スキンケアの工程の中で、最も肌の負担となり得るのがクレンジング。特に敏感肌の方はクレンジング選びに悩むことも多いと思います。
この記事では、しっかりメイクを落とせて肌にやさしいクレンジングをご紹介します。また敏感肌の方がクレンジングを選ぶ際のポイントや使い方のコツもあわせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
この記事のポイント
敏感肌を悪化させないためのクレンジングの選び方
まずは敏感肌の方がクレンジングを選ぶ際に大切なポイントを3つご紹介します。基本をおさえつつ、使用感の好みなども判断基準にして選ぶのと良いですよ。
低刺激のアイテムを選ぶ
敏感肌のスキンケアで最も大切なのが、肌への刺激を避けること。クレンジングもできるだけ低刺激のアイテムを選びましょう。
アルコール(エタノール)や香料・着色料など刺激となりやすい成分を配合していないものを避けるのがポイントです。
通常はそこまで刺激とならないような成分であっても、敏感肌の場合は過剰に反応してしまう場合もあります。不安な場合には、サンプルやお試しセットなどを使ってみるのも良いですよ。
メイクなじみの良いアイテムを選ぶ
成分自体に問題がなくても、メイクなじみの悪いアイテムは肌の負担となりがちです。なかなかメイクが落とせず長時間クレンジングすることになってしまうからです。
加えてクリームタイプやバームタイプで固いテクスチャーのものは、塗り伸ばす際に肌を擦ってしまう場合もあります。
テクスチャーが柔らかく、メイクとよくなじむアイテムを選ぶことも負担を減らすコツです。
またシートタイプのクレンジングはどうしても肌への負担が大きくなりがちですので、敏感肌の方にはおすすめしません。
メイクの濃さに合わせて選ぶ
メイクスタイルに応じてクレンジングを変えることも大切です。
日焼け止めとパウダーのみで仕上げた軽めメイクの日には、洗浄力が比較的マイルドで肌に優しいミルクタイプやクリームタイプ。
しっかりとクリームファンデーションで仕上げた日は、サッと落とせるオイルタイプやリキッドタイプがおすすめです。ただしオイルタイプやリキッドタイプの中には、洗浄力が強すぎて肌への負担が大きいものもあるので注意が必要です。
またアイメイクやリップには、専用のポイントメイクリムーバーを使うのも良いでしょう。
ベースメイクとポイントメイクのクレンジングを使い分けることで、過度な負担を防ぐことにつながります。
肌荒れが頻繁に起きてしまうという方は、メイクスタイル自体を見直すことも視野に入れましょう。
敏感肌におすすめのクレンジング3選
敏感肌の方が使いやすい、肌にやさしく保湿力の高いアイテムを3つ紹介します。
使い心地の異なるものを集めましたので、ぜひ好みに合いそうなものを使ってみてください。
プルエスト カプセルインハイドロクレンズ
出典:プルエスト公式サイト
価格:4,378円(税込)/110g
水分の蒸発を防ぐ独自の保水ジェルをベースとしたクレンジング料です。2つの有効成分グリチルリチン酸2Kとシメンー5-オールが肌トラブルから肌を守るとともに、6種類のビタミンをナノ化したビタミンカプセルを配合し、メイクを落としながらハリのある肌に導いてくれます。
保湿成分も豊富なため、乾燥から肌荒れを起こしやすい敏感肌の方にぴったりです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
ナビジョンDR メーククレンジングクリーミージェル
出典:ナビジョンDR公式サイト
価格:2,750円(税込)/130g
スクワラン高配合のクレンジング料です。ジェルタイプながらテクスチャーは濃厚なクリームのようで、うるおいを守りながら汚れをしっかり落とすことができます。
メイクなじみもよく、手早くメイクを落とすことが可能です。
レカルカ ハニームースクレンジング
出典:レカルカ公式サイト
価格:3,300円(税込)/120g
クレンジングオイルが泡で出てくる個性的なメイク落としです。ムースのように濃密な泡で摩擦なくメイク汚れを浮かして落とすことができます。
ハチミツエキスや3種類のセラミドなど、肌荒れ予防と保湿に働く成分を豊富に配合しており、オイルクレンジングにありがちな洗いあがりのつっぱり感がないのが特徴です。
ぜひ実践してほしい!敏感肌のクレンジングステップ
肌に負担をかけずにクレンジングを行うには、正しい方法をマスターすることも大切。
ここからは、敏感肌の方に意識してほしいクレンジングの手順を、6つのステップに分けて解説します。
STEP1|手をキレイに洗う
どんなに良いクレンジング料を使っても、手が汚れていては台無しです。
たくさんのものに触れる手は、さまざまな雑菌が付着しています。スキンケアの前にきちんとハンドソープで手を洗い、敏感な顔の皮膚に雑菌が移るのを防ぎましょう。
STEP2|ポイントメイクを落とす
アイメイクやリップメイクをしっかり行った日は、先に落としておきましょう。
専用のリムーバーをコットンに浸し、擦らないよう丁寧に落としてください。
細かい部分は綿棒を使うと良いですよ。
STEP3|Tゾーンのメイクを落とす
次はベースメイクのクレンジングです。手の水分をしっかりふき取ってから、商品ごとの推奨量を目安にクレンジング料を手に取り、皮脂の多い額や鼻から先に落とします。
凹凸の多い小鼻などは指の腹でやさしくクルクルと円を描くように落としていきましょう。
STEP4|顔全体になじませて落とす
続いてクレンジング料を顔全体に広げ、やさしくなでるようにメイクとなじませていきます。
クレンジング料が長時間肌に付着すると、配合された界面活性剤などが刺激となる場合もありますので、手早く行うのが負担をかけないコツです。
STEP5|ポイントメイクをもう一度
全体的にメイクが落とせたことを確認したら、ポイントメイク部分をもう一度軽く洗いましょう。こうすることで特に敏感な目元や口元のメイク残りを防ぐことができます。
ただし既に一度クレンジングを行っていますので、しっかり落とす必要はありません。
STEP6|すすぐ
すすぎは冷たすぎず熱すぎない、ぬるめのお湯で行います。
お風呂場でクレンジングをする場合でも、シャワーのお湯を直接顔に当てるのはNG。両手ですくったお湯をやさしく顔にかけながら洗い流しましょう。
肌にクレンジング料のヌルつきがなくなったら完了です。
6つの工程を守りながら、毎日丁寧にクレンジングを行ってください。
クレンジング後のプラス行動
クレンジングをしただけでは、十分なスキンケアとは言えませんよね。
クレンジング後に守ってほしい美肌のためのプラス行動をご紹介します。
洗顔も別途行う
クレンジングはメイク汚れを落とすもの。古くなった角質による汚れなどを落とすには、別途洗顔料を使って洗う必要があります。
最近ではこの2度洗いの工程を省ける「ダブル洗顔不要」アイテムも多く登場していますが、中には1度で全ての汚れを落としきるために非常に強い洗浄力をもつものがあり、敏感肌の方には使いづらい場合も。
洗顔を行うことでクレンジング料の肌への残留を防ぐこともできますので、できるだけ2度洗いすることを推奨します。
保湿ケアを徹底する
メイクや汚れを落としたまっさらな肌は、さらに敏感度を増しています。素早く保湿を行い、乾燥から肌を守りましょう。
化粧水でしっかりうるおいを補給したら、乳液やクリームで水分の蒸発を防ぐというのが基本的な流れ。
クレンジング以外のスキンケアアイテムも、低刺激かつ保湿力の高いものを選んでくださいね。
水分を取る
寝る前に身体にも水分を補給しましょう。身体の水分が不足すると、肌の水分量が減ってしまうだけでなく、身体全体でさまざまな不調が起きやすくもなります。
ただし冷たすぎる水は消化器官の負担となる場合もありますので、常温の水や白湯が望ましいです。
しっかり眠る
1日7時間程度の良質な睡眠をとるよう心がけましょう。
肌の再生は睡眠中に行われます。しっかり眠ることが美肌には不可欠なのです。
寝つきを良くするには、就寝前の行動を改めるのも効果的。次の3つを意識してみてください
・就寝時間の最低1時間前(できれば2時間前)には食事を済ませる
・就寝時間の1時間前くらいに入浴する
・就寝前1時間はパソコンやスマートフォンを見ない
まとめ
クレンジングは美肌づくりの基本です。もし間違ったアイテム選びやクレンジング方法を行っていたら改善していきましょう。
ご自身の肌にぴったりのクレンジングを使うことで、敏感肌とうまく付き合いながら美肌に近づいていくことができるはず。
今回ご紹介したポイントをおさえて、最高の1本を探してみてください。