美肌のキホン!洗顔フォームの選び方と肌質別おすすめアイテム

「美肌の基本は洗顔」とよく言われます。
汚れや老廃物が溜まった素肌は何となくくすみがちで、ニキビや肌荒れも起こりやすい…そんなときは、洗顔料を見直してみましょう。
この記事では、洗顔料の中でもバリエーション豊富で扱いやすい「洗顔フォーム」について解説します。他タイプの洗顔料にはないメリットや、選び方のポイントまで詳しく紹介しますので、新しい洗顔料を探している人はぜひ参考にしてください!

この記事のポイント

  • 洗顔フォームを使うメリットとデメリットがわかる
  • 洗顔フォームの正しい使い方がわかる
  • 洗顔フォームの選び方と、あたなたの肌質に合うアイテムがわかる

目次

そもそも「洗顔フォーム」って?

洗顔フォームとは、ペースト状になった洗顔料のこと。チューブに入った製品が多く、自分で泡立てて使います。
洗顔料には他にも、固形石鹸、ジェル、パウダーなどさまざまな種類がありますが、洗顔フォームにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

洗顔フォームのメリット

大きなメリットは次の3つです。

①種類が豊富
②泡立てが簡単
③清潔に保管しやすい

メリット①種類が豊富

洗顔フォームはあらゆるタイプの洗顔料の中で、最も種類豊富と言っても過言ではありません。
各ブランドさまざまなコンセプトの洗顔フォームを販売しており、配合成分も価格帯も幅広いですよね。そのため自分に合った1本を見つけやすいのが1つ目のメリットです。

メリット②泡立てが簡単

固形石鹸やパウダーなど、泡立てが必要な他の洗顔料と比べ、ペースト状の洗顔フォームは泡立ちが良く、濃密な泡を簡単に作ることができます。
泡立ちが不十分だと摩擦による負荷がかかりやすく、肌トラブルの原因になりがちです。その点たっぷりの泡でやさしく洗える洗顔フォームは、誰でもコツいらずに使えるアイテムと言えるでしょう。

メリット③清潔に保管しやすい

洗顔フォームはチューブやプラスチックボトルに入れて販売されている製品が多く、浴室などに置きっぱなしでも雑菌が繁殖しにくい構造です。
固形石鹸などに比べ保管に手間がかからないのもメリットと言えます。

洗顔フォームのデメリット

逆にデメリットと言えるのが、合成界面活性剤を配合している製品が多いという点です。界面活性剤は汚れ落ちや泡立ちを良くするために配合される成分で、その中でも石油などから人工的につくられたものを「合成界面活性剤」と呼びます。
価格を抑えたり、スッキリと洗い上げたりできるという良い面もあるのですが、人によっては肌に合わず肌荒れの原因となったり、皮脂を落としすぎて乾燥の原因となったりすることも。特に乾燥肌や敏感肌の人は、選び方に注意が必要です。

肌タイプ別!洗顔フォームの選び方とおすすめアイテム

洗顔フォームを選ぶポイントは、肌タイプによって異なります。ご自身がどの肌タイプなのかを確認しておきましょう。

普通肌 水分と油分のバランスが理想的な状態
脂性肌 水分も油分も多すぎる状態
テカリやべたつきが気になり、化粧崩れが起きやすい
ニキビができやすい
乾燥肌 水分も油分も不足した状態
カサカサしていて、洗顔後はすぐに保湿しないとツッパリ感が出る
肌のバリア機能が崩れ敏感肌に陥りやすい
混合肌 油分は多いが水分が不足した状態
テカリやべたつきが出やすいため脂性肌と間違えやすい
肌のごわつきや皮むけ、洗顔後のツッパリ感がある場合は混合肌の可能性が高い

理想的な状態である普通肌の方は、目立った肌トラブルがない場合、使用感や香りの好みで選んでOK
ここからは、脂性肌・乾燥肌・混合肌の洗顔フォーム選びについて解説します。

脂性肌の洗顔フォーム選び

肌内部の水分と油分がどちらも過剰な状態で、年中テカリが気になる脂性肌。過剰な皮脂はアクネ菌の繁殖を促しますので、ニキビ悩みを持つ方も多いです。

そんな脂性肌さんは、ある程度の洗浄力があるアイテムが良いでしょう。
ただし「さっぱり感」を求めて洗浄力の強すぎる洗顔フォームを使ってしまうと、肌に必要な皮脂まで落としてしまい、バリア機能の低下につながります。洗顔後に肌がつっぱる感覚があったら洗浄力が強すぎるサインですので、見直しが必要です。
また毛穴のザラつきが気になる場合は、ピーリング成分を配合した洗顔料を使うのもオススメ。代表的な成分としては、グリコール酸、リンゴ酸、サリチル酸などがあり、角質を柔らかくする効果があります。
ただしピーリング洗顔の中には刺激の強いアイテムもありますので、必ずパッケージに記載されている推奨頻度を守り、洗顔後の保湿も丁寧に行ってください。
ニキビが気になる場合には、「ノンコメドジェニックテスト済み」の洗顔フォームを選びましょう。これはニキビの初期段階であるコメドができにくいことが確認されていることを示しています。
逆に保湿成分として知られるオレイン酸などは、アクネ菌の増加につながるため避けるのが無難です。

脂性肌におすすめ|ノブ ACアクティブ ウォッシングフォーム

ACアクティブ ウォッシングフォーム
価格:2,750円(税込)/100g
出典:ノブ公式サイト

抗菌作用のあるBHA(サリチル酸)と抗炎症作用のあるグリチルリチン酸2K2種類の有効成分を配合した薬用洗顔フォームです。ニキビの原因となる古い角質や皮脂を取りのぞくマイルドピーリング作用で、透明感のあるなめらかな肌に導きます。
低刺激なため肌質を選ばず使えますが、ノンコメドジェニックテスト済みなので、ニキビ対策がしたい人や脂性肌の人には特にオススメです。

乾燥肌の洗顔フォーム選び

肌内部の水分と油分、どちらも不足した状態である乾燥肌。洗い上がりのツッパリ感が出やすく、洗顔料選びに悩まれる方は多いと思います。また肌に合わない洗顔料を使っていると肌のバリア機能が乱れ、外部刺激によるダメージを受けやすい「敏感肌」になってしまうことも。

乾燥肌さんの洗顔料選びで1番大切なのは、肌のうるおいを奪わず洗えるものを選ぶこと。洗浄力が強すぎると肌に必要な皮脂膜や角質まで落とし、バリア機能の低下につながります。
そのため合成界面活性剤を使っていないアイテムがオススメです。製品の表示に「合成界面活性剤フリー」「石油系界面活性剤フリー」などと記載があるものを選びましょう。
また毛穴汚れにアプローチできるピーリング洗顔酵素洗顔なども、乾燥肌さんの肌には洗浄力が強すぎる場合があるので要注意。使ってみたい場合は、成分をマイルドに調整されたものを低頻度から試してみるのが良いでしょう。

さらにアルコール(エタノール)も蒸発する際に肌の水分も奪ってしまうため、避けるのが無難です。

一方で、保湿成分配合の洗顔フォームは肌がつっぱりにくく、しっとりと洗い上げることができます。セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸などさまざまな種類があるので、成分表示を見ながら選んでみてください。

乾燥肌におすすめ|プラスリストア クレンジングソープ泡ホームケア

クレンジングソープ泡ホームケア
価格:3,850円(税込)/200ml
出典:プラスリストア公式サイト

メイクも落とせる洗顔フォームです。泡で出てくるポンプタイプで、不要な皮脂や角質を取り除きさっぱりと洗い上げます。
無香料・無着色・石油系界面活性剤フリーなど6つのフリー処方で刺激を抑える工夫をされているため、敏感肌や乾燥肌の方も使いやすい洗顔料です。

混合肌の洗顔フォーム選び

肌の油分は多いのに、水分は不足しがちというアンバランスな状態の混合肌。基本的に乾燥肌と同じ選び方でOKですが、それだけでは皮脂が過剰になってしまう場合もあります。そのため、不要な皮脂や角質はしっかり落としつつ、保湿までしてくれるような洗顔フォームが理想です。

どうしてもワンアイテムで肌に合うものが見つからない場合には、Tゾーンなど皮脂が気になる部分だけ定期的にピーリングケアを行うなど、細やかなケアができると良いですね。

混合肌におすすめ|ファンケル スキンコンディショニング洗顔

スキンコンディショニング洗顔
価格:1,595円(税込)/90g
出典:ファンケル公式サイト

保湿に特化した低刺激の洗顔フォームです。洗う水を味方に変える新発想の保湿作用で、洗顔後のうるおいロスを防ぎます。
汚れを落としつつ、つっぱり感のない洗いあがりで、混合肌はもちろん乾燥肌・敏感肌の人も使いやすいですよ。

洗顔フォームの正しい使い方

最後に、洗顔フォームを使った正しい洗顔方法を、5つのステップに分けてご紹介します。

STEP1|洗顔前に手を洗う

意外と忘れがちですが、洗顔前には必ず手を洗って清潔にしましょう。
手は常にさまざまなものに触れているため、知らず知らずのうちに汚れているもの。その状態で顔を洗うと菌が繁殖する原因となり、ニキビの発生につながります。また手に余分な汚れや油分が残っていると、洗顔料の泡立ちが悪くなることも。
肌をきれいにするために、洗顔前にはハンドソープを使って手洗いを行ってくださいね!

STEP2|ぬるま湯で顔を濡らす

顔も水やぬるま湯でサッと洗い、軽く汚れを落としておきます。乾いた肌に直接洗顔料をのせると、洗顔料の泡がへたりやすくなり肌への摩擦につながります。
肌への負担を減らすために大切な工程です。

STEP3|洗顔料を泡立てる

洗顔フォームの要ともいえる泡立ての工程です。
塗れた手のひらに洗顔料を適量とり、水やぬるま湯を少しずつ加えながら、指先を使って空気を含ませるように洗顔料を混ぜ合わせていきます。
弾力のあるきめ細やかな泡になるまでしっかり行うことが大切です。手で泡立てるのが難しい場合は、泡立てネットを使ったり、泡立出るタイプの洗顔フォームを選んだりするのも良いでしょう。

STEP4|顔に泡をのせて洗う

しっかり泡立てられたら、皮脂の多いTゾーンから泡をのせていきます。その後クルクルと指先で泡を転がすようにしながら、頬や顎まわりに広げていきましょう。
このとき肌を擦らないよう注意してください。指で直接肌を触れるのではなく、洗顔料の濃密な泡で汚れを浮かせるイメージでやさしく洗うことが大切です。

STEP5|ぬるま湯ですすぐ

お風呂場で洗顔を行う場合、シャワーのお湯を直接顔にあてると肌への刺激になってしまいます。すすぎの際には、必ず手で水やぬるま湯をすくって顔にかけるようにしてください。
洗顔料が肌に残っていると肌荒れの原因となりますので、すすぎ残しがないよう2030程度はすすぐようにしましょう。
すすぎ終わったら清潔なタオルでやさしく水分を拭き取ります。このときも肌を擦らず、タオルを軽く肌に押し付けるようにして水分を吸収させるのがポイントです。

まとめ

コスパや泡立ちの良さはもちろん、成分にも着目することで、自分の肌にぴったりの洗顔フォームを選ぶことができるはず。そのためにも、まずは自分の肌タイプを知ることが第一歩です。
毎日の洗顔方法にもこだわり、トラブル知らずのツヤ美肌を目指しましょう!

※記事内でご紹介している各商品は記事執筆時の情報に基づいて掲載をしており、変更となっている可能性がございます。ご購入の際は最新情報をお確かめください。

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監修医師紹介

奥野彰子/医師

奥野 彰子 / Akiko Okuno

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

監修医師詳細プロフィール

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