「シミ」と「そばかす」の違いが何だかよくわからない…という方も多いのではないでしょうか。
どちらも肌のトーンが暗く見えたり老けた印象になったりと悩みの種になりがちで「シミ・そばかす」とまとめて表現されることも多いですが、実は明確な違いがあります。
このページでは、シミとそばかすの違いや対策について詳しく解説していきます。パッと明るい印象の肌を目指していきたいという方はぜひ参考にしてください。
この記事のポイント
「シミ」と「そばかす」の違い
シミとそばかすは、どちらもメラニン色素が肌に沈着することでできる斑点ですが、厳密には異なるものを指します。
シミと呼ばれるものにはさまざまなタイプがありますが、紫外線や加齢などの影響で増えていく、いわゆる「シミ」は老人性色素斑という最も一般的なタイプを指すことが多いです。
一方そばかすもシミの一種で、正式には雀卵斑(じゃくらんはん)といいます。
まずはこの2つの違いについて解説します。
シミ(老人性色素斑)の特徴
老人性色素斑は、紫外線などの外的要因により発生するシミです。
境界線がはっきりとした薄茶色の沈着で、5mm~10mmと比較的大きいのが特徴。頬やこめかみのほか、手や肩など紫外線の当たりやすい部位にできることが多いです。
紫外線や摩擦による刺激が肌に加わると、肌を守るためにメラニン色素が過剰に生成され、沈着してシミとなってしまいます。また加齢とともに肌のターンオーバーが乱れがちになるとメラニン色素の排出が滞ってしまうため、シミができやすくなります。
そのため年をとるほどシミができやすくなると言えますが、生活習慣や環境によっては若いうちからできる人もいるのです。
そばかす(雀卵斑)の特徴
そばかすは、2~3mm程度の小さな斑点が、鼻や頬、さらに肩や背中などに広く現れるという特徴があります。
そばかすの発生には、紫外線などの外的要因だけでなく、遺伝的な要因も大きく関わっていると言われています。そのため3歳以降にできはじめ、思春期に目立つようになる方が多いです。
年齢とともに薄くなってくる場合もありますが、対策を怠るとずっと残ってしまったり、逆に濃くなったりすることもあります。
シミ・そばかすの予防方法
シミやそばかすは異なるものですが悪化する要因は基本的に同じですから、予防方法や改善方法は共通しています。ここからは、シミ・そばかすの発生を防ぐ方法をご紹介しましょう。
UVケアで予防
シミ・そばかすの最も大きな要因は紫外線です。季節を問わず降り注いでいますので、日差しの強い夏場は当然のこと、年間を通して対策しておくのが理想です。
日焼け止めを塗る際は顔全体にムラなく伸ばし、日差しが当たりやすい鼻や頬の高い位置には重ね塗りするのがオススメです。汗や摩擦で日焼け止めが落ちると効果が薄れてしまいますので、こまめに塗り直しましょう。
日焼け止めとあわせて、日傘、帽子、UVカットウェアなども活用し、上手に紫外線を防いでくださいね。
スキンケアで予防
美白有効成分が入ったスキンケアアイテムを日常使いするのも予防につながります。
ここでいう「美白」とは、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを“予防”すること。既にできてしまったものを化粧品で完全に”消す”ことはできませんが、継続的に使うことで目立たなくなり、全体的な肌トーンを明るく見せる効果が期待できます。
美白有効成分として認められている成分にはトラネキサム酸、ビタミンC誘導体、ナイアシンアミドなどさまざまな種類がありますので、肌に合うものを選びましょう。
またスキンケアやメイクの際に気を付けたいのが「摩擦」を起こさないこと。摩擦は紫外線と並び、肌の老化を早める要因となります。
ばっちりメイクの日には、クレンジングや洗顔でしっかり汚れを落としたくなるものですが、ゴシゴシ擦るのは絶対にNGです!肌の表面が動かないくらいのソフトな力加減で、丁寧に落としましょう。
またスクラブ入りのピーリング剤を規定の使用頻度を守らず使うことや、肌を擦るような自己流マッサージなども肌の負担となります。
肌への刺激はシミ・そばかすに直結すると意識して、常に優しく触れるようにしてください。
規則正しい生活で予防
規則正しい生活を送ることは、美肌の基本です。
・良質な睡眠をとる
・ストレスを溜めこみすぎないよう適度に発散する
・食事の栄養バランスに気を付ける
全てを完璧に行うのは難しい場合もありますが、できる範囲で意識してみましょう。
特に食事を見直すことは、身体の内側からの改善につながるためとても大切です。
抗酸化力の高いビタミンA・C・Eやポリフェノールなどの栄養素を食事から摂取するのが理想ですが、難しい場合はサプリメントも活用し、上手にバランスがとれると良いですね。
おすすめサプリメント|ワカサプリ高濃度VC3000
1包に3,000mgのビタミンCを配合したサプリメントです。賦形剤や着色料、甘味料などを極力排除することで、ビタミンC含有率96.7%を実現。純粋なビタミンCを摂取することができます。
水やジュースなど飲み物に混ぜて飲む粉末タイプのため、飲みやすいのもポイントです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
シミ・そばかすを消す方法
すでにできてしまったシミ・そばかすを完全になくしたい場合は、美容皮膚科で治療を受けるのが近道です。
化粧品や生活習慣の見直しもとても大切ではありますが、あくまで予防策。シミ・そばかすをきれいに消すには及びません。美容皮膚科のクリニックで専門的な治療を受けることで、シミ・そばかすをスッキリと消すことが叶いますので、長年悩んでいるという方は相談してみるのがおすすめです。
まとめ
シミとそばかすは厳密にいうと別物ではありますが、基本的な予防方法や治療方法は一緒。どちらも日ごろのケアがとても大切です。紫外線対策や正しいスキンケアで明るい肌を目指していきましょう。
また美容皮膚科を訪ねてみるのもおすすめです。専門医に診てもらうことで「実はシミではなくてアザだった!」など新たな発見があるかもしれません。改善に向けた正しいアプローチを知ることにもつながりますので、ぜひ一度プロの力を借りてみてください。