くすみ肌を改善！透明感あるツヤ肌になる方法をタイプ別に紹介

「シミやそばかすがあるわけではないのに、なんとなく肌のトーンが暗く見える」「疲れているように見られやすい」そんなお悩みのある方も多いのではないでしょうか。
その原因は肌の「くすみ」にあるかもしれません。肌にくすみがあると本来の肌トーンよりも暗く見え、不健康な印象を与えがちです。しかしどうすれば改善できるのか、意外と知らない方も多いと思います。
そこで今回は、自宅で簡単にできるくすみケアから美容皮膚科で受けられるトーンアップ治療まで、あなたの肌をパッと明るくするための方法を解説します。

「肌のくすみ」5つのタイプと原因

肌のくすみは5つのタイプに大きく分類できます。
まずはそれぞれの特徴と原因を理解し、自分がどれに当てはまるのかチェックしましょう。

色素沈着タイプ

メラニン色素が蓄積することでくすんで見えるタイプです。シミを併発していることも多く、全体的に色ムラが気になるのがこのタイプの特徴です。
紫外線や摩擦による刺激を受けると、肌を守ろうとメラニン色素が多く生産され、全体的に肌トーンが暗く見えてしまいます。また肌のターンオーバーが衰え、メラニンの排出がうまくできていないことも原因のひとつです。

予防方法としては、紫外線対策を徹底することが第一です。紫外線は1年を通して降り注いでいますので、季節を問わず日焼け止めを塗りましょう。
そして美白有効成分を配合したスキンケアアイテムを使用するのもおすすめです。具体的な成分としてはビタミンC誘導体、トラネキサム酸、ハイドロキノン、ナイアシンアミドなどさまざまな種類がありますので、肌に合うものを探してみてください。
また抗酸化力の高い食品を摂取してインナーケアを行うことも重要。ビタミン類たっぷりの野菜を毎日しっかり食べるようにしましょうね。

血行不良タイプ

「青くすみ」ともいわれるタイプで、血行不良が原因で青みがかったくすみが現れるのが特徴です。特に目元や口元など皮膚の薄い部位に起きやすく、クマが気になる人も多いです。

血行不良タイプのくすみに悩んでいる方は、とにかく血流アップさせて代謝を上げることが必要です。ストレッチなど軽めの運動を取り入れてみましょう。
また体を温めることも大切。毎日しっかり湯船につかったり、温かい飲み物を飲んだりと、少しずつ生活習慣を変えることで改善が図れます。
食生活では鉄分を意識して摂取しましょう。冷たい飲み物や食べ物は体を内側から冷やしてしまうので、避けるのが無難です。野菜を食べるときには、生野菜より温野菜の方がおすすめですよ。

乾燥タイプ

肌の乾燥により、キメが乱れたりハリツヤが不足したりすることで、顔が全体的に暗く見えるタイプです。肌が光を反射できなくなり、影がかかっているような状態と言えます。
肌のバリア機能が低下し、肌荒れを起こしやすいことも特徴です。

乾燥タイプのくすみが気になる方は、毎日のスキンケアでしっかり保湿を行いましょう。セラミドやコラーゲンなどの保湿成分が配合されているかをチェックして基礎化粧品を選んでください。

糖化タイプ

糖化とは「体のコゲ」とも呼ばれる現象で、体内に糖質が蓄積することで生成されるAGEという物質により引き起こされます。肌が黄色みを帯びる「黄くすみ」に悩む方が多いのが特徴です。

糖化タイプのくすみ改善に最も大切なのは、食生活を見直すこと。糖質過多の食生活を改善し、糖化の進行を食い止めることが大切です。
とはいえ「甘いものがないとストレスが溜まってしまう！」という人もいるでしょう。そんな皆さんは、お菓子の中でも血糖値を上げにくいものを選んだり、調理方法を工夫したりすることで、糖化を抑えることが可能です。詳しく解説した記事がありますので、ぜひあわせてご覧ください。

関連記事：抗糖化って？肌の糖化を防いで若々しい肌を保つ、3つの秘訣
https://az-clinic.tokyo/articles/skin-saccharification/

角質肥厚タイプ

古い角質が剥がれ落ちず肌に溜まり、厚みを増すことでくすんで見えるタイプです。加齢や生活習慣の乱れ、ストレスなどにより肌のターンオーバーが低下することで起こります。

角質肥厚タイプの方は、ターンオーバーを正常に整えることを第一に考えましょう。特に大切なのが睡眠です。ターンオーバーは睡眠中に最も活発に行われますので、質の高い睡眠をとることがくすみ改善につながるのです。ターンオーバーを整える方法については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

関連記事：【医師監修】肌のターンオーバーとは？乱れる原因と正常に保つ秘訣
https://az-clinic.tokyo/articles/turnover/

肌のくすみ改善におすすめの美容医療

くすみの改善には長い期間を要することが多いのが辛いところ。少しでも早く効果を感じたいという場合には、美容皮膚科で医療施術を受けるのもひとつの手です。
医師の診断のもと肌の状態に合った施術を受けることができるため、着実に改善していくことができるでしょう。
ここからは、くすみ改善に効果的な施術をご紹介します。

ケミカルピーリング｜すべてのタイプ

酸性の薬剤を顔全体に塗布することで肌表面にある古い角質を取り除く施術です。
今回紹介した5つのくすみタイプに共通する要因としてターンオーバーの乱れがあります。ケミカルピーリングはターンオーバーの促進につながるため、あらゆるくすみタイプにおすすめできます。
アズクリニックでは、お肌の状態に合わせマッサージピールとミックスピールマヌカの2種類の施術から提案しています。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

エレクトロポレーション｜すべてのタイプ

肌に美容有効成分を塗布した状態で、専用の機器で微弱な電流を流すことで、成分を肌のより奥深くに浸透させる施術です。通常のスキンケアよりも格段に美容成分を浸透させることができ、美肌メンテナンスとして人気の高いメニューです。
恵比寿アズクリニックで導入しているe-coolというマシンには、温感・冷感の2モードからお選びいただけるほか、薬剤にもさまざまな種類があり、幅広い肌悩みに対応可能です。

ビタミンC	色素沈着タイプ　乾燥タイプ　糖化タイプ　角質肥厚タイプ
トラネキサム酸	色素沈着タイプ
ピンクグロー+トラネキサム酸	色素沈着タイプ　乾燥タイプ
ペップビュー	色素沈着タイプ　乾燥タイプ　糖化タイプ　角質肥厚タイプ

他の治療と組み合わせることで、より高い効果を発揮します。公式YouTubeではウォーターピーリングとエレクトロポレーションの組み合わせ施術の様子を公開していますので、ぜひあわせてご覧ください。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

レーザートーニング｜色素沈着タイプ

医療用レーザーを広範囲に弱いレベルで照射することで、メラニンを少しずつ分解・排出していく施術です。肌の全体的なトーンアップができるだけでなく、回数はかかりますがシミ・そばかす改善にも効果的です。施術中の痛みやダウンタイムはほとんどなく、気軽に受けていただけます。
また恵比寿アズクリニックで導入しているピコレーザーによるトーニング治療は肝斑改善にも有効なため、肝斑が併発している方にもおすすめです。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

フォトフェイシャル｜色素沈着タイプ

IPLという特殊な光を照射することでくすみ、赤ら顔、小じわ、毛穴の開きなどさまざまな肌トラブルを一挙に改善する治療です。こちらも痛みやダウンタイムはほとんどありません。
恵比寿アズクリニックでは、厚生労働省より認可を受けた医療機器「ステラM22」を使用して施術しています。従来のフォトフェイシャルと比べ波長の選択肢が増え、悩みに応じて細やかなカスタマイズが可能です。
ただし肝斑にはあまり有効ではないため、肝斑のある方にはレーザートーニングをおすすめしています。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

ポテンツァダイヤモンド｜血行不良タイプ

ポテンツァは高周波（RF）のエネルギーを活用した美容施術。チップをカスタマイズすることで、さまざまな肌悩みに応じた治療が可能となります。
「ポテンツァダイヤモンド」は肌たるみの改善治療として人気の施術で、針のないダイヤモンドチップを使用します。高周波の熱で表皮や真皮層を温めることにより、血行不良からくる青くすみの改善が期待できます。施術中の痛みやダウンタイムはほとんどありません。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

サーモン注射｜乾燥タイプ

サーモンDNAから抽出されるポリヌクレオチドを主体とした製剤を、肌に直接注入する美肌治療です。
ポリヌクレオチドには、皮膚の水分保持やハリの醸成に関わるコラーゲンやエラスチンなどの生成を促す作用があり、乾燥からくるくすみの改善に役立ちます。他にも毛穴開きの改善や小じわの改善にもつながりますので、トータルな美肌治療を求めている方には特におすすめです。
恵比寿アズクリニックでは「シルク肌注射」という施術名で提供しており、ルクセンブルクのMD Skin Solutions社が開発しEC承認も受けているプルリアルシルクとプルリアルデンシファイの2つの製剤からお選びいただけます。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

ヒアルロン酸注入（ボライトXC）｜乾燥タイプ

ヒアルロン酸を直接肌に注入していく施術です。
ヒアルロン酸は元々体内に存在する物質で、肌においてはハリやうるおいを保つ役割を果たしています。しかし加齢とともに減少していくと、保水力の低下やシワ・たるみといった老化現象が起きてしまうのです。
そこで肌にヒアルロン酸を注入することで、失われたハリを取り戻し、うるおいを補うことができます。
ヒアルロン酸にはさまざまな種類がありますが、恵比寿アズクリニックでは、厚生労働省より製造販売了承を得たアラガン社の製剤ジュビダームビスタ®シリーズを使用しています。中でも肌の保湿や肌質改善には、最も柔らかいボライトXCが適しています。

ウォーターピーリング｜角質肥厚タイプ

普段のスキンケアでは落とすことのできない毛穴汚れや角栓を、水流を利用して取り除く施術です。角質肥厚の改善にもつながります。
アズクリニックでは、水流による洗浄と同時に毛穴の吸引も行えるマシンを使った「ハイドラピーリング」という施術を行っています。施術中は多少の吸引圧を感じることがありますが強い痛みはなく、直後からツルツルの明るい肌を体感していただけるはずです。

まとめ

肌のくすみを改善するだけで若々しさを取り戻し、表情まで明るく見えることでしょう。
ぜひご自身のくすみタイプを確認しながら、日々のケアに取り組んでみてください。
また美容皮膚科の専門医に診てもらうことで、より効果的に改善を目指すことが可能です。スキンケアのアドバイスがもらえることもありますので、改善方法に悩んだらぜひ頼ってみてくださいね。