これだけはおさえて!敏感肌の化粧品選びで失敗しないポイント

「化粧水でヒリヒリしてしまう」「肌荒れしがちでファンデーションが使えない」そんな化粧品にまつわるお悩みを持つ敏感肌の方も多いのではないでしょうか。
ちょっとした刺激に強く反応してしまう敏感肌さんにとって、化粧品選びは苦悩の種ですよね。
今回は敏感肌さんの化粧品選びで失敗しないためのポイントを、基礎化粧品とメイクアップ化粧品に分けてご紹介します。
スキンケアやメイクアップのひと時がもっと楽しいものになるよう、ぜひ参考にしてみてください。

[poitns]

目次

敏感肌の化粧品選びのポイント|基礎化粧品

基礎化粧品は肌の状態を整えるために欠かせません。肌トラブルを防ぐだけでなく、効果的に使うことで肌悩みを改善し、今より良い状態にしていくことも可能です。
しかし敏感肌の場合、なかなか肌に合うアイテムと出会えず悩んでしまう事ことも少なくないはず。
まずは基礎化粧品を正しく選んで、安定した肌質を目指しましょう。

保湿成分配合のアイテムを選ぶ

敏感肌に陥ってしまう大きな要因に肌の乾燥があります。肌が乾燥するとバリア機能が低下し、外部刺激に弱い状態となってしまうのです。
そのため基礎化粧品を使ってしっかり保湿することが、敏感肌にとって非常に重要です。
セラミドヒアルロン酸などを豊富に配合した保湿力の高いアイテムを選びましょう。
さまざまな美容成分をふんだんに配合したアイテムもありますが、かえって刺激となる場合もあるため、普段使いのものとしてはできるだけシンプルな成分構成のものを選ぶのがおすすめです。

低刺激のアイテムを選ぶ

敏感肌の方は、肌に刺激となり得る成分は極力避けることも必要です。
防腐剤や香料、着色料といったものだけでなく、美容成分として配合されているものでも、敏感肌の方にとっては刺激となってしまう場合があります。敏感肌の方が注意すべき成分の一例をご紹介します。

エタノール アルコールの一種でアレルギー反応が出る場合がある
DPG 正式名称ジプロピレングリコール
多く製品に使用されており、皮膚への軽度の刺激性が確認されている
PG
正式名称プロピレングリコール
最近はあまり使われていないが皮膚や粘膜に軽微な刺激性があると指摘されている
アスコルビン酸
いわゆるビタミンC
適量なら問題ないが、高配合になると刺激を感じる人もいる
ハイドロキン
美白剤として有用な成分
低濃度でも極度の敏感肌の方には刺激となり得る

ただしこれらが入っていたとしても、一概に「刺激が強い」とは言えません。濃度や他の成分との兼ね合い、ご自身の体調などによっても刺激の感じ方が異なりますので、いろいろ試しながら自分に合う成分・合わない成分を知っていくことが大切です。

まずはサンプルで試す

どんなに高品質なアイテムであっても、すべての人に刺激が起きないとは言い切れません。そこで、まずトライアルセットやサンプルを使ってみるのもひとつの手です。
特に「敏感肌用」と謳っているブランドは、基礎化粧品がセットになった3日~1週間分程度のトライアルセットを販売している場合が多く、そのブランドの商品が自分の肌に合っているのかどうか、総合的な傾向を判断するのに役立ちます。
一方「洗顔だけ」「化粧水だけ」など商品単体のサンプルを使う場合には、同時にたくさん試してしまうと、肌の変化がどの商品によるものなのかわからなくなってしまいますので、期間を分けて一つずつ試すようにしてください。

敏感肌の化粧品選びのポイント|メイクアップ化粧品

メイクアップ化粧品を選ぶときも基礎化粧品選びのポイントを応用することができ、基本的には「高保湿かつ低刺激」のアイテムを選ぶのがおすすめです。
ただその他にもメイクアップ化粧品ならではのポイントがありますので覚えておいてください。

落としやすいものを選ぶ

メイクアップ化粧品を選ぶ際には、ぜひ落としやすさを重視して選んでみてください。というのも、クレンジングの際に肌を擦ることによる負担は無視できないほど大きなものなのです
過度に肌を擦ると、肌のバリア機能を担う角質や皮脂を落とし過ぎてしまうだけでなく、シミ・シワ・たるみなどあらゆる肌トラブルの原因となってしまいます。擦らずに落とせるアイテムであることが、敏感肌の人にはとても重要です。
ファンデーションであれば、リキッドタイプよりパウダータイプ。どうしてもリキッドを使いたい場合は、できるだけ油分が少ない軽めのテクスチャーのものを選んでみてください。
あらかじめ落としやすいメイクにしておくことで、クレンジングも洗浄力がマイルドで低刺激なものを選ぶことができますよ。

ミネラルコスメを選ぶ

メイクアップ化粧品の中でも肌への負担が少ないと言われているのがミネラルコスメです。
ミネラルコスメとは天然成分を主成分とする化粧品の総称で、シンプルな処方で作られているものが多く、落としやすいのが特徴です。
代表的なアイテムとしてはミネラルファンデーションがありますが、近年ではチークやアイシャドウなど、さまざまな種類のミネラルコスメが販売されています。
ただし天然成分の配合割合などに明確なルールがあるわけではないため「ミネラルコスメ」「ミネラル配合」などと謳っているアイテムであっても、必ずしも肌にやさしいとは限りません。配合成分を確認しながら選びましょう。

使い切れるアイテムを選ぶ

使用期限内に使い切り、古い化粧品を使わないことも大切です。これは基礎化粧品にも言えることなのですが、メイクアップ化粧品の場合は特に要注意なポイントです。
ファッションや気分によってメイクを変えるために「アイシャドウだけで5個も持っている!」なんて方も少なくありませんよね。その分減りが遅くなり、気が付いたら何年も使い続けている…なんてことも。
古い化粧品を使い続けると、雑菌が繁殖し肌トラブルの原因となってしまいます。
使い切れるサイズ感のものを選んだり、年に1回コスメ断捨離を行ったりと、古いものを手元に残さない工夫が必要です。

敏感肌を改善するための生活習慣

敏感肌を改善させたいなら、化粧品だけでなく生活習慣そのものを見直す必要があります。
肌にプラスとなる習慣を身につけて、美肌を目指していきましょう。

クレンジングは極力やさしく

メイクは付けている間よりも落とすときに負担がかかるもの。擦らずやさしく落とすことがとても大切です。
まず意識したいのが、クレンジングの適切な使用量。少なすぎると摩擦が大きくなり、肌を傷める原因となります。多くの商品はパッケージなどに推奨量を記載していますので、必ず守るようにしてください。

関連記事:敏感肌におすすめのクレンジングと美肌になるための使い方
https://az-clinic.tokyo/articles/sensitive-skin-cleansing/

食生活を見直す

肌はあなたが食べたものからできています。肌の再生に欠かせないタンパク質やビタミン類、腸内環境を整える食物繊維や発酵食品は積極的に摂取しましょう。
逆に脂質・糖質に偏った食事や辛い物の食べすぎなどは、肌の調子を乱す原因となります。極端な食事制限もストレスのもととなってしまいますので、適度に好きなものを食べながら、バランスのとれた食事を心がけてください。

上手にストレスを発散しよう

ストレスが溜まると血液の流れが悪くなり、肌に栄養がいきわたりにくくなります。また体内で活性酸素が発生することで、肌トラブルの原因ともなってしまいます。
ストレス過多の生活を送っているという方は、リラックスとリフレッシュを意識することが大切です。
特に睡眠は心身の休息に不可欠です。肌の再生にも深く関わっていますので、忙しいときこそ意識的に睡眠時間を確保しましょう。

まとめ

敏感肌の方は、体調やちょっとした環境の変化によっても肌の状態が大きく変化してしまいがち。それまで問題なく使えていた化粧品でも、急に肌に合わなくなることもあります。
肌荒れをくり返してしまう場合には、皮膚科を受診することも必要です。ときには専門家の手を借りながら、自分の肌と向き合っていきましょう。

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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