「目立つシミができてしまい、年齢より老けて見える」「広範囲にシミがあるせいで肌がくすんで見える」そんなシミのお悩みを抱えている人は多いものです。
シミをなんとか消したいと思うなら、まずは美容皮膚科を受診するのがオススメ!シミのタイプに応じて適切な施術を行うことで、シミを目立たなくしたり、スッキリ消したりすることができるはずです。
この記事では、美容皮膚科で受けられるシミ治療を中心に、「シミを消す」方法についてまとめます。美白に役立つセルフケアについてもご紹介しますので、ぜひお役立てください!
この記事のポイント
- シミを消すなら美容皮膚科に行くべき理由がわかる
- 美容皮膚科でシミを消す治療方法がわかる
- シミを消す施術の流れがわかる
シミを「消す」なら美容皮膚科へ!
シミが気になってくると、「スキンケアでなんとかしたい」と思う人も多いでしょう。しかし、どんなに優秀な化粧品であっても、シミを「消す」ことは基本的にはできません。
美白に特化した化粧品もありますが、それはあくまでシミの「予防」を可能とするもの。ある程度薄くすることはできるかもしれませんが、今あるシミを完全に消すには至らないというのが現実です。
シミを消すなら、美容皮膚科で施術を受けるのが近道。どのような治療方法があるのかご紹介します。
まず検討すべき|シミ取りレーザー
「シミを消す」ことが目的の場合、まず検討すべき治療はシミ取りレーザーでしょう。
シミ取りレーザーとは、医療用レーザーをシミにピンポイントに照射する治療のことを指します。1度で大きな効果が得られるのが特徴で、紫外線の影響で発生する一般的なシミ(老人性色素斑)や、そばかす(雀卵斑)の改善にオススメです。
ただし、施術後1~2週間は赤みやカサブタが目立つことに加え、テープによる保護を必須としているクリニックも多いです。そのため生活スタイルによっては施術のタイミングをよく考えなければなりません。
また施術範囲が広くなるほど施術後のケアに手間がかかるため、そうしたデメリットを軽減させるために、ある程度他の施術でシミを減らしてから、シミ取りレーザーを行う場合もあります。
公式YouTubeでは、治療の経過を症例写真付きで紹介していますので、ダウンタイムが気になる人はぜひ参考にしてください。
シミ取りレーザーで起こり得る副反応として、施術1か月を過ぎたころに炎症後色素沈着が発生することがあります。これはレーザーの刺激によるメラニンの過剰生成が原因で、もともとあったシミが後戻りしたように発生する色素沈着のことをいいます。
紫外線による刺激で炎症後色素沈着の発生リスクが高まるため、できれば比較的紫外線量の少ない秋冬に受けるのがベストです。
また施術後にハイドロキノンやトレチノインの軟膏によるケアをしっかり行うことも、色素沈着の予防には大切なポイント。医師の指示に従い適切にアフターケアを行いましょう。
シミの数が多いなら|フォトフェイシャル
フォトフェイシャルとは、IPLという特殊な光を照射することでシミ・そばかすを改善する治療です。同時にくすみ、赤ら顔、小ジワ、毛穴の開きなどさまざまな肌トラブルを一挙に改善することができ、ダウンタイムもほとんどないことがメリットです。
1回の施術でシミを消すことはできませんが、回数を重ねるごとに薄くしていくことが可能です。
そばかすのように広範囲への施術が必要な場合、シミ取りレーザーでは施術後のケアが煩雑になりがちですので、フォトフェイシャルをご提案する場合も多いです。
ただし肝斑には有効ではないため、肝斑が併発している場合などはレーザートーニングをお勧めしています。
肝斑なら|レーザートーニングorポテンツァ
肝斑がある場合、シミ取りレーザーを行うと悪化するリスクがあるため、レーザートーニングが治療の第1選択肢になります。
これは、医療用レーザーでメラニンを少しずつ分解・排出し、シミを薄くしていく施術です。シミ取りレーザーと異なるのは、より広範囲に弱いレベルで照射する点です。施術回数はかかりますが、施術中の痛みやダウンタイムが軽く、肌の全体的なトーンアップにもつながります。
恵比寿アズクリニックで導入しているピコレーザーは特に肌への負担が少ないことで知られ、肝斑治療に向いていると言われています。
公式YouTubeでは、ピコレーザーでできる施術について詳しく解説した動画を公開していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
もうひとつ、肝斑に効果的な治療としてポテンツァを使う方法があります。
ポテンツァは、高周波(RF)のエネルギーを活用した美容施術です。チップをカスタマイズすることで、さまざまな肌悩みに応じた治療が可能となります。
中でも「S-16」や「S-25」のチップは肝斑に効果的。極細の針を肌に刺し、針先からメラノサイト周辺にRFを照射することで、メラノサイトの働きを弱らせ、メラニンの生成を抑制します。
凹凸のあるシミ(イボ)なら|CO2レーザー
シミとよく勘違いされるのが、脂漏性角化症などの、いわゆる「イボ」と呼ばれる症状です。一般的なシミとは違い厚みがあるのが特徴で、通常のシミ取りレーザーでは消すことができません。
イボを消したい場合にオススメなのが、CO2レーザーでの治療。これは、レーザーでイボに含まれる水分を蒸散させ、イボの盛り上がりを削っていくというものです。
周囲の皮膚に熱影響を与えにくいため、施術後の腫れや赤みが出にくく、ダウンタイムが短いという特徴があります。
他のイボ治療としては、液体窒素療法や外科的に切除する方法などもありますが、CO2レーザーの方が治療後の色素沈着が起こりにくく、治療期間も短く済むというメリットがあります。
恵比寿アズクリニックで使用しているマシンは、CO2レーザーの中でも照射経が小さく、小さなイボにもピンポイントで照射することが可能です。公式YouTubeでは、施術の流れなどを詳しく解説した動画を公開していますので、気になる方はぜひご覧ください。
「消す」は無理でも…シミを目立たなくする方法
セルフケアでシミを消すことはできませんが、これ以上シミを増やさないためには重要な要素です。また、丁寧にケアを続けることでシミの目立たない肌に整えることは可能です。
具体的なケア方法を紹介しますので、美容皮膚科での治療と並行して取り入れてみてください。
スキンケアでトーンアップ
スキンケアでシミ対策を行う場合、角質ケア・保湿・美白ケアの3つの要素が重要です。
①角質ケア
「角質ケア」とは、肌表面の古い角質を取り除くケアのこと。肌のターンオーバーを促進することでメラニン色素の排出が促され、シミ予防につながります。
ピーリング成分などを配合した化粧品を使うと良いでしょう。
おすすめアイテム|ゼオスキンヘルス バランサートナー
肌のpHバランスに着目した化粧水です。グリコール酸が古い角質を柔らかくし、美容成分の浸透をサポート。ターンオーバーを正常化させ、きめ細かい肌に導きます。特にニキビが気になる方や脂性肌の方におすすめですが、ヒアルロン酸Naをはじめとする保湿成分も配合しているため乾燥肌の方にも使いやすいですよ。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
②保湿
肌が乾燥するとバリア機能が乱れ、外部刺激の影響を受けやすくなります。そうすると、肌を守るためにメラニン色素がたくさん生成され、シミができやすい状態になってしまうのです。
常にうるおいに満ちた肌でいることは、シミの原因を断つ意味でとても大切ですよ。
おすすめアイテム|レカルカ ブライトリーモイストシャインミスト
メイクの上からも使用できるスプレータイプの化粧水です。
角質層にうるおいを与えるEGFと2種のペプチドを配合。いつでも保湿ケアができるため、日中ケアや、秋冬の乾燥対策として持ち歩くのがオススメです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております。
③美白ケア
美白成分が含まれた化粧品を使用して、シミやソバカスに直接アプローチすることで、既存のシミを目立たなくしたり、新たなシミの形成を防いだりすることが可能です。
美白に特化したブランドのライン使いが効果的ですが、とりあえず1アイテムだけ試してみたいという方は、美容液を取り入れるのがオススメです。
美白化粧品を使用したケア方法は、継続して使用することで美白効果が徐々に表れるため、長期間根気よくケアを続けることが重要ですよ。
おすすめアイテム|プルエスト OGハイドレーティングセラムRプラス
有効成分ナイアシンアミドを配合した薬用美容液です。ナイアシンアミドは色素沈着を抑制しシミ・そばかすを予防するのと同時に、コラーゲンの生成を促しシワを改善させる効果も期待できます。
また保水力に優れた独自のハイドロジェルがベースになっているため保湿効果も高く、土台から肌を整えることが可能です。さまざまな肌悩みにアプローチできるビタミンC誘導体も配合しており、トータルなエイジングケアがしたいという方や、乾燥肌の方には特におすすめです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
医薬品・サプリでインナーケア
ドラッグストアなどで手に入る市販薬も、シミのケアに効果的です。シミができる原因となるメラニンの生成を防ぐL-システインやアスコルビン酸(ビタミンC )を含んだ製品を探してみましょう。
ただし、医薬品といっても短期間で劇的な改善が見込めるものではありませんので、2~3か月を目安に続けてみてください。
また、より効果を実感したい場合は、美容皮膚科で処方される内服薬や、医療専売サプリメントを活用するのがおすすめです。
美容施術やスキンケアと並行して飲用することで、体の内外両面からシミ対策を行うことができるため、効果の実感が早まることが期待できます。
おすすめサプリメント|ワカサプリ高濃度VC3000
1包に3,000mgのビタミンCを配合したサプリメントです。賦形剤や着色料、甘味料などを極力排除することで、ビタミンC含有率96.7%を実現。純粋なビタミンCを摂取することができます。
水やジュースなど飲み物に混ぜて飲む粉末タイプのため、飲みやすいのもポイントです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
紫外線対策でシミを防ぐ
シミを新たに作らないためには、年間を通して日焼け止めを利用することが重要です。「日焼け止めは夏しか塗らない」「くもりの日は紫外線対策をサボりがち」という方は要注意!
紫外線は天気や季節を問わず降り注いでいますので、日常生活でのちょっとした外出にもUVカット対策を怠らないようにしましょう。
日焼け止め選びの一つの指標として、SPF値やPA値があります。
SPF | 紫外線B波を防ぐ指標 紫外線B波は波長が短く、肌が赤くなるサンバーンの原因となる |
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PA | 紫外線A波を防ぐ指標 紫外線A波は波長が長く、肌の奥深くまで到達する |
日常使いでは、最低限「SPF10/PA+」以上であれば、ある程度紫外線を防ぐことができま。ただし天気次第で紫外線が強くなることもあるため「APF50/PA+++」程度のアイテムは常備しておくと安心です。
さらに真夏や、長時間炎天下にいる日などは「APF50+/PA++++」の日焼け止めを塗るようにしましょう。
塗り漏れがないようムラなく塗り広げ、こまめに塗り直すことも大切ですよ。
おすすめアイテム|ナビジョンDR TAホワイトプロテクトUV
紫外線カット効果:SPF50/PA+++美白有効成分としてトラネキサム酸と4MSK、さらに抗炎症作用のあるグリチルリチン酸2Kを配合した薬用日焼け止め乳液です。紫外線から肌を守るのと同時に、メラニンの生成をおさえシミ・ソバカスを防ぐ効果があります。
伸びが良く、乾燥しにくいのも嬉しいポイントです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
まとめ
「シミを消して若々しい肌にしたい」と考えているなら、まずは美容皮膚科でカウンセリングを受けてみましょう。美容医療ならではの施術を受けることで、着実にシミを目立たなくすることができるはずです。
同時に自宅でのセルフケアも重要。健康的な生活習慣を心がけながら、スキンケアやインナーケアでシミ対策をしていきましょう!