シミ取りレーザーのダウンタイムはどのくらい?施術後の流れを解説

シミ治療の中でも代表格とされるのが、レーザーを使った「シミ取り」。1回の施術で大きな変化が期待でき、非常に人気の高い治療方法です。
しかし同時に「シミ取りレーザーはダウンタイムが大変そう」というイメージもありますよね。
この記事では、気になるシミ取りレーザーのダウンタイムについて解説します。記事後半では、ダウンタイムがとれない人向けに代替施術も紹介しますので、シミに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • シミ取りレーザーのダウンタイムの長さがわかる
  • シミ取りレーザーのダウンタイム中、肌がどのような状態になるかがわかる
  • ダウンタイムを起こさない、シミ取りレーザーの代替治療がわかる

目次

シミ取りレーザーのダウンタイム

シミ取りレーザーとは、高出力のレーザーで肌表面のメラニン色素を破壊する施術です。施術後の経過は使用するレーザーの種類によって異なりますが、この記事では、恵比寿アズクリニックで取り扱っているピコレーザー「エンライトンSR」というマシンで施術した場合を踏まえてご紹介します。

シミ取りレーザー直後の肌

シミ取りレーザー後の肌は軽い火傷を負ったような状態です。施術直後は照射部が赤く、場合によっては腫れ感が生じることもあります。また熱感やヒリヒリ感がありますが、施術後1時間もすれば落ち着くことが多いです。

レーザーを照射した部分を保護するために、恵比寿アズクリニックでは施術後にマイクロポアテープという医療用テープをお貼りします。ダウンタイム中はできるだけこのテープを剥がさず、軟膏による処置や洗顔などのスキンケアも、全てこのテープの上から行います。
マイクロポアテープは軟膏の成分が浸透するため、テープの上から軟膏を塗ってもしっかりと肌に届くのです。
テープを貼っている期間、患部にはメイクもできず、かなり目立つ状態となります。このテープを貼っている期間を「ダウンタイム」と考えて良いでしょう。

ダウンタイム中の詳しいケア手順は、別の記事で紹介しています。
関連記事:シミ取りレーザー後の経過とケア手順について|恵比寿アズクリニック

ダウンタイムの長さ

テープを貼るかどうか、さらにどのくらいの期間貼る必要があるかについては、クリニックの方針によって異なりますが、12週間ほどの期間を設けているところが多いです。
恵比寿アズクリニックの場合は、施術から12週間後に必ず再診を行い、その際にテープを剥がす形を取っています。

テープを剥がした後は、通常通りスキンケアやメイクを行ってOK
この頃にはシミ取りを行った部分にカサブタが形成され、テープと一緒にカサブタが剥がれる場合もあります。カサブタが剥がれた部分は周囲の肌より少し白っぽく見えたり赤みがあったりする場合もありますが、軽くメイクをすればほとんど目立ちません。

カサブタが残った場合は少し目立ってしまいますが、気になるからと言って無理に剥がすのはNG。肌を傷つけ、その後の色素沈着リスクが高まってしまします。多くの場合、再診後1週間も経てばすべてのカサブタが剥がれますので、自然になくなるのを待ちましょう。
カサブタが残っている部分も、上からメイクを行うことは可能です。

結論として、シミ取りレーザーのダウンタイムは短ければ12週間、長く見積もって3週間ほどとなります。

ダウンタイム中に不便な点

ここまで見てきたとおり、シミ取りレーザーのダウンタイム中は不便なことが多々あります。

・テープが目立つため人にバレやすい
・テープが邪魔でスキンケアがしにくい
・テープが張り付いていることでの異物感や不快感
日焼け厳禁のため外出時に気を使う
・軟膏の塗布などの処置を自分で行う必要があり面倒
・テープ期間後もカサブタが残るとややバレやすい

シミ取りレーザーを検討している人は、13週間ほどはこのような状況になるということを理解したうえで施術を受けてください。

シミ取り後の経過

こちらは施術後の経過を追った写真です。
施術1週間後に保護テープを剥がしたところ、まだカサブタが残っているのがわかります。その後さらに1週間経った頃(施術2週間後)にはカサブタが全て剥がれ、スッキリとした肌状態になりました。1か月後にはシミ取りを行った部分の肌が元の色に戻っています。
シミ取り後のダウンタイム期間は面倒な部分もありますが、シミが改善することで肌が明るく見え、一気に若々しい印象になるという大きなメリットがあります。シミに悩んでいる人は、ダウンタイムを考慮に入れながら検討してみてください。

シミ取りの様子や経過については、公式YouTubeで公開しています。気になる方はこちらもあわせてご覧ください。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

ダウンタイムが明けも油断大敵!シミ取りレーザーの副反応

シミ取りレーザー最大の副反応として、炎症後色素沈着という症状があります。レーザーによる肌のダメージを回復する過程でメラニンが過剰に生成されることがあり、それにより起きる色素沈着のことを炎症後色素沈着と呼ぶのです

炎症後色素沈着が出る時期

炎症後色素沈着はレーザーを照射した1カ月後くらいから現れ始め、元のシミと同じくらい、ないしは元のシミより濃くなることもあります。こうなると「元のシミが再発したのでは?」と不安になる方もいると思いますが、そうではありません。
炎症後色素沈着はあくまで炎症に起因する新たな色素沈着であり、肌の代謝(ターンオーバー)が正常に行われていれば、半年~1年程度で自然と消えていきます。
ただし、加齢やホルモンバランスの乱れなどによりターンオーバーが鈍化している人は、改善に時間がかかるケースや、最悪の場合そのまま残ってしまうケースもあるのが現実です。

炎症後色素沈着を起こさないコツ

炎症後色素沈着を防ぐには、ダウンタイム中に紫外線対策を徹底することが大切です。
レーザーを照射した肌はただでさえ敏感な状態。そこにさらに紫外線の刺激が加わると、一層メラニン色素の生成が加速してしまいます。
テープを貼っている期間は日焼け止めクリームが塗りにくいため、スプレータイプの日焼け止めを用意しておくと良いでしょう。ただし、それだけでは不十分ですので、外出時には日傘や帽子なども使って紫外線を防ぐようにしてください。
また紫外線が強まる春夏はシミ取りレーザーには向きません。時期を選べるのであれば、秋冬に受けることをお勧めします。

もう1つ、炎症後色素沈着予防に大切なのが肌を擦らないことです。特にテープ保護期間が終わった後に気をつけたいポイントですね。
摩擦も紫外線と並んでメラニン生成を促進させる大きな要因です。テープを剥がした後は通常通りのスキンケアやメイクを行うことができますが、いつも以上に肌を擦らないよう意識してください。

炎症後色素沈着の治療法|トレチノイン療法

炎症後色素沈着をできるだけ起こさないため、そして起きてしまった場合もできるだけ早く解消させるために有効なのが、トレチノイン療法です。トレチノインとハイドロキノンという2種類の軟膏を使い、色素沈着を抑制します。

トレチノイン  ターンオーバーを促進し、メラニンの定着を防ぐ
ハイドロキノン メラニン合成に関わる酵素チロシナーゼを抑制する

当院では任意の治療となりますが、肝斑が併発している方、ダークトーンの方、ご高齢の方などには、できるだけ実施していただくよう推奨しています。

ダウンタイムが取れない人向け!シミ取りレーザーの代替施術

「そんなにダウンタイムが取れない」「施術後に気をつけるべき点が多くて無理そう」そんな方もご安心ください。シミ取りレーザー以外にも、シミ改善に効果的な施術はたくさんあります。
シミ取りレーザーのように1度で大きな効果が出せるわけではありませんが、ダウンタイムなくシミ改善を目指すことができますよ。具体的な施術を紹介します。

フォトフェイシャル

フォトフェイシャルとは、IPLという特殊な光を照射する治療です。1回の施術でシミ消すことはできませんが、回数を重ねるごとに薄くしていくことができます。また同時にくすみ・赤ら顔・小じわ・毛穴の開きなどさまざまな肌トラブルを一挙に改善することができ、ダウンタイムもほとんどないことがメリットです。
ただし、シミのある部分に強いパワーで照射した場合などには、マイクロクラストと呼ばれる砂状のカサブタができることがあります。そこまで目立つものではなく、直後からメイクで隠すこともできますが、シミ治療を目的にフォトフェイシャルを受ける場合には覚えておきましょう。
また肝斑にはあまり有効ではないため、肝斑のある方にはレーザートーニングやリバースピールをおすすめしています。

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レーザートーニング

レーザートーニングとは、医療用レーザーでメラニンを少しずつ分解・排出し、シミを薄くしていく施術です。シミ取りレーザーと異なるのは、より広範囲に弱いレベルで照射する点です。施術回数はかかりますが、施術中の痛みやダウンタイムが軽く、肌の全体的なトーンアップにもつながります。
特に、シミの中でも肝斑というホルモンバランスの乱れを原因とするシミがある場合、シミ取りレーザーを行うと悪化するリスクがあるため、トーニング治療の方が適しています。
ただし、回数を重ねすぎると部分的に肌が白くなる「白斑」の症状が起きるリスクもあるため、適切な施術頻度と回数を守ることが大切です。
恵比寿アズクリニックで導入しているピコレーザーは特に肌への負担が少ないことで知られています。

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リバースピール

肝斑や色素沈着の改善に特化したケミカルピーリングの一種です。
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回の施術で3種類のピーリング剤を順番に塗布することで、肌の真皮層・表皮深層・表皮浅層に段階的にアプローチ。肌の各層のメラニンを抑制するとともに、ターンオーバーを促しメラニンの排出を促します。
こちらも複数回の施術を受ける必要はありますが、レーザートーニングで改善できなかった肝斑にも効果が見込めるほか、白斑がある人にも施術できる点がメリットです。
肌への負担は少なく基本的にダウンタイムもありませんが、人によっては施術中にピリピリとした刺激を感じたり、施術後に赤みや皮剥けが出たりすることもあります。

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まとめ

シミ取りレーザーは効果的である反面、ほぼ必ずダウンタイムが発生します。ダウンタイムの期間はどのくらいなのか、どんな状態になるのかをしっかり把握したうえで、施術を検討することが大切です。ダウンタイムが取れない場合には、シミ取りレーザーにこだわりすぎず他の選択肢を考えてみるのも良いでしょう。
また今回ご紹介したダウンタイムのお話は恵比寿アズクリニックで施術を受けた場合に即したものであり、テープ保護の有無などはクリニックの方針によっても変わってきます。ご自身が施術を受けるクリニックによく確認し、疑問が残らない状態で施術を受けられると良いですね。

※記事内でご紹介している各商品は記事執筆時の情報に基づいて掲載をしており、変更となっている可能性がございます。ご購入の際は最新情報をお確かめください。

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監修医師紹介

奥野彰子/医師

奥野 彰子 / Akiko Okuno

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

監修医師詳細プロフィール

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