ヘアスタイリングや髪をとかす際、頭皮に痛みを感じることはありませんか?
頭皮は自分では見えにくく、気がつくとニキビが赤く腫れてしまっていることがあります。
さらに状況が悪化してしまう前に、自分でできる早めのケアで、頭皮ニキビを解消しましょう!
この記事のポイント
- 頭皮ニキビの原因
- 頭皮ニキビのケアの仕方
- 頭皮ニキビにオススメのアイテム
頭皮ニキビの原因
皮脂の過剰分泌が、頭皮ニキビの主要な原因です。
日々のシャンプー習慣やライフスタイルが、意外にもニキビの原因になっていることが多いのです。
まずは、頭皮ニキビができる原因を知り、頭皮がトラブルを起こしやすい状態かどうかをチェックしてみましょう。
毛穴の皮脂詰まり
風邪など体調不良で洗髪できない日が続くと、頭皮や髪がベタベタになることがありますよね。
これは、毛穴から分泌される汗と皮脂が原因です。
普段気づかないかもしれませんが、頭皮も皮膚の一部で、多くの皮脂腺を持っています。
そのため、顔や体の皮膚と同じく、頭皮の毛穴が皮脂で詰まると毛穴内でアクネ菌や雑菌が増殖し、ニキビが発生してしまうのです。
不十分なヘアケア
身体の中でも頭皮は皮脂腺が多く、実は特にニキビができやすい部位となっています。
強力な洗浄力のシャンプーや洗髪のし過ぎによって頭皮の皮脂を取りすぎてしまうと、過剰な皮脂分泌が促され、頭皮ニキビができやすい状態になります。
また、シャンプーやコンディショナーのすすぎが足りていない方や、朝シャンを習慣としている方は、皮脂が毛穴に残りやすく、これが頭皮ニキビの原因となることも。
疲労と不規則な生活習慣
睡眠が足りていなかったりストレスが溜まっていたりすると、ホルモンバランスが乱れやすく、皮脂の過剰分泌につながり、頭皮ニキビができやすくなります。
アルコール、たばこ、偏った食生活(ジャンクフードや揚げ物など)も、同じように頭皮ニキビのリスクを高めます。
規則正しい生活を心がけ、野菜などからしっかりビタミンを摂ることが、頭皮のニキビ改善につながります。
紫外線ダメージ
特に春夏の季節は、強い紫外線に注意が必要です。頭皮は髪で覆われているものの、分け目など地肌が露出している部分は紫外線のダメージを受けやすいのです。
頭皮ニキビに加え、炎症やかゆみの原因にもなりますので、帽子や日傘を活用するなどして紫外線から頭皮を守ることが大切です。
頭皮ニキビのケアの仕方
赤く腫れたり、化膿したりといった状態の頭皮ニキビは、早めのケアが回復のカギです。
ついつい指で潰したくなりますが、それは逆効果。
頭皮ニキビは、低刺激のシャンプーを使って頭皮を清潔に保ち、市販薬の活用や生活習慣の見直しなど自分でできるケアを行うことで改善していくことができます。
シャンプーの選び方を見直す
強力な洗浄成分である界面活性剤などが含まれているシャンプーを長く使用していると、頭皮の皮脂が過剰に除去され、うるおいバランスが崩れがちです。
これにより、頭皮ニキビが治りにくくなることも。
すすぎ残してしまったシャンプーも、毛穴詰まりや頭皮ニキビを悪化させる原因になります。
また、人によっては香料などがニキビを刺激する場合もあります。
頭皮ニキビが気になる方には、アミノ酸系の低刺激性シャンプーを選ぶことをおすすめします。
正しい洗髪を心がける
毎日のシャンプーは、頭皮ニキビ対策だけでなく、健康な髪と地肌を保つ上でも重要です。
洗髪のし過ぎや、爪を立てて洗ったり、強い力でゴシゴシ洗ったりするのは避けましょう。
適切なシャンプー方法を継続すれば、健やかな頭皮環境を育てることができます。
頭皮ニキビがある場合はシャンプーブラシの使用は控えてくださいね。
ニキビが潰れることや刺激になり、状態が悪化する可能性があります。
<正しい洗髪の仕方>
1.まずは、髪を丁寧にとかして、絡まりを解消しておきましょう。
2.次に、ぬるま湯で髪を予洗いします。
3.シャンプーを手のひらに取り、しっかりと泡立ててください。
4.指の腹を使って、頭全体を洗いましょう。洗う順序は、前髪から始め、頭頂部、耳の後ろ、後頭部、そしてえり足まで忘れずに。
5.地肌と髪を丁寧にすすぎ、シャンプー剤が残らないようにしましょう。
6.最後に、ぬるま湯で髪の根元から全体を再度すすぎます。
7.清潔なタオルで優しく拭き取り、できるだけ早く乾かしてください。
生活習慣の改善
頭皮ニキビを良くしていくためには、質の良い睡眠とバランスの良い食事が非常に重要です。
ストレスを溜めないために、趣味やリラックスする時間を大事にし、適度に運動して血行を良くすることも効果があります。
また、枕カバーや髪を拭くタオルは、できるだけ毎日取り換えて、清潔に保つことも大切です。
サプリメントを活用する
外食を週に何度もする人や、食事をコンビニ弁当などで済ませることが多いという人は、サプリメントを活用するのもいいでしょう。
特に、頭皮ニキビケアには、ビタミンが効果的です。
ただしサプリはあくまでサポートですので、普段の食生活でビタミンを意識して摂取することもお忘れなく。
【ビタミンB群】
ビタミンB群は、脂質をエネルギーに変換する際に不可欠な栄養素です。
特に皮脂の分泌が多い方や、ニキビに悩まされがちな方は、肌を健康的に保つためにも積極的に摂取するようにしましょう。
ビタミンB6が豊富な食品は、豚肉や鶏肉、牛肉のレバー、さんま、そしてバナナなど。
【ビタミンE】
ビタミンEには血行を促進し、抗酸化作用があることから、肌荒れを防ぐ効果が期待できます。
アーモンド、しそ、かぼちゃ、エビ、いわしなどに豊富に含まれているので、ぜひ日々の食生活に取り入れてみてくださいね。
【ビタミンC】
ニキビの炎症を和らげ、過剰な皮脂の分泌を抑える効果が期待できるのがビタミンC。
体内で消耗されやすいので、サプリメントで補っていくことも大切です。
レモンやいちご、キウイなどのフルーツ、そして椎茸、焼き海苔、ゴーヤなどにも豊富に含まれています。
毎日の食事にこれらを取り入れて、美しい肌を目指しましょう!
皮膚科での対処が必要な頭皮ニキビ“
頭皮ニキビが自己ケアでは改善しない、あるいは痛みや炎症が悪化している場合、速やかに皮膚科に相談に行くことをおすすめします。
頭皮ニキビと思っていたものが、実は頭皮湿疹など別の皮膚疾患の場合もあります。
頭皮ニキビの治療には、保険診療と自由診療がありますが、症状や治療内容によって違いがあります。
治療費についても、担当の医師としっかり相談し、適切な治療方針を決めていきましょう。
皮膚科を受診すべき頭皮ニキビの症状
ヘアケア製品の変更やシャンプー方法を見直しても効果がない場合、または、かゆみやフケが日常生活に支障をきたすほど気になる場合は、皮膚科の受診を検討してください。
ブラッシングやシャンプー時に痛みや、ひっかかる感じがある場合も、同じく専門医の診察をお勧めします。
皮膚科での主な治療方法
皮膚科での治療では、外用薬や内服薬など、保険適用の治療が中心です。
診断によって、炎症を抑える抗生物質やニキビ用のジェル、ローション、ビタミン剤などが処方されることが一般的です。
湿疹の場合はかゆみ止めが処方されることもあります。
美容皮膚科では、頭皮ニキビは毛髪に覆われているため治療が難しいことも多いです。
頭皮ニキビにおすすめのケアアイテム
頭皮の環境を整え、頭皮ニキビなどのトラブルを予防するためには、シャンプー選びが大切です。
無添加や低刺激性のシャンプーを選びましょう。
適度な保湿力を持ちながら、優しく汚れを落とすタイプのシャンプーを使うと、
頭皮ニキビを防ぎながら、負担をかけずに清潔な頭皮環境を保つことができますよ。
おすすめ① カウブランド 無添加シャンプー さらさら
出典:カウブランド公式サイト (https://www.cow-mutenka.jp/hair/)
定価:1,000円(税抜)
弱酸性で地肌にやさしい洗浄成分を含み、指通りが滑らかでさらさらの髪に仕上げます。
天然由来のコンディショニング成分が髪をしっとりと保湿する、髪や地肌にやさしいシャンプーです。
おすすめ② ミノン薬用ヘアシャンプー
出典:ミノン公式サイト(https://pin-t.net/scalp-acne/)
定価:オープン価格
敏感肌や乾燥肌の方にも安心して使えるシャンプーです。
硫酸系界面活性剤を使わず、肌に優しい成分を使用している点が大きな特徴。
弱酸性で、髪と頭皮のpHバランスを整える助けをします。
保湿成分としてアミノ酸を豊富に含み、髪と頭皮に必要なうるおいを保ちながら、優しく汚れを落としてくれます。
おすすめ③ フエッタリッチ モイストアップジェルシャンプー
出典:フエッタリッチ公式サイト
(https://fuettarich.com/products/moistupseries/moistupgelshampoo/)
定価:3,850円(税込)
ジェルタイプの変わったシャンプーで、髪をしっかり濡らしてから、泡立てずにそのまま髪に揉みこむと、濃密な泡が立ちます。
低刺激で保湿力が高いのが特徴で、しっかりと汚れを落としながら頭皮の水分バランスを整えます。
同じシリーズのトリートメントも軽い使い心地で頭皮の負担になりにくいためオススメです。
まとめ
ストレスの影響で固くなりがちな頭皮は、思った以上にダメージを受けやすい部位です。
頭皮ニキビは、気が付いたら赤くなっていたり、化膿していたりすることもありますが、早めのケアが完治への近道です!
頭皮の環境を健康に保っていれば、ニキビや痒みなどのトラブルから解放されること間違いなし。
日々のケアを大切にしていきましょう!