毛穴をなくす、タイプ別スキンケアと美容皮膚科での治療方法

ポツポツ毛穴が目立つ肌、鏡を見るたびに気分が沈みがちになりますよね。
放置すればするほど、さらに毛穴は悪目立ちするようになってしまいます。
目立つ毛穴をなくすには、毛穴が目立つ原因をきちんと理解し、適切なケアを実践することが大切です。
正しいスキンケアで、毛穴レスな美しい肌を目指しましょう！

毛穴悩み4つのタイプ

目立つ毛穴には4つのタイプに分けられます。自分の毛穴がどのタイプ当てはまるかを把握し、原因に応じたケアを心がけることが重要ですよ。
それぞれのパターンと、それに対する改善方法を紹介していきます。

詰まり毛穴

触れた時にザラつきを感じ、毛穴から白や黒の角栓がポツポツと見えている状態です。特に皮脂の分泌が多いTゾーンに多いのが特徴です。
角栓はメイクや皮脂、古い角質が混ざり合い、毛穴の中で固まり、空気に触れることで黒ずむもの。これが放置されると毛穴が次第に広がってしまうのです。

＜詰まり毛穴の改善方法＞
詰まった角栓を取り除き、新しい肌を育てることが重要です。
メイク汚れなどが毛穴に残ると角栓が蓄積し、取り除くことが難しくなります。
毎日のクレンジングと洗顔でしっかりと汚れを落とすようにしましょう。

開き毛穴

毛穴が丸くぽっかりと開いた状態です。皮脂が過剰に分泌されることで毛穴の出口部分が広がってしまうことで引き起こされます。詰まり毛穴が常態化した場合にも陥ることが多いです。

＜開き毛穴の改善方法＞
詰まり毛穴に対処するのと同じように、クレンジングと洗顔を利用して「肌と毛穴を清潔な状態に保つ」ことが大切です。
皮脂を取り除こうとして過度に洗顔を行うと、肌の乾燥を招き、逆に皮脂の過剰分泌を促してしまう可能性があります。洗顔する際は、肌を強くこすらずに、円を描くような動きで優しく丁寧に行いましょう。
毛穴汚れを落とした後は、念入りに保湿をして、肌を丁寧にケアしていくことが重要です。
皮脂の過剰分泌を抑える働きのある「ビタミンC誘導体」などを配合した美容液を使うのもおすすめです。

たるみ毛穴

毛穴をよく見てみると、水滴のような”しずく”の形をしていることがあります。これは肌のたるみによって生じた「たるみ毛穴」の状態で、特に頬や小鼻の周辺によく見られます。
加齢や紫外線の影響で引き起こされ、肌の水分とコラーゲンが減少し始める30代から40代にかけて目立ち始めるタイプです。

＜たるみ毛穴の改善方法＞
肌のハリと弾力を取り戻すことが重要です。
ビタミンC誘導体やレチノール、ナイアシンアミドなどの美容成分を配合したスキンケアアイテムを使用して、肌のコラーゲンを再生させるケアを心がけましょう。
また、紫外線は加齢だけでなく、肌の弾力を徐々に奪っていくため、UVケアも欠かさず行いましょう！

肌の乾燥による影響

乾燥は肌トラブルの根本原因とも言われ、肌の水分が不足することで毛穴が目立つ原因にもなります。
水分が逃げやすくなり、毛穴が開いた状態になることで、肌の弾力や潤いが失われ、毛穴がより一層目立つようになるのです。
さらに、肌が乾燥すると皮脂の過剰分泌が促され、その過剰な皮脂を洗い流す過程で、更に肌を乾燥させてしまうといった悪循環を招きます。この状態が毛穴を目立たせる一因となってしまうのです。
そのため、どのタイプの毛穴悩みであっても「保湿」が非常に重要です。保湿力に優れた化粧水やクリームを使い、肌の水分量を保ちましょう。特に、ヒアルロン酸やセラミドを含むアイテムがおすすめです。
また、エアコンも肌の乾燥に影響を与えるため、加湿器などで湿度を保ち、乾燥から肌を守りましょう。

毛穴トラブルを悪化させるNG行動

正確なケアができていないと、毛穴悩みは改善されず、さらに他の肌トラブルを引き起こす可能性があります。
日常的に無意識に行ってしまうNG行動にも気を付けましょう。

NG行動1｜ピンセットで角栓を取る

しつこい角栓をピンセットで無理やり取るのが癖になっている方、いませんか？気持ちはわかりますが、この方法は、皮膚への刺激が強すぎるためおすすめできません。
肌のターンオーバーを乱し、炎症やニキビの原因となるだけでなく、さらに毛穴を拡大させるリスクがあります。ピンセットを使った角栓除去は絶対に避けるべきです。

NG行動2｜毛穴パックの使用

粘着性のあるパックで角栓をすっぽり抜き取る「毛穴パック」は、特に鼻の毛穴ケアにおいて根強い人気がありますが、こちらもおすすめできないケア方法です。
毛穴パックは、角栓を強引に引き抜くため、肌にダメージを与える可能性があります。
また、肌表面の大切な角質や油分まで取り去ってしまうため、肌にとって負担となってしまいます。

NG行動3｜皮脂を過剰に取ろうとする

オイリー肌で皮脂のベタつきを取ろうと、頻繁に洗顔したり、あぶらとり紙を使い過ぎたりすると、肌の乾燥を招き、逆に皮脂の過剰分泌を促す結果をもたらしてしまいます。
皮脂は肌を守る重要な役割も果たしているため、洗顔は1日2回だけ優しく行い、洗顔後の保湿ケアを忘れないことが重要です。

美容皮膚科での毛穴治療

毛穴の改善には長い道のりが必要で、ホームケアだけでは思うような結果が得られない場合も多いです。
そんなときは、美容皮膚科で専門医の相談を受けることも選択肢として有効です。美容皮膚科に行ったことがない方には敷居が高く感じるかもしれませんが、最新の治療を受けることで大きな効果を得られる場合が多いです。
具体的にどのような治療方法があるのか、恵比寿アズクリニックで提供している施術を例にご紹介します。

ポテンツァ｜開き毛穴、たるみ毛穴

ポテンツァは、毛穴やニキビ跡などセルフケアでは改善しにくい肌悩みにも働きかける美肌治療です。
肌表面に細かい穴を開けることで、肌本来の自然治癒力を促すとともに、針先から高周波（RF）エネルギーを肌に直接送り込こととで、コラーゲン生成を促します。
また、薬剤を長く真皮層へ届ける独自のドラッグデリバリーシステムにより、美容成分をしっかり効かせることが可能です。
毛穴の改善には、ポテンツァ専用に開発されたPLLA（ポリ乳酸）製剤である「マックーム」がおすすめです。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

 

ダーマペン｜開き毛穴、たるみ毛穴

ダーマペンは、毛穴の開きやニキビ跡などの肌トラブルを改善する治療法です。
超極細の針で肌に微細な穴を開け、自然治癒力を促してコラーゲンやエラスチンの生成を促します。これにより、肌のハリや弾力が回復し、滑らかな肌を目指せます。
公式YouTubeでは、「ポテンツァ」と「ダーマペン」の効果やダウンタイムの違いを検証した動画を公開しております。比較されることの多い施術で、どちらを受けようか悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

シルク肌注射｜開き毛穴、たるみ毛穴

シルク肌注射は、サーモンのDNAから抽出したポリヌクレオチド製剤「プルリアルシルク」と、マイクロボトックスを組み合わせた、アズクリニックオリジナルの美容注射です。
ポリヌクレオチドは、真皮層の線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンやエラスチンの生成を促す効果があります。ハリや弾力を改善するとともに、肌の水分量を増加させることにもつながり、毛穴の目立たない肌へと導きます。さらに、マイクロボトックスの作用で毛穴を引き締め、小じわの改善にも効果的です。

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ピコフラクショナル｜開き毛穴、たるみ毛穴

ピコフラクショナル治療は、高密度レーザーで肌に微細な空洞を作り、コラーゲンの生成を促す治療です。
ピコレーザーを用いたフラクショナル治療は、肌表面へのダメージがないため痛みが軽く、ダウンタイムが短いのが特徴です。

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ハイドラピーリング｜詰まり毛穴

ハイドラピーリングは、普段のスキンケアでは落とすことのできない毛穴汚れや角栓を、毛穴の吸引と水流を利用して取り除く、医療機関専用のウォーターピーリング施術です。毛穴の皮脂詰まりや角栓が気になる方、毛穴の黒ずみに悩む方に特におすすめです。
施術中の痛みやダウンタイムがほぼないため、気軽に受けていただけます。

エレクトロポレーション｜開き毛穴

肌に有効成分を塗布した状態で微弱な電流を流すことによって、美容有効成分を肌のより奥深くに浸透させる施術です。
よく比較される施術として「イオン導入」がありますが、エレクトロポレーションの方が約20倍もの浸透効果が得られる点と、粒子の大きい成分まで導入することができる点が優れています。
乾燥によって毛穴が目立ちやすくなっている方には特におすすめです。

ケミカルピーリング｜詰まり毛穴、開き毛穴

酸性の薬剤を顔全体に塗布することで肌表面にある古い角質を取り除く施術です。
ターンオーバーを活性化させることで、毛穴の開き・黒ずみはもちろん、ニキビやニキビ跡、肌荒れ、くすみなど、さまざまな肌悩みに対して効果が得られます。
アズクリニックでは、お肌の状態に合わせ「マッサージピール」と「ミックスピールマヌカ」の2種類の施術からご提案しています。

まとめ

自分の毛穴悩みの原因を見つけることはできましたか？
毛穴のタイプを正確に理解し、その原因にピッタリ合ったケアを実践することで、滑らかで毛穴の目立たない理想の肌を手に入れることができます。理想のたまご肌を目指して、今日から正しいスキンケアを始めましょう！