ニキビ肌に合う化粧水とは?選ぶポイントとおすすめアイテム紹介!

ケアしているつもりなのに、繰り返しできるニキビ…気分が落ち込んでしまいますよね。

ニキビの予防・改善を目指す人にとって、化粧水選びはとにかく大切。
この記事では、ニキビ肌の方に合う化粧水の特徴や、使用時の基本的な注意点をお伝えします。
「これだけおさえれば安心!」という内容になっておりますので、ぜひ化粧水選びの参考にしてください。

この記事のポイント

  • ニキビ肌にオススメの化粧水
  • ニキビ肌にNGな習慣
  • ニキビ治療にオススメな美容皮膚科の施術
目次

どうしてニキビはできるの?

ニキビは「皮脂の過剰分泌」「毛穴詰まり」「アクネ菌の増殖」の3段階で発生します。

①皮脂の過剰分泌

ホルモンバランスの変化や生活習慣の乱れ、乾燥などさまざまなことが原因となって、皮脂の過剰分泌は起こります。
そうすると肌のターンオーバーが追いつかなくなるため、開いた毛穴に古い角質がたまり、角栓となります。

②毛穴詰まり

通常皮脂は毛穴から排出されますが、角栓で毛穴の出口が塞がれると排出が難しい状態となり、一層毛穴詰まりを加速させる悪循環に陥ります。
この段階で、毛穴に皮脂が詰まった状態である「白ニキビ」や、さらに角栓が酸化して黒っぽくなった「黒ニキビ」が現れる場合もあります。

③アクネ菌の増殖

皮脂を栄養源とするアクネ菌が毛穴の中で繁殖し、炎症を引き起こします。
毛穴のまわりが赤く腫れあがり、「赤ニキビ」となるのです。

ニキビを繰り返してしまうという方は、スキンケアによってこの発生メカニズムを断つことが必要。

そこで重要となるのが、化粧水なのです。

ニキビ肌におすすめの化粧水の特徴

化粧水にはたくさんの種類があるので、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。
ニキビ肌の方に合う化粧水の特徴を紹介していきますので、化粧水選びに迷った際にはぜひ参考にしてください。

保湿力のある化粧水

大人ニキビの一番の原因ともいえるのが肌の乾燥。
乾燥することで肌表面が固くなり、ターンオーバーが乱れることで、毛穴詰まりが起こりやすくなります。
さらに、肌内部の水分が不足することで皮脂の過剰分泌が起こる、いわゆる「インナードライ」の状態につながることも。
セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分を配合した化粧水で、肌にたっぷりうるおいを届けましょう。

毛穴にアプローチできる化粧水

スキンケアによって毛穴を引き締めたり、ターンオーバーを整えたりすることで、詰まり毛穴予防につながります。
そこで特におすすめの成分が「ビタミンC誘導体」。
コラーゲンの生成を促すことで毛穴を目立たなくするとともに、高い抗酸化力により毛穴の黒ずみにもアプローチすることが可能です。
また、ターンオーバーの促進や皮脂の過剰分泌の抑制といった、毛穴に嬉しい作用の詰まった成分なのです。

このほか、ビタミンAやビタミンB群にも過剰な皮脂をおさえる働きがあり、毛穴詰まりを予防・改善する効果が期待できます。

抗炎症成分配合の化粧水

ニキビは毛穴の炎症のため、抗炎症成分を配合した化粧水も有効です。
代表的な成分としては、グリチルリチン酸2K、アラントインなどがあげられます。

また、ニキビの原因となるアクネ菌に対抗するために、サリチル酸やイオウなど殺菌作用のある成分を配合したアイテムもおすすめです。

ノンコメドジェニックテスト済みの化粧水

ノンコメドジェニックとは、ニキビの初期段階である「コメド」ができにくいことを表しており、特徴としてはアクネ菌のエサとなる油分が抑えられていることがあげられます。

「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載されているアイテムは、専門機関でのテストを経て、実際にコメドができにくいことが確認されているため、ニキビ肌には最適といえます。

ただし、似たような表現で「ノンコメドジェニックテスト処方」などと記載されているアイテムについては、油分の配合量が少ない傾向にあるものの、実際にテストが行われているわけではないため注意が必要です。

ニキビ肌向けおすすめ化粧水5

ここからは、具体的にニキビ肌の方におすすめの化粧水を紹介していきます。

ノブ ACアクティブ フェイスローション モイスト

3種の有効成分を配合した、ニキビケア向けの薬用化粧水です。
ニキビの原因となる毛穴のつまり・過剰な皮脂分泌・アクネ菌にアプローチし、ニキビや肌荒れを防ぎます。
また保湿力が高いため、お肌にたっぷりとうるおいを与えなめらかに整えます。

※恵比寿アズクリニックでのお取り扱いはございません

定価(税込):3,300/135ml

出典:ノブ公式サイト https://noevirgroup.jp/nov/g/g51937/

 

ラロッシュポゼ エファクラ モイスチャー バランス ローション

 

 

有効成分として、サリチル酸とグリチルリチン酸ジカリウムを配合した薬用化粧水です。
ニキビや肌荒れを防ぐとともに、肌を引き締め、なめらかに整えます。
肌にしっかりとうるおいを与える高保湿タイプで、肌をやわらげることで角質層のバリア機能をサポートしてくれます。

※恵比寿アズクリニックでのお取り扱いはございません

定価(税込):3,300/200ml

出典:ラロッシュポゼ公式サイト https://www.laroche-posay.jp/product/skincare/lotion/effaclar-moisture-balance-lotion/LRPJP-EFF-001.html

 

ナビジョン ナビジョンDR TAホワイトローションn



定価(税込):7,150円/150ml

出典:岩城製薬ナビジョン公式サイト https://navision.iwakiseiyaku.co.jp/

 

ゼオスキンヘルス バランサートナー

pH (ペーハー) を弱酸性に調整し, お肌を落ち着かせる化粧水です。
pHバランスが乱れてしまうと、乾燥やニキビ、炎症などの肌トラブルを引き起こす原因になるといわれています。
肌が弱酸性に保たれていると、肌トラブルの素になる有害菌が住みにくくなることから、
pHバランスを弱酸性に保つことが大切になってきます。

※恵比寿アズクリニックで取り扱っております

定価(税込):3,080/150ml

 

PLUEST VCハイドレーティングローション


独自の「保水ジェル」をベースとしており、うるおいの持続力が高い化粧水。
アミノ酸、セラミド、ヒアルロン酸などのうるおい成分も配合しているため、
インナードライによる皮脂の過剰分泌がニキビにつながっているタイプの方には特におすすめです。

※恵比寿アズクリニックで取り扱っております

定価(税込):3, 272/120ml

出典:PLUEST公式サイト https://pluest.com/vc-hydrating-lotion/

 

ニキビに悩んだときの化粧水の使い方

自分に合う化粧水が選べたら、その効果を最大限に発揮させるために、使い方のポイントもおさえておきましょう。

化粧水を使うタイミング

化粧水を使うのに最適なタイミングはズバリ「洗顔後5分以内」です。
洗顔によって皮脂を洗い流した肌は、外気に含まれる雑菌などに対して非常に無防備な状態。
肌を守ろうと、身体が新しい皮脂を作り出そうと頑張ってしまい、皮脂の過剰分泌につながります。
この働きを止めるために必要なのが、化粧水による保湿なのです。

洗顔後の保湿が遅れてしまうと、乾燥&オイリーという、ニキビの発生しやすい環境を作ってしまうことになります。
「ニキビケアは保湿が命!」と意識し、洗顔直後、遅くとも5分以内には、化粧水でたっぷりとうるおいを与えることを心がけてください。

スキンケア中の手は清潔に

手は雑菌の温床です。そのまま肌に触れればニキビを悪化させかねません。
スキンケアをするときは、必ずハンドソープを使って手を洗い、清潔な状態で行いましょう。

また、ヘアケアの後にスキンケアを行う場合にも、手を介してトリートメントや髪についた汚れなどを顔につけてしまう恐れがありますので、
合間にきちんと手洗いをしてください。

あわせて見直そう!ニキビ肌にNGな生活習慣

化粧水を使ったニキビケアと同等以上に重要なのが、生活習慣の改善です。
無意識にクセづいた行動の中にもニキビケアのタブーが隠れています。
自分の行動を意識的に変えていくために、まずは、どんな習慣がニキビケアの敵なのかを知りましょう。

触りグセ(髪の毛が触れるのもNG

ニキビが気になってしまうと、ついつい触ってしまうことがありますよね。
その触りグセ、NGです!ニキビを触っているうちに、潰してしまったり、手に付着した雑菌が毛穴の中に入り込んだりして、ますますニキビが悪化してしまいます。
無意識に触っているケースも多いため、テレビを見ている時や仕事中、ベッドで横になっている時などは特に注意しましょう。

また、手で触っていなくても、髪の毛がニキビに触れている場合があります。
毛先がチクチクと触れることで刺激になるだけでなく、ワックスなどのスタイリング剤には髪の毛を固めるための強い成分が含まれている場合が多く、ニキビに与える悪影響は計り知れません。
ロングヘアの人はもちろん、ショートヘアでも、ニキビが気になる頬やあごまわりに髪がかかる方は注意が必要です。

メイクによる刺激に注意

ニキビができたら、メイクにも細心の注意を払いましょう。
パフでこすったり強く押し付けたりといったメイク中の動作や、化粧品に含まれている成分が、ニキビ肌にとって刺激となる場合があります。
また、リキッドファンデーションやコンシーラーなどは毛穴汚れにつながりやすいため、アイテム選びから気をつけてください。

また、見落としがちなのがスポンジやパフ、メイクブラシなどの汚れです。
もったいないからと交換を怠ったり、洗うのをさぼったりすると、雑菌が繁殖した不衛生な状態になります。
きれいに見せるためのメイク道具で、菌をニキビに塗り込んでしまうことがないよう気をつけましょう。

喫煙とアルコールは美肌の敵

身体に悪いイメージが定着しているタバコとアルコールですが、ニキビケアの観点からも控えることをおすすめします。
タバコによって毛細血管が収縮すると、必要な栄養分が肌にいきわたらず、新陳代謝を阻害してしまします。
また、ニキビケアに有効な成分であるビタミンCを破壊してしまうのもタバコの怖いところです。

同様にアルコールにも、大切な栄養素の吸収を妨げる性質があります。
アルコールに含まれる糖分によって、ビタミンB群の吸収が阻害され、皮脂分泌の増加につながってしまうのです。

ストレス発散のためにタバコやお酒が習慣になっているという人もいるかもしれませんが、肌のことを思うなら、頻度を減らしたり、禁煙・禁酒に挑戦したりといった努力が必要です。

便秘改善でお肌も健やかに

便秘もニキビに悪影響を及ぼすことがあります。便秘が長引くと腸内で悪玉菌が増加し、そこから多量の有害物質が生成されます。
それが腸から吸収されて血液中に溶け出すことで肌にまで到達し、ニキビや肌荒れなどのトラブルにつながるのです。

乳酸菌や食物繊維などを含む食品を毎日の食事に取り入れたり、便秘薬を活用したりするなど、自分に合った改善方法をみつけてください。

 どうしても治らないニキビは医師に相談

「広い範囲にニキビができてしまった」「ジュクジュクとしたニキビがいつまでも治らない」
といった場合には、医療機関に相談することも検討しましょう。
皮膚科や美容皮膚科で治療を受けることで、何をやっても治らなかったニキビが改善することも。

・皮膚科での治療

主に外用薬、内服薬による治療が行われ、保険診療の範囲内でもニキビをきれいに改善さることが可能です。
お金がかかりそうで心配と受診をためらう方もいるかもしれませんが、長期にわたってさまざまなスキンケアを試す方がかえって高くつくことが多いです。
ニキビが治らなくて悩んでいるという方は、まずは皮膚科を受診してみることをおすすめします。

・美容皮膚科での治療

根本的に肌改善をしてニキビのできにくい肌を目指したい方や、ニキビ跡・クレーターまできれいにしたいという方は、美容皮膚科を受診してみましょう。
さまざまな肌悩みを同時に改善できる治療も豊富なため、ニキビ改善にとどまらず、ワンランク上の美肌を目指すことができます。
ニキビやニキビ跡に効果のある、代表的な施術を紹介します。

 

ウォーターピーリング

普段のスキンケアでは落とすことのできない毛穴汚れや角栓を水流を利用して取り除く施術です。
アズクリニックでは、水流による洗浄と同時に毛穴の吸引も行えるマシンを使った「ハイドラピーリング」という施術を行っています。
ニキビの原因となる毛穴詰まりをすっきり除去することで、毛穴の目立たないツルツル肌が目指せます。

家庭用やエステ用として販売されているウォーターピーリングマシンもありますが、医療用と比べると効果はマイルドなため、
1度の施術で大きな効果を得たい場合には美容クリニックでの施術がおすすめです。

▶ハイドラピーリング詳細 https://az-clinic.tokyo/hydrapeeling/

 

エレクトロポレーション

肌に有効成分を塗布した状態で微弱な電流を流すことによって、美容有効成分を肌のより奥深くに浸透させる施術です。
よく比較される施術として「イオン導入」がありますが、エレクトロポレーションの方が約20倍もの浸透効果が得られる点と粒子の大きい成分まで導入することができる点が優れています。
導入薬剤にはさまざまな種類があり、ニキビ肌には毛穴引き締め効果のあるビタミンCがおすすめです。
ピーリングやレーザートーニングなど他の施術と組み合わせることで、より高い効果を発揮します。

▶エレクトロポレーション詳細 https://az-clinic.tokyo/electroporation/

 

ケミカルピーリング

酸性の薬剤を顔全体に塗布することで肌表面にある古い角質を取り除く施術です。
ターンオーバーを活性化させることで、ニキビやニキビ跡の改善はもちろん、肌荒れや毛穴の開き・黒ずみ、くすみ、ハリ改善などさまざまな肌悩みに対して効果が得られます。

アズクリでは、お肌の状態に合わせ「マッサージピール」と「ミックスピールマヌカ」の2種類の施術からご提案しています。

▶ケミカルピーリング詳細 https://az-clinic.tokyo/chemicalpeeling/

 

ダーマペン

髪の毛より細い針で肌の表面に小さな穴を一時的につくり、コラーゲンやエラスチンの生成を促す治療です。
ニキビ跡・クレーター改善の施術として有名ですが、今あるニキビの治りを早くさせる効果も期待できます。

先に紹介した3つの治療はいずれもダウンタイムがほとんどない治療ですが、ダーマペンとポテンツァは数日間赤みが出るなどのダウンタイムがあります。

▶ダーマペン詳細 https://az-clinic.tokyo/dermapen/

 

ポテンツァ

肌表面に穴をあけるところはダーマペンと同じですが、ポテンツァはさらに針先から直接真皮層に高周波(RF)のエネルギーを送ることができるほか、ドラッグデリバリーシステムにより薬剤を効率的に肌内部に届けることができます。
ニキビやニキビ跡に加え、毛穴の開き改善にもつながるとあって、非常に人気の高い施術です。

ただし、ニキビの状態によっては悪化させてしまうリスクがあるため、その部分を避けて施術をしたり、施術自体をお断りさせていただいたりする場合もございます。

▶ポテンツァ詳細 https://az-clinic.tokyo/potenza/

 

このように、ニキビ改善の施術と言ってもさまざまなアプローチ方法があります。
アズクリでは医師の診察により最適な治療方針を決めておりますので、ニキビが気になっている方はぜひ相談にお越しください。

 まとめ

今回は、ニキビ肌におすすめの化粧水についてご紹介しました。
正しい化粧水選びと生活習慣の見直しで、気になるニキビをしっかりケアしていきましょう!
すぐに効果が得られなかったとしても、少しずつ肌の状態は改善していきますので、あきらめずに続けてみてくださいね。

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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