鏡を見ていると、いつの間にか顔や首元にポコッとしたイボができていた…という経験はありませんか?
イボがあると年齢以上に老けて見えることがあり、悩んでいる人も多いと思います。
このページでは、イボの種類や治療方法についてご紹介します。イボの有無は意外と大きく印象を左右する要因となりますので、気になっている方はぜひ参考にしてください。
この記事のポイント
治療を始める前に~イボの種類と原因~
イボとは皮膚から盛り上がっているできものの総称であり、その中でもウィルス性のものとそうでないものに大きく分けられます。
ウィルス性イボの原因
ウィルス性のイボは言葉通り、特定のウィルスに感染することで発生します。小さな傷口などからウィルスが侵入し、細胞に感染。感染した細胞が増殖することで角質層を押し上げ、イボを形成します。
性別や年代を問わず発症しうるもので、子供や若年層にも多く見られます。
ウィルスの感染経路はウィルスの種類によっても異なりますが、人との直接的な接触だけでなく、プールや銭湯などでの間接的な接触でも感染する場合があります。
しかし原因ウィルスに触れたからと言って、必ずしもイボが発生するというわけではなりません。ウィルス性イボの発生には、次のような特徴や行動もかかわっています。
・免疫力が低下している
・肌のバリア機能が低下している
・アトピーや敏感肌などで、よく肌を掻いてしまう
・乾燥肌である
・切り傷や擦り傷など小さな怪我をよくしてしまう
・手洗いを怠りがち
傷を作りやすい手足を清潔に保つだけでも、ウィルス性イボの予防につながります。また気になってイボを触ったり、痒みが出て掻いてしまったりすると、指や爪を介して他の部位に自家感染を起こすことがありますので、絶対に止めましょう。
ウィルス性以外のイボは何が原因?
ウィルスが原因ではないイボとして代表的なのが、軟線維腫(アクロコルドン)と脂漏性角化症です。
直径1~2mm程度の小さな有茎性の形状やドーム状の良性腫瘍。
肌色や茶色をしている。
首~デコルテにかけて複数できることが多いため「首イボ」とも呼ばれる。
いわゆる「老人性イボ」。
褐色~黒で盛り上がりのある形状が特徴。
紫外線の影響が大きく、日が当たりやすい顔、首、手などによくできる。
形や大きさはさまざまで、シミと混在していることが多い。
いずれも加齢とともに増えてくるという特徴があり、紫外線や摩擦などの外部刺激が原因とされています。
予防するには紫外線対策の徹底と、摩擦を起こさず肌にやさしいスキンケアが挙げられます。ただし遺伝的な要因もあるため、紫外線対策を徹底していてもできてしまう場合があります。
イボの治療方法|保険診療
ウィルス性のイボの場合は、保険診療で治療を行うことができます。原因ウィルスの種類や進行度により治療方法は異なり、イボが大きくなるほど完治までに時間がかかるため、早めの受診が非常に重要です。
一方、ウィルス性ではない脂漏性角化症やアクロコルドンも、医師の診断や治療内容によっては保険診療内で治療できる場合があります。
保険診療によるイボ治療にはどのような方法があるのか、詳しく見ていきましょう。
液体窒素療法
液体窒素によってイボを冷凍凝固させる治療です。保険診療のイボ治療としては最もメジャーな方法かもしれませんね。
液体窒素とは沸点マイナス195.8度・融点マイナス204度の超低温液体。治療では、綿棒や液体窒素スプレーなどを使って患部に液体窒素をあて、イボの凍結と解凍を3~4回繰り返します。
1度で完治するものではなく、1~2週間に1度の通院が、数週間~数か月必要になります。
イボ全般に非常に有用な治療のため、イボ治療における最初の選択肢としている病院が多いです。しかし一定期間続けても効果が見られない場合は、他の治療を併用したり、治療を切り替えたりするのが望ましいでしょう。
また、かなり痛みの出る治療として知られており、特に子供の場合は「この治療で病院嫌いになった」という人も。できるだけ治療期間を短くするためにも、症状が見られたら早めの受診を心がけましょう。
外科的切除
難治性のイボに対してよく行われるのが、メスなどを使って切除する方法です。
患部に局所麻酔を行い、イボとその周辺を切除して縫合します。1回の処置でイボを除去できるというメリットはありますが、取り残しがあると再発することもあり、実績の高い医師を選ぶことが大切になってきます。
またイボの大きさ・深さによっては、傷跡や瘢痕が残る場合があります。
モノクロロ酢酸療法
強い酸性を持つモノクロロ酢酸の溶液をイボに塗り、組織を腐蝕・壊死させて取り除く治療法です。
液体窒素療法の補助として併用することが多いですが、痛みが少ないため、液体窒素療法がどうしてもできない人にはモノクロロ酢酸療法単独で治療を行う病院もあるようです。
ただし、他の正常な皮膚にモノクロロ酢酸が付着すると痛みが出る可能性があるため、取扱いには注意が必要です。
外用薬・内服薬を使った治療
イボに効果的な医薬品も複数あり、他の治療と併用されることがあります。
外用薬としてメジャーなものとしては、サリチル酸絆創膏があります。サリチル酸には角層軟化やウィルスに対する免疫力向上作用があるとされており、サリチル酸絆創膏を貼ることで患部の角層がふやけて剥がれ落ち、イボを小さくすることができます。
他にも皮膚の細胞増殖を抑制する活性型ビタミンD3外用薬や、HPVウィルスを原因とする尖圭コンジローマの治療に使用されるベセルナ軟膏などがあります。
一方内服薬としてはヨクイニンの服用が効果的です。ヨクイニンとは、ハトムギの種子を乾燥させた漢方薬で、ウィルスに対する免疫力を高める作用があります。
イボの治療方法|美容医療
ウィルス性のイボは皮膚科での保険診療が基本となりますが、アクロコルドンや脂漏性角化症などウィルスの関連がないイボについては、美容皮膚科で治療を行うという選択肢もあります。
これらのイボは年齢とともにできやすくなるため、増えてくると実年齢より老けて見えるなど見た目の印象を大きく左右します。
よりきれいに取るためにオススメなのが、CO2レーザーを使ったイボ治療です。これは、レーザーでイボに含まれる水分を蒸散させ、イボの盛り上がりを削っていくというものです。
周囲の皮膚に熱影響を与えにくいため、施術後の腫れや赤みが出にくく、ダウンタイムが短いという特徴があります。
液体窒素療法よりも短期間で治療を終えることができ、状態によっては1度で取りきることも可能です。また液体窒素での治療後に懸念される炎症後色素沈着もレーザー治療では比較的起こりにくく、起きたとしても小範囲に留められるのがメリットです。
CO2レーザーは美容皮膚科だけでなく、一般皮膚科で導入されているクリニックも数多くあります。どちらにしても自由診療にはなりますが、イボ治療の選択肢としてぜひ検討してみてください。
恵比寿アズクリニックで使用しているマシンは、CO2レーザーの中でも照射経が小さく、小さなイボにもピンポイントで照射することが可能です。公式YouTubeでは、施術の流れなどを詳しく解説した動画を公開していますので、気になる方はぜひご覧ください。
まとめ
目立つイボができると、一目が気になってしまうこともあると思います。こうした問題を予防するためにも、日ごろの体調管理や紫外線対策などに気を配るようにしましょう。
またウィルス性のイボが出来てしまったら、早めに皮膚科を受診することも大切です。最寄りの皮膚科医と治療方針を相談しながら、最適な方法で治療が進められると良いですね。