生活リズムが乱れがちになると、不意に顔を出す「ニキビ」。
特に大人ニキビは何度も再発しやすく、治りにくいのが悩みのタネですよね。痛みを伴うこともあり、メイクをしても気になる存在です。でも、ちょっとしたコツと努力で、実は元通りにキレイに治せるのです。
今日はそんな大人ニキビの効果的な治し方を、ご紹介していこうと思います!
この記事のポイント
- ニキビの進行度に応じた治し方がわかる
- 皮膚科でのニキビの治し方がわかる
- 美容皮膚科でのニキビの治し方がわかる
パターン別!自分でできるニキビの治し方
まずは自分でできるケア方法を中心にご紹介します。セルフケアで重要なのが、ニキビのタイプや部位、そしてご自身の肌質を見極めて適切な方法をとること。
ポイント別に解説していきますので、ご自身に当てはまる部分を参考にしてください。
ポイント①ニキビの進行度を見極める

ニキビ治療において最も重要な見極めポイントが、ニキビの進行度。実は一口に「ニキビ」と言っても、進行度合いによってタイプが異なります。
白ニキビ
角栓が毛穴をふさぎ、その中に皮脂がたまり始めている状態が白ニキビです。
この角栓の詰まりは、主に皮脂の過剰分泌が原因となっています。
ですので、余計な皮脂や汚れをしっかりと取り除くことで、ニキビの状態が改善することもあります。
・クレンジングや洗顔などの洗浄ケアを丁寧に行う
・ピーリングなどの角質ケアを取り入れる
・保湿を徹底し皮脂の過剰分泌を防ぐ
・油分や糖分に偏った食生活を見直す
黒ニキビ
毛穴にたまった皮脂が空気に触れて酸化し、黒くなった状態のニキビです。
この段階に発展してしまう人は、ターンオーバーが乱れて古い角質の排出が滞ってしまっているパターンが非常に多いです。白ニキビのときと同様のスキンケアに加え、体の内側から代謝を高めるインナーケアが重要です。
・レチノール配合化粧品で肌のターンオーバーを促進する
・食事は肌の代謝を高めるビタミンB群、ビタミンCなどを積極的に摂る
・睡眠の質を高め、1日7時間程度は眠るようにする
・適度な運動を心がける
赤ニキビ
赤ニキビは、ニキビが炎症を起こして赤くなった状態。そのままにしておくと、跡が残ってしまうため、早めに皮膚科を受診することを推奨します。
ご自身でできることとしては、できるだけ刺激を与えず、やさしいケアを心がけること。白ニキビ・黒ニキビに推奨されるようなピーリングやスクラブによる角質ケアも、赤ニキビに対してはお休みするのが賢明です。
・できるだけ触らない、潰さない
・洗顔やクレンジングはいつも異常にやさしく行う
・メイクは軽めに行い、特に油分の多いアイテムの使用は避ける
・グリチルリチン酸2K、アラントインなどの抗炎症成分配合の化粧品を使う
さらに状態が悪化し黄色や紫色のニキビに進行してしまうと、ニキビ跡として残ってしまう可能性が非常に高くなります。そうならないよう早めに皮膚科を受診し、専門医の指示に従うようにしましょう!
ポイント②ニキビの部位別のケア方法

ニキビの部位によっては、特有の原因が潜んでいる場合もあります。一緒くたにケアを行うのではなく、部位ごとの特性を理解することで、改善への近道となることもあるでしょう。
鼻ニキビ
鼻は皮脂分泌が盛んなため、ニキビができやすい部位です。「鼻にばかり繰り返しニキビができてしまう」という人は、皮脂コントロールを意識した部分ケアを行うことで、ニキビのできにくい肌に整えることができるかもしれません。
そこでオススメなのが、皮脂抑制作用のある成分を部分使いすること。代表的な成分としては、レチノール、ビタミンC誘導体、ナイアシンアミドなどがあります。
これらの成分にはターンオーバー促進作用もあるため、ニキビと同時に毛穴の引き締めにもつながります。
頬ニキビ・顎ニキビ
顎や頬は、実は外部刺激を受けやすいエリアです。例えばマスクやメイクによる刺激、頬杖をつく癖、髪の毛など、思い当たる節のある方も多いと思います。そうした刺激がニキビにつながる場合もあるため、できるだけ刺激を与えないよう工夫してみてください。
例えばベースメイクを行う際は、化粧品を擦るように塗り拡げるのではなく、指の腹やスポンジでポンポン軽く叩くようになじませるのが正解。
また髪の毛は、ニキビができている間だけでも顔にかからないようまとめると良いでしょう。
また頬など皮脂分泌がそれほど多くないエリアにニキビができてしまうときは、ホルモンバランスの乱れが影響している場合もあります。大豆製品などホルモンバランスを整えるとされている食品を意識的に採り、リラックスできる時間を作って心身を休めることをお勧めします。
身体にできたニキビ(胸・背中等)
身体のニキビ、特に胸や背中にできるニキビは、実はアクネ菌よりもカビの一種であるマラセチア菌が原因で炎症を起こしていることが多いです。マラセチア菌は湿気を好む特性があるため、汗や皮脂で蒸れやすい胸や背中に繁殖しやすいのです。
こうしたマラセチア菌を原因とするニキビ(マラセチア毛包炎)を予防・改善するためには、幹部を清潔に保つことと、刺激を与えないことが大切です。
・下着や寝具を清潔に保つ
・汗をかいたらすぐに拭き取る
・ナイロンタオルなどでゴシゴシ擦るのはNG
・炎症が強くなければ、ピーリングなどの角質ケアを行う
ポイント③肌タイプ別の治し方

最後の見極めポイントが肌質です。肌のタイプによって、ニキビのできやすい部位やメカニズムが異なる場合があるのです。
乾燥肌・脂性肌・混合肌の3つに分け、それぞれのポイントを見ていきましょう。
乾燥肌タイプ
大人ニキビの主な原因は、実は肌の乾燥。肌が乾燥するとバリア機能が低下し、外部刺激に弱い状態となってしまいます。また肌を守ろうと余計に皮脂が分泌され、けっかとしてニキビができやすい状態となってしまうのです。
乾燥が気になるときには、洗顔をしすぎて必要な皮脂まで落としてしまうのはNG。洗浄力がマイルドな洗顔剤で優しく洗うことで、肌の乾燥を防ぎ、ニキビ改善につながります。
また、洗顔後の保湿ケアも重要です。セラミド入りの化粧水やクリームを使うことで、肌の角質バリア機能を助け、乾燥を防ぐことができます。
ヒルドイド製品を使った保湿もおすすめです。
脂性肌タイプ
脂性肌の方は、皮脂の分泌が多く、ニキビができやすい状態といえます。
原因はストレスや生活習慣、遺伝などさまざま。食生活や生活習慣の見直しも大切ですが、すぐに改善は難しいかもしれません。
そこで大切なのが保湿ケア。皮脂と水分のバランスを整えることで、ニキビの改善につながります。たっぷりと化粧水を使い、肌のバランスを整えてあげましょう。
ただし油分の多い保湿剤はベタつきが気になるだけでなく、配合成分によってはアクネ菌の繁殖につながってしまうこともあります。脂性肌の保湿には、さらりとしたテクスチャーで伸びの良い保湿剤を使うと良いでしょう。
混合肌タイプ
混合肌タイプの方は、Tゾーンがべたつきがちな反面、頬から口周りにかけてのUゾーンはカサカサと乾燥してしまうというパターンが多いと思います。
そのため、ゾーンごとの特性を意識して、スキンケアに一工夫加えることが有効です。
たとえば洗顔時の工夫として、Tゾーンには泡を置いて洗い、頬は泡を置かずに手早くサッと洗う方法がおすすめです。また、化粧水は乾燥しがちなUゾーンからのせて、手に余った分をTゾーンになじませるように使うと良いでしょう。そうすることで、肌全体のバランスが整い、ニキビも改善に向かうはずです。
皮膚科でのニキビの治し方
ニキビ改善には生活習慣の見直しや日々のスキンケアも大切ですが、赤ニキビができてしまった場合や、さらに悪化して黄色や紫のニキビになってしまった場合には、医療機関へ行くことを強くお勧めします。
ここからは、医療機関でどのようなニキビ治療が行われるのかをご紹介します。まずは保険診療を中心とする皮膚科でのニキビ治療です。
皮膚科で受けられるのはどんな治療?
皮膚科の場合、一部保険適用外の自費治療を扱っているクリニックもありますが、基本的には保険診療内の治療がメイン。主に行われるのは、医薬品を使った治療です。
内服薬と外用薬それぞれ複数の種類があり、ニキビの状態に合わせて処方されます。
皮膚科で扱う医薬品は基本的に厚生労働省が認可した治療薬であり、今あるニキビの炎症を抑え、悪化を防ぐ効果が期待できます。
一方で、効果があるとされている薬であっても、保険適用外のものは処方してもらえない場合がほとんど。保険適用内の医薬品だけで改善できるケースも多いですが、いろいろ試してみても十分な効果が得られない場合には、美容皮膚科の受診も視野に入れましょう。
皮膚科で処方されるニキビ治療薬
クリニックによって違いはありますが、一般的に皮膚科で処方されているニキビ治療薬の種類とその特徴をご紹介します。
| 飲み薬 | |
|---|---|
| 抗菌剤 | 炎症を抑える |
| ビタミン剤 | 肌のバリア機能を高める |
| 漢方製剤 | 体質の改善に作用し、ニキビの症状を緩和 |
| 塗り薬 | |
|---|---|
| アダパレン | 毛穴詰まりを改善し白ニキビや黒ニキビを解消 |
| イオウ製剤 | 殺菌作用、角質軟化作用がある |
| クリンダマイシンゲル | 強力な殺菌作用がある |
| 過酸化ベンゾイル | アクネ菌の増殖を抑えるとともに毛穴詰まりを解消 |
| アクアチムローション | アクネ菌を殺菌し、ニキビを抑制 |
| ヘパリン類似物質 | 直接的な改善効果はないが、高い保湿作用でニキビを予防 |
中には副作用リスクのある医薬品も含まれますので、医師や薬剤師の指示に従って使用しましょう。
美容皮膚科でのニキビの治し方

美容皮膚科は、皮膚科とは異なり自費診療がメインとなります。治療費が高くなりがちというデメリットはありますが、より幅広い治療から自分にあった方法を選ぶことが可能です。また炎症を起こしているニキビだけでなく、炎症が鎮まりニキビ跡として残ってしまった部分に対しても改善治療ができます。
保険診療であまり改善が見られなかった方や、ニキビ跡も同時に改善したい人などは、美容皮膚科の受診を検討すると良いでしょう。
一例として、恵比寿アズクリニックでできるニキビ改善治療を紹介します。
施術による治療
美容皮膚科では、さまざまな機械や薬剤を使った施術を受けることができます。今あるニキビを改善するのはもちろん、ニキビのできにくい肌質に整える施術も充実しているのが特徴です。
具体的な施術としては、次のようなものがあります。
ウォーターピーリング

普段のスキンケアでは落とすことのできない毛穴汚れや角栓を、水流を利用して取り除く施術です。
アズクリニックでは、水流による洗浄と同時に毛穴の吸引も行えるマシンを使った「ハイドラピーリング」という施術を行っています。
エレクトロポレーション

肌に有効成分を塗布した状態で微弱な電流を流すことによって、美容有効成分を肌のより奥深くに浸透させる施術です。
よく比較される施術として「イオン導入」がありますが、エレクトロポレーションの方が約20倍もの浸透効果が得られる点と、粒子の大きい成分まで導入することができる点が優れています。
導入薬剤にはさまざまな種類があり、ニキビ肌にはターンオーバー促進作用のあるビタミンAがおすすめです。
ターゲットクール

冷却した炭酸ガスと薬剤を同時に噴射し、薬剤を氷の結晶の状態にしたうえで肌に導入する施術です。薬剤の作用に加え、炭酸ガスの血行促進作用や殺菌作用により、ターンオーバーの促進や炎症の鎮静などにも役立ちます。
恵比寿アズクリニックの場合、導入薬剤はヒアルロン酸カクテルをベースとしており、オプションとして薬剤の変更・追加を行うことができます。
・ニキビ改善が目的→ヒアルロン酸カクテル
・ニキビができにくい肌環境に整えたい→スキンボトックス追加
・ニキビ跡の色素沈着が気になる→トラネキサム酸追加
このように、目的に応じて薬剤をカスタマイズ点も魅力のひとつ。アズクリニックで提供している薬剤メニューは次の通りです。
| 薬剤名 | 主な作用 |
|---|---|
| ヒアルロン酸カクテル | 肌荒れ予防、保湿、ハリ改善 |
| プルリアル | 保湿、ハリ改善、シワ改善 |
| ジュベルック | 毛穴改善、ニキビ跡改善、小ジワ改善 |
| スキンボトックス (追加オプション) |
皮脂抑制、毛穴改善、シワ改善 |
| トラネキサム酸 (追加オプション) |
美白 |
| プラセンタ (追加オプション) |
美白、肌荒れ予防、保湿 |
ケミカルピーリング

酸性の薬剤を顔全体に塗布することで肌表面にある古い角質を取り除く施術です。
ターンオーバーを活性化させることで、ニキビやニキビ跡の改善はもちろん、肌荒れや毛穴の開き・黒ずみ、くすみ、ハリ改善などさまざまな肌悩みに対して効果が得られます。
アズクリニックでは、お肌の状態に合わせ「マッサージピール」と「ミックスピールマヌカ」の2種類の施術からご提案しています。
ダーマペン

髪の毛より細い針で肌の表面に小さな穴を一時的につくり、コラーゲンやエラスチンの生成を促す治療です。
ニキビ跡・クレーター改善の施術として有名ですが、今あるニキビの治りを早くさせる効果も期待できます。
先に紹介した3つの治療はいずれもダウンタイムがほとんどない治療でしたが、ダーマペンとポテンツァは数日間赤みが出るなどのダウンタイムがあります。
ポテンツァ

肌表面に穴をあけるところはダーマペンと同じですが、ポテンツァはさらに針先から直接真皮層に高周波(RF)のエネルギーを送ることができるほか、ドラッグデリバリーシステムにより薬剤を効率的に肌内部に届けることができます。
ニキビやニキビ跡に加え、毛穴の開き改善にもつながるとあって、非常に人気の高い施術です。
ただし、ニキビの状態によっては悪化させてしまうリスクがあるため、その部分を避けて施術をしたり、施術自体をお断りさせていただいたりする場合もございます。
このように、ニキビ改善の治療にはさまざまなアプローチ方法があります。
慢性的にニキビに悩む方には根本的な肌質改善が必要な場合もありますので、専門家と相談しながら、自分に合った治療方法を見つけましょう。
医薬品による治療
美容皮膚科では、保険診療では取り扱いのない医薬品を使って治療を進める場合もあります。中でもニキビ治療でよく使用されるのが、イソトレチノイン内服薬です。
イソトレチノインとはビタミンAの一種で、恵比寿アズクリニックの場合はアクネトレントというイソトレチノイン製剤を処方しています。

ニキビの原因となる皮脂分泌を抑制するとともに毛穴詰まりを解消することで、ニキビの症状を和らげる作用が期待でき、その効果の高さから「ニキビ治療の切り札」とも呼ばれています。
通常4~6ヶ月程度の服用で効果が実感でき、その後服用をやめても一定期間ニキビのできにくい状態が続くケースが多いです。
ただし服用中は皮膚や粘膜の乾燥、肝機能障害、脂質異常症などの副作用が見られる場合があるため要注意。当院の場合は処方前に血液検査を行って内服に問題がないか確認するとともに、内服期間中も定期的に血液検査を行っています。
また妊娠中にイソトレチノインを内服すると高い確率で胎児に先天異常を引き起こすことがわかっているため、妊娠中の方や、妊娠のご希望がある方は服用できません。
公式YouTubeではイソトレチノインの効果や副作用について、症例写真も交えながら解説しています。ぜひそちらもあわせてご覧ください。
医療専売コスメでのホームケア
なかなかクリニックに通う時間が作れない場合は、ドクターズコスメで改善を目指す方法もあります。美容皮膚科の場合、ニキビに効果的な成分を含む医療専売の化粧品を取り扱っているクリニックも多く、自宅にいながらニキビのケアが可能です。
また施術や内服治療で通院を行う場合でも、ドクターズコスメを併用することでより効果的にニキビ悩みを解消できるでしょう。
ニキビ悩みに特におすすめの2アイテムを紹介します。いずれも恵比寿アズクリニックで取り扱っている製品です。
ジャンマリーニ デュアリティフェイスクリーム
ターンオーバーを促進するレチノールと、ニキビ治療薬にも使われる過酸化ベンゾイルを混ぜて使うクリームです。ニキビの改善はもちろん、黒ずみの気になる詰まり毛穴の解消にも役立ちます。
さらにペプチド等の保湿成分も豊富に配合しているため、毛穴やニキビのケアと同時にエイジングケアも行うことができます。
ただしレチノールによるA反応が出る場合があるため、最初は低頻度で少量から使い始めると良いですよ。
DRX AZAクリア
ロート製薬が展開するブランドDRXの、アゼライン酸配合クリームです。アゼライン酸濃度20%と高配合ながら、長年アゼライン酸を研究してきたロート製薬の技術により、低刺激性も同時に実現しました。
ニキビのある部分にピンポイントに使うのもオススメですが、スキンケアとして顔全体に使うことで、ニキビのできにくい肌に整えることもできます。
まとめ
ニキビはメンタル面にも悪い影響を与えてしまうことがありますよね。だからこそ、予防ケアに励むことは重要です。そして、できてしまったニキビを早く治すために、自分に合った治療方法を探しましょう。
前向きな気持ちで、美しい肌を目指していきましょうね!


デュアリティーフェイスクリーム
AZAクリア