前髪をすっきり上げたヘアスタイルや大人っぽいセンター分けをしたいのに「おでこのシワ」が気になってチャレンジできない…そんな密かな悩みを抱えている人は多いものです。
おでこは面積が広い分、シワが深くなると目立ってしまい、一気に老けた印象にみられてしまいがち。早めに手を打っていきましょう。
シワが深く刻まれてしまったら、美容皮膚科で施術を受けるのが近道です。そこで今回は、一気に若々しい印象を取り戻せる「おでこのシワ」改善におすすめの施術や、予防に役立つ情報をご紹介していきます。
この記事のポイント
おでこのシワを改善する施術
おでこのシワは、長年の表情の癖により深く刻まれている場合もあり、セルフケアでの改善が難しいエリアのひとつ。確実な効果を求めるなら、美容皮膚科でシワ治療の施術を受けるのが近道です。
まずはおでこのシワに効果的な施術を紹介します。
ボトックス注射
ボトックス注射は、ボトックス製剤を筋肉に注入することで動きを抑制する施術で、表情筋が原因となる”表情ジワ”の予防・改善に効果的です。
おでこのシワが気になる場合には、横ジワの原因となっている前頭筋に対して注射を行います。前頭筋の過緊張が改善され、シワのできにくい状態にすることが可能です。
一度の施術で4か月程度効果が持続し、ダウンタイムもほとんどないため、シワの予防・改善のために定期的に受ける人の多い人気の施術です。稀に注入部に内出血が出る場合がありますが、長くても10日程度で目立たなくなる場合がほとんどです。
ただし前頭筋が過度に働いている人の中には、眼瞼下垂の症状を合併しているケースも多いため注意が必要です。
眼瞼下垂とは、まぶたを上げる筋肉の衰えなどにより目が開けにくくなる疾患で、弱くなった筋肉に代わり無意識に前頭筋を使って目を開けている場合があります。そのような人の前頭筋にボトックスを打つと、一層目が開けにくくなる恐れがあるのです。
眼瞼下垂の症状がある人に額ボトックスを打つ場合、目の開閉に支障をきたさないようマイクロボトックスという手法を採用するケースが多いです。これは表面の筋繊維のみに浅く注射する方法で、深く注入するより改善度は弱まりますが、ある程度筋力を維持しながらシワを軽減することができます。
筋肉量や仕上がり具合の希望により、製剤の量や打ち方を調整する必要があるため、カウンセリングや診察を丁寧に行ってくれるクリニックを選びましょう。
恵比寿アズクリニックの額ボトックスでは、厚生労働省から製造・販売の認可を受けているアラガン社のボトックスビスタ®を使用しています。公式YouTubeでは他の部位への効果も含め解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
▶ボトックス注射詳細 https://az-clinic.tokyo/btox/
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入はその名の通り、体内に元々存在するヒアルロン酸を肌に直接注入する施術です。
額に施術する場合、製剤の粘度によって仕上がりが変わってきます。
柔らかい製剤 | 肌の乾燥や小ジワの改善 |
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中程度の製剤 | 表情ジワなど、やや深いシワの改善 |
硬めの製剤 | 額の形を整え、丸く若々しいシルエットに |
骨格や肌の状態にあわせて幅広い施術ができる点がヒアルロン酸注入の魅力です。また施術時間が短くダウンタイムもほとんどないため、日常生活にすぐ戻れるところも嬉しいですね。
恵比寿アズクリニックでは、厚生労働省の承認を受けているアラガン社のジュビダームビスタ®シリーズを導入しています。なめらかで皮膚の組織になじみやすいため、自然な仕上がりにできるのが特徴です。公式YouTubeでヒアルロン酸のさまざまな効果について解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
▶ヒアルロン酸注入詳細 https://az-clinic.tokyo/hyaluronic/
サーモン注射
サーモン注射とは、サーモンDNAから抽出されるポリヌクレオチドを主体とした製剤を、肌に直接注入する美肌治療です。
ポリヌクレオチドには真皮層の線維芽細胞に働きかけ、皮膚の水分保持やハリの醸成に関わるコラーゲンやエラスチンなどの生成を促す作用があります。そのため乾燥による小ジワや開き毛穴の改善に効果的です。
恵比寿アズクリニックでは「シルク肌注射」という施術名で提供しており、ルクセンブルクのMD Skin Solutions社が開発しEC承認も受けているプルリアルシルクとプルリアルデンシファイの2つの製剤からお選びいただけます。
プルリアルシルクでの施術の場合には、ごく少量のボトックスを混ぜ、より効果的にシワを改善させることも可能です。
サーモンアレルギーの人は受けられない点がデメリットですが、他の肌育注射と比べ痛みやダウンタイムが軽い場合が多く、アズクリニックでも人気の施術です。
▶シルク肌注射詳細 https://az-clinic.tokyo/silk/
HIFU(ハイフ)
ハイフは、超音波の力を使い切らずにたるみやしわを改善する施術です。
特定の深さの皮膚層に超音波エネルギーを集中させ、コラーゲンの再生を促して肌の引き締めとリフトアップを実現します。顔全体のたるみはもちろん、額や目元の小じわ、ほうれい線などの改善にも効果的です。
ただしピンポイントなシワ改善するよりも顔全体のリフトアップを得意とする施術のため、おでこのシワをメインに改善したい場合には、ボトックスやヒアルロン酸との併用をお勧めします。
アズクリニックで使用している「ウルトラフォーマーMPT」というハイフ治療器は、2つの照射モードを使い分けることにより痛みを抑えながら治療することが可能です。
またハイフによる神経損傷等を防ぐため、危険領域を避け、医師の診察に基づいて安全に施術を行っております。
ポテンツァ
ポテンツァは、高周波(RF)のエネルギーを活用した美容施術です。チップをカスタマイズすることで、さまざまな肌悩みに応じた治療が可能となります。
中でもおでこのシワに効果的なのが、ドラッグデリバリーシステムを備えたCPチップと、たるみ改善に有効なダイヤモンドチップです。
CPチップには細かい針がついており、肌表面に細かい穴をあけることで肌の再生を促します。同時に針先から高周波(RF)のエネルギーを送ることができ、コラーゲン生成を促進させるのが特徴です。
これだけでも小ジワ改善に効果的ですが、さらに独自のドラッグデリバリーシステムにより、薬剤の有効成分を効率的に真皮に届けることができます。薬剤にはさまざまな種類がありますが、乾燥小ジワにはペップビューがおすすめです。塗るボトックスと呼ばれるアルジルリンをはじめ、7つの豊富な成長因子と15種類の高機能ペプチドが含まれており、透明感とハリのある肌をもたらしてくれます。
施術中は針を刺す痛みがあるほか、施術後も人によっては3~4日程度火照り感などが続くことがありますが、RFの熱エネルギーで施術しながら止血が行えるため、一般的なニードル治療よりもダウンタイムが短い傾向があります。
一方ダイヤモンドチップには針がなく、施術中の痛みやダウンタイムはほとんどありません。
2種類の高周波を同時に照射することで、たるみを引き上げます。
ハイフと比べ皮膚の浅い層にアプローチする施術のため、皮膚のたるみや乾燥を原因とするシワに対してより効果が得られます。肌のハリを改善し、ツヤのある肌に導いてくれますよ。また神経損傷のリスクがなく、ハイフでは施術できない部分までしっかり照射することができるのもメリットです。
ただしこちらも顔全体のハリを高める作用が強いため、おでこのシワをピンポイントで改善したい場合には、ボトックスやヒアルロン酸と合わせて行うのがおすすめです。
▶ポテンツァ詳細 https://az-clinic.tokyo/potenza/
おでこのシワの原因
そもそもおでこのシワはどうしてできるのでしょうか。
シワがこれ以上深くならないために、原因を理解しておきましょう。
表情の癖
おでこのシワの最も大きな原因は、表情や姿勢の癖、言い換えると筋肉の癖です。
特定の表情筋を頻繁に使っていると、そのたびに皮膚が織り込まれ、折り目がいずれ深いシワとなっていきます。額のシワの原因となる前頭筋は上下方向に伸縮するため、横方向のシワができるのです。
前頭筋は表情筋の中でも大きな筋肉のため、目の開閉や眉毛を動かす際などに無意識に使っていることも多く、知らず知らずのうちに横ジワが刻まれている場合もあります。
目を大きく見開く癖がある人、眉間を寄せがちな人、長時間スマートフォンを同じ姿勢で見るのが習慣になっている人などは特に注意が必要です。
紫外線
「光老化」という言葉の通り、紫外線は肌の老化を加速させる1番の要因と言っても過言ではありません。肌表面を刺激してシミ・くすみの原因となるだけでなく、肌の深部でハリや弾力を保っているコラーゲンやエラスチンにダメージを与え、シワやたるみを引き起こします。
特におでこは顔の中でも日差しが当たりやすく、紫外線の影響を受けやすい部位です。また紫外線は季節や天気を問わず降り注いでいますので「日焼け止めは夏しか塗っていない」という人は、知らず知らずに肌の老化が進んでいるかもしれません。
乾燥
肌が乾燥すると角質層のバリア機能がうまく働かず、紫外線などの外部刺激によるダメージを受けやすくなってしまいます。肌のキメが乱れ、ハリもなくなってくるため、細かいシワができやすい状態になるのです。
おでこは皮脂が出やすく、ベタつきを気にして保湿ケアを軽めに済ませる人もいますが「実は肌の内部は乾燥している」ということも。頻繁に自己流のピーリングケアなどを行い余計に乾燥してしまう悪循環に陥ることもありますので、正しいスキンケアに立ち返り、中でも保湿をしっかり行うことが大切です。
おでこのシワをお家で予防!今日からできるセルフケア
おでこのシワをこれ以上増やさないために、日ごろから気をつけたいポイントがあります。
すでにシワが気になっている人はもちろん、まだシワは刻まれていない人も、予防としてぜひ取り入れてみてください!
紫外線対策を徹底する
おでこのシワに限らず、肌全体の若々しさを保つためには最も重要なポイントです。
・季節を問わず毎日日焼け止めを塗る
・朝日焼け止めを塗ったら、昼頃に塗り直す
・屋外でのレジャー時などはより頻繁に塗り直しを行う
・UVカット効果の高い日傘や帽子でしっかりガード
・日焼けしてしまったら保湿&美白化粧品でケア
・ビタミンCサプリでインナーケア
この習慣をつけるだけで、肌へのダメージを大幅に減らすことができますよ。
おすすめアイテム|レカルカ フレグランスUVカットスプレー
出典:レカルカ公式サイト
価格(税込): 2,530円/60g
紫外線カット効果:SPF50+/PA++++
国内最高値の紫外線カット効果を持つスプレータイプの日焼け止めで、顔や身体はもちろん髪にも使用できます。
粒子が細かく、メイクの上から吹きかけても化粧崩れを起こしません。手軽なお直し用アイテムとして非常にオススメです。
またフラーレンやビタミンCなどの潤い成分もたっぷり配合しており、UVケアと同時にスキンケアまでできる優秀アイテムです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
保湿を行う
肌のバリア機能を高めるために、保湿ケアをしっかり行いましょう。セラミド、ヒアルロン酸、ペプチドなどの成分が保湿に効果的です。
皮脂のベタつきが気になる場合は、軽めのテクスチャーの化粧水や乳液を使うと良いですよ。
同時に、シワ改善効果のある成分を配合したアイテムを取り入れるのもおすすめです。シワ改善に効果的な成分として認可を受けているものは次の3つです。
レチノール | ターンオーバーを促しコラーゲン生成をサポートする |
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ナイアシンアミド | 真皮に働きかけコラーゲンの生成を促す |
ニールワン | コラーゲンの分解を防ぐ |
保湿効果とシワ改善効果を兼ね備えたアイテムを使うことで、肌のハリツヤを高め、シワのできにくい状態にしていくことができます。
おすすめアイテム|プルエスト OGハイドレーティングセラムR+
出典:プルエスト公式サイト
価格:3,553円(税込)/30ml
有効成分ナイアシンアミドを配合した薬用美容液です。ナイアシンアミドは色素沈着を抑制しシミ・そばかすを予防するのと同時に、コラーゲンの生成を促しシワを改善させる効果も期待できます。
また保水力に優れた独自のハイドロジェルがベースになっているため保湿効果も高く、土台から肌を整えることが可能です。さまざまな肌悩みにアプローチできるビタミンC誘導体も配合しており、トータルなエイジングケアがしたいという方や、乾燥肌の方には特におすすめです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
肌にやさしいスキンケアを意識する
丁寧にスキンケアをしていても、肌に合わないアイテムを使い続けていては逆効果になりかねません。シワの予防・改善は長期戦。できるだけ低刺激で、長く使い続けられるアイテムを選ぶことも重要です。
肌に刺激となりやすい成分としては、アルコール(エタノール)、紫外線吸収剤、合成界面活性剤などがあります。これらが必ずしも肌に悪いわけではありませんが、敏感肌や乾燥肌の人は特に影響を受けやすいため、慎重にアイテムを選びましょう。
また、スキンケアで肌に触れる際は必ず「やさしく触れる」ことを意識し、過度に擦ることのないよう気をつけましょう。
肌を擦ると必要な角質が剥がれてしまい、バリア機能の低下につながります。またシミ・たるみの原因にもなりますので、クレンジング・洗顔や、ベースメイクを塗り伸ばす際などに強く擦る癖のある方は今すぐ見直してください。
ストレスを溜めない
疲れているときや仕事に集中しているとき、無意識に表情がこわばってはいませんか?
表情筋が過度に収縮した状態が続くと、険しい表情が癖づいてしまい、表情ジワにつながります。仕事中などどうしても表情まで意識がむかないときもあるかもしれませんが、適度に休憩をとったり、疲れを溜めこまないようにしたりといったストレスケアは、実は大切なポイントなのです。
またストレスが溜まると血行不良や睡眠不足などにつながり、肌のターンオーバーが乱れる原因にもなります。
現代社会でストレスなく過ごすことは難しいですが、軽い運動や趣味、家族・友人とのコミュニケーションなど、ご自身にあった方法でうまく解消できると良いですね。
まとめ
おでこのシワが改善されると一気に若々しい印象になります。新しい髪型に挑戦するきっかけになるなど、より前向きな気持ちになれるかもしれません。深いシワに悩んでいる人は、一度美容皮膚科のクリニックで相談してみてください。
また生活習慣の改善や丁寧なスキンケアで、小じわなどはある程度の改善が見込めます。深刻化する前に早めにお手入れを始めるのも大切ですよ。