「肌にやさしいクレンジング」といえば、ミルクタイプを真先に思い浮かべる人は多いと思います。特に敏感肌や乾燥肌の人の中には、ミルクタイプのクレンジングを検討している人が多いのではないでしょうか。
しかし低刺激なクレンジングミルクも、使い方を誤ると逆に肌に刺激となってしまう場合も。そこで今回は、クレンジングミルクの正しい選び方・使い方のポイントをご紹介します。
どれを使ったらいいかわからないという方のために、おすすめのクレンジングミルクもご紹介しますので、自分にぴったりのアイテムを見つけたい方はぜひ参考にしてくださいね。
この記事のポイント
クレンジングミルクの特徴
クレンジングミルクとは、乳液状のクレンジング料のことを言います。
低刺激で使いやすいミルクタイプですが、場合によっては他のタイプのクレンジングを選んだ方が良いことも。まずはミルクタイプのクレンジングにはどんな特徴があるのかを理解し、ご自身の肌に合うかどうかを見極める材料にしてください。
クレンジングミルクのメリット
ミルクタイプの最大のメリットは、何といっても刺激が少ないこと。やさしい洗浄力で洗い上げてくれるため、肌の負担になりにくいのが特徴です。
また適度なとろみがあり、肌なじみが良く使いやすいのもメリットです。
クレンジングミルクのデメリット
メリットの裏返しにはなりますが、洗浄力がマイルドな分しっかりメイクは落としきれない場合があります。肌のことを思ってミルクタイプを選んだのに、メイクが肌に残ってしまい、かえって肌トラブルにつながることも。
また水分に弱いため、基本的にお風呂場で使えないのがデメリットといえます。
クレンジングミルクはどんな人におすすめ?
ミルクタイプをオススメできる人の特徴は以下になります。
・敏感肌の人
・乾燥肌の人
・軽めのメイクが多い人
・アレルギー体質の人/花粉症の季節
・洗顔後の肌のツッパリ感が気になる人
・ニキビや肌荒れが起きているとき
肌タイプを問わずに使えますが、中でも肌が過敏になっている人や、何かしら肌トラブルが起きている人には特におすすめのクレンジングと言えます。
一方で、しっかりメイクをした日にはオイルやリキッドなど洗浄力の高いアイテムに変えたり、ポイントメイクリムーバーを併用したりといった工夫が必要です。
肌タイプ別!おすすめクレンジングミルク
ひとくちにクレンジングミルクと言っても、さまざまな種類があります。
ここからは「乾燥肌」「敏感肌」「脂性肌・混合肌」の3つの肌タイプに分け、それぞれに合ったクレンジングミルクの選び方をご紹介します。
なお肌内部の水分・油分が理想的な状態の普通肌さんにもクレンジングミルクはおすすめです。その日のメイクの濃さにあわせて、十分な洗浄力のあるアイテムを選んでみてください。
乾燥肌におすすめのクレンジングミルク
肌内部の水分と油分、どちらも不足している乾燥肌には、保湿力の高いクレンジングがおすすめです。ミルクタイプの中でもある程度油分を多めに配合し、こっくりとしたテクスチャーのものが良いでしょう。
またクレンジングが長時間肌に触れているのも刺激となりますので、メイクなじみが良くスルスル落とせるアイテムが理想です。
カバーマーク トリートメントクレンジングミルク
出典:カバーマーク公式サイト
価格:3,300円(税込)/200ml(大容量タイプ 5,500円/400ml)
クレンジング力と保湿力を両立したミルクタイプのクレンジングです。軽くなじませるだけでメイクが浮きあがり、落ちにくいファンデーションも肌に負担なくオフできます。
水やぬるま湯で洗い流しやすいのも特徴で、うるおいは残しながらスッキリした洗い上がりに。また美容液成分89%配合*で、スキンケアしたかのようなしっとりもちもち肌へ導いてくれます。(*水と保湿成分)
敏感肌におすすめのクレンジングミルク
刺激に弱い敏感肌の方は、とにかく低刺激なクレンジングを選ぶのが鉄則です。
アルコールや石油系界面活性剤など、一般的に「刺激となりやすい」と言われている成分はもちろん、美容効果を狙って配合されている成分であっても、濃度によっては刺激となる場合があります。できるだけシンプルな成分構成で、負担なく落とせるクレンジングミルクを見つけてください。
また摩擦による肌への刺激もNG!できるだけ柔らかいテクスチャーのアイテムが良いです。どの肌タイプにも言えることですが、敏感肌の方は特にゴシゴシ擦るのは避け、肌をなでるようにやさしく洗いましょう。
メディプラス クレンジングミルク
出典:メディプラス公式サイト
価格:3,850円(税込)/160g
独自成分オゾン化グリセリンで角質層をサポートしながら、やさしくメイクを落とすミルクタイプのクレンジングです。
肌へのやさしさはそのままに、メイクの濃さや肌状態に応じて洗浄力が変化するオートチェンジ処方を採用しており、肌がゆらぎやすい敏感肌さんにも使いやすいのが特徴です。
塗れた手OKでお風呂場でも使用でき、コンディションやシーンを問わず毎日使うことができます。
脂性肌・混合肌におすすめのクレンジングミルク
べたつきが気になる脂性肌や混合肌の方は、どちらかというと水分が多く、サラリとしたテクスチャーのクレンジングミルクがおすすめです。乾燥しにくいのがミルクタイプの特徴ですので、混合肌の方でも使いやすいはず。
またニキビができている場合には、さらにその中でも無香料・無着色・無鉱物油など、低刺激にこだわったアイテムを選ぶと良いでしょう。
サンソリット ブライトミルククレンジング
出典:サンソリット公式サイト
価格:4,950円(税込)/150ml
べたつかず、脂性肌・混合肌でも使いやすいクレンジングミルクです。
アスコルビルグルコシドやスクワランなどの美肌成分を配合。メイクを落としながら、ツヤのあるうるおいに満ちた肌へと整えます。また角質ケア成分AHAも配合されており、ターンオーバーを促進しニキビのできにくい肌に整える効果も期待できます。
アルコールフリー・無香料・無着床・無鉱物油で、低刺激なところもポイントです。
汚れを残さず落とすクレンジングミルクの使い方
せっかくお肌に優しいクレンジングミルクを選んでも、間違った使い方をしてしまっては元も子もありません。
最後に、クレンジングミルクで汚れをスッキリと落とすためのコツをご紹介します。
ポイントメイクリムーバーを使う
ウォータープルーフのマスカラやリップティントなど落としにくいポイントメイクをした日には、専用のリムーバーで先に落とすのがおすすめです。こうすることでポイントメイクをしっかり落としつつ、肌全体はクレンジングミルクのやさしい洗浄力でマイルドに洗うことができます。
無理に全てをクレンジングミルクで落とそうとすると、長時間クレンジング料が肌に触れることになるだけでなく、しっかり落とそうと肌を擦りがちになり、肌にダメージを与えてしまいます。
面倒に思われるかもしれませんが「メイクの濃さに応じたクレンジングで落とす」のが美肌のコツなのです。
蒸しタオルでスペシャルケア
週に1度のスペシャルケアとして、クレンジング前に蒸しタオルを使う方法もおすすめです。肌を温めることで毛穴を緩ませ、洗浄力のマイルドなクレンジングミルクでも汚れを落としやすくなります。
①タオルを水に浸して軽く絞り、500Wの電子レンジで30秒ほど加熱
②火傷に気をつけながらタオルの端を持ってレンジから取り出し、熱すぎない温度になっているか確認する
③手のひらで軽く押さえるように顔全体にあて、3分ほどキープ
ただし蒸しタオルで温めた後の肌は乾燥しやすい状態ですので、クレンジングと洗顔は手早く行い、その後も保湿を徹底して行ってください。
十分な量を使う
使用するクレンジングミルクの量が少ないと、摩擦が起きやすく刺激になってしまいます。商品ごとに推奨されている量を守るようにすればOKですが、基本的にポンプタイプのものなら4〜5プッシュ・500円玉くらいの大きさをたっぷり使うのがおすすめ。
顔全体に伸ばした時に、指が楽に肌を滑るくらいの感覚が目安です。
手のひらで温めてから使う
水気を拭き取った手でクレンジングミルクを取り、手のひらでゆっくり温めてから、顔に乗せていくようにしましょう。
温めることで、クレンジングミルクの中に含まれている油分と水分がなじみ、汚れが落ちやすくなります。
ベースメイクはTゾーンから落とす
クレンジングミルクを手で温めたら、Tゾーンからなじませていきます。こうすることで毛穴詰まりの気になるTゾーンはしっかり落としつつ、乾燥しがちな頬や顎は皮脂を落とし過ぎずに洗うことができます。指の腹で円を描くようにやさしく伸ばしてください。
小鼻など汚れのたまりやすい部分は指の腹を密着させてしっかりなじませると、スッキリ落ちていきます。
すすぎはぬるま湯で
熱いお湯は肌の乾燥を招き、冷たいお水は毛穴を引き締めて汚れ残りにつながります。すすぎは熱すぎず冷たすぎない”ぬるま湯”がベストです。
またすすぎの際にシャワーを直接顔に当てると刺激が強すぎてしまいます。両手でお湯をすくい、やさしく顔にかけるようにすすぎしましょう。
ミルクタイプの中でも油分が多めのアイテムを使用している場合は、すすぎ残しに要注意。20回~30回程度を目安にしっかりすすいでください。
まとめ
さまざまなタイプのクレンジング料の中で、最もお肌に優しいと言われているクレンジングミルクは、特に肌トラブルを抱えている方におすすめです。
より肌にやさしく、メイクをしっかり落とすために、自分に合ったクレンジングミルクを選び、正しい使い方をしていきましょう!