美肌を作る美肌菌とは?美肌菌を育てて健康な素肌を手に入れよう

美肌をつくる美肌菌を増やしたいけれど、どうすれば効果的に増やせるかわからない…という方も多いのではないでしょうか。
近年、美肌づくりのためには「美肌菌」という菌を増やすことが大切であることがわかってきました。
肌の美肌菌が増えれば、ニキビや乾燥などの肌トラブルが起こりにくい、健康的な肌でいられるのです。

今回は、美肌菌を増やす方法について詳しくご紹介します。

この記事のポイント

  • 美肌菌とはなにか?
  • 美肌菌の増やし方
  • 美肌菌の効果
目次

美肌菌とは何か?

「美肌菌」とは、肌に存在している善玉菌のことです。
皮膚にはもともと、常在菌という様々な菌が存在しています。
その中にはニキビの原因となるアクネ菌などの悪い菌(悪玉菌)や、肌の環境を整える効果がある良い菌(善玉菌)があるのです。

腸内環境をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
腸内では、善玉菌と悪玉菌のバランスが悪くなると、腸内フローラが正常に保たれて、腸内環境が整うと言われています。
これと同じように、お肌も「肌フローラ」を正常に保つことで、健康的な美肌になれることが分かってきました。
つまり美肌のためには、善玉菌と悪玉菌のバランスが大切なのです。

肌トラブルが増えて、肌の状態が悪いときは、悪玉菌が多くなってしまっていることがほとんど。

美肌になるために、善玉菌(=美肌菌)を増やすことを心がけましょう。

美肌菌の増やし方

クレンジングでメイク汚れはしっかり落とす!


メイクをした日は念入りなクレンジングをして、メイク汚れをしっかりと落としましょう。
メイク汚れが残った状態だと、美肌菌がスムーズに繁殖できませんし、肌トラブルの原因になってしまいます。

しっかり保湿

保湿は美肌づくりの基本です。
肌が乾燥すると、肌の状態が悪くなり、美肌菌の繁殖を妨げたり、皮脂の過剰分泌がおきて悪玉菌が増えやすくなってしまいます。
化粧水はもちろん、乳液・クリームなども使って、最低限のスキンケアは行いましょう!

おふろはぬるめで10分ほど!


お風呂はぬるま湯に10分くらいつかるのがオススメです。

あついお風呂に長く浸かるのが好きな方もいるかもしれませんが、熱いお湯や長風呂は大量の汗とともに「美肌菌」が洗い流されてしまうのです。
お風呂に入ることは大切ですが、温度や時間に注意するようにしましょう。

顔や身体を洗うときも、ゴシゴシ洗いや強い洗浄料を使うのは避けた方が無難です。とくに強い洗浄成分は菌に負担をかけてしまいます。

規則正しい生活習慣が美肌菌を増やす

十分な睡眠やバランスの取れた食事、適度な運動をするなど、規則正しい生活習慣は美肌菌を増やします。

乱れた生活が続いてしまうとストレスが溜まり、肌やからだにもよくありません。

無駄な夜更かしや外食のし過ぎは避け、運動不足もできる範囲で解消し、規則正しい生活を心がけましょう。

美肌菌は簡単には増やせない

正しい「菌活」で美肌菌を増やせば、肌そのものを健康にして、美肌をつくることができます。
しかし、美肌菌は化粧水や美容液などで与えられるものではないので、美肌菌を育てることで増やしていくことになります。

美肌菌を育てるうえで大切なポイントは2つです。

  • 美肌菌に栄養を与えること
  • 美肌菌を減らさないこと

 これらは菌活を始めてすぐに効果の現れるものではありませんが、正しいケアを続ければ着実に美肌に近づけます。

時間をかけてじっくりと菌を育てるイメージで、根気よく菌活を続けていきましょう!

美肌菌の効果

美肌菌には嬉しい効果がいっぱい!美肌菌によってもたらされる効果をご紹介します。

グリセリンをつくりだす

グリセリンは、肌にうるおいを与えてくれる成分です。化粧品の成分表示でも、よく目にしますよね。
美肌菌には、汗や皮脂などを食べて、グリセリンを生み出す働きがあります。
このグリセリンによって、肌の角質層がうるおいで満たされるので、内側から保湿することができるのです。

セラミドをつくりだす

美肌菌はセラミドをつくりだすことができます。
化粧水や美容液でおなじみのセラミド。保湿性の高い成分として注目されています。

セラミドが不足すると、肌のバリア機能が低下し、外部刺激などから肌荒れしやすくなってしまうなどのトラブルが発生しやすくなるため、常にセラミドをつくりだし肌のうるおいを保ってくれる美肌菌の存在は必須です。

キメを整えて、毛穴を目立たなくさせる

肌がうるおうと、キメが整って肌表面の凹凸がなくなり、なめらかな美肌に近づきます。
毛穴の開きも目立たなくなるので、毛穴にお悩みの方にはうれしい効果ですよね!

悪玉菌が増えるのを防ぐ

美肌菌には、悪玉菌が増えるのを抑制するはたらきもあります。
つまり美肌菌を増やせば悪玉菌の増殖を防ぎ、美肌菌を守ることもできるのです。

肌荒れ、ニキビ、肌トラブルを予防する

悪玉菌には、ニキビやアトピー性皮膚炎の原因となる「アクネ菌」や、「黄色ブドウ球菌」があります。
これら悪玉菌の増殖を美肌菌が抑えてくれるので、肌荒れやニキビを予防することができるのです。

 まとめ

美肌菌は化粧品などから与えられるものではありません。
正しいスキンケアや規則正しい生活習慣を守ることが大切です。
もちろんすぐに効果があらわれるものではありませんが、体の内側から健康になれば、
美肌菌は自然に増え、肌トラブルや乾燥にも負けない健康的な美肌をつくることができます。
どんなに高い美容液や化粧品を使っていても、肌が不健康では意味がありません。

根本から肌質を改善するために、美肌菌を増やす『菌活』を毎日心がけていきましょう。

 

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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