今さら聞けない「ポイントメイク落とし」の正しい使い方

ウォータープルーフのマスカラや、落ちにくいリップティント。頑固なポイントメイクを他の部分と同じクレンジング剤で一気に落としていませんか?
実はそれ、メイク残りや肌荒れの原因になっているかも!
美肌のコツは、メイク落としを使い分けること。ポイントメイク落とし(ポイントメイクリムーバー)を使うことで、肌に負担をかけず、すっきりとメイクオフすることができます。
今回はポイントメイク落としが必要な理由と正しい使い方を解説します。ぜひ参考にしてください!

 

この記事のポイント

  • ポイントメイク落としがマストな理由
  • ポイントメイク落としの正しい使い方と注意点
  • おすすめポイントメイク落とし3選

目次

ポイントメイク落としがマストな理由

まずはポイントメイク落としを使った方が良い理由について解説してきます。
普段ご自身が行っているクレンジングが美肌を遠ざけてしまっていないか、ぜひチェックしてみてください。

肌への負担を軽くする

肌に余計なストレスを与えないために、ポイントメイク落としはマストアイテムです。
濃いメイクをした日は、クレンジングをきちんとしないと肌トラブルの原因となります。かといって洗浄力の高いクレンジング剤を使用すれば肌の負担となってしまいますよね。
また目元や口元に使うメイク用品は、なるべく化粧崩れのないよう落ちにくい成分が使われていることもしばしば。そのため通常のクレンジング剤ではなかなか落とすことができず、ゴシゴシ擦ってしまいがちです。
「素早く」「やさしく」クレンジングを行うことは、肌の負担を減らすためには非常に重要で、それを叶えるのがポイントメイク落としなのです。

しっかり落として色素沈着を防ぐ

ポイントメイクとベースメイクを一気に落とすことは、色素沈着につながります。
通常のクレンジング剤はやさしく円を描くように肌になじませてメイクを浮かせるのが一般的ですが、このときに濃い色のメイクをしていると、その色素が肌に広がってしまうのです。
色素が肌に残ると、シミや肌荒れなどトラブルの原因になることも。そのため色の濃いメイクを肌に広げることなく落とすことができる、ポイントメイク落としが重要となってきます。

ポイント使いだからこそ!高いクレンジング力と低刺激性

ポイントメイク落としには、目元専用・口元専用と部位に合わせて作られているものが多くあります。
こうした専用タイプは、クレンジング力は強く保ちながらも、その部位にとって刺激が少なくなるように調整されています。
そのためしっかりメイクを落としながら部分的なケアもできてしまうという嬉しい特性があるのです。
これはポイントメイク落としだからこそのメリットですね。

ポイントメイク落としの正しい使い方

ここからはポイントメイク落としの基本的な使い方についてご紹介していきます。
正しい方法でポイントメイクを落とすことで、美肌に近づくことができますよ。

コットンにしっかり染み込ませる

ポイントメイク落としは目元・口元といった細かい部位に使うため、基本的には拭き取りで使用します。
皮膚が薄くデリケートな部位なので、肌に優しいコットンを選びましょう。
メーカーの推奨量を染み込ませればOKですが、わからない場合はコットンを強く持つと滴るくらいたっぷり染み込ませるのがおすすめです。
シートタイプのポイントメイク落としは便利ですが、シートが肌に合わず刺激に感じる方もいるため注意が必要です。

まぶたや唇にのせて待つ

ポイントメイク落としを染み込ませたコットンを、落としたい部位にあてましょう。
各アイテムに記載されている秒数に沿って時間をおきますが、特に指定がなければ数十秒~1分くらいを目安に待ってから、やさしく拭き取るようにします。
このとき規定の時間より長く置いてしまうと、コットンが乾いてガサガサになり肌を傷つけてしまいます。時間をかけるほどキレイに落ちるわけではないので、肌ストレスを軽減させるためにも長く置きすぎないようご注意ください。

まつ毛はやさしくつまんで引く

マスカラはなかなか落ちにくいメイクのひとつです。
コットンでまつ毛をはさむようにやさしくつまみ、10秒程度おきましょう。その後毛先に向かってやさしく指を引いて落とします。
マスカラ専用のアイテムを使用すれば、より簡単に落とすことができます。
クリームタイプやコームタイプなどがあるので、ご自身に合ったものを選んでみてください。

綿棒を使ってアイメイクをしっかり落とす

アイメイク全体を大まかに落とせたら、ポイントメイク落としをしっかり染み込ませた綿棒で細かい部分を落としていきます。
上まぶたのキワに残ったアイラインは、綿棒の先端を使って優しく拭き取りましょう。
目尻にもアイラインやアイシャドウの粉が溜まってしまうことがあるので、なでるようなタッチでオフします。

マスカラが残っていたら、まつ毛を下からコットンで押さえ、上から綿棒でやさしくなでるようにするときれいに落とすことができますよ。
このときの注意点は、メイク落としが目に入らないようにすることです。ポイントメイク専用の商品は刺激が強い場合も多いため、目に入ると炎症を起こしてしまう恐れもあります。
また綿棒が汚れてきたら、こまめに新しいものに替えることも大切です。

使用時の注意点

メリットの多いポイントメイク落としですが、間違った使い方をすれば逆に肌荒れの原因となってしまいます。覚えておいてほしい注意点を4つ紹介しますので、必ず守ってくださいね。

専用タイプは使いまわさない

ここまで触れてきたように、ポイントメイク落としには目元専用・口元専用・まつ毛専用などの専用タイプが存在します。これらは他の部位に使いまわさないよう気を付けましょう。
特に目元用のものを口元に使ってしまうと、唇が荒れる原因となります。
目元・口元兼用のものもありますが、コットンは使いまわさずその都度交換するようにしてください。

肌全体には使わない

ポイントメイク落としは濃いメイクを落とせるだけの洗浄力があるため、肌全体に使ってしまうと刺激が強すぎる場合があります。肌全体には使わないようにしましょう。
また目元や口元であっても、軽めのメイクの日は必要ない場合も。そんなときは通常のクレンジング剤を使い、ご紹介したようにコットンや綿棒で落とすと良いでしょう。

肌に合わないと感じたらすぐに使うのをやめる

敏感肌の人が洗浄力の強いアイテムを使うと、刺激が強すぎてしまうことがあります。肌がピリピリしたり、洗顔後に痛みを感じたりしたときは使用を中止し、皮膚科を受診するようにしてください。
敏感肌の方でも安心して使える低刺激のポイントメイク落としもあるので、不安な方はそうしたアイテムを選ぶようにして肌トラブルを防ぐことも大切です。

一緒に使うクレンジング剤は低刺激のものを選ぶ

ポイントメイクを落とした後は、全体のメイクもしっかり落とさなければなりません。
皮膚の薄い目元や口元に何度もクレンジング剤が触れることになるため、顔全体には低刺激なクレンジングを選ぶのがおすすめです。オイルタイプやリキッドタイプは高い洗浄力があるため、ミルクタイプやジェルタイプを選ぶと比較的肌への負担が少なく済みます。
濃いメイクはすでに落としてあるので、やさしいクレンジング剤でも十分な場合が多いです。
一度メイク落としの方法を見直してみましょう。

コスパ抜群!ポイントメイク落とし3

資生堂 パーフェクトリムーバー(アイ&リップ)

出典:資生堂公式サイト

目元と口元両方に使えるポイントメイク落としです。
水性と油性の二層に分かれているので、よく振ってから使います。べたつかず、やさしい使い心地でありながら、濃いメイクもするっと落とせます。コスパが良いのも嬉しいポイントです。
 定価(税込):1,100円/120mL

ラロッシュポゼ レスペクティッシム ポイントメイクアップリムーバー

出典:ラロッシュポゼ公式サイト

ウォータープルーフ対応のアイメイクアップリムーバー。
こちらも2層になっているので、ご使用前によく振ってください。
メイクとよくなじむため、擦らなくてもアイメイクをしっかりと落とせます。
定価(税込):2,200円/125mL

ヒロインメイク スピーディーマスカラリムーバー

出典:ラロッシュポゼ公式サイト

コームタイプのマスカラ専用リムーバー。ウォータープルーフのマスカラもひと塗りするだけで落とせるため、まつ毛の負担になりにくいのがメリットです。
まつ毛をケアする保湿成分も配合されているため、まつ毛の切れ毛に悩んでいる方には特におすすめです。
定価(税込):924円/6.6mL

まとめ

ポイントメイク落としを使うひと手間でクレンジングによる肌ストレスを軽減し、あなたの肌がもともと持っている美しさを引き出すことができます。
メイクでお顔の魅力を高めることも素敵なことですが、同時にクレンジング方法も見直してツヤ美肌を目指しましょう!

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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