「肌がキレイね」と褒められたら、それだけでとってもテンションが上がりますよね。
そんな美肌を目指して毎日スキンケアを頑張っていても、なかなか理想の肌に近づけない…そんな時はアプローチ方法が間違っているのかもしれません。
そもそも肌の調子には、スキンケアやメイクだけではなく身体の内側の状態も大きく影響しています。肌をキレイにするための5つの要素を意識して、パーフェクトな美肌作りを目指しましょう。
この記事のポイント
肌をきれいにするアプローチとは?
「肌をきれいにする」というと、スキンケア化粧品やメイクに注目しがちですが、それ以外にも重要な要素があります。基本のお手入れはもちろん、生活習慣にもアプローチして、トータルな美肌ケアを目指しましょう。
このページで紹介する具体的なアプローチ方法は以下の5つです
・スキンケア
・睡眠
・食事
・サプリメント/内服薬
・美容皮膚科での施術
それぞれについて詳しくご紹介していきます。
スキンケアで肌をきれいにする
肌トラブルを改善し美肌に近づくために、毎日のスキンケアは基本中の基本です。
肌悩みが増えるほど、高級クリームや美容液などに手が伸びてしまいがち。もちろんそれも良いのですが、スキンケアの基本は「洗浄」「整肌」「保護」の3ステップです。
肌に合った基礎化粧品を使い、基本に忠実にケアを続けるだけでも、お肌の土台が整います。化粧品を変えたり追加したりする前に、基本のスキンケアを見直してみましょう。
正しいクレンジング・洗顔方法
メイク汚れや余分な皮脂・角質などを洗浄し、清潔にすることがクレンジングと洗顔の役割です。ついパパッと済ませてしまいがちですが、丁寧に洗うだけでも肌状態が変わっていくのが実感できるはず。
クレンジングは適量を手に取ったら、手のひらを使って顔全体に塗り広げ、素早くメイクとなじませます。小鼻のキワなどの細かい部分は指の腹を使ってクルクルとなじませましょう。
よくクレンジング料でマッサージをする人がいますが、クレンジング料はメイクを落とすために洗浄成分が付加されていますので、長時間肌に付着させていると肌への負担となってしまいます。メイクとなじんだらすぐにすすぎ落としましょう。
洗顔料は、泡立てるタイプであればしっかりきめ細かな泡を作り、その泡で顔を包み込むように洗います。ジェルタイプなど泡立たないものであっても、指を滑らせるようにやさしく洗いましょう。最後に水かぬるま湯で20回以上すすげば完了です。
すべての工程で大切なのは、擦らずやさしく洗うこと。過度に擦るとシワやたるみの原因になってしまいます。
化粧水の正しい使い方
化粧水には、洗顔後の乾いた肌にうるおいを与え整える役割があります。メーカーによってさまざまな美容成分が配合されており、テクスチャーも異なるため、好みや肌質に合ったものを選びましょう。
手でつける場合は、適量を手のひらで顔全体に伸ばしハンドプレスでなじませるのがポイントです。
小鼻や口の周りなどの細かい部分には指の腹を使いましょう。
コットンでつける場合は化粧水をコットンにたっぷりとり、やさしくなでるように顔全体を滑らせていきます。
顔全体になじませたら、Tゾーンや頬などを軽くパッティングするのもオススメです。
肌に合った保湿剤を使う
最後に乳液やクリームで肌にフタをし、水分の蒸発を防ぎます。
乳液もクリームも油分を含むため、皮脂トラブルが気になる人は省きがちですが、肌の水分バランスを整え過剰な皮脂分泌を抑える効果もあるので、すべての肌タイプに必要な工程です。脂性肌の人は、水分が多く軽いテクスチャーのものを使うと良いでしょう。
またクリームは水分をキープするだけではなく、さまざまな美容成分を配合したアイテムが多いです。基本は乳液かクリームのどちらでもOKですが、エイジングケアをしたい人や肌に元気が無いと感じる時はクリームでの保湿がオススメです。
紫外線対策
シミ・シワ・たるみなど、あらゆる肌トラブルの原因となる紫外線は美肌の大敵。曇りの日や家の中でも届いているので、面倒でもオールシーズン毎日紫外線対策をすることが美肌キープには大切です。
日焼け止め選びのコツを紹介した記事もありますので、ぜひ参考にしてください。
睡眠で肌をきれいにする
疲労回復やリラックスだけではなく、お肌の機能回復にも重要なのが良質な睡眠です。睡眠不足が続くと、肌荒れやくすみ、ゴワつきなどの肌トラブルが起こりやすくなります。
スキンケアの効果がなかなか出ずに悩んでいる人や、化粧のりがイマイチと感じている人は、一度生活リズムを見直してみましょう。
睡眠時間
肌の代謝に関わる成長ホルモンは睡眠中に分泌されます。1日7時間ほどの睡眠時間を確保し、質の高い睡眠をとることは美肌づくりに不可欠な要素なのです。
特に、入眠後3時間くらいまでに成長ホルモンが活発に分泌されると言われているため、入眠直後からしっかりと深い睡眠状態に入ることで、肌細胞の回復・再生が促進されます。
質の良い睡眠が取れるよう、寝る前はPCやスマートフォンを見ないようにしたり、好きな音楽やアロマでリラックスしたりと、入眠環境を整える工夫をしてみましょう。
寝具の状態にも気を配る
眠っている間、肌に直接触れている枕カバーやシーツ、パジャマなどは常に清潔にしておきましょう。
寝ている間も汗や皮脂分泌があるため、寝具は非常に汚れやすくなっています。何日も変えずに使い続けていると、細菌による肌荒れ・ニキビなどを引き起こしてしまいます。
頻繁に替えられない場合は、カバー代わりに肌触りの良い清潔なタオルを毎日枕にひいても良いでしょう。
食事で肌をきれいにする
バランスのとれた食事は、健康的な体と美肌をキープするために大切な要素です。脂質の多いスナック菓子や、糖質の多い甘い飲み物・お菓子などはニキビや肌荒れのもととなります。食べ過ぎないよう注意しましょう。
逆に肌に良いものは意識して摂りたいですよね。できるところから取り入れて、美肌生活をサポートしていきましょう。
美肌を助ける栄養素
おなじみの食材にも美肌づくりを助けてくれるものがたくさんあります。小鉢やお味噌汁の具としてプラスするなど、積極的に摂取してみてください。
意識して摂取したいもの
ビタミン類 | お肌の健康に欠かせないのがビタミン類。 黄色野菜などに多く含まれるビタミンAやビタミンCは、肌にハリやツヤを与えてくれます。 またビタミンB群は皮脂分泌を正常に保つ働きがあり、特に脂性肌さんはしっかり摂りたい栄養素。かつお・まぐろ・さんま・レバー・バナナ・にんにくなどに多く含まれています。 |
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イソフラボン | 美肌ホルモンとも呼ばれる女性ホルモンの一種エストロゲンとよく似た働きをします。 豆乳・納豆・豆腐・味噌などの大豆製品に多く含まれています。 ちなみに納豆には、血液をサラサラにするナットウキナーゼという成分も含まれているので一石二鳥です。 |
亜鉛 | 亜鉛が不足すると、肌のターンオーバーが乱れて肌トラブルにつながります。 カキ・ホタテ・カニなどの魚介類や、玄米・納豆・アボカドなどに多く含まれます。 |
体が温まるもの | 体が温まる食べ物で血行を促進し、代謝を上げることも大切です。 生姜やにんにくなど体を温める作用のある食品を積極的に食べたり、生野菜を温野菜に代えたりしてみましょう。 具沢山の野菜スープやみそ汁などは、先にお伝えした栄養素も摂取できるのでおすすめです。 ただしビタミン類には熱に弱いものもあるので注意が必要です。 |
ハーブティー
美肌をサポートするために取り入れたいのがハーブティーや中国茶などのお茶類です。ビタミンやミネラルを多く含むお茶を日常的に飲むことで、体の内側から美肌作りを助けてくれます。
リラックス効果もあるので、カフェインフリーのものであれば寝る前に飲むのもおすすめです。
美肌にオススメのハーブティー
ローズヒップ、ハイビスカス | 美肌・美白(ビタミンC) |
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ルイボスティー | エイジングケア・抗酸化作用 |
オリーブティー | エイジングケア・ハリ・弾力 |
美肌にオススメの中国茶
凍頂烏龍茶 | 美肌・エイジングケア(ビタミンC ポリフェノール) |
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ジャスミン茶 | 美肌・エイジングケア・むくみ解消(ビタミンC ビタミンE ミネラル) |
水仙茶 | 美白・エイジングケア(ポリフェノール) |
サプリメント・内服薬で肌をきれいにする
毎日の食事では補えない栄養素を補給できるサプリメントは、健康面だけではなく、美容面もサポートしてくれます。また美容皮膚科クリニックなどで処方される美容内服薬は、より成分濃度が高く効果的です。
ただし、これらはあくまで食事の「補助」。飲んでいるから安心というものではありません。また効果を出したいからと、規定量より多く摂取するのは絶対に止めてください。妊娠中の人やアレルギー体質の人は、医師と相談してから購入してくださいね。
美肌をサポートする成分
ビタミンC | 美白・抗酸化・疲労回復 |
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ビタミンB | ニキビ改善・肌荒れ改善・皮脂コントロール |
ビタミンE | シワ改善・くすみ改善・美白(ビタミンCと組み合わせると効果的) |
トラネキサム酸 | 美白・抗炎症 |
おすすめサプリメント|ワカサプリ 高濃度ビタミンC3000mg
1包に3,000mgのビタミンCを配合したサプリメントです。賦形剤や着色料、甘味料などを極力排除することで、ビタミンC含有率96.7%を実現。純粋なビタミンCを摂取することができます。
水やジュースなど飲み物に混ぜて飲む粉末タイプのため、飲みやすいのもポイントです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
美容皮膚科で美肌メンテナンス
「深い肌悩み改善したい」「美肌をキープしたい」という方は、美容皮膚科クリニックで悩みに応じた施術を受けるのもひとつの手です。
これまで紹介した方法に比べ費用はかかりますが、より早く着実に改善をはかることができます。また定期的に通って専門家に肌を診てもらうことで、自分の肌の状態を客観的に判断することにもつながります。
悩みに応じて適した施術は異なりますが、美肌メンテナンスとして人気が高く、ダウンタイムの短い施術を3つご紹介します。
エレクトロポレーション|肌質改善・美白・毛穴改善・ニキビ改善
肌に有効成分を塗布した状態で微弱な電気を流すことによって、美容有効成分を肌のより奥深くに浸透させる施術です。よく比較される施術として「イオン導入」がありますが、エレクトロポレーションの方が約20倍もの浸透効果が得られる点と、粒子の大きい成分まで導入することができる点が優れています。
導入薬剤にはさまざまな種類があり、悩みに応じてお選びいただけます。
ビタミンC | 美白、弾力アップ、毛穴の引き締め、ニキビ改善 |
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トラネキサム酸 | 美白 |
ピンクグロー+トラネキサム酸 | 保湿、シミ改善、小じわ改善、弾力アップ |
ペップビュー | シワ改善 透明感・弾力アップ |
公式YouTubeでは施術の様子を紹介していますので、ぜひご覧ください。
ボトックス注射|シワ改善・小顔
ボトックス製剤を顔の筋肉に注入することで動きを抑制し、表情ジワを目立たなくさせる効果があります。目尻や額、眉間など、シワの気になる箇所に施術することで、若々しい印象をキープすることができますよ。
また咬筋に打つことでフェイスラインをすっきりした印象に見せたり、口角下制筋などに打つことでへの字口を改善したりと、さまざまな使い方ができます。
恵比寿アズクリニックでは、厚生労働省から製造・販売の認可を受けているアラガン社のボトックスビスタ®を主に使用しています。
ケミカルピーリング|肌質改善・美白・小じわ改善・ニキビ改善
酸性の薬剤を顔全体に塗布することで肌表面にある古い角質を取り除く施術です。
ターンオーバーを活性化させることで、毛穴の開き・黒ずみやニキビなどさまざまな肌悩みに対して効果が得られます。
アズクリニックでは、お肌の状態に合わせマッサージピールとミックスピールマヌカの2種類の施術からご提案しています。
マッサージピール(PRX-T33®)
真皮深層まで浸透する高濃度トリクロロ酢酸とともに低濃度の過酸化水素を配合することで、肌を守りながらコラーゲンの生成を促すことができる画期的な施術です。
肌をやさしくマッサージしながら薬剤をなじませ、ハリや弾力を取り戻します。
ミックスピールマヌカ
天然乳酸をベースに、グリコール酸、サリチル酸、マヌカハニーを配合した低刺激性ケミカルピーリングです。
マヌカハニーの保湿効果と抗菌・抗炎症作用を同時に得られるため、やさしく肌の炎症を抑えることができます。
まとめ
「きれいね!」と褒められる美肌は、スキンケア×インナーケアのダブルケアで実現します。できるところからコツコツ初めて、ストレスや環境に負けない肌を作りましょう!