「最近、肌が荒れ気味だけど、どうして?」そう感じること、ありますよね。
肌が荒れると、ただでさえ気分も沈みがち。どうやって対処すればいいのか、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
肌荒れが起きた時、何よりも大切なのはその原因を突き止めること。原因を知ることで、適切なケア方法を選択することが出来ます。そこで今回は肌荒れの原因を徹底的に解説!原因を把握し、正しいケアで美肌を目指しましょう!
この記事のポイント
- 肌荒れの4大原因がわかる
- 原因別の肌荒れ対策がわかる
- 原因別の専門医の選び方がわかる
自分の生活を見直して特定!肌荒れの4大原因
まずは、自分の日常生活に心当たりがないか振り返ってみましょう。肌荒れの原因は、以下の4つが主なものとされています。
・内臓の疲れが引き起こす肌荒れ
・冷えが原因で生じる肌荒れ
・ストレスによる肌荒れ
・スキンケアやコスメとの相性が原因の肌荒れ
それぞれ、問題となる生活習慣の具体例を挙げていきます。
あなたに当てはまる項目があれば、それが肌荒れの原因かもしれません。原因を見つけて、改善の一歩を踏み出していきましょう。
内臓疲労が原因となる肌荒れ
食事によるストレスが肌荒れの原因になることがあります。食べ過ぎはもちろん、過度のダイエットや無理な食事制限も身体を苦しめ、細胞にまで影響を及ぼします。
肌荒れは、体が発する初期の警告サインのひとつです。もし心当たりがあるなら、早めのケアが重要です。
<内臓疲労による肌荒れが起こりやすい人の特徴>
・急激な体重変動がある
・厳しい食事制限をしている
・便秘症
・冷たい食べ物が好きでよく食べる
・外食が多い
・朝食を食べない
・夜中に食事をとることが多い
・お菓子で食事を済ませることがある
お菓子やジャンクフードばかり食べるのが肌に悪いというのは理解できると思いますが、実は野菜だけの食事なども栄養の偏りにつながり、栄養不足に陥ったり、内臓に負担をかけたりしてしまいます。美容に気を使うあまり、美肌から遠のいてしまっては本末転倒ですよね。
また、肌以外にも体にさまざまな不調が出てしまうこともあります。内臓が疲労すると消化器官が正常に働かず、エネルギー循環が悪くなり、結果として体が栄養不足に陥ってしまうのです。
<内臓疲労による症状>
・気温変化や外気に対する抵抗力の低下
・病気にかかりやすい
・スタミナ不足でタクシーを利用することが多い、階段で息切れする
・体臭がきつくなる
・不眠
・シワが目立つ
・肌の乾燥
・髪がパサパサになる
・便秘や下痢を繰り返す
・疲労感やだるさが取れない
これらは、疲れ切った内臓からのSOSサイン。
内臓疲労のケアに力を注ぐことで、肌荒れを改善することができると認識し、健康的に取り組むことを意識しましょう。
血行不良と冷えが原因となる肌荒れ
冷え性で足先がいつも冷たく感じる方は、このタイプかもしれません。
血行が悪くなると体温調節や血液循環に支障が出て、肌荒れの原因になります。
<冷えが原因の肌荒れが起こりやすい人の特徴>
・軽装が好きで、薄着を好む
・肌を露出するファッションが多い
・運動不足
・入浴をシャワーだけで済ませる
・甘いものばかり食べている
・靴下を履いても足先が冷える
・飲み物は冷たいものばかり
胸元が開いたトップスやミニスカートなど、薄着で過ごしていませんか?
体を冷やすことは、肌はもちろん、全身に悪影響を与えます。自分では気づかないうちに、冷えが体調に影響を及ぼしているかもしれませんよ。
<冷えが原因となる症状>
・汗が出にくい
・靴下の跡が残る
・夕方に靴がきつくなる
・疲れが抜けない
・顔のむくみ
・肌のくすみやごわつき
・シミやクマ
・赤ら顔
・乾燥感
くすみやシミなどは一度できると、長期間のケアが必要になることも。早めの対策が大切です。
腹巻やホッカイロ、発熱素材の靴下などを活用し、飲み物はできるだけ温かいものを飲むようにしましょう。
精神的ストレスが原因となる肌荒れ
精神的ストレスが肌荒れの原因になることもあります。自律神経やホルモンバランスの乱れがお肌にも影響を与えてしまうのです。職場や学校で、常に強いストレスを感じていませんか?
そんなときは頑張りすぎることを一時休止し、自分のケアに時間を割くことも大切です。
<ストレスが原因の肌荒れが起こりやすい人の特徴>
・生活リズムが不規則
・休日にも仕事が入ることが多い
・心配性で常に何かを気にかけている
・睡眠時間が極端に短い、または夜更かしすることが多い
・考え事をしたまま眠りにつく
・感情を抑え込んでいる
・メイクを落とさないで寝てしまうことがある
気持ちが張りつめた中で生活していると、自律神経のバランスを崩しやすくなります。
日々の疲れをそのままにして、ほっと一息つく時間すら持たずに生活していませんか?このような生活を続けると、疲労はどんどん蓄積されてしまいます。
肌荒れだけでなく、肩こりや腰痛、顔のゆがみなど、さまざまな体の不調を引き起こすこともありますので、自分の健康を大切にし、適切な休息を取ることが大切です。
<ストレスが原因の肌荒れの症状>
・肌の老化
・ニキビの増加
・毛穴の開き
・皮膚のたるみ
・唇の乾燥
・シワが深くなった
・化粧のりが悪い
・代謝の悪化
イライラしたり、忙しさに追われたりしていると、体の不調のサインが肌荒れとなってあらわれます。
休息を取ることや必要な栄養素をしっかり取ることで、肌の代謝改善にもつながります。特に睡眠不足は心身に多大な悪影響を及ぼし、肌も老化しやすくなりますので、忙しくても睡眠時間を確保することだけは忘れないようにしてください。
間違ったスキンケアが原因で起きる肌荒れ
「スキンケアやコスメを変えたら肌荒れした」「今まで使っていたアイテムが合わなくなった」と感じる人は、スキンケアやコスメの選び方を見直す必要があります。使っているアイテムの成分や使い方が肌に合っていない可能性があるのです。
<間違ったスキンケアが原因の肌荒れが起こりやすい人の特徴>
・スキンケアアイテムやメイクアイテムを最近変えた
・自分の肌質を調べたことがなく、把握していない
・生活環境が大きく変わった
これまで通りのスキンケアをしていたのに肌荒れが出てきた人は、自身の肌質の変化により、今までのスキンケアが合わなくなっているのが原因かもしれません。
<間違ったケアが原因の肌荒れの症状>
・肌がヒリヒリして赤くなる
・湿疹が出る
・かゆみがある
・ニキビが増える
・化粧のりが悪い
・毛穴が目立つようになった
・肌が粉を吹く
こんな症状がある場合は、スキンケアやコスメの使用を一旦停止し、必要に応じて医療機関に相談しましょう。
肌荒れでお悩みの際の専門医の選び方
自分では手の施しようがないほどの肌荒れになってしまった際は、自分だけでは判断せず、専門医の助けを借りることが最善です。
肌荒れの場合、基本的には皮膚科を受診すれば良いですが、他の症状が併発している場合には、別の診療科が適している場合もあります。
①内臓の疲労が原因の肌荒れ ⇒ メディカルクリニックで診断を受けてみる
20代〜30代の女性の多くが隠れ栄養失調でクリニックにいらっしゃるそうです。
メディカルクリニックでは健康と美をサポートし、適切な栄養摂取による不調の改善を目指します。早期のケアが、将来の肌の変化にも大きな差をもたらします。
②冷えが原因の肌荒れ ⇒ 内科での診断を受けてみる
冷え性の改善には時間がかかることが多いです。そのため、定期的に通院できる内科がおすすめです。
内科では、専門的な健康アドバイスや生活習慣のサポートを受けられるため、安心して相談できます。冷えからくる様々な病気のリスクを未然に防ぐことも可能です。
冷えが原因で起こる病気の中には重いものも多いため、早めの対策が安心につながります。
③ストレスが原因の肌荒れ ⇒ 婦人科での診断を受けてみる
女性の場合は、婦人科の受診がひとつの選択肢となります。
婦人科では、ホルモン療法などを通して体調を整えることが可能で、結果として肌荒れの改善にもつながります。
ただし、重篤なストレス症状が出ている場合には、心療内科の受診がよりおすすめです。
④スキンケアが原因の肌荒れ ⇒ 皮膚科・美容皮膚科を受診
肌荒れの原因がスキンケアにある場合、皮膚科や美容皮膚科の受診がおすすめです。
肌荒れの治療に加え、生活習慣やスキンケアについて的確なアドバイスが受けられます。
自分が正しいと思っていたスキンケアが、間違っていることに気づかせてくれます。
まとめ
肌荒れは誰にでも起こり得るものです。肌荒れに気づいたら、まずはその原因を突き止めることが大切です。
原因を知ることで、適切なケア方法を選ぶことができ、誤ったケアによるトラブルを防ぐことができるようになります。
肌荒れに気づいたら、放置せず適切なケアを心がけましょう。