医療専売コスメとして根強い人気を誇るゼオスキンヘルス(ZO® SKIN HEALTH)。美容に関心のある人であれば、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
この記事では、ゼオスキン各商品の成分や使い方、気になる副反応についてなど、使用するうえで知っておきたい情報をまとめます。
「深い肌悩みがある」「本格的なエイジングケアがしたい」「市販のコスメでは物足りなくなってきた」といったお悩みのある方は、ぜひ参考にしてください。
この記事のポイント
ゼオスキンってどんなブランド?
ゼオスキンヘルスは、年齢肌が気になる人に役立つ高機能なアイテムを多数展開する医療専売ブランドです。
ビタミンA研究の第一人者であるアメリカの皮膚科医ゼイン・オバジ氏が開発に携わっていることもあり、特にビタミンAの扱いを得意としています。
代表的な成分
ゼオスキンの製品には、高い美容効果が期待できる成分が豊富に配合されています。まずは代表的な成分をご紹介しましょう。
ハイドロキノン
強力な美白作用で知られる成分です。メラニンの生成にかかわる酵素チロシナーゼの働きを阻害する作用があり、メラニン生成を抑制するとともに、できてしまったシミを薄くする作用も期待できます。
レチノール
ビタミンAの一種で、肌のターンオーバーを促進する作用があります。肌が生まれ変わることでキメが整いハリツヤのある肌に近づけることができます。
さらに肌の弾力を高めることで毛穴開きを改善したり、メラニンの定着を抑えることでシミを予防したりと、幅広い肌悩みに効果を発揮する成分です。
グリコール酸
肌表面の角質層を整えるピーリング作用が特徴的な成分です。古い角質を除去し、滑らかな肌に整える効果が期待できます。ターンオーバーの低下によるゴワつきやくすみ、毛穴詰まりに悩む人にお勧めの成分です。
角質層が整うことで美容成分の浸透を高め、効率的なスキンケアにつながります。
肌悩みに強く働きかける製品が豊富
医療専売ブランドであるゼオスキンは、市販品に比べ成分濃度を高めたアイテムや、長年の研究の中で培われた独自成分を豊富に配合されているアイテムが多く、肌悩みに対して強くアプローチすることが可能となっています。
特にシミ・くすみ・シワなど年齢とともに気になりがちなお悩みに対する効果は高く、エイジングケアに人気です。また極度の乾燥肌・脂性肌など肌質へのアプローチも可能で、肌トラブルの出にくい状態に整えてくれます。
「ワンランク上のホームケアがしたい」という人にぴったりのスキンケアブランドと言えるでしょう。
ゼオスキン製品の副反応について
肌にしっかり働きかける成分が豊富に配合されているゼオスキンの製品。しかし、その分副反応が強く出る場合があり「使いにくそう」というイメージを持っている人も多いと思います。
よくある副反応として、レチノールによる赤みや皮剥けなどのA反応があります。これは肌のターンオーバーが促進されることによる好転反応で、1~3週間ほどで落ち着くことがほとんどです。
またゼオスキンのレチノール配合製品の中でも「A反応が起きにくい」とされているものがいくつかあるため、不安な方はそういったものを選ぶのもひとつの手段です。さらに使い始めは使用頻度を減らしたり、保湿を徹底したりといった対策を行うのも良いでしょう。
一方で、ハイドロキノンの副反応を不安視されている人もいると思います。
ハイドロキノンが肌に合わない人が一定数存在するのは事実で、使用後に赤みやかゆみ、ヒリヒリ感が出る場合があります。そういった方は使用を中止し、医師に相談してください。
またハイドロキノンは、使い方を誤ることで思わぬ副反応が出てしまうケースもあります。長期使用による白斑はその代表例です。購入時に医師の説明をよく聞き、正しい使い方を守ることが大切です。
ゼオスキンの購入方法

ゼオスキンは医療専売ブランドのため、購入する場合は先に医療機関で診察を受ける必要があります。購入を希望する方は、取り扱いのある皮膚科・美容皮膚科のクリニックを事前に確認し、相談するようにしましょう。
恵比寿アズクリニックでもゼオスキン各商品の取り扱いがございます。スキンケア購入のみでの受診ももちろん可能ですので、お気軽にご相談ください。
肌悩み別!ゼオスキンのおすすめアイテム
ゼオスキンは、深い肌悩みのある人にこそ使ってみて欲しいスキンケアブランド。ここでは悩み別のおすすめアイテムを紹介します。
すべて恵比寿アズクリニックで取扱っております。
毛穴・皮脂|エクスフォリエーティングクレンザー
脂性肌や混合肌の方にお勧めな、ジェルタイプの洗顔料です。ピーリング成分サリチル酸を配合し、洗顔と同時に角質ケアまで行うことができます。
ピーリングと聞くと刺激が強そうに感じられるかもしれませんが、マイルドな作用で朝晩使用しても肌の負担になりにくいのが特徴です。
1日2回、朝晩使用できます。
手と顔を濡らしてから、500円玉大を手に取ります。
基本的にはそのまま泡立てずに使用しますが、軽く泡立ててもOKです。
顔にやさしく塗り広げ、40~60秒を目安に洗ったら、顔に残らないようしっかりすすいでください。
軽いメイクであれば落とすことができますが、濃いメイクをしている日には事前にクレンジングを行いましょう。
乾燥|ハイドレーティングクレンザー
しっとりしたクリームタイプの洗顔料で、乾燥肌や敏感肌の方にオススメです。
保湿効果の高いヒアルロン酸やパンテノールなどに加え、抗炎症に優れたアラントインも配合。バリア機能を高め、肌荒れの起きにくい肌に整えます。
使い方はエクスフォリエーティングクレンザーと同様です。こちらもクレンジング機能はありますが、濃いメイクは落としきれない場合があるため別途クレンジングを行うことをお勧めします。
毛穴・ニキビ|エクスフォリエーティングポリッシュ
やさしく角質ケアができるスクラブ洗顔料です。
過剰な皮脂や古い角質を除去しつつ、適度な刺激を与えて肌を活性化。超微粒子のマグネシウムスクラブで肌を傷つけることなく角質をオフできるので、幅広い肌質の方にご使用いただけます。
週1~2回程度のスペシャルケアとしてご使用ください。
付属のスプーン1杯を1回分とし、濡らした顔に塗布して40~60秒ほどやさしくマッサージ。
ゴシゴシ擦るのではなく、スクラブを転がすように軽い力で行いましょう。
スクラブが顔に残らないよう、最後によくすすぎます。
ブースター効果|バランサートナー
ゼオスキンのラインナップで唯一「化粧水」にカテゴライズされるアイテムです。一般的な「保湿」を担う化粧水とは異なり、肌のpHバランスを整え、角質を除去する役割があります。
グリコール酸が古い角質を柔らかくし、美容成分の浸透をサポート。その後のスキンケアの効率を高めるとともに、ターンオーバーを正常化させキメ細かい肌に導きます。
特に脂性肌の方におすすめですが、ヒアルロン酸Naをはじめとする保湿成分も配合しているため乾燥肌の方も使いやすいですよ
朝晩の2回、洗顔後に使用します。
500円玉大を手にとり、顔全体に塗布しましょう。
コットンを使うのもOKですが、その場合は擦らないようコットンにたっぷりしみこませるのがポイントです。やさしく拭き取るように塗布しましょう。
くすみ|スキンブライセラム0.25
レチノール0.25%配合の美容液です。肌のターンオーバーを促すことで、色むらを整え滑らかな肌に導きます。ゼオスキン製品の中ではレチノール濃度が比較的低いため赤みや皮剥けなどのA反応もマイルドな場合が多く、ゼオスキン初心者にも使いやすいのが特徴です。
さらにレチノールの働きを補完してくすみのない肌へと導くバクチオールや、酸化ストレスから肌を守るビタミンC・ビタミンEなど、エイジングケアに取り入れたい成分が豊富に配合されています。
肌のくすみやシミ・肝斑が気になる人、ハリツヤを高めたい人には特にオススメです。
使用頻度は肌の状態により異なりますが、週2~3回程度、夜のみの使用が基本となります。初めて使う際は、様子を見るために週1回程度から使ってみると良いでしょう。
洗顔と化粧水で肌を整えた後、1~2プッシュを顔全体に塗布します。
使用後は肌が敏感になっている場合が多いので、翌日は必ず日焼け止めを使用してください。
シミ|ミラミン
ミラミン
価格:14,300円(税込)/80ml
美白有効成分ハイドロキノンとともにピーリング成分グリコール酸を配合したクリームです。肌に浸透しやすいよう設計されおり、シミを薄くする作用が期待できます。
シミ・そばかすが気になる人はもちろん、レーザー治療後の色素沈着の予防・改善、ニキビ跡の色素沈着改善にもおすすめです。
ただしハイドロキノンは刺激の強い成分として知られており、アトピー肌や敏感肌の方は肌質を安定させてから使用することを推奨しています。
朝晩の2回、洗顔や化粧水で肌を整えた後に使用します。
1~2プッシュをやさしくなじませましょう。
ハイドロキノン製品の使用に伴い注意したいのが、紫外線対策です。ハイドロキノン使用中、紫外線に当たると逆にシミが濃くなってしまうリスクがあるのです。
朝の塗布後は必ず日焼け止めを塗るようにしてください。
また長期間使用し続けると逆に色素沈着や光過敏などの症状が出ることもあります。連続使用は最大5カ月とされているため、医師の指導のもと適切な休薬期間を取りましょう。
ハリツヤUP|デイリーPD
パルチミン酸レチノールを配合した美容液クリームです。通常レチノールを使用した後に起こり得るA反応が起こりにくく、レチノール初心者でも使いやすいのが特徴です。
カプセル型のビタミンEを配合しており、酸化ダメージから肌を守ります。さらにオメガ-6セラミドなど肌のバリア機能をサポートする成分も豊富に配合し、ツヤのある健やかな肌に整えます。
初期のエイジングサインにアプローチできるので、ハリツヤを維持したい方、エイジングケアを始めようと思っている方には特にオススメのアイテムです。
朝晩の2回、洗顔と化粧水で肌を整えた後に使用します。
2プッシュ程度を手に取り、顔全体に馴染ませましょう。
乾燥・小ジワ|RCクリーム
ヒト型セラミドの一種セラミドNGを配合した美容クリームです。セラミドNGは、人間の肌が自然に生み出すセラミドに構造が最も近いため角質層への浸透性が高く、保湿力が優れているのが特徴です。乾燥を防ぎながら肌のバリア機能を高め、肌を健やかに保つ効果が期待できます。
他にも、皮脂抑制作用が期待できるレチノールやパルミチン酸レチノール肌のハリや弾力をアップさせるアセチルヘキサペプチド-8を配合。乾燥による小ジワの予防・改善にも役立ちます。
得られる効果はデイリーPDと似ていますが、RCクリームの方がより保湿重視で、付け心地もしっとりしているのが特徴です。エイジングケアがメインの人はデイリーPD、保湿メインの人はRCクリームを使うと良いでしょう。朝晩で使い分けるのもお勧めですよ。
朝晩2回、スキンケアの最後に使用します。
1~2プッシュを手に取り、顔全体に馴染ませましょう。
ゼオスキン製品をライン使いする場合の使用順
ここまで紹介してきたゼオスキンのアイテム。単体での使用ももちろん良いのですが、複数併用した方が効果的な場合もあります。その際は、次の順番で使用するのが基本です。
①洗顔料
エクスフォリエーティングクレンザー
ハイドレーティングクレンザー
②化粧水
バランサートナー
③美容液
<朝晩使用可>
Gファクターアイセラム
デイリーPD
シーセラム
<夜のみ>
スキンブライセラム0.25(週2~3回)
④クリーム
ミラミン
RCクリーム
ただし、肌の状態により使用頻度や順番が異なる場合もあります。診察の際に医師によく確認し、ベストな手順でスキンケアを行ってください。
まとめ
ゼオスキンには使用時にコツのいるアイテムもありますが、しっかりと肌悩みにアプローチできる点が魅力です。これまでのスキンケアだけでは改善できない悩みを抱えている人は、試してみる価値があると思います。
医師と相談しながら、結果が見えるホームケアを始めてみませんか?

エクスフォリエーティングクレンザー
ハイドレーティングクレンザー
エクスフォリエーティングポリッシュ
バランサートナー
スキンブライセラム0.25
デイリーPD
RCクリーム