生活リズムが乱れがちになると、不意に顔を出す「ニキビ」。
特に大人ニキビは何度も再発しやすく、治りにくいのが悩みのタネですよね。痛みを伴うこともあり、メイクをしても気になる存在です。でも、ちょっとしたコツと努力で、実は元通りにキレイに治せるのです。
今日はそんな大人ニキビの効果的な治し方を、ご紹介していこうと思います!
この記事のポイント
- 部位別のニキビの治し方
- 肌タイプ別のニキビの治し方
- 美容皮膚科でのニキビ治療
自分に合った方法で治す、パターン別ニキビの治し方
「ニキビ」と一口に言っても、その種類は多岐にわたり、発生する場所によっても最適な治療方法は異なります。たまたま試した治療法でキレイに治る場合もあれば、「これが良いはず!」と思って実践していたことが、実はニキビを悪化させてしまうことも。
そこで重要なのは、自分の肌に合った正確な対処法を見つけ出すことです。
正しい知識を得ることで、美しい肌を取り戻す第一歩を踏み出しましょう。
ニキビのタイプ別の治し方
ニキビの種類は、進行度合いによって異なるということを知っていますか?
ご自身のニキビがどの状況にあるのかをしっかり知り、適切なケアを施すことが大切です。
-白ニキビ
角栓が毛穴をふさぎ、その中に皮脂がたまり始めている状態が白ニキビです。
この角栓の詰まりは、主に皮脂の過剰分泌が原因となっています。
ですので、余計な皮脂や汚れをしっかりと取り除くことで、ニキビの状態が改善することもあります。
-黒ニキビ
毛穴にたまった皮脂が空気に触れて酸化し、黒くなった状態のニキビです。
この段階のニキビは、肌のターンオーバーの乱れが原因の一つとなっています。
そのため、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCを含む食材やサプリメントの摂取が有効です。
また、洗顔は刺激を避け、濃密な泡で優しく洗うことが大切です。
-赤ニキビ
赤ニキビは、ニキビが炎症を起こして赤くなった状態を指します。
この状態のニキビをそのままにしておくと、跡が残ってしまう可能性が高くなってしまいます。
まずは肌の炎症を抑えることが重要ですので、抗酸化作用のある化粧水の使用やビタミンCの積極的な摂取が効果的です。炎症を起こしている時の肌は非常に敏感になっているため、スクラブ洗顔など刺激の強い洗顔方法は避けましょう。
さらに状態が悪化し、黄色や紫ニキビに進行してしまうと、ニキビ跡として残ってしまう可能性が非常に高くなります。そのため、早めに皮膚科を受診し、専門医の指示に従うようにしましょう!
ニキビの部位別の治し方
ニキビはできた部位ごとにも治し方が異なります。それぞれの治し方を見ていきましょう。
-鼻ニキビ
鼻は皮脂の分泌が盛んため、ニキビができやすい部位です。
ニキビが炎症を起こしている場合は、肌を刺激しないように優しくケアしましょう。
まだ炎症がない白ニキビや黒ニキビの状態の場合は、スクラブ入りの洗顔料でやさしく丁寧に洗顔することで改善する場合もあります。
-頬ニキビ・顎ニキビ
男性の場合、頬や顎など髭の生えるエリアもニキビができやすいですよね。
これには男性ホルモンが影響している場合があります。
そんな時に効果的なのが豆乳です。豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンの一種エストロゲンと似た働きをするため、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。
これを摂取することで、ニキビの改善に繋がることがあります。
-身体にできたニキビ(胸・背中等)
身体のニキビ、特に胸や背中にできるニキビは、実はアクネ菌よりもカビの一種であるマラセチア菌が原因で炎症を起こしていることが多いため、下着や寝具を清潔に保つことが重要です。
また、ビタミンC誘導体を含んだ美容液を使うことも、ニキビケアに効果的な方法の一つ。肌を優しくケアしながら、美しく健やかな肌を目指しましょうね。
肌タイプ別の治し方
次に、肌タイプ別のニキビケアの方法を紹介していきます。
-乾燥肌タイプ
大人ニキビの主な原因は、実は肌の乾燥。乾燥を解消することが、ニキビを治す上でとっても大切なのです。
乾燥が気になるときには、洗顔をしすぎて必要な皮脂まで落としてしまうのはNG。洗浄力がマイルドな洗顔剤で優しく洗うことで、肌の乾燥を防ぎ、ニキビ改善につながります。
また、洗顔後の保湿ケアも重要です。セラミド入りの化粧水やクリームを使うことで、肌の角質バリア機能を助け、乾燥を防ぐことができます。
ヒルロイド製品を使った保湿もおすすめです。
-オイリー肌タイプ
オイリー肌の方は、皮脂の分泌が多く、ニキビができやすい状態といえます。
原因はストレスや生活習慣、遺伝などさまざま。食生活や生活習慣の見直しも大切ですが、すぐに改善は難しいかもしれません。
そこで大切なのが保湿ケア。皮脂と水分のバランスを整えることで、ニキビの改善につながります。
たっぷりと化粧水を使い、肌のバランスを整えてあげましょう。
-混合肌タイプ
混合肌タイプの方は、Tゾーンがべたつきがちな反面、頬から口周りにかけてのUゾーンはカサカサと乾燥してしまうというパターンが多いと思います。
そのため、ゾーンごとの特性を意識して、スキンケアに一工夫加えることが有効です。
たとえば洗顔時の工夫として、Tゾーンには泡を置いて洗い、頬は泡を置かずに手早くサッと洗う方法がおすすめです。また、化粧水は乾燥しがちなUゾーンからのせて、手に余った分をTゾーンになじませるように使うと良いでしょう。そうすることで、肌全体のバランスが整い、ニキビも改善に向かうはずです。
クリニックでの治し方
大人ニキビには、生活習慣の見直しや日々のスキンケアが大切ですが、黄色や紫のニキビが悪化した場合は医療機関へ行くことをおすすめします。
皮膚科では、保険診療の範囲内で外用薬や内服薬を処方してもらうことが可能です。
美容皮膚科の場合は自由診療のため、治療費が高くなりがちというデメリットはありますが、より幅広い治療から自分にあった方法を選ぶことが可能です。
一例として、アズクリニックでできるニキビ改善治療を紹介します。
-ウォーターピーリング
普段のスキンケアでは落とすことのできない毛穴汚れや角栓を、水流を利用して取り除く施術です。
アズクリニックでは、水流による洗浄と同時に毛穴の吸引も行えるマシンを使った「ハイドラピーリング」という施術を行っています。
▶ハイドラピーリング詳細 https://az-clinic.tokyo/hydrapeeling/
-エレクトロポレーション
肌に有効成分を塗布した状態で微弱な電流を流すことによって、美容有効成分を肌のより奥深くに浸透させる施術です。
よく比較される施術として「イオン導入」がありますが、エレクトロポレーションの方が約20倍もの浸透効果が得られる点と、粒子の大きい成分まで導入することができる点が優れています。
導入薬剤にはさまざまな種類があり、ニキビ肌には毛穴引き締め効果のあるビタミンCがおすすめです。
▶エレクトロポレーション詳細 https://az-clinic.tokyo/electroporation/
-ケミカルピーリング
酸性の薬剤を顔全体に塗布することで肌表面にある古い角質を取り除く施術です。
ターンオーバーを活性化させることで、ニキビやニキビ跡の改善はもちろん、肌荒れや毛穴の開き・黒ずみ、くすみ、ハリ改善などさまざまな肌悩みに対して効果が得られます。
アズクリニックでは、お肌の状態に合わせ「マッサージピール」と「ミックスピールマヌカ」の2種類の施術からご提案しています。
▶ケミカルピーリング詳細 https://az-clinic.tokyo/chemicalpeeling/
-ダーマペン
髪の毛より細い針で肌の表面に小さな穴を一時的につくり、コラーゲンやエラスチンの生成を促す治療です。
ニキビ跡・クレーター改善の施術として有名ですが、今あるニキビの治りを早くさせる効果も期待できます。
先に紹介した3つの治療はいずれもダウンタイムがほとんどない治療でしたが、ダーマペンとポテンツァは数日間赤みが出るなどのダウンタイムがあります。
▶ダーマペン詳細 https://az-clinic.tokyo/dermapen/
-ポテンツァ
肌表面に穴をあけるところはダーマペンと同じですが、ポテンツァはさらに針先から直接真皮層に高周波(RF)のエネルギーを送ることができるほか、ドラッグデリバリーシステムにより薬剤を効率的に肌内部に届けることができます。
ニキビやニキビ跡に加え、毛穴の開き改善にもつながるとあって、非常に人気の高い施術です。
ただし、ニキビの状態によっては悪化させてしまうリスクがあるため、その部分を避けて施術をしたり、施術自体をお断りさせていただいたりする場合もございます。
▶ポテンツァ詳細 https://az-clinic.tokyo/potenza/
このように、ニキビ改善の治療にはさまざまなアプローチ方法があります。
慢性的にニキビに悩む方には根本的な肌質改善が必要な場合もありますので、専門家と相談しながら、自分に合った治療方法を見つけましょう。
まとめ
ニキビはメンタル面にも悪い影響を与えてしまうことがありますよね。だからこそ、予防ケアに励むことは重要です。そして、できてしまったニキビを早く治すために、自分に合った治療方法を探しましょう。
前向きな気持ちで、美しい肌を目指していきましょうね!