ほうれい線が目立って悩んでいる人は多いと思います。そんなとき、美容クリニックで受けられる「ヒアルロン酸注入」が改善に役立ちます。
この記事では、ほうれい線改善を目的としたヒアルロン酸注入について、効果・リスク・費用など詳しく解説します。若々しい印象を求める皆さん、ぜひ参考にしてください!
この記事のポイント
- ヒアルロン酸注入の基礎知識がわかる
- ほうれい線がどのように改善されるかがわかる
- クリニックの選び方のポイントがわかる
ほうれい線に対するヒアルロン酸注入の効果
そもそもヒアルロン酸注入とは、皮膚の下にヒアルロン酸という成分を注射で注入することで、シワやたるみを改善する治療法です。
まずは、そんなヒアルロン酸注入の効果についてご紹介します。
ヒアルロン酸注入の施術
ほうれい線に限らず、ヒアルロン酸注入の施術では、ヒアルロン酸製剤を真皮や皮下や骨の上に直接注入します。主にシワ改善やリフトアップを目的に行われ、注入部位や求める効果によって、ヒアルロン酸製剤の種類や硬さを変えるのが一般的です。
外科手術のような大がかりな処置ではないため、施術時間も短く、身体への負担も少ないことから、気軽なアンチエイジング施術として人気です。
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分なので、安全性が高く、アレルギーの心配も少ないのが特徴です。
また注入後に満足いかない場合や不自然に感じた場合には、専用の薬剤を用いてヒアルロン酸を溶かすこともできます。
どんな効果が得られる?
注入方法によりさまざまな効果が得られるヒアルロン酸注入ですが、中でも代表的なものが、ほうれい線をはじめとするシワの改善です。気になるシワに直接ヒアルロン酸を注入することで、真皮から肌を持ち上げ、目立たなくすることが可能です。
また肌が内側からふっくらとするため、年齢とともに失われがちなハリも戻ります。
保湿成分としても知られるヒアルロン酸は、肌の潤いを保ちつつ肌質を整えてくれるため、若返ったような美肌効果をもたらします。
ほうれい線改善におけるヒアルロン酸の注入方法
ヒアルロン酸注入を行うと、化粧品だけでは追いつけない肌の老化にブレーキをかけることができます。中でも「ほうれい線」を改善したい場合には、主に4パターンの注入方法があります。詳しく見ていきましょう。
①ほうれい線に直接ヒアルロン酸を注入する方法
深くはっきりとしてしまったほうれい線に注射し、ヒアルロン酸で溝を浅くすることで、ほうれい線を目立たなくする方法です。直接注入することで大きな効果が得やすく、即効性もあるのがメリットです。
ただしヒアルロン酸を入れすぎてしまうと、ほうれい線まわりがパンパンに張り、不自然な仕上がりとなってしまうことがあります。
②ヒアルロン酸で顔全体のボリュームを整える方法
顔の中でコケが目立つ部分などにヒアルロン酸を注入する方法です。
こめかみや頬などは、加齢に伴いボリューム不足になりがち。そうした部分にヒアルロン酸を入れることで顔全体の皮膚が持ち上がり、結果としてほうれい線を薄くする効果が得られます。
一見遠回りに見えるかもしれませんが、ほうれい線がナチュラルに改善すると同時に顔の輪郭も整うため、満足度が高い方法です。
③靭帯に注入する方法
頬骨付近にある靭帯(リガメント)にヒアルロン酸を注入し、強化するという方法もあります。
年齢とともに顔の靭帯が緩むと、皮膚や脂肪などの組織を支えきれず、顔全体のたるみにつながります。結果として、ほうれい線だけでなく、マリオネットラインやフェイスラインの緩みが発生し、年齢以上に老けた印象になってしまうことも。
そこで緩んだ靭帯の部分にヒアルロン酸を注入すると、靭帯を支えることになり、軽いリフトアップ効果を得ることができます。
たるみが軽減することで、自然とほうれい線が浅くなるのです。
④鼻翼部(鼻横の凹み)に注入する方法
いわゆる「貴族注射」と呼ばれる注入方法です。
鼻横が凹んだ骨格をしている人は、ほうれい線が深くなりやすい傾向にあります。若くしてほうれい線が目立つ場合は、特にこのケースが多いです。
そこで、凹みを埋めるようにヒアルロン酸を注入することで、ほうれい線を浅くすることにつながります。
失敗しない注入方法は?
4つの注入方法をご紹介しましたが、大切なのは骨格に合った注入方法を選択することと、1つの手法に偏らずバランスよく注入することです。
ありがちな失敗例としては、ほうれい線の部分だけに多量のヒアルロン酸を注入してしまい、パンパンに張った、いわゆる「ヒアル顔」になってしまうケース。ほうれい線は確かに目立たなくなりますが、顔全体で見るとちぐはぐな印象を与えてしまいがちです。
こうした失敗を避けるためにも、たるみの原因や骨格にフォーカスをあて、顔全体のバランスを整えるように注入する必要があります。より自然な仕上がりになるのはもちろん、結果としてヒアルロン酸の注入量が少量で済む場合もあるのです。
ヒアルロン酸注入の成功には、顔の骨格を適切に理解し、注入量を慎重に調整することが重要。信頼できるクリニックを選び、満足できる施術を受けられるようにしましょう。
ヒアルロン酸でほうれい線を改善するメリット
糸リフトやフェイスリフトなど他にもほうれい線を改善できる施術がある中、ヒアルロン酸注入にはどのようなメリットがあるのかご紹介します。
施術時間やダウンタイムが短く、身体への負担が軽い
ヒアルロン酸注入は、仕事帰りに施術を受けることも可能なほど施術時間が短く、かつダウンタイムも軽いのが大きなメリットです。
湯船に浸かっての入浴や飲酒、激しい運動は施術当日は避けなければなりませんが、それ以外であれば、施術直後から普段通りの生活を送ることが可能です。
副作用が少なく安全性が高い
ヒアルロン酸は元々、体内に存在する物質であるため、アレルギー反応のリスクが低く、安全に施術を受けられることが大きなメリットです。
注入されたヒアルロン酸は、数ヶ月をかけて自然に体に吸収されていくため、副作用の心配もほとんどありません。
施術から効果を感じるまでが早い
注入直後から効果が感じられる即効性が、ヒアルロン酸注入の最大のメリットとも言えます。
施術を受けながら鏡でその変化を確認できるクリニックも多く、理想通りの仕上がりにしやすい点も魅力です。
ヒアルロン酸でほうれい線を改善するデメリット
美容施術を受ける際は、そのデメリットやリスクを知っておく必要もあります。ヒアルロン酸注入のデメリットをまとめますので、施術を検討している人は参考にしてください。
繰り返し受ける必要がある
ヒアルロン酸を注入すると体内で自然と吸収されるため、永遠に留まることはありません。製剤にもよりますが、半年~1年程度で減少し始めると言われています。
持続的な効果を望む場合は、効果が薄れた頃に再度注入する必要があることを覚えておきましょう。
ただし、最近のヒアルロン酸製剤は長期間肌に留まるよう改良されたものも増えています。恵比寿アズクリニックで採用しているアラガン社のジュビダームビスタシリーズのヒアルロン酸製剤は、最長2年程度の持続性を実現しています。
注射による腫れや痛みが生じることがある
ヒアルロン酸の注入は注射器で行うため、注入部に内出血や赤み、腫れが出ることがあります。しかし切開を伴うフェイスリフトなどと比べると軽度と考えて良いでしょう。内出血は2週間程度残る場合がありますが、腫れや赤みは1週間以内に引くケースがほとんどです。
また痛みや異物感などが生じることもありますが、ヒアルロン酸がなじむ過程で徐々に落ち着いていきます。
合併症のリスクがある
非常に稀な事象ではありますが、皮膚の壊死という重篤な合併症が発生する恐れがあります。これは、注入したヒアルロン酸が血管を圧迫したり、血管内に詰まったりといった状況が長期間続くことで起こります。血管の位置をしっかりと把握し、適切な注射針を使用することで、ほとんどの場合は回避できますが、経験の浅い医師による施術などで起きてしまうことがあるのです。
施術を検討する際には、ホームページで医師の略歴を確認したり、診察時に不安点をしっかり相談したりと、施術を行う医師が信頼できるかどうかをしっかり確かめることが重要です。また、アフターケアまで手厚く行ってくれるクリニックを選ぶこともポイントですよ。
クリニック選びのポイント
初めてヒアルロン酸注入を受ける場合、どのクリニックを選ぶべきか迷ってしまいますよね。
最後に、クリニック選びの際に注目すべきポイントを2つ紹介します。
実績や料金体系が透明化されたクリニックを選ぶ
ヒアルロン酸注入をしてもらう美容クリニックを選ぶ際には、医師の実績がちゃんと公開されているか、そして万が一のトラブル時の対応策や保証が、明確に示されているかを事前に確認することが肝心です。
・料金設定が不透明、あるいは相場よりも極端に安い
・医師の経歴や実績が乏しい
・非現実的に長期的な効果を強調している
上記のような特徴のあるクリニックは、信頼性に欠ける可能性がありますので注意しましょう。
ネットの口コミだけに頼らない
インターネット上の口コミだけに頼るのは避け、個々の症例や体質、予算、求める効果に応じた丁寧なカウンセリングを行ってくれるクリニックを選ぶことも、美容皮膚科で安心して施術を受けるためのポイントとなります。
気になるクリニックがあれば、詳細をしっかり調べ上げ、気になることは事前にクリアにしておくようにしましょう。
▶恵比寿アズクリニックのヒアルロン酸注入 https://az-clinic.tokyo/hyaluronic/
まとめ
ほうれい線の解消にヒアルロン酸注入が有効であることがご理解いただけたかと思います。
ヒアルロン酸は安全性が高く、副作用も少ないですが、完全にリスクがないわけではありません。
この記事を参考に、リスクを含めて慎重に検討してください。
もし施術を受けることを決めたら、信頼できる医師のいるクリニックを選ぶことが何よりも重要です。