情ジワが重なることで生じています。
保湿を中心としたスキンケア、特に美容液やリンクルクリームを使用して集中的にケアすることで改善が期待できます。早期にケアを開始し、予防にも力を入れることが大切です。
ほうれい線ケアの開始時期
ほうれい線のケアは始めるタイミングがとても重要です。自分の肌に変化を感じたその瞬間が、ケアを開始する最適なタイミングと言えるでしょう。
また簡単なたるみチェックを行うことで、将来的に自分のフェイスラインがどう変化するかを予測することが可能です。
鏡を天井に向けて、上から覗き込むように自分の顔をチェックしてみましょう。
顔の中で特に下がって見える部分が将来的に「たるみ」の影響を受けやすい箇所です。
このチェックでほうれい線が気になる場合は、将来的にさらに目立つほうれい線になる可能性があるため、早めのケアを心がけましょう!
ほうれい線に効果的な化粧品
ほうれい線を改善するには、スキンケアだけでは難しい場合が多いです。しかし、ほうれい線がより深くなるのを防ぎハリツヤを取り戻すことで、若々しい印象にみせることは可能です。
おすすめの方法としては、日常のスキンケアルーティンに美容液を加えること。
美容液には肌に直接作用する有効成分が豊富に含まれているアイテムが多いため、継続的に使用することでその効果を実感しやすくなります。
自分の肌の悩みに合わせた美容成分を含む美容液を選び、朝晩のケアに取り入れることから始めてみましょう。
ハリ・弾力をケアする化粧品
年齢を重ねるごとに、肌の潤いを保持する能力や、ハリ・弾力を支える成分の生成機能が低下し、肌のごわつきやたるみなどのエイジングサインが顕著になります。これらの症状が進むと、ほうれい線も目立ちやすくなるのです。
夕方にほうれい線が特に目立つ、マスクや枕の跡が長時間残るなどの症状が見られたら、肌機能が衰えてきたサインかもしれません。このような時には、エイジングケア効果のある化粧品をプラスすることがおすすめです。
レチノールやナイアシンアミド、ビタミンC誘導体など、コラーゲンやエラスチンの生成を助ける美容成分を化粧品で肌に補給することで、ハリと弾力を向上させ、ほうれい線の目立たない肌を目指すことができます。
①プルエスト OGハイドレーティングセラムRプラス
出典:プルエスト公式サイト
有効成分ナイアシンアミドを配合した薬用美容液です。ナイアシンアミドは、真皮の線維芽細胞に働きかけて、コラーゲンの生成を促します。
乾燥によるしわの改善や、たるみの予防ができるため、弾力が低下してきた肌におすすめです。
また保水力に優れた独自のハイドロジェルがベースになっているため保湿効果も高く、土台から肌を整えることが可能です。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
②ゼオスキン Wテクスチャーリペア
出典:ゼオスキン公式サイト
ハリと弾力のある肌に整える、レチノール配合の美容液クリームです。
独自の配合成分ZCORE™によって、たるみの元となる部分に作用し、若々しく健やかな肌へと導きます。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
乾燥をケアする化粧品
肌が乾燥するとさまざまな肌トラブルを引き起こし、小ジワなども目立つようになります。乾燥を改善するためには、セラミドやヒアルロン酸を配合した美容液やクリームを使うのが効果的です。
さらに乾燥による小じわを改善したい場合は、シワ改善に特化したリンクルクリームを朝晩のスキンケアに取り入れるのがおすすめです。
特に「ハリ・弾力ケア」の項目でも紹介したレチノールは、肌のハリを生み出すとともに、抗酸化作用や肌のターンオーバーを促進する効果もあり、美肌に導く多面的な効果が期待できます。ただし、レチノールは角質を柔らかくする作用があるため、ピーリング製品との併用は避け、紫外線から肌を守るために日焼け止めの使用が推奨されます。
①レカルカ シムセラムEX
出典:レカルカ公式サイト
トータルなエイジングケアが叶う美容液です。
保湿成分としてペプチド成分の「ヒト歯髄細胞順化培養液」と「EGF(合成ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1)」を配合。年齢を重ね乾燥しがちな肌を潤し、キメを整えハリを与えます。
他にもさまざまな美容成分を厳選配合しており、美白や炎症予防、ターンオーバーの正常化など幅広い肌悩みを改善に導きます。
②エンビロン モイスチャーオイルカプセル
出典:エンビロン公式サイト
レチノールやビタミンC、緑茶エキス、ローズマリーエキスなど、多くの美容成分を閉じ込めた夜用集中ケア美容オイルです。ダメージから肌を守りながら、うるおいを与えます。
一粒ずつ使い切りのカプセルタイプなので最後まで新鮮な状態で使うことができ、旅行先でのスペシャルケアにもおすすめです。
本格的に改善するなら美容皮膚科を受診
毎日のケアの積み重ねにより、ほうれい線が目立つのを遅らせることは可能ですが、すでにくっきりと刻まれたほうれい線を薄くするには、残念ながらセルフケアだけでは難しいのが現状です。
そこで、日々のケアと同時に美容皮膚科でのシワ・たるみ治療を行うのがおすすめ。
美容皮膚科では、専門の医師による診察を通じて、一人ひとりの肌質やたるみの度合いに合わせた施術を受けられるため、より確実で効果的な改善が期待できます。
恵比寿アズクリニックで受けられる、ほうれい線改善治療をご紹介します。
糸リフト
糸リフトとは、医療用の特殊な糸を顔の皮下組織に挿入し、たるみを根本から引き上げるリフトアップ治療です。コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を自然に回復させる効果も期待できます。
最新の糸リフトはメスを使用せずに施術ができ、最短30分で施術が完了。
その即効性とダウンタイムの短さで、忙しい方にも人気の高い治療となっています。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、体内に元々存在するヒアルロン酸を補うことでシワやたるみを目立たなくする治療です。
シワにピンポイントで注入する方法をイメージされる方が多いかもしれませんが、こめかみや頬の下など、加齢とともにボリュームが失われがちな部位に注入することで、顔全体が引きあがり、自然とほうれい線を目立たなくさせるといったアプローチも可能です。
施術時間が短く、ダウンタイムもほとんどないため、日常生活にすぐ戻れるのも大きな魅力です。
HIFU(ハイフ)
ハイフは超音波の力を使い、切らずにたるみやしわを改善する美容治療です。特定の深さの皮膚層に超音波エネルギーを集中させ、コラーゲンの再生を促して肌の引き締めとリフトアップを実現します。
頬まわりの組織を収縮させることで、ほうれい線を薄くする効果が期待でき、顔全体のたるみも改善するため若々しい印象を取り戻せます。
アズクリニックで使用している「ウルトラフォーマーMPT」というハイフ治療器は、2つの照射モードを使い分けることにより痛みを抑えながら治療することが可能です。
ポテンツァダイヤモンド
ポテンツァは高周波(RF)のエネルギーを活用した美容施術です。チップをカスタマイズすることで、さまざまな肌悩みに応じた治療が可能となります。
「ポテンツァダイヤモンド」は針のないダイヤモンドチップを使った施術で、2種類の高周波を同時に照射することで、たるみの引き上げが可能です。施術中の痛みやダウンタイムはほとんどありません。
まとめ
ほうれい線は早期に対処することで、深化の予防や若々しい見た目への改善も可能です。
最近はほうれい線ケア専用の製品が次々と開発されており、使用感や効果も格段に向上してきています。
とは言え化粧品によるケアだけじゃ不十分。
肝心なのは常に明るい笑顔を絶やさず、柔らかな表情でいることす。毎日を楽しく過ごすことで、外面、内面の両方から若々しく見えるようにしていきましょう!