「ふと鏡を覗いたときに、ほうれい線が目立って見える…」そんな経験はありませんか?
ほうれい線が目立つと、どんなに若くても老けて見えがち。若々しさの大敵ですよね。
今回は、そんな悩みの種であるほうれい線の原因と、目立たなくするための方法を紹介します。
いつまでも若々しい笑顔を保ち続けるために、正しい予防法と対策法を一緒にチェックしていきましょう。
この記事のポイント
- ほうれい線の主な原因がわかる
- 原因別のほうれい線セルフケア方法がわかる
- 原因別のほうれい線改善治療がわかる
ほうれい線の主な原因

ほうれい線が目立つのには、さまざまな要因が関係しています。
適切なケアをするために、まずは自分が当てはまるのはどれなのか確認してみましょう。
原因①皮膚のたるみ
ほうれい線を目立たせる最大の要因は、加齢によって生じる皮膚たるみです。
年を重ねると、皮膚の真皮層に存在するコラーゲンやエラスチンなどの組織が減少することがわかっています。これらには肌の弾力やハリ、うるおいを保つ役割があり、これらが減少することで皮膚がたるみやすくなるのです。
原因②脂肪のたるみ
頬に脂肪が蓄積すると、重みで頬が下がりやすくなり、結果としてほうれい線ができることがあります。脂肪のたるみも皮膚たるみと同じく加齢とともに起きやすくなりますが、骨格や脂肪量によっては若いうちから目立つ方もいます。
かと言って、脂肪を減らすために無理なダイエットを行うと、急激に脂肪のボリュームがなくなることで皮膚が余り、逆に皮膚たるみによるほうれい線が目立ってしまうケースもあるため注意が必要です。
原因③表情筋の衰え
現代社会では、表情筋をあまり使わずに過ごす人が増えていると言われています。硬いものをしっかり噛んで食べる機会の減少や、スマホの長時間利用などがその一因です。
表情筋が衰えると顔の土台からたるみやすくなり、結果としてほうれい線が目立ってしまいます。若い世代でほうれい線が目立ち始めている人は、表情筋の衰えが大きなよういんかもしれません。
原因④乾燥
間違ったスキンケアや紫外線などによる肌乾燥も、ほうれい線を深くする原因となります。
肌にダメージが加わると、角質層が担うバリア機能が乱れ、乾燥を招きます。すると、乾燥が元となって口まわりに小さなシワができ、やがてほうれい線へと進行してしまうことも。
正しいスキンケアや生活習慣の改善により、肌質を整えることが大切です。
原因⑤骨格の影響
顔の形状、特に頬骨が高い人や鼻横の骨が低い人は、若いうちからほうれい線が目立つ傾向にあります。また加齢とともに骨が萎縮しボリュームが減ることも、ほうれい線の目立ちにつながります。
このようなケースではセルフケアでの改善が難しく、美容医療の施術などを受けるのが望ましいでしょう。
原因⑥むくみ
長時間の座り仕事、不規則な食生活、過度な飲酒・喫煙といった習慣は、血流を悪化させ顔のむくみを引き起こします。
むくみとは、血液やリンパの流れが悪くなり、不要な老廃物が体内に溜まる状態です。このような状態が続くと顔の輪郭がぼやけ、重力の影響で頬が下がり、結果としてほうれい線ができてしまうのです。
またスマートフォンの利用による猫背姿勢やストレートネックなども、むくみの原因となります。
正しい姿勢を心がけることが大切です。
原因別ほうれい線対策|セルフケア編

ほうれい線がすでに形成されてしまったら、自力で改善するのは非常に困難です。
しかし適切なスキンケアを行えば、ほうれい線を目立たなくしたり、それ以上の深化を防いだりすることは可能です。原因別にできることをご紹介しますので、ぜひ毎日のケアとして取り入れてみてください。
皮膚たるみタイプのセルフケア
皮膚のたるみが気になる人は、スキンケアで肌のコラーゲン産生を促す成分を取り入れましょう。代表的な成分には、レチノールやビタミンC誘導体があります。
毎日使うことで肌にハリをもたらし、たるみにくい状態に整えることができるでしょう。しっかり対策するなら、医療専売のスキンケアアイテムを使うのもオススメですよ。
ジャンマリーニ シエスタフェイスセラム
肌のハリ・ツヤを高めたいときに使ってみてほしいアイテムです。
肌に素早く浸透する脂溶性ビタミンCと、筋肉を収縮させてシワを改善するDMAEを主軸に、抗酸化作用の高いビタミンEや保湿に働くヒアルロン酸など、エイジングケアに役立つ成分が豊富に配合されています。
小ジワが増えてきた人、毛穴の開きが気になる人、肌を引き締めたい人にオススメです。
「セラム」と名はついていますが、化粧水のようにサラサラとした使用感なので、洗顔後すぐに塗ると良いですよ
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
脂肪たるみタイプのセルフケア
脂肪のたるみが気になる場合、当然脂肪のボリュームを低減させることがほうれい線予防につながります。しかし、過度な食事制限を伴うダイエットは皮膚たるみの原因になるだけでなく、肌の栄養が不足し肌荒れなどを引き起こすリスクもあります。
大切なのは、無理なく時間をかけて脂肪を落とすこと。有酸素運動やストレッチなどの運動習慣を取り入れ、少しずつ体質を改善していきましょう。
食事面では過度に量を減らすことはせず、タンパク質やビタミン類など肌に必要な栄養をしっかり摂ることを心がけてください。
脂質や糖質の摂りすぎは厳禁ですが、全く食べないのも良くありません。ストレスを貯めるのも美肌にはマイナスですので、適度に楽しめると良いですね。
表情筋・むくみタイプのセルフケア
表情筋の衰えやむくみが気になる場合には、「舌回し体操」や「顔ヨガ」など表情筋を鍛えるエクササイズを取り入れるのが効果的。表情を大きく動かすことで表情筋に負荷をかけ、鍛えることが可能です。また血行が促されることでむくみの解消にもつながります。
特に「舌回し体操」は簡単なのでオススメです。
・口を閉じた状態で、舌を歯の表面に沿わせながら、左回りに20回ゆっくり回す
・右回りにも同じく20回舌を回す
・この動きを1日3セット行う
また、むくみ解消にはマッサージも効果的です。血液やリンパの流れを改善することで、栄養を行き渡らせ、老廃物の排出を助けることができます。
ただし、強すぎる力でのマッサージは肌に余計なダメージを与えてしまい逆効果。お風呂上りや洗顔後の肌が柔らかい時に、マッサージクリームやオイルを使用して、優しく肌を労わるように行いましょう。
乾燥タイプのセルフケア
肌が乾燥している人は、角質層が担うバリア機能が低下していることが多いです。バリア機能が乱れると、紫外線や細菌などによる外部刺激を受けやすくなり、さらなる肌の乾燥を招く悪循環が起きかねません。
根本的に改善するためには、高保湿かつ低刺激なスキンケアアイテムを使い、毎日しっかり保湿ケアを行うことが重要。夜はもちろん、朝のメイク前も欠かさずクリームや乳液で保湿しましょう。
メイク前にベタつきが気になる場合には、保湿後に少し時間をおいてからティッシュオフすると良いですよ。
プルエスト RFハイドレーティングクリームR
ヒト型セラミドをはじめ、ヒアルロン酸・マンニトール・スクワラン・PDRN・アルジルリンなど、保湿やエイジングケアに効果的な成分を豊富に配合したクリームです。肌のバリア機能をサポートし、乾燥からお肌を守る心強い味方になってくれます。
伸びが良くみずみずしいテクスチャーで、低刺激なため敏感肌の方にも使いやすいですよ。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
全タイプ共通のほうれい線対策
全ての人に意識してほしいのが、紫外線対策です。紫外線は肌の弾力を失わせ、乾燥やたるみの原因となります。さらにシミ・くすみにもつながるため、若々しい肌の大敵なのです。
家から出ない日や曇りの日であっても、紫外線は皮膚に届いています。毎朝の洗顔後に日焼け止めを使用する習慣を身につけましょう。
また外出時に限らず、日中は定期的に日焼け止めの塗り直しを心がけることが大切です。
このひと手間が、長い目で見ると肌の若々しさを保つ鍵となります。
さらにスキンケアの際の摩擦なども皮膚たるみの原因となります。スキンケアは強い力を使わず、やさしく行うことを心がけてくださいね。
生活面では、睡眠のリズムと食生活を整えることが重要。特に睡眠は肌のターンオーバーと密接に関わっており、良質な睡眠を十分な時間とることは美肌の基本と言われています。忙しい生活の中ではなかなか難しいかもしれませんが、できるだけ毎日7時間程度は睡眠時間を確保できると良いですね。
食事は、タンパク質、ビタミン類、鉄分など、肌の細胞に不可欠な栄養素をバランス良く摂るよう意識しましょう。十分に摂れない場合には、サプリメントを活用するのもオススメの方法です。
原因別ほうれい線対策|美容医療編
早く確実に効果を出したい場合、美容皮膚科でのリフトアップ施術を受けることもおすすめです。さまざまなアプローチ方法があり、原因に応じて適切に施術を選ぶことが大切です。
ここでは、恵比寿アズクリニックで受けられる施術の中から、ほうれい線改善に効果的なものをご紹介します。
糸リフト
適応タイプ:皮膚たるみ・脂肪たるみ

糸リフトとは、医療用の特殊な糸を顔の皮下組織に挿入し、たるみを根本から引き上げるリフトアップ治療です。頬のたるみを改善させることで、ほうれい線を薄くする効果が期待できます。
また、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を自然に回復させる効果も期待できます。
最新の糸リフトはメスを使用せずに施術ができ、最短30分で施術が完了。その即効性とダウンタイムの短さで、忙しい方にも人気の高い治療となっています。
ヒアルロン酸注入
適応タイプ:皮膚たるみ・乾燥・骨格

ヒアルロン酸注入は、体内に元々存在するヒアルロン酸を補うことで、シワやたるみを目立たなくする治療です。
ほうれい線が気になる方におすすめなのが、こめかみや頬の下など、加齢とともにボリュームが失われがちな部位に注入すること。顔全体を引き上げることでほうれい線を目立たなくさせることができ、ほうれい線だけにヒアルロン酸を注入するよりも自然な仕上がりにできますよ。
また柔らかいヒアルロン酸製剤を皮膚に浅く打ち込むことで、乾燥肌の改善効果も期待できます。
施術時間が短く、ダウンタイムもほとんどないため、日常生活にすぐ戻れるのも大きな魅力です。
ハイフ
適応タイプ:脂肪たるみ

ハイフは超音波の力を使い、切らずにたるみやしわを改善する美容治療です。特定の深さの皮膚層に超音波エネルギーを集中させ、コラーゲンの再生を促して肌の引き締めとリフトアップを実現します。
アズクリニックで使用している「ウルトラフォーマーMPT」というハイフ治療器は、2つの照射モードを使い分けることにより、痛みを抑えながら治療することが可能です。
糸リフトやヒアルロン酸注入との組み合わせ治療もおすすめです。
ザーフ
適応タイプ:皮膚たるみ・脂肪たるみ・むくみ・乾燥

ザーフは高周波(RF)の熱エネルギーを活用したたるみ治療機です。2つの波長の高周波を同時に照射する世界初のマシンで、真皮層から脂肪深層にまでアプローチすることができます。
脂肪や皮膚の引き締めに加え、熱ダメージからの回復過程でコラーゲン産生作用も期待でき、肌の保水力を高めることにもつながります。
脂肪の厚みが気になる人は、ハイフとの組み合わせ治療もオススメです。
ポテンツァダイヤモンド
適応タイプ:皮膚たるみ・むくみ・乾燥

ポテンツァもザーフと同じく高周波を活用したマシンで、チップをカスタマイズすることで幅広い肌悩みに応じた治療が可能となります。
「ポテンツァダイヤモンド」は針のないダイヤモンドチップを使った施術で、施術中の痛みやダウンタイムはほとんどありません。
ザーフよりも皮膚の浅い層へのアプローチを得意としているため、皮膚たるみが気になる人や痛みに弱い人にオススメの施術となります。
ショッピングリフト
適応タイプ:皮膚たるみ・乾燥

ショッピングリフトは、いわゆる”糸リフト”とは異なり2.5~4cm程度の細い糸を40~100本ほど皮膚に挿入する施術です。その刺激によって組織の再生を促し、肌のハリ・弾力を高めることにつながるのです。
糸リフトのように顔全体の強いたるみを引き上げる力はありませんが、たるみの気になる部位をピンポイントで改善するのに向いています。
施術した直後に買い物に行けるような手軽さから名づけられており、腫れや内出血が少ないことが特徴です。
▶ショッピングリフト詳細 https://az-clinic.tokyo/shoppinglift/
まとめ
老けて見える大きな原因となるほうれい線も、日々のちょっとした心がけと努力で予防や改善が可能。
ほうれい線を作らないために、また、できてしまったほうれい線を目立たなくするためにも、早めの対策と継続的なケアが重要です。
ふっくらとした若々しい頬を保つために、今日からできることを少しずつ始めてみましょう。

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