鼻ニキビができると、その痛みや治りにくさに悩まされることが多いですよね。
鼻は顔の中でも目立つパーツのため、ニキビができると気分が落ち込んでしまうという方もいらっしゃると思います。鼻は皮脂分泌が多い部位であることに加え、さまざまな刺激を受けやすく、ニキビが出来やすい部位といえます。今回は、そんな鼻ニキビの原因から予防方法までを解説します!
すでに鼻ニキビができてしまった方も、今回ご紹介する方法を実践すれば症状の改善が期待できますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事のポイント
- 原因を解説!鼻ニキビができてしまう理由
- 鼻ニキビの予防方法と対処法
- 治らない時は専門医に相談すべき
鼻ニキビができるのはなぜ?
まずは鼻にニキビができやすい理由からお伝えしていきます。原因を知ることで対策もしやすくなりますので、しっかり学んで鼻ニキビのできにくいお肌を目指していきましょう。
皮脂の過剰分泌
ニキビは、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり、毛穴の中で炎症を起こすことで発生します。鼻は顔のパーツの中でも皮脂分泌が多く、ニキビのできやすい部位といえるのです。皮脂の過剰分泌を抑制するには、日々のクレンジングや洗顔で肌を清潔に保ち、規則正しい生活習慣で肌のターンオーバーを安定させることが大切です。
刺激を受けやすい
鼻をよくかむ方や、マスクを毎日着けている方は、鼻に触れたときの刺激によりニキビができやすくなってしまいます。かといって、花粉症や感染症が不安な場合には、止めることもできないのが辛いところ。そんなときはスキンケアでカバーするのが大切です。ティッシュやマスクが皮脂を吸い肌が乾燥すると、よりニキビができやすくなってしまいますので、毎日のスキンケアで保湿を心がけましょう。
また、無意識に鼻を触るのが癖になっているという方も、手に付着した菌が鼻に移りやすく、ニキビにつながります。ついつい触っていないか、意識してみてください。
紫外線の影響を受けやすい
鼻は顔の中でも高さのあるパーツのため、紫外線が強く当たりやすく、バリア機能の低下を招きがちです。さらに紫外線により酸化した皮脂は固くなり、毛穴を塞いでしまうため、鼻ニキビの発生につながります。鼻は特にUVケアをこまめに行いましょう。
鼻ニキビができにくい肌になる方法
ここからは、鼻ニキビを予防・改善し、ニキビのできにくい肌にしていく方法をご紹介していきます。
スキンケアで鼻ニキビ対策
鼻はニキビのできやすいパーツだからこそ、基本的なスキンケアをしっかり行うことが大切です。鼻ニキビ対策としてのスキンケアのポイントをお伝えします。
ポイント①余分な皮脂や汚れを取り除く
クレンジングや洗顔で、余分な皮脂やメイク汚れなどをしっかりオフしましょう。鼻は洗顔の際に強く擦ってしまいがちですが、できるだけ優しく行うことがポイントです。たっぷりの泡でくるくると小さな円を描くように洗いましょう。
ポイント②保湿をしっかり
「テカりがちなTゾーンの保湿はほどほどに済ませる」という方も多いと思いますが、実はTゾーンこそしっかりとした保湿が必要です。保湿が足りず乾燥すると、それを補おうと余計に皮脂が出てしまい、毛穴詰まりにつながってしまいます。ただし、油分の多いクリームやこっくりとしたテクスチャーのアイテムは避け、さらりとした乳液などを使うのがオススメです。
ポイント③ニキビ用アイテムを使用する
ニキビケアに特化したスキンケアアイテムを使うのも良いでしょう。特に「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載されているものは、専門機関でのテストを経て、ニキビの初期段階である「コメド」ができにくいことが確認されているアイテムであるため、ニキビケアに最適です。
また、グリチルリチン酸ジカリウムやサリチル酸、ビタミンC誘導体など、ニキビケアに有効な成分の含まれたアイテムを選ぶのもおすすめです。
-クリーム DRX AZAクリア
参考:DRX公式サイト
メーカー希望小売価格(税込):¥1,980/15g
アゼライン酸を高濃度配合したクリームです。アゼライン酸には、皮脂分泌の抑制作用やニキビ菌の増殖抑制作用が報告されており、こちらのクリームを顔全体に使うことで、ニキビのできにくい肌に整えることが可能です。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
インナーケアで身体の中から鼻ニキビケア
鼻ニキビの一因として挙げられるのが、実は「便秘」。腸には多数の免疫細胞が生息しているため、便秘により腸内で悪玉菌が増加すると、免疫力が低下してしまいます。さらに血流も悪化し、吸収障害が引き起こります。そうなると、肌に必要な栄養素の確保が難しくなり、鼻ニキビをはじめとする大人ニキビや、肌荒れの発生につながることがあるのです。そのため、体の内側からの対策、つまり”インナーケア”が、ニキビにはとても効果的なのです。
インナーケア①食事に気を付ける
インナーケアの基本は食事から。「これさえ食べていれば良い」という食品はありませんので、バランスよく食べることが大切です。特に便秘が原因でニキビにつながっている方は、食物繊維を含むキノコ海藻類、ゴボウやレンコンといった根菜類を摂取するのがおすすめです。また、ビタミン類を豊富に含む緑黄色野菜や魚介類も意識して食べましょう。一方、皮脂の過剰分泌につながる糖質や脂質の摂りすぎには注意が必要です。ストレスが溜まるとついつい甘いものやこってりしたものが食べたくなるという方もいると思います。我慢のしすぎは良くないので、完全に断つ必要はありませんが、食べすぎたと思ったら次の食事は野菜を中心にするなど、糖質・脂質の慢性的な摂りすぎを防ぐ工夫は必要です。
インナーケア②.サプリメントを活用する
食事で必要な栄養素を網羅するのはなかなか難しいもの。そんなときは、サプリメントを用いたインナーケアがおすすめです。肌の健康を支える栄養素について、しっかりと理解しましょう。
おすすめサプリ①ビタミンA|肌の新陳代謝をサポート
ニキビを改善するには、ビタミンAが有効です。ニキビの原因としてアクネ菌が悪役にされることがありますが、これは毛穴に住む常在菌。
実は、皮脂の出口を塞いでしまう皮膚の代謝異常のほうが大きな問題なのです。 ビタミンAには、過剰な皮脂を抑え、ターンオーバーを正常化する働きがあるため、
サプリメントで摂取を続けることで、毛穴の詰まりにくい状態になっていきますよ。
-DHC 天然ビタミンA
出典:DHC
定価(税込):1,576円/30日分
天然βカロテンを、ニンジンの約100倍も含有するといわれるデュナリエラカロテンを配合。効率よく吸収されて、体内で必要量だけビタミンAに変わります。
おすすめサプリ②乳酸菌|便秘の改善に効果的
腸の不調からくる肌荒れやニキビには、乳酸菌系のサプリメントが効果的です。
- 腸内環境を整え、便秘などのトラブルを解消
- 免疫力を高め、風邪などの病気にかかりにくくなる
- ビタミンを生成する働きにより、肌の調子を整える
- 睡眠の質を向上させ、自然治癒力を促進する
このように、さまざまな面から体の不調を整え、肌にも良い影響を与えます。
-キリン iMUSE 免疫ケアサプリメント(プラズマ乳酸菌)
出典:キリン協和発酵バイオ
定価(税込):1,980円/15日分
免疫の司令塔と呼ばれるpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)を直接活性化させることができる、「プラズマ乳酸菌」を配合。健康な人の免疫機能の維持をサポートします。
おすすめサプリ③ビタミンC|炎症した肌を回復させる
美肌に欠かせない成分であるビタミンCですが、人の体内では合成することができません。さまざまな美容効果があり、ニキビケアにもおすすめなため、食事で摂取しきれないという方はぜひサプリメントを活用しましょう。
・コラーゲンの生成を促進しメラニン色素の生成を抑制
・赤く炎症した肌に効果的
・紫外線を浴びた肌に発生する過剰な活性酸素を排除
・肌のコンディションを保つ
特に喫煙者の方にはぜひ取り入れて欲しいです。タバコを一本吸うだけで、100mgのビタミンCが消費されてしまうため、
タバコを吸う方はより意識してビタミンCを摂取することが大切なのです。
-ワカサプリ高濃度VC3000
1包に3,000mgのビタミンCを配合した内服薬です。ビタミンCには、メラニンの生成を抑え、メラニン色素による色素沈着を予防・改善する働きや、ターンオーバーを正常化する効果が期待できます。「ワカサプリ高濃度VC3000」は、賦形剤や着色料、甘味料などを極力排除することで、ビタミンC含有率96.7%を実現。純粋なビタミンCを摂取することができます。水やジュースなど飲み物に混ぜて飲む粉末タイプのため、飲みやすいのもポイントです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
ストレスを発散して鼻ニキビのできにくい肌に
ストレスが溜まると、ホルモンバランスのコントロールがうまくできなくなってしまい、皮脂の過剰分泌につながります。うまくストレスを発散させることは、鼻ニキビ対策にとって非常に重要なのです。
・質の良い睡眠をしっかりとる
・適度な運動を心がける
・趣味の時間を充実させる
・アロマオイルでリラックス
・湯船につかる習慣をつける
自分に合ったストレス発散方法を見つけて、心からリラックスすることが大切です。
忙しく働いている方、家事や育児で自分のことが二の次になってしまいがちな方、ぜひ意識的にご自身のために時間をつくるようにしてみてください。
しつこい鼻ニキビは専門医に相談
鼻ニキビはセルフケアで改善できる場合も多いですが、なかなか治らない場合は皮膚科や美容皮膚科を頼ってみてください。適切な処置を受けることで、目立ちがちな鼻ニキビをきれいに改善できることができるはずです。
皮膚科での治療
主に外用薬、内服薬による治療が行われ、保険診療の範囲内でもニキビをきれいに改善させることが可能です。鼻ニキビが治らなくて悩んでいるという方は、まずは皮膚科を受診してみることをおすすめします。
美容皮膚科での治療
根本的に肌改善をして鼻ニキビのできにくい肌を目指したい方は、美容皮膚科を受診してみましょう。さまざまな肌悩みを同時に改善できる治療も豊富なため、ニキビ改善にとどまらず、ワンランク上の美肌を目指すことができます。アズクリニックで提供している施術の中で、ニキビ肌の方におすすめのものを紹介します。
-ハイドラピーリング
最新ウォーターピーリングマシンを使い、毛穴にアプローチする施術です。水流による洗浄と吸引を同時に行うことで、毛穴に詰まった角栓や汚れを取り除きます。施術後は肌がまっさらな状態になりますので、次にご紹介するエレクトロポレーションをあわせて受けていただくのがおすすめです。
-エレクトロポレーション
肌に有効成分を塗布した状態で微弱な電流を流すことによって、美容有効成分を肌のより奥深くに浸透させる施術です。よく比較される施術として「イオン導入」がありますが、エレクトロポレーションの方が約20倍もの浸透効果が得られる点と、粒子の大きい成分まで導入することができる点が優れています。導入薬剤にはさまざまな種類があり、鼻ニキビには毛穴引き締め効果のあるビタミンCがおすすめです。
-ケミカルピーリング
酸性の薬剤を顔全体に塗布することで、肌表面にある古い角質を取り除く施術です。ターンオーバーを活性化させることで、ニキビやニキビ跡の改善はもちろん、肌荒れや毛穴の開き・黒ずみ、くすみ、ハリ改善などさまざまな肌悩みに対して効果が得られます。恵比寿アズクリニックでは、お肌の状態に合わせ「マッサージピール」と「ミックスピールマヌカ」の2種類の施術からご提案しています。
まとめ
鼻の毛穴は皮脂が多く分泌されてテカリやすく、ニキビができやすい部分です。特に大人になってからの鼻ニキビは、外食が多かったり、大食いしたりなどの不規則な食事習慣が原因であることが多いと言えます。ストレスが溜まって食欲の制御ができなくなると、ニキビが増えて悪循環になっていきます。まずはインナーケアを心がけ、ニキビのケアアイテムを上手に使って、鼻ニキビを解消していきましょう。