50歳を超えて美しい肌を保てている人は、毎日のスキンケアにこだわっているもの。年を重ねながらも艶やかな肌でいられたら、気持ちまで前向きになれそうですよね。
そこで今回は、50代のスキンケア化粧品の選び方と、おすすめのスキンケアブランドを紹介します。
50代は更年期と呼ばれるタイミングに当てはまり、肌にもさまざまな不調が出やすい時期。「肌質が変わってきて何を使ったらいいか迷ってきた」とお悩みの方の助けになれば嬉しいです。
この記事のポイント
使ってみて!50代におすすめの化粧品ブランド
まずは50代におすすめしたい化粧品ブランドを紹介します。どれも幅広い人に使っていただけるシリーズですが、特定の肌悩みにアプローチできるアイテムもたくさんありますので、お肌に合わせて選んでみてください。
いずれも恵比寿アズクリニックで取り扱っております。
ジャンマリーニスキンリサーチ
ジャンマリーニスキンリサーチは、アメリカ・カリフォルニア州発祥の医療専売スキンケアブランドです。日本での知名度はまだそれほど高くありませんが、アメリカでは30年近い歴史があり、数々の特許を取得しています。
敏感肌でも使えるような低刺激性と、独自成分による高い美肌効果を兼ね備えたアイテムを豊富に取り揃えており、年齢とともに表面化する深い肌悩みにも寄り添ってくれますよ。
注目アイテム
シエスタフェイスセラム
価格:17,380円(税込)/30ml
肌のハリ・ツヤを高めたいときに使ってみてほしいアイテムです。
肌に素早く浸透する脂溶性ビタミンCと、筋肉を収縮させてシワを改善するDMAEを主軸に、抗酸化作用の高いビタミンEや保湿に働くヒアルロン酸など、エイジングケアに役立つ成分が豊富に配合されています。
小ジワが増えてきた人、毛穴の開きが気になる人、肌を引き締めたい人にオススメです。
「セラム」と名はついていますが、化粧水のようにサラサラとした使用感なので、洗顔後すぐに塗ると良いですよ。
ルミネートフェイスローション
価格:20,350円(税込)/30ml
ブライトニングに特化した化粧水で、シミ・くすみのケアをメインに行いたい場合はこちらがオススメです。
メラニン抑制に働くペプチドなど独自成分の配合により、ハイドロキノン無配合ながら同程度のブライトニング効果を実現。
またレチノールを0.3%の濃度で配合しており、ターンオーバーを促進して肌のキメを整える作用も期待できます。
ジャンマリーニのアイテムについては、公式YouTubeでも詳しく紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
ゼオスキンヘルス
ゼオスキンヘルスは医療専売のスキンケアブランドで、年齢肌が気になる人に役立つ高機能なアイテムを多数展開しています。
ビタミンA研究の第一人者であるアメリカの皮膚科医ゼイン・オバジ氏が開発に携わっていることもあり、特にトレチノインやレチノール、パルチミン酸レチノールなどビタミンAの扱いを得意としています。
肌のターンオーバーが乱れがちな50代の方には、ぜひ使ってみてほしいブランドです。
注目アイテム
スキンブライセラム0.25
価格:11,880円(税込)/150ml
レチノール0.25%配合の美容液。肌のターンオーバーを促し、色むらを整え滑らかな肌に導きます。レチノール濃度が比較的低いため赤みや皮剥けが起こりにくく、レチノール初心者にも使いやすい処方となっています。
また、レチノールの働きを補完してくすみのない肌導くバクチオールや、酸化ストレスから肌を守るビタミンC・ビタミンEなど、エイジングケアに取り入れたい成分が豊富に配合されています。
シミや肝斑が気になる人や、ハリ・ツヤを高めたい人には特にオススメです。
デイリーPD
価格:21,780円(税込)/50ml
パルチミン酸レチノールを配合した美容液クリームです。通常レチノールを使用した後に起こり得るA反応が起こりにくいため使いやすいのが特徴です。
オメガ-6セラミドの働きでバリア機能をサポート。外部刺激や乾燥から肌を守ると同時に初期のエイジングサインにもアプローチし、若々しく健康的な肌を保ちます。
プルエスト
「とにかく乾燥が気になる」という人に使ってみてほしいのがプルエストというブランドです。医療現場の湿潤療法にも活用されるハイドロジェルから着想を得た独自の保水ジェルをベースとしたアイテムを展開しており、うるおいを守ることで肌の基礎力を高めることができます。
年齢を重ねると、ターンオーバーの鈍化や肌内部の保水成分の低下が起こり、肌が乾燥しやすくなります。健やかで若々しい肌を保つためには、保湿ケアが非常に重要なのです。
恵比寿アズクリニックで全商品取り扱っていますが、医療専売ブランドではないためバラエティショップなどでも購入することができますよ。
注目アイテム
VCハイドレーティングローション
価格:3,772円(税込)/120ml
水分の蒸発を防ぐ独自の保水ジェルをベースに、アミノ酸、セラミド、ヒアルロン酸など豊富な保湿成分を配合した高保湿化粧水です。さらに浸透型ビタミンC誘導体APPSを主とした独自処方のコンプリートビタミンを採用しており、酸化ストレスから肌を守ります。
第三者機関によるアレルギーテストやノンコメドジェニックテストも実施されていますので、敏感肌にも使いやすいですよ。
OGハイドレーティングセラムR+
価格:5,335円(税込)/30ml
有効成分ナイアシンアミドを配合した薬用美容液です。ナイアシンアミドは真皮層に作用し、コラーゲンの生成を促す効果が認められています。同時に色素沈着を抑制しシミ・そばかすを予防することもでき、トータルなエイジングケアをかなえる成分と言えます。
またこちらの美容液は保水力に優れた独自の保水ジェルをベースにヒアルロン酸やペプチドなどの保湿成分も配合されており、土台から肌を整えてくれますよ。
50代が化粧品を見直すべき理由
閉経を迎える40代後半~50代にかけては「更年期」とも呼ばれ、女性ホルモンの減少により体にさまざまな影響が出てきます。肌にももちろん変化があり、これまで使っていた化粧品が突然肌に合わなくなってしまうことも。
ここでは50代で現れやすい肌悩みと、予防・改善に役立つ美容成分をまとめます。
シミ・くすみ
50代はシミ・くすみ・肝斑などが出やすい時期。全体的な肌トーンがまばらになることで、年齢以上に老け込んで見えることがあります。シミやくすみを予防・改善することは、若々しい肌を保つのに大切な要素なのです。
シミや肝斑の予防に効果的なのは、美白有効成分を配合した化粧品を取り入れること。トラネキサム酸、ビタミンC誘導体、コウジ酸などさまざまな種類があるので、肌に合ったものを使ってみてください。
一方くすみは、メラニンによる色素沈着だけでなく、血行不良・角質肥厚・糖化・乾燥など、原因別にいくつかのパターンがあります。原因によって効果的なアプローチは異なりますが、共通した改善策としてはターンオーバーの促進が挙げられます。
レチノール、ビタミンC誘導体、ビタミンB群などの成分が含まれている化粧品を選びましょう。
くすみの原因別に詳しい改善方法を紹介したコラムもありますので、ぜひ合わせてご覧ください。
乾燥
乾燥は、シワ・くすみ・キメの乱れなどあらゆる肌悩みの根源になります。365日うるおった肌を維持することが、50代のエイジングケアの秘訣なのです。
保湿力の高いヒアルロン酸、セラミド、ペプチドといった成分を取り入れましょう。
また、意外と見落としがちなのがクレンジング料や洗顔料です。皮脂が十分に分泌されていた若いころとずっと同じものを使っていると、肌に必要な皮脂まで奪ってしまうかもしれません。
年代や肌の状態に合わせて、洗浄ケアアイテムは見直していきましょう。
ハリ不足
年齢を重ねると、肌内部のコラーゲンやエラスチンといった弾力成分が減少し、肌が薄くなる菲薄化(ひはくか)という状態に陥りやすくなります。
肌のハリ・弾力が低下するだけでなく、肌の保水力そのものも失われることで乾燥しやすい状態になるため、表面的な保湿だけでなく、肌内部にアプローチをしてハリを高められるようなアイテムを取り入れることがとても大切です。
コラーゲン生成を促すナイアシンアミドや、ターンオーバーを促進するレチノールなどを配合した、シワ改善の薬用美容液をプラスすると良いでしょう。
50代から意識したい化粧品での保湿方法
さまざまな肌悩みが増えてくる50代ですが、仕事や私生活も充実し、なかなかスキンケアに時間を割けないという人も多いですよね。
そこで「これだけは徹底してほしい」ケアとして、保湿について触れておきます。
乾燥はあらゆる肌トラブルの温床ですから、何を差し置いても保湿だけは欠かさず行いましょう。
24時間こまめに保湿する
「保湿をするのは朝晩のスキンケアだけ」という人もいると思いますが、年齢を重ねた肌には不十分。日中も保湿ケアを意識的に行いましょう。
オススメなのが、メイクの上からでも手軽に使えるスプレータイプの化粧水です。顔に吹きかけて軽くおさえるだけで肌の水分補給が完了。仕事や家事の合間に使えばリフレッシュにもなりますよ。
おすすめアイテム|レカルカ ブライトリーモイストシャインミスト
出典:レカルカ公式サイト
税込価格:7,920/120ml
ペプチドに加え、人が本来持っている成長因子の一種EGFが配合されており、保湿と同時にエイジングケアも叶うミスト化粧水です。
ツボクサエキス等の抗炎症成分も配合されているため、肌が荒れがちな方も使いやすいのが嬉しいポイント。肌をうるおしながらもベタつかないので、乾燥肌の方はもちろん、皮脂が気になる脂性肌の方にも使いやすいですよ。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
化粧水や美容液は重ね塗りする
ゆとりのある日には、化粧水や美容液の重ねづけをしてみましょう。ハンドプレスをしながら水分や美容成分をたっぷり浸透させることで、スキンケアの効果を最大限に高めることができます。
化粧水は顔全体に重ねづけをするのが良いですが、美容液の場合はお悩みに応じてピンポイントに重ねるのもオススメの方法です。
・乾燥しやすい頬回りには保湿効果の高い美容液を重ね塗り
・シミやくすみが目立つ部分には美白美容液を重ね塗り
・シワ改善美容液は、ほうれい線や目元の小ジワに沿って塗り込む
・毛穴の開きが気になる部分にもシワ改善美容液の重ね塗りが◎
ただなんとなく塗るのではなく、悩みに合わせて塗り方を工夫してみてください。
唇のケアも抜かりなく
唇は人との会話中に自然と視線が集まるため、意外とよく見られているパーツ。唇をふっくらツヤツヤにお手入れしておくだけで、各段に若々しく見えるものです。
そこで取り入れたいのが、UVカット効果のあるリップクリームです。毎日日焼け止めを塗っている人でも、唇のUVケアは見落としがちだと思います。唇の皮膚は非常に薄く、紫外線ダメージを非常に受けやすいため、しっかりケアしておきましょう。
また、定期的に唇専用のパックを取り入れるのもオススメのケア方法です。
まとめ
50代は、ホルモンバランスの変化が心身に影響を及ぼし、これまでになかったような肌悩みを抱えがちなステージ。だからこそ、基礎化粧品を見直して丁寧なスキンケアを心がけることがとても大切です。
とはいえスキンケアは一朝一夕で効果が出るものではありません。肌のエイジングに焦る気持ちはとてもよくわかりますが、数週間使っただけで「効果がない」と諦めるのではなく、3カ月程度は様子を見てみることをお勧めします。ご自身に合った化粧品でのケアを積み重ねることで、きっとお肌は応えてくれるはずですよ。