皮膚科でできる二キビ治療とは?専門治療で改善!

長年ニキビに悩む人は少なくありません。くり返すニキビの悩みを抱えてきた方も、皮膚科や美容皮膚科での治療によって、劇的に改善できるかもしれません!
ここでは、皮膚科・美容皮膚科で行うニキビ肌の治療法や受診時のポイントについて解説していきます。病院でのニキビ治療が初めてという方にもわかりやすくご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

この記事のポイント

  • 皮膚科・美容皮膚科・美容外科の違いと特徴
  • 皮膚科・美容皮膚科でのニキビ治療
  • 初めての医療機関を受診するときのポイント
目次

皮膚科・美容皮膚科・美容外科の違いと特徴

医療機関で肌の治療を受けようと思ったときに、自分の症状がどの診療科にあたるのか悩んでしまうことがありますよね。まずは、ニキビ治療の際に迷いやすい、皮膚科・美容皮膚科・美容外科の違いについて紹介します。

皮膚科 ・ニキビ、アトピー、かぶれ等、主に疾患や外傷の治療を行う
・内服薬や塗り薬での治療が基本
・基本的に保険適用内のため、治療費は薬代を入れて数千円程度
・『美肌にしたい』という相談には通常応えてもらえない場合が多い
美容皮膚科 ・肌の表層に出来た疾患や、美容についての悩みまで幅広く対応
・最新の治療機器を使用した美肌治療を受けることができる
・美容施術は自由治療のため、内容によっては治療費が高額になる場合も
美容外科 ・形成外科の分野のため、外科手術による美容治療が可能
・基本的には自由診療のため、内容によっては治療費が高額になる場合も
・厚労省から認められた疾病の場合、保険診療扱いになることもある

皮膚科・美容皮膚科・美容外科はそれぞれ異なる特徴を持っています。
ニキビを治療したい場合、まずは皮膚科か美容皮膚科の受診が基本になります。

皮膚科は主に保険診療のため治療費が抑えられる場合が多いですが、「見た目をキレイにしたい」という願望には基本的に対応していません。
ニキビ跡になってからでは、保険内の治療では改善が難しくなりますので、皮膚科での治療を行う場合には、早期の受診が鍵となります。

一方で美容皮膚科は自由診療も可能で、最新の美容技術や美容機器が充実しているのが特徴です。
ニキビだけでなく、ニキビ跡改善など幅広い美肌治療に対応しており、効果的な分、施術に応じて費用がかかる場合もあります。
受診前に予算を決めておき、カウンセリングの際に料金面もしっかり確認しましょう。

皮膚科でのニキビ治療

ニキビが炎症を起こしてしまったら、セルフケアだけでは改善に時間がかかる場合も。
皮膚科を受診し適切な処置を受けましょう。

皮膚科で受けられるのはどんな治療?

皮膚科で行うニキビ治療には、次のようなものがあります。

・ ニキビの診察(保険適用)
・ 塗り薬の処方(保険適用)
・ 飲み薬の処方(保険適用)
・ ピーリング治療(保険適用外)
・ レーザー治療(保険適用外)

各皮膚科クリニックには、「ニキビ治療が得意」「アトピー治療が得意」など、得意とする治療分野があります。
一方で、レーザー治療やピーリング治療など保険外の施術は行わないクリニックも。皮膚科は主に肌の病気や目に見える疾患や外傷の治療を行うところなので、一般的な肌の悩みは診療範囲に含まれないことが多いのです。
肌質に関する相談や肌質改善については、美容皮膚科がより適しているため、そちらを検討すると良いでしょう。

皮膚科で処方してもらえるニキビの治療薬の種類

クリニックによって違いはありますが、一般的に皮膚科で処方されているニキビ治療薬の種類とその特徴をご紹介します。

漢方製剤:体質の改善に作用し、ニキビの症状を緩和させる。
ビタミン剤:ビタミンを補給することで肌のバリア機能を高めてくれる。
レチノイド:毛穴の詰まりを解消する治療薬。
抗菌薬:塗り薬と飲み薬があり、炎症を起こしたニキビに処方される。
イオウ製剤:直接塗ることで角質を取り除き、毛穴を開かせる効果がある。初期ニキビに有効。
クリンダマイシンゲル:化膿したニキビに対する強力な殺菌効果がある塗り薬。アレルギー反応の副作用に注意が必要。
ディフェリンゲル:白ニキビや黒ニキビなど、ごく小さな毛穴の詰まりに対応する塗り薬。
ヒルロイドローション:保湿効果があり、乾燥による皮膚のトラブルを軽減。アレルギー反応などの副作用に注意が必要。
ベピオゲル:軽度のニキビ跡に効果がある。
ビーフソフテンローション:低刺激で高保湿力のローション。
アクアチムローション:アクネ菌を殺菌し、ニキビを抑制する。

副作用のある薬剤については、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

美容皮膚科でのニキビ治療

美容皮膚科では、より幅広い選択肢から自分に合った治療を受けることが可能です。
また、炎症を起こしているニキビだけでなく、炎症が鎮まりニキビ跡として残ってしまった部分に対しても改善治療ができます。
特にひどいニキビ跡がある場合などは、保険診療では限界があるため、美容皮膚科での治療がより効果的で、速やかな改善が期待できるでしょう。
美容皮膚科で行えるニキビ・ニキビ跡治療の一部を紹介します。

ウォーターピーリング

普段のスキンケアでは落とすことのできない毛穴汚れや角栓を、水流を利用して取り除く施術です。
アズクリニックでは、水流による洗浄と同時に毛穴の吸引も行えるマシンを使った「ハイドラピーリング」という施術を行っています。ニキビの原因となる毛穴詰まりをすっきり除去することで、毛穴の目立たないツルツル肌が目指せます。

▶ハイドラピーリング詳細 https://az-clinic.tokyo/hydrapeeling/

エレクトロポレーション

肌に有効成分を塗布した状態で微弱な電流を流すことによって、美容有効成分を肌のより奥深くに浸透させる施術です。よく比較される施術として「イオン導入」がありますが、エレクトロポレーションの方が約20倍もの浸透効果が得られる点と、粒子の大きい成分まで導入することができる点が優れています。
導入薬剤にはさまざまな種類があり、ニキビ肌には毛穴引き締め効果のあるビタミンCがおすすめです。

▶エレクトロポレーション詳細 https://az-clinic.tokyo/electroporation/

ケミカルピーリング

酸性の薬剤を顔全体に塗布することで肌表面にある古い角質を取り除く施術です。
ターンオーバーを活性化させることで、ニキビやニキビ跡の改善はもちろん、肌荒れや毛穴の開き・黒ずみ、くすみ、ハリ改善などさまざまな肌悩みに対して効果が得られます。
アズクリニックでは、お肌の状態に合わせ「マッサージピール」と「ミックスピールマヌカ」の2種類の施術からご提案しています。

▶ケミカルピーリング詳細 https://az-clinic.tokyo/chemicalpeeling/

ダーマペン

髪の毛より細い針で肌の表面に小さな穴を一時的につくり、コラーゲンやエラスチンの生成を促す治療です。
ニキビ跡・クレーター改善の施術として有名ですが、今あるニキビの治りを早くさせる効果も期待できます。
先に紹介した3つの治療はいずれもダウンタイムがほとんどない治療でしたが、ダーマペンとポテンツァは数日間赤みが出るなどのダウンタイムがあります。
公式YouTubeでは、ダーマペンとポテンツァの痛みや経過について比較した動画を公開しておりますので、ぜひご覧ください。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

▶ダーマペン詳細 https://az-clinic.tokyo/dermapen/

ポテンツァ

肌表面に穴をあけるところはダーマペンと同じですが、ポテンツァはさらに針先から直接真皮層に高周波(RF)のエネルギーを送ることができるほか、ドラッグデリバリーシステムにより薬剤を効率的に肌内部に届けることができます。
ニキビやニキビ跡に加え、毛穴の開き改善にもつながるとあって、非常に人気の高い施術です。
ただし、ニキビの状態によっては悪化させてしまうリスクがあるため、その部分を避けて施術をしたり、施術自体をお断りさせていただいたりする場合もございます。

恵比寿アズクリニック公式YouTube

▶ポテンツァ詳細 https://az-clinic.tokyo/potenza/

 

アズクリニックでは医師の診察により最適な治療方針を決めておりますので、ニキビやニキビ跡が気になっている方はぜひ相談にお越しください。

ニキビ治療で初めて医療機関を受診するときのポイント

初めての皮膚科や美容皮膚科に訪問するのは緊張するものです。
しかし、できるだけ複数のクリニックで診断を受けることをおすすめします。その理由は次の通りです。

・効果的な治療には医師との相性が大事
・口コミなどで評判の良い病院でも自分には合わない場合もある
・自分に最適な治療法を探すことができ、後悔が少ない
・医師ごとの意見の違いも参考にできる

皮膚科・美容皮膚科の専門医選びは、相性が大切です。だからこそ、いくつかのクリニックでカウンセリングを受けてみるのがおすすめ。有名なドクターでも、自分に合わなければ意味がありません。
それぞれのクリニックで意見を聞いて、自分にぴったりの治療法を見つけましょう。
医師のアドバイスに頼るのも大事ですが、自分の希望をはっきり伝えることが、ニキビ治療の成功への鍵です。

日常生活も同時に見直そう

クリニックでの治療と同時に、普段の生活習慣を見直すことで、より迅速にニキビを改善し、ニキビのできにくい肌を目指すこともできます。どのようなニキビ対策を行えば良いのか見ていきましょう。

使っているスキンケア製品の見直し

繰り返しニキビができてしまうという場合、使用中のスキンケア製品が肌と合っていないことが考えられます。
洗浄力の強すぎるクレンジングや洗顔料の使用を控えたり、自分に合わない成分を見定めたりすることで、肌への刺激を避けることにつながります。
特に、油分を多く含むアイテムには注意が必要です。ニキビの原因がアクネ菌によるものの場合、その油分が菌の増殖を促すことがあるのです。
ニキビが気になる方は、オイルフリーでしっかり保湿ができるアイテムなどを選ぶと良いでしょう。
普段のスキンケアについて、気になることや困ったことがあれば、カウンセリングや診察の際に相談してみるのもおすすめです。的確なアドバイスを受けることで、自分に合ったスキンケアができるかもしれません。

触りグセの見直し

ニキビを触ったり、潰したりするのは絶対NG!「ニキビができるとついつい触ってしまう」「顔の特定の場所を触る癖がある」という方は、意識的にやめることをおすすめします。
ニキビ治療で時間が一番かかるのは、ニキビ跡。ニキビを触ったりつぶしたりすると、ニキビ跡として残ってしまう可能性が高まります。
ニキビはできるだけ触らないように気を付けましょう。

食生活の見直し

バランスの良い食生活は美肌の基本です。肌の再生に欠かせないビタミン類やたんぱく質を積極的に摂取しましょう。
また、便秘が肌荒れを引き起こすこともありますので、食物繊維や発酵食品の摂取もおすすめです。
一方、脂質や糖質の過剰な摂取はニキビ肌の原因となります。過度に制限してもストレスの原因となりますので、無理のない範囲でコントロールしましょう。

ストレス過多の生活を見直す

ストレスがホルモンバランスに影響を与えることはよく知られており、これがニキビ肌の治りにくさにつながることがあります。
できるだけリラックスできる時間を作ったり、自分なりの発散方法を見つけたりして、ストレスとうまく付き合えるようになれると良いですね。

<ストレスを溜めないコツ>
・適度な運動を行う
・趣味の時間を大切にする
・たまには湯船に浸かるようにする
・1日7時間を目安に、良質な睡眠をとる

ニキビ肌の治療には、スキンケアだけでなく、心の健康にも配慮することが不可欠です。日々の忙しさから解放される時間は、自分自身を大切にする機会と捉え、ストレスフリーな生活を目指しましょう。

まとめ

皮膚科でのニキビ治療は保険診療による手頃な価格が魅力です。
一方、美容皮膚科は自由診療になりますが、幅広い美容治療も対応しているため、より満足度の高い治療効果を得られる場合が多いです。肌質改善に特化した治療もできるので、ニキビのできにくい肌にしていくこともできますよ。
治療方針や予算など、きちんと納得して治療を進めることが大切ですので、気になることはカウンセリングで聞いてみましょう。
専門家の力を借りることで、きっとニキビを効果的に改善することができるはずです。

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記事監修

奥野彰子/医師

奥野 彰子

医師・恵比寿アズクリニック院長

  • 東京慈恵会医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院にて形成外科に入局。
  • 2008年より美容皮膚科 院長を15年勤める。
  • 2023年5月 恵比寿アズクリニック院長に就任。

詳細プロフィール

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